音楽とカフェの都ウィーン③美術史美術館・「ホテルザッハー」のザッハトルテ

2018/07/02 - 2018/07/07

エミレーツ航空のファーストクラスを利用したウィーン旅行。
到着日から美術館へ行きました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドバイから夢のファーストクラスでウィーンに着きました。
機内編はこちら

https://4travel.jp/travelogue/11379451

ウィーンの空港は分かりやすい。
電車の乗り場は到着階の下ですが、エスカレーターではなく通路がスロープで傾斜になっていてスーツケースも楽々引っ張りながら乗り場へ。
48時間チケットを購入。
乗り場もすぐに見つかり幸先の良いスタートのはずが…

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

この時計ヨーロッパらしい。
乗ってすぐに検札が来て48時間チケットを提示すると
「この電車はCATと言って特急料金11ユーロが別に必要です」と
クレカを出すも端末がエラー。空港のATMでキャッシングした貴重な現金から支払いました。

ちなみに在来線もちゃんとあり、10分しか到着時間が変わらないので気を付けたいと思います。
ウィーン市内へは特急で15分、在来線でも25分ととてもアクセスが良いです。

地下鉄の駅の前にブラームスの像。
音楽の都ですなぁ。
一度ホテルに行き荷解きをしてから初日からアクティブにお出掛け。

※ホテルは別に詳しく書きます

地下鉄の駅を降りてすぐにありました。
「美術史美術館(博物館)」
建物自体が美しい。

美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー

正面から入るべきところを裏手に回ってしまったよう。
大きな犬が絵になります。

日本時間で23時を過ぎていますが、ドバイからの便で昼寝をしたので元気に動けました。

正面入口。
チケット売り場は英語が通じ、クレカも使えました。
15ユーロでした。新王宮の入場料も含まれています。
こちらは19歳以下は無料のため学生さんがたくさん来ていました。

手荷物検査は無し。
写真はフラッシュを焚かなければ可。
入口で日本語のパンフレットを貰いました。
床のタイル模様が美しい。

階段を上がってまずは西洋絵画のお部屋に行きます。

二対の獅子が出迎え。
半地下、0階、0.5階、1階、2階の5つのフロアで構成されています。

ルーブル美術館ほどは広くなく、2時間もあればゆっくり見ることが出来ると思います。

床の美しさに見入ってしまいました。

天井も美しい。

パピルスって書いてあったのでふら～っと入ったら、ガラスケースの中に写真のような変色したような物体がいくつかありました。

警備員が立っていて写真は禁止。
紙をよ～く観察すると紙の端がわずかながら繊維質が見えました。
紀元前1000年ごろまで使われていたと注釈があり、すごい時空を超えた品に感動。

天井近くまで見渡せる渡り廊下がありました。

中腹を通った時にものすごい感激したこの美術館の一番のスポット。
「世界一美しいカフェ」
後で来ます。

ガイドブックに載っていた ラファエロ。
こちらにありますよ～と表示してくれるのが有難い。

1階の絵画ギャラリーには名画がたくさん。
こちらの目玉はブリューゲルがたくさん展示されていること。

曲がってしまいましたが、王妃マリー・アントワネット。
そう言えば彼女はハプスブルク家のフランツ1世と女帝 マリア・テレジアの娘としてウィーンで生まれ幼少期をシェーンブルン宮殿で過ごしたと映画で見ました。

ラファエロ・サンティ作「草原の聖母」
赤と青が鮮やかな名作ですね。

芸術が何だか理解するに難しい絵を発見。

「どこ見ているの？」と聞きたくなるような絵ですね。

天井の絵も美しくてどこを見ても感動。

一番見たかった絵の前に来ました。真ん中の女性がオーディオの説明に聞き入っていてるくらいの名作ですよ。10分以上動かず。
周りをちょっと見てから戻りました。

ピーテル・ブリューゲル作「バベルの塔」
一度は見たことのある絵でこれが見たくて来てしまいました。

天空の城ラピュタのモデルになった絵と言われ、ブリューゲルは一族揃って有名か画家で札幌で一族の絵画が大々的に見られる美術展を開催しているくらい。

館内で模写を認めているので、すごく上手に書いていらっしゃる女性の絵も見せていただきました。

写真のような絵。
何なのでしょう？秋元康 似のこの男性。

明るい展示室の天窓の下の彫刻が細かくて美しい。

三面の絵画は迫力があります。

暑くてクタクタ。
カフェで涼みます。

ショーケースに名物のケーキが。
左側のシフォンケーキが一番人気だそうですが、あまりの暑さに固形物も欲さず。

カフェ文化が根付いているオーストリアは、スイーツ天国でした。

杏の産地とあってアプリコットジュースを。
お手頃価格のカフェで何時間でも居たい気分。

天井をずっと見ながら移動。

途中でギフトショップがあり物色するも何も買わず。
スワロフスキーのパクリ？ボールペンがお安かった。

階段を降りて0.5階の古代ギリシャ・エジプト彫刻のエリアを見ます。
ミイラだ～い好き。

絵になる二人。

ここからがまた有名な作品が飾られたエリア。

キラキラのガラス食器の展示室。

黄金の塩入れ「サリエラ」
フィレンツェ出身の金細工職人のチェッリーニによって作られたお塩を入れる器でチロル大公フェルディナンド2世に贈られた名作らしいですが。
こんなに立派な器にお塩を入れるなんて。

