ドキドキハラハラ、冷や汗をかいたトリノの夜(セリエＡ　ユベントス対ボローニャ　観戦記)

2018/05/05 - 2018/05/05

今回の旅行で唯一見たサッカーの試合です。(ミラン戦は日程が被り没)
自分としてはＧＷにプレミアを、2月にセリエ(もしくはＣＬ)をみてブッフォンに別れを告げるというプランを立てていましたが、マイルが足りずプレミアを断念することに。(プレミアは来年の2月へ)
ちょっと残念だけど、そうすべての思い通りになるわけがないよなぁと自分を納得させました。

さて、肝心の試合ですが、これがまぁなんというか…
すんなり行かずオイオイとなってしまう代物だったんです。
詳細は下記にて…

0日目　NRT 21:40～3:35 IST
1日目　IST 7:00～9:15 ZRH チューリッヒ市内観光
2日目　AM:ライン滝　PM:シャフハウゼン観光　チューリッヒ戻り
3日目　AM:バーデン観光　PM:ユーロシティーでイタリアへ　
4日目　AM:トリノ観光　PMも同様　夜はセリエA第36節　ユベントス対ボローニャ観戦←
5日目　AM:トリノ観光　PM:ミラノへ移動　観光
6日目　ミラノ観光　帰国MXP 19:45～23:45 IST
7日目　IST 1:40～19:40 NRT

エリア トリノ(イタリア)

いつもの72番バスに乗ってスタジアムへ到着。
時間にして、試合開始のだいたい2時間くらい前です。

ユヴェントス スタディアム スタジアム・スポーツ観戦

そういえば、今年からアリアンツ・スタジアムへ名前が変わったんだった。
まずは、ブッフォンのユニフォームを買いにショップへ向かいます。

なんと、なんと、スタジアムの込み様が以前よりもひどいことに。
3年前はちょっとだけ時間かかったけどマルキージオのユニフォームを買えたんだけどなー
あー、そういえば3年前は試合開始の2時間半～3時間前にはスタジアムにいたんだった。
と、いう事で試合日にスタジアムのショップに行くんであれば、試合開始の2時間半くらい前にはスタジアムにいましょう。
のんびりショッピングしてたらアップを見れないですよ。

ユニフォームを諦め、ダラダラしながら19:30頃スタジアムに入りました。
しかし、応援歌のＣＤなんてもう売ってないんですね。
ＣＤ自体が時代遅れなのかな。

しっかりとパスポートを確認されながらスタジアムへは無事は入れました。
そういえば手荷物検査で「カメラは持っているか?」と聞かれ、「うん、持ってるよと」見せたところ担当のお兄さんが苦い顔になってしまいました。
「そっか、まあいいよ」という事でしたが、あんまり持っていったらだめなのかな??

上の写真のように、スタジアムに入ると選手のマスコットがお出迎えしてくれます。
取ってるときは気付かなかったけど、右奥にブッフォンがいますね。

座席に着いたところで、スポンジボブとコラボした子供向け番組の番宣がスタートしました。

18:00キックオフのミラン対ヴェローナは4-1でミランが勝利。
翌水曜日にコッパ・イタリアの決勝戦で両チームは対戦するため、同じ土曜日に試合が組まれました。残念。

そして、20時過ぎにボローニャのＧＫ陣がアップに来ました。

ここでボローニャサポーターがコールを始めました。
「JUVE pesso pesto di merda」(訳せません)というコールに対し、至る所からブーイング。
このとき「あぁ、セリエに戻ってきたんだな」と妙な安心感を覚えました。
いや、まずは相手にヤジを飛ばすんじゃなくて、自分のチームを応援しろよ(笑)

その数分後、ACDCのthunderstruckが流れ始めました。
そろそろユーベの選手が入ってくるぞ～～

おお、入ってきた～～

ジジ・ブッフォンとマルキージオ！

ピアニッチの出場停止という事もあり、今日はマルキージオがスタメン。

もしかしたらシュチェスニーが試合に出るのかな?と心配もしていましたが無事ブッフォンが出てくれてうれしいです♪

勿論シュチェスニーも素晴らしいキーパーですが、生で見るんなら断然ブッフォンを期待してしまいます。
いや、今回はブッフォンを見るためにトリノに行ったもんですから(笑)

