2018/06/24 - 2018/06/24
163位(同エリア503件中)
あおしさん
「JR四国バースデーきっぷ」を使っての四国旅行2日目。
高知県土佐くろしお鉄道で宿毛駅から愛媛県の松山までぐるっと四国を半周しました。
今日も観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗りました。
動画「四国まんなか千年ものがたり」
https://www.youtube.com/watch?v=93Z2rHaaiRk
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは、土佐くろしお鉄道宿毛駅からスタートです。
宿毛駅 駅
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9時5分宿毛発 特急「南風12号」。
この特急は宿毛駅から岡山駅まで直通する長距離の特急です。
お客さんは1両に数人とガラガラでした。土佐くろしお鉄道 四万十くろしおライン (中村線 宿毛線) 乗り物
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宿毛駅から15分で四万十市・中村駅着。
この駅からはお客さんがたくさん乗ってきました。中村駅 駅
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駅前の観光協会でレンタサイクルで中村市街へ行ってみます。
中村は四万十川の河口にある高知県西部の中心都市。
室町時代・応仁の乱により将軍や朝廷(天皇)、藤原氏などの貴族の権威は失墜し、彼らの領地(荘園)も各地の戦国大名たちに横領されて、生活は困窮していました。
そんな状況の中で貴族の最高位である五摂家の一条教房という人が荘園のあったこの中村に「疎開」してきました。
五摂家とは藤原道長の子孫で天皇の代理人である摂政関白になれる家柄で、近衛、一条、二条、九条、鷹司の5家(豊臣秀吉とそのおい・秀次が関白になったのはは例外)。
その貴族の最高位の五摂家の当主がやってきたので田舎では崇拝され、しかも貴族なのに武人としての能力もあったようで、土佐の戦国大名になりました。
一条家の屋敷は「御所」と呼ばれて中村は「小京都」として栄えたのがこの町の始まり。 -
まず商店街のアーケードの前にあった一條神社へ。
土佐一條氏の居館(当時「御所」と呼ばれていました)のあとにある神社です。一條大祭 祭り・イベント
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ただ規模はさほど大きくない普通の町中の神社でした。
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幸徳秋水の墓。
幸徳秋水は明治時代の社会主義者で明治政府の謀略(大逆事件)で死刑になった人です。幸徳秋水の墓 名所・史跡
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中村城。
土佐一條氏の居城だったところです。
今は鉄筋コンクリートの模擬天守で、中は郷土資料館です。中村城跡 名所・史跡
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天守から見た中村の街並みです。
上から見ると、確かに京都と同じく、町の区画が碁盤の目みたいになってるようだ。 -
貴族がつくった町、「小京都」なので高山や萩のように昔風の街並みを期待していたのですが、普通の町と同じだったのはちょっとがっかり。
この通りの名前は「京町通り」なのですが・・・ -
駅に戻る途中に寄った四万十川橋、通称「赤鉄橋」。
今日は天気がいいので、四万十川めぐりには絶好の日だったことでしょう。
次回は四万十川沿いのレンタサイクルをチャレンジしてみましょう。赤鉄橋 (四万十川橋) 名所・史跡
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2時間ほど町を回って駅に戻り、中村駅発11時11時分「あしずり4号」のグリーン車で高知へ向かいます。
「あしずり4号」のグリーン車は3列シート。
でも、かなりくたびれていました。特急 あしずり (高知駅 - 中村駅・宿毛駅) 乗り物
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「あしずり4号」は13時2分、高知駅着。
ここで、13時13分発「南風16号」に乗りかえになります。高知駅 駅
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10分しか乗り換えがないのでランチが取れないな、と思っていましたが、ホームで駅弁「かつおのたたき弁当」が売っていたので購入しました。
高知と言えば「かつおのたたき」ですね。仕出しのアンドウ グルメ・レストラン
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「南風16号」のグリーン車はリニューアルされていたようで、「あしずり」に比べては豪華な感じです。
お客さんもほぼ満席。特急 南風 乗り物
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14時5分、大歩危駅で特急「南風」を下車します。
大歩危駅 駅
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観光列車「四国まんなか千年物語」はここ大歩危駅から出発します。
昨日の「伊予灘ものがたり」が2両なのに対してこちらは3両。 -
列車に乗る場所には、アテンダントさんが赤いじゅうたんを引いて迎えてくれます。
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14時21分、大歩危駅を出発。
ホームには妖怪の恰好をした地元の方々が見送ってくれました。 -
列車は大歩危峡、小歩危峡を見ながらゆっくり進んでいきます。
天気もいいし、景色もいいのですが、木々がジャマしていて車窓は今ひとつ。
木々を伐採してしまえば、車窓もよくなるのでしょうけど、そういうわけにもいかないのでしょう。大歩危峡観光遊覧船 乗り物
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この列車は全車グリーン車なのでなかなか豪華です。
というより豪華な食堂車のようです。 -
昨日に続いて地元のお酒の利き酒セットを注文。
おつまみ付きで2200円とバカ高いですが、漆器は人間国宝の山下義人という人の作品だそうで、人間国宝の作品で飲食なんてしたことないし、ここは奮発。 -
途中の阿波川口駅で15分停車します。
ここは野生のたぬきが出るようでたぬきの恰好をした地元の方が歓迎してくれました。阿波川口駅 駅
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阿波池田駅で10分ほど停車。
ホームには「かずら橋」の模型がありました。
ここは徳島県池田町。
私の世代だとちょうど私たちが中学高校のころ、甲子園の強豪だった蔦監督率いた池田高校のある町でした。阿波池田駅 駅
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鉄道ファンの「聖地」・坪尻駅でも10分ほど停車します。
この駅は山の中にあり、しかも駅に通じる道がなく、物理的に使えない駅。
それでも5年ほど前までは近くに住んでいるおじいさんが山の中の通って利用していたようです、今では当然利用者0。坪尻駅 駅
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このような存在価値のわからない駅を「秘境駅」と言いますが、その代表格のような駅です。
JR東日本は「秘境駅」をどんどん廃止しているけど、JR四国は「観光地」にしようとしているようです。 -
普通の特急なら1時間程度の距離をゆっくりのんびり走って3時間ほどかかって琴平駅へ到着します。
JR 琴平駅 駅
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琴平駅も「千年物語」の運行に合わせてきれいにリニューアルされていました。
「千年物語」の乗客専用のラウンジまでつくられていました。 -
「四国まんなか千年ものがたり」の終点は多度津駅。
ここから多度津発17時25分発「しおかぜ19号」に乗りかえ。
「しおかぜ」のグリーン車は車両が新しいからか、さらに快適なグリーン車でした。
このグリーン車もほぼ満席でした。特急 しおかぜ 乗り物
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「しおかぜ」で伊予三島駅で途中下車。
鈍行列車で箕浦という駅に行ってみました。
海に近く、夕日の美しい駅でした。箕浦駅 駅
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最後は川之江駅から19時59分「しおかぜ23号」で今日の宿泊地・今治へ。
この特急は新型特急だったので、グリーン車も快適。
パソコン利用者のための電源などもあり、豪華な雰囲気でした。今治駅 駅
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