2003年に一度盗難にあっています。防犯アラームの会社の社員がこの美術館のセキュリティーの甘さを指摘するために盗んだそうですが無事に戻ったらしい。

ゾクゾクしてしまうミイラ。

エジプトに行ってみたいものです。

館内パンフレットに載っている写真を見て閉館時間間際に立ち寄った小さな作品。
ルーブル美術館にもほぼ同じ物が展示されて行列ですが、誰もいない。

「青いカバ」
ルーブル美術館やNYのメトロポリタン美術館とほとんど同じですよね。
美しいエジプシャンブルーが愛らしい。

閉館ギリギリまで長居してしまいました。
とっても楽しかった美術館。
お買い物も好きですが、美術館巡りが何よりも大好きで旅の楽しみです。

美術史美術館を出ると全く同じ建物があります。
自然史博物館だそうです。

これってサリエラでは？
遊び心ありますね！
お塩ではなく、ここにインスタの波がやって来たのでしょう。
皆さん写真を撮っていました。

自然史博物館の前にはマリア・テレジア広場になっていて小さなお花が咲いてキレイ。日本時間では深夜2時過ぎですが、ちょっとお腹が空いてきました。
乗りやすい地下鉄に乗ってホテルへ帰ります。

1つ手前の駅で降りて夕方の早い時間に楽しみにしていたスイーツをいただきに老舗ホテルへ。

5つ星ホテルの「ホテルザッハー」

すぐ隣にカフェに入口がありました。
時間帯によっては行列らしいのですが、夕方で空いていて待ち時間ゼロで入れました。

カフェ ザッハー カフェ

真紅のカーペットに期待が膨らみます。

店員さんは笑顔が絶えない方で席まで丁寧に案内してくださいました。
これがメニューでオーストリアのカフェはこのようにテーブルや壁にぶら下がっているところが多かったです。

角の広いソファ席を独り占め。

頂く物は決まっています。

ドイツ語と英語のメニュー。
オーストリアのカフェ文化の高さを象徴するコーヒーメニュー。
独自の名前が付いているのでガイドブックやネットで予習をしました。
最も代表的な泡立てたミルク＋エスプレッソのメランジュ。
日本では生クリームがのったウィンナーコーヒーと呼ばれている物は、本場のこちらではアインシュペナーと呼ばれるそうです。

これこれこれ。
ケーキと温かい飲み物とミネラルウォーターのセット。

係の方が単品もありますよ。と教えてくれました。

このホテルの名前を一躍有名にしたチョコレートケーキの「ザッハトルテ」
7.1ユーロと良心的なお値段。
こちらはホイップクリームが添えられています。

お店によってはクリームが別に注文することもあります。

わぁやっと食べられます。
ザッハトルテとして売られているケーキは沢山ありますが、こちらのザッハーホテルのケーキこそ元祖でやはりこれを食べなければ。

選んだコーヒーは女帝から名付けられた「マリア・テレージア」
エスプレッソの中にオレンジのリキュールが入っているウィーンならではのコーヒー。

シャンデリアを見ながらいただきます。

思ったよりもあっさりしていました。杏の名産地なので二層のチョコレートケーキの間にアプリコットジャムが挟まれていて爽やかさも感じます。
軽いホイップクリームでとても美味しくて旅の疲れもすっ飛ぶ美味しさ。

コーヒーは混ぜて飲むべきでした。ホイップクリームのすぐ下のコーヒーは飲みやすくて美味しかったのですが、一番下のリキュールが火が付きそうなくらいの度数の強い物でびっくり。

お会計を済ませてラウンジルームを出ると、反対側にも私が頂いた同じ造りのお部屋があり写真を撮らせてもらいました。
素敵でしょう。
店員さんも食べている最中にも「シャッターを押しましょうか？」と意外にフレンドリーです。