その他の選手も柔軟体操からアップを始めてます。
ていうか後ろでスーツの人と話しているのはキエッリーニだったんだね。
撮ってるときは気がつかなかったよ。

ブッフォンはコーチと話し合っています。

給水をするフィールドプレーヤー。

イグアインやディバラも今日は先発。
マンジュキッチはひどい怪我を負わされたから今日はベンチ外。

3年前に見に行ったときはボヌッチが張り切ってアップしてたな。
確かその試合でキャプテンを任されてたからだと思う(笑)

その時はブッフォンやマルキージオが怪我で休んでたからね。
後ろでコーチと化しているキエッリーニは途中から出てましたが。

ひとまずダッシュ系は終了。

パス交換に移ります。

ただのパス交換ではなく、パスを出したら受け手にダッシュでプレッシャーをかけるというもの。

いまはケディラがサンドロへプレッシャーを掛けてますね。

昔読んだ雑誌にユーベのアップは相当キツイと書かれていました。
でもその時の監督はコンテだったし、今は違うのかな??
自分はアッレグリ政権の時しか見に行ってないんで何とも言えません。

チェルシーの試合にいったらわかるか。
でも、その時は誰が監督してるのかな?コンテ?サッリ?
それは置いといて、今やってるアップに戻りましょう。

シュート練習に備えるブッフォン。
あーあ、listicketでチケット買えたのは良かったけどねーこんな遠くじゃ困るよ…

人気チームならでは弊害ですね。

パス交換が終わったようです。
さて、次は何かな??

シュート練習かな?
ていうかホントにキエッリーニはコーチ役を立派にこなしてますね(笑)

シュート練習ではなく、適当にボールを蹴ってますね。

ブッフォンはクロス対応の練習をしてました。

クロス対応が終わったら最後はキックです。

フィールドプレーヤーはシュート練習に入ってます。

その最中にドグラス・コスタが4月のMVP表彰を受けてました。

シュート練習が終わり、どんどん選手も引き上げています。　

そんななかでもユーベの揶揄するボローニャのサポーター。
正直「あぁ、万年下位チームがピーピー言ってるわ」くらいに思ってりゃいいじゃんと感じますが、相手にしているユーベのサポーターも凄いと思う。

選手がピッチから引き揚げてからそこまで間を置かずに審判の発表です。
今日の主審はイッラーティ。昔イグアインが突き飛ばした審判です。

審判発表の後、ただ単に番号と名前を読み上げるというだけの、ボローニャスタメン発表がありました。
懐かしのポーリの名前があり、ちょっと嬉しかったりしました。はい。

そして、スタジアムのライトを落としユーベのスタメン発表です!!

監督はアッレグリ。
時々見せる守り切ればＯＫみたいなことさえしなければ最高の監督。
ロンドンやマンチェスターなんかに行かないでくれよ。

史上最高のGKブッフォン。正直イタリア人の中ではまだまだトップだと思う。
ドンナルンマ君は頑張って。

今回は運よくマルキージオのスタメンを見れました。
ケディラやピアニッチがいいプレーするのと、怪我癖があってなかなか試合には出れないけれども今回はいいプレーを見せてくれました。

イグアイン。イグアイン。いろいろな評判を見ると30代後半のベテラン選手のように思えるけどまだ31歳だよ。

背番号10ディバラ。女性人気高し。

大ベテランバルザーリ。後継者が欲しいけど、そう簡単には見つからないよな。

最後にベンチメンバーが発表されました。ドイツからヘーベデスっていう選手が来たんだけど…どこにいるのかな??

せっかく栄光の21番をつけておきながら…全く。
まぁいない人のことは置いといてお待ちかねのクラブ応援歌「JUVE storia di un grande amore」の時間です!!