カフェを出てホテル側の入口の隣にギフトショップがあります。
何とザッハトルテを買うことが出来ます。
2週間程度は常温で日持ちがしますので日本にも持ち帰れます。

これは一番大きなサイズで5,000円以内で買えます。

一番小さなサイズを友人のお土産で買いました。
2,000円くらいです。可愛らしい木のケースに入っています。

小さなトルテは4つ・6つなど箱詰してくれます。
これはウィーンらしいお土産になりました。

ホテルに帰る前にスーパーでビールを買って早めに就寝。
次回はホテルをじっくり紹介させていただきます。

この旅行記へのコメント （7）

• 空飛ぶCNUMENさん 2018/08/20 08:12:46

  芸術の都！

  ローラン・ペリエさん
  
  こんにちは。
  空飛ぶCNUMENと申します。
  
  ウィーン滞在記を拝見しました。
  先週、私もウィーンにいきましたので「これこれ！」などど思いながら拝見しました。
  
  時間の都合、美術史美術館には行けなかったのですが
  ローラン・ペリエさんの旅行記を拝見すると無理をしてでも行けば良かったと後悔しています・・・（汗）
  
  カフェ・ザッハー！
  私は、夜に行きましたがやはり元祖だけあって人気でしたね～
  甘くないホイップクリームがアプリコットが挟まれたザッハ・トルテと非常に相性が良かったですね！
  
  後続の旅行記も楽しみにしています！
  ＠空飛ぶCNUMEN
  

  ローラン・ペリエさん からの返信 2018/08/20 11:39:22

  おかえりなさい★

  今の時期はウィーン各地で音楽祭をやっているのでベストシーズンですね。
  
  美術館とても良かったですよ。中はルーブルみたいにそんなに広くなく、私は2時間半でしっかり見られましたしカフェでお茶も出来ました。
  
  逆にベルベデーレ宮殿に行く時間がなくなって、クリムトの接吻が見られなくて残念です。次回は是非行ってみてください。

  ローラン・ペリエさん からの返信 2018/08/20 11:40:23

  追伸

  JALマイルでエミレーツ特典を取られるのでしたら、11月からマイル数が大幅に増えますのでお早めに！

• milkさん 2018/08/19 23:25:09

  美術史美術館

  ローラン・ペリエ様
  
  こんばんは☆
  
  5月に行ったウィーンがもう懐かしいです...。
  美術史美術館、行けばよかったな～、とやっぱり後悔。
  母が「疲れた～」と言うので、ホテルに置いて一人で行こうと思っていたのですが、お土産の買い出しに出てしまったので時間が無くなってしまったのです。
  スーパーを後回しにすれば良かった...。
  
  この渡り廊下は期間限定で、ミュシャの絵を近くで見られるように作られたものなのですよね...。
  こんな機会は滅多にないのに、惜しい事をしてしまいました。
  そして、名作揃いですね～。
  マリー・アントワネットの肖像画もあるのですね！
  バベルの塔も必見ですし、今度ウィーンに行く機会があったらのんびり行ってみようと思います。
  
  1月に友達が住んでいるバーレーンに行く計画が持ち上がりまして、ここでマイルを使ってエミレーツのファーストクラスに乗ろうと思っています！
  早く日程を決めないと...。
  
  milk
  

  ローラン・ペリエさん からの返信 2018/08/20 11:35:41

  次回は是非！

  ウィーンに行かれたのですね。
  美術館は立ちっ放しですし、疲れていたら足が遠のいてしまいますよね。
  私はベルベデーレ宮殿に行けませんでした。
  
  こちらは中のカフェが素晴らしく、中に椅子もあったので疲れた時でも行ってさえしまえば大丈夫だと思います。
  私も休み休みでした。
  次回は是非！

• hot chocolateさん 2018/08/15 20:53:35

  ウィーンの思い出♪

  ローラン・ペリエさま
  
  こんばんは。
  毎日暑いですね。
  「音楽とカフェの都ウィーン」の旅行記にお邪魔しています。
  
  エミレーツのファーストクラス！
  夢のまた夢ですよ。羨ましい・・・
  いやいや、ビジネスクラスで満足しなくては！（笑）
  
  今から10年ほど前、中欧の旅行をした際に、美術史美術館に行きました。
  その時に「世界一美しいカフェ・ゲルストナー」を訪れ、ソーセージとアップルパイを頂きました。
  今までで最高のソーセージとアップルパイでした。
  
  ウィーンではオペラ初体験をしました。
  ドレスアップをして、4時間40分の本格オペラ鑑賞でした。
  さすがに音楽の都ウィーンですね、日本では体験できない非日常の別世界でした。
  
  hot chocolate

  ローラン・ペリエさん からの返信 2018/08/15 23:35:01

  Re: ウィーンの思い出♪

  こちらの美術館に行かれたのですね。
  あまりの美しさに感動しました。
  ソーセージも美味しいのですね、次回の楽しみにします。
  
  今回、オペラかウィーンフィルのチケットが取れたら見たいと思っていましたが学友協会はさすがに取れずでした。ウィーンは歩きやすい街ですね。
  また行きたいほど好きになりました。