やっぱり明るいメロディーのユーベの応援歌って歌うと楽しいんだよね。
大入りのスタジアムで色んな人が歌うからより盛り上がる!!
やっぱりスポーツ観戦はこうじゃないと♪

いや～、YouTubeで聞くのもいいけど、大入りのスタジアムだとテンションが上がる?
ま、それも歌えるように頑張った自分の努力のおかげでもあるけど(笑)

応援歌が終わると2年位前から流すようになったセリエＡのアンセムが流れます。
ＣＬアンセムの方が盛り上がるのは言うまでもないけど、セリエＡのアンセムもいい曲ですよ。興味のある人は是非。

ブッフォンとミランテ(ボローニャのキャプテン・GK)と審判団。

コイントス。どっちの陣地かな～～

自分の前にユーベの選手が来てますね。　

と思ってましたが、逆サイドでスタートのようです。
早とちりですね(笑)

キックオフに臨むイグアイン。
若い時はイケメン好青年でしたよ。(これホント)

さー、いよいよキックオフ。
自分の予想では、前半10分までにイグアインがゴール。60～70分辺りでピアニッチがFKを直接決めると予想してましたが、あいにくピアニッチは出場停止。
うーん、代わりに誰が決めるのかな??

やっぱり自分の予想通り、ユーベが試合を優位に進めてます。

人数が少ないながらも大声を出すボローニャサポーター。
セリエＡのアウェーチームは気合が入ったサポーターが多いです。

マルキージオのロングパスにイグアインが抜け出し、キーパーと一対一を迎えるも防がれてCKに。
結構いい抜け出し方だったけど、あえなく相手DFに追いつかれそうになってたこともあり、防がれてしまいました。
やっぱスピードを出すためには痩せないとなぁ。

これはゴールにならず。自分の予想は外れてしまいました。

マルキージオもせっかくいいパス出したのに。もったいない。

その後惜しいチャンスもありました。
スローイン時にいい具合にイグアインがDFラインの裏側に抜け出しましたが、アサモアがそれに気づかず別の選手に出してしまいました。
あんな見事にラインの裏に忍んだイグアイン、無駄骨(泣)

15分過ぎからボローニャも徐々にユーベ陣地でプレーするようになりました。　

直接狙える位置ですが、まぁ決まりません。
そんな有名なキッカーもいないしなぁ。

ユーベもFKのチャンスを得ます。
イグアインが削られてしまってますね。

ディバラとマルキージオが準備をし、結局ディバラが蹴ってました。
ここも得点ならず。

そして得点がないまま30分に入りかけたところ、なんでもないところからブッフォンがパスミス。
それを取り返そうとしたルガーニがあえなくファールで相手を倒し、ボローニャにPKが与えられました。

もう明らかなファールで抗議するのもおかしいとは思いますが、抗議するユーベの選手。
抗議シーンを見ていたので、ルガーニにどんな色のカードが出たか見逃してしまいました。
隣の人に確認したところ、ジャッロ(黄色)とのこと。
ふぅ、安心安心。あれは赤でもおかしくないからね。

いよいよPK。自分が見た試合で失敗をする奴がいないです。(クリスティアーノ・ロナウドは厳密には失敗だけど)
「バイ・ジージ!!バイ・ジージ!!(行け、ジージ)」とブッフォンに声援を送ってましたが、隣の人が自分の肩をたたき、人差し指で四角を作ってきました。

どうやらVAR(ビデオアシスタントレフェリー)での確認が入るようです。
もしかしたらPKじゃなくなる??と希望を持ちましたが、PK判定のままルガーニ退場という判定に代わる可能性だってあります。
正直PKなのは明らかだったから、そんなことせんでいいと思ってましたね。

そして当初の判定のまま、PKへ。
キッカーのヴェルディはブッフォンのタイミングを外し、見事ゴールを決めました。
あーあ、ここでジンクスが無くなることを期待したのに…

まー、すぐに取り返してくれるだろう。
しかし、全然攻め手がないし…どうなることやら。

その後もボローニャのディフェンスブロックを崩せず、ただ単にパスを回しているというシーンしかありませんでした。
ディバラがDFをはがしても結局止められてしまうという…
そして、相手のGKが安定したプレーを見せており、「どっちがブッフォンだよ!!」といいたくなるようなヤバーい状況でした。

そういうチームが簡単にゴールを奪えるようになるとは思えません。

でも幸いなことにアッレグリは選手交代でチームをよみがえらすのが得意です。

ベルナルデスキとかを上手く使ってどうにかしてくれるでしょう。

不安に包まれたハーフタイムを終え、ピッチに戻ってきたブッフォン。
ピッチコンディションを確認しています。

後半は大丈夫かと不安な気持ちがありましたが、ブッフォンがサポーターを鼓舞する姿を見ると少し安心しました。

さて、後半開始です。

ユーベは後半アサモアに変えてドグラス・コスタを投入してきました。
ドリブルではがせる選手が増え、前半は何だったのかと思えるくらい動きが良くなったユーベ。
とにかく攻め込み続け、

遂に同点に追いつきました!!酷いオウンゴールでしたが、同点は同点。安心しました。
それはそうとオウンゴールのときはゴールソングは流れないのね。

明らかに異次元のレベルにあるコスタへの恐れと、酷いオウンゴールのせいでガタっとパフォーマンスが落ちたボローニャの選手たち。
ユーベが逆転するのも時間の問題かな??

と思っていたところGKがクロス対応ミスに付け込み、ケディラが逆転弾をたたき込みました。
ベンチからは控え選手も出てきて喜んでいます。

そして得点者ケディラの名前がコールされます。
いやー良かった良かった。一安心だね♪

そしてまだまだ攻撃の手を緩めないユーベはダメ押し点を加えます。

左サイドまたもコスタが切り裂き、中で待っていたディバラが冷静に押し込みました。
またしてものゴールにスタジアムが盛り上がります!!
前半の「大丈夫か?」というムードは全然違いますね。

その後は攻撃の手を緩め、守備固めを投入していきました。
クアドラードの代わりにリヒトシュタイナーを投入。

守備寄りの姿勢になりましたが、コスタの破壊力は圧巻です。
ボローニャの守備陣に大きな困難をもたらしていました。

守備陣も時々あるボローニャの攻撃を難なく凌ぎます。

ブッフォンに守備機会はちょっとだけありましたが、難なく処理。

最後にベルナルデスキを投入して、交代枠を使い切りました。

ブッフォンも暇だろうな～～

まーそれだけユーベがいい具合に試合をコントロールできてる証ですからね。
いいことだと思いましょう。

途中ディバラが削られて足を痛めるシーンも。

殆ど勝負は決まってるようなもんだから無理はNG。

ベンチだってみんなリラックスムードですよ。

とは言え、監督のアッレグリは全然余裕を感じさせませんが(笑)

その後は特筆するべきこともなく試合が終わりました。

喜ぶ選手たち。

ベンチからも色々な選手が飛び出してきてます。

皆嬉しそう♪
これでナポリとは暫定勝ち点差7になりましたからね。

これで明日ナポリが負ければスクデットは確定。
滞在中に優勝が見れるかもしれないな、と思いましたがナポリの対戦相手はトリノ(ユーベの地元のライバル)ユーベの優勝阻止のためにわざと負けるかもしれないですね。

なんてくだらないことを考えずに今は勝利を喜びますか♪
地元が近い者同士のブッフォンとベルナルデスキがゴール裏へ。

他の選手と一緒に挨拶へ向かいます。

ジャンプしてサポーターと喜びを分かち合います。

ディバラと話し込むブッフォン。

応援歌が流れる中、逆サイドに挨拶に行く選手たち。
前回の試合では直前に追いつかれて、楽しく応援歌を歌えなかったから今回の鹿値はなおのこと嬉しい!!

しっかりとあいさつを終え、控室に戻る選手たち。
今日はお疲れ様でした。

ブッフォンを見るのも最後かな?と思ってましたがパリで現役を続ける見込みだとか。
もしかしたら来年のGWはフランスが旅行先になるのかな??

もしかしたらトリノにもう一度行く可能性もあるかもしれないですね。
この独特の雰囲気は何度味わっても足らないです!!

満足感を抱えながらスタジアムのコンコースを通る際、ジョバンニ・トラパットーニの写真を発見。　

勿論マルチェロ・リッピの写真もありましたよ。

ユーベでCLを獲った監督はこの二人だけ。
アッレグリが3人目として一緒に並んでほしいです。
このチームに本当に欠けているタイトルですからね。

いつかユーベがCLを取る事を夢見てスタジアムを後にしました。
ユーベが勝った事により、今回の旅行は成功です。
他力本願で笑ってしまうようなものですが、自分が応援するチームの勝ち負けは本当に大事です。自分のようにヨーロッパの外の別大陸に住んでいる人間にはね。
それでは、今回はサッカーから入りましたが、次回以降は各都市の旅行記をアップしていきます。