シニアWカップル・オーストリアのんびり旅行⑥ウィーンへの移動とウィーン街歩き

2018/05/31 - 2018/06/08

6月3日　日曜日　第4日目
旅のテーマは、「素晴らしい歴史遺産や風景を楽しむ」「いろいろな人と交流する」「おいしい食べ物、ビール、ワインを堪能する」です。
すべて個人で計画・手配しましたので、何かの参考になればと思います。

ザルツブルクの名物朝食を楽しんでから、ウィーンに移動します。午後からはウィーンの街歩き。巨大シュニッツェルも楽しみです。

◆旅の概要
1日目　伊丹⇒羽田⇒ミュンヘン(空路)、ミュンヘン⇒ザルツブルク(鉄道)　ザルツブルク泊
2日目　ザルツブルク観光　ザルツブルク泊
3日目ハルシュタット、グムンデン観光　ザルツブルク泊　
※天候次第で2日目と入れ替える予定でした。
4日目　ウィーンへ移動(鉄道)　ウィーン観光　ウィーン泊
5日目　バッハウ渓谷(ドナウ川クルーズ)　
※天候次第で6日目と入れ替える予定でした。
6日目　ウイーン観光
7日目　午前　ウイーン観光　午後　ウイーン⇒ブリュッセル⇒成田への帰国便への予定が、いろいろあってアントワープ泊
8日目　アントワープ⇒ブリュッセル空港(鉄道)　ブリュッセル⇒フランクフルト⇒羽田への帰国便へ。
9日目　朝　羽田着⇒伊丹　やっと自宅へ。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

お世話になったホテル「メルキュール・ザルツブルク・シティ」

今日は朝から快晴になりました。気温も高めです。
これから、カフェ・フィンガーローズに朝食を食べにいきます。
日曜日も7:30から営業しています。

カフェ・フィンガーローズの前で1枚。

「フィンガーローズ・フリューシュトック」

アフタヌーン・ティーに使うような食器で運ばれてきます。
写真では何度も見ましたが、思ったより「小ぶり」でした。
パンとジュース、お好みの飲物がセットになっています。

2人前頼んでそれぞれ夫婦でシェアしました。他にはメランジェを2つ。
大変味もよかったですが、量的には1人1人前でも行けそうでした。
チップを含めて42ユーロ。

朝食後ホテルに戻ってチェックアウト。
1泊99ユーロ×3泊+1回の朝食分(宿泊への市税3泊分9ユーロを含んで)＝336ユーロをクレジットカードで支払いました。
タクシーでザルツブルク中央駅に向かいます。

ザルツブルク中央駅。

ここから、ウィーンに列車で移動します。

10:08発の高速列車レイルジェットでウイーン中央駅12:30着の予定です。

このチケツトは、オーストリア連邦鉄道の公式サイトで、事前に予約・購入することで安くなる、いわゆる「早割チケツト」をクレジットカード決済で購入しました。
2等1人19ユーロ+座席指定3ユーロ＝22ユーロ
※座席指定は任意ですが、テーブル付4人掛けを確保したくて座席指定もしましたが、ガラガラでした。
※チケツトは、メールに添付されて送られてきたEチケツトを自宅でプリントして持参しました。車内検札時にそれを見せればOKです。

構内のSPARで飲物等を仕入れて、エレベーターでホームに上がります。

ホームにある列車の停止位置などを表示する電光掲示板。
私達の乗るRJ765は、2編成を連結し、前の1編成は「ウイーン空港行」、後の編成は「ウィーン中央駅行」になっています。もちろん空港行もウイーン中央駅に停車します。

ザルツブルク中央駅では様々な車両が楽しめます。
Rail Starとしては、うれしい限りです。

ウェストバーンです。
以前はザルツブルク中央駅とウィーン西駅との単一路線だったウェストバーンですが、現在はザルツブルクからウィーン中央駅やミッテ駅を経由して、ウィーン・Praterstern駅までの路線があります。
レイルジェットを含めて、ザルツブルク⇔ウィーン間の移動はますます便利になっています。

ザルツブルク中央駅では様々な車両が楽しめます。
近郊電車

ザルツブルク中央駅では様々な車両が楽しめます。

ウィーンから到着したレイルジェット

ザルツブルク中央駅では様々な車両が楽しめます。

ウェストバーンにはさまれたレイルジェット

ザルツブルク中央駅では様々な車両が楽しめます。

ウエストバーンとメリディアン

アーチ形の屋根

アーチの上には「双頭の鷲」

あと10分程でレイルジェットが入線します。

定刻に列車に乗り込みました。

指定された座席と区間を表示する電光掲示。窓の上側にあります。

レイルジェットは、座席指定は任意なので、指定されていない席は、自由に座ることが出来ます。

定刻発車でしたが、次の停車駅リンツには、4分遅れで到着となっています。

レイルジェットは、途中の遅れを取り戻し、ほぼ定刻にウィーン中央駅に到着しました。
座席もゆったりしていますし、揺れや振動もほとんどありません。本当に快適な乗り心地でした。

ザルツブルク中央駅と同様に2階にホームがありますが、規模が違いますね。

ウィーン中央駅構内

この写真の左手手前にあるインフォメーションで、ウィーンの公共交通機関共通のフリーパスを購入しました。

72時間フリーパス
地下鉄、トラム、バスが乗り放題になります。
最初に使う交通機関で必ず時刻を刻印しなければなりません。
使用開始から72時間有効になります。

1枚17.1ユーロです。

快晴のウイーンの街を、中央駅からタクシーでホテルに向かいます。
ミュージアム・クォーターの建物を左手に見ながら交差点を左折し、フォルクステアターの前をトラムの線路に沿って少し行くと、建物の壁に右の写真の表示がある小さな路地を入ったところがホテルでした。

時間にして20分弱。タクシー代はチップを含めて13ユーロ。

ウィーンのホテル　「K+Kホテル　マリアテレジア」
1泊朝食付き　ツイン、バスタブ付　115ユーロ。
最初は同じホテルをホテル予約サイトで予約していた(朝食無しで1泊135ユーロ程度・キャンセル無料)のですが、ホテルの公式サイトをちょこちょこ見ていたら、上記プランのセールを見つけてすぐにこのプランを予約し、予約サイトはキャンセルしました。

ホテルのフロント。
手前右はバーコーナーがあります。

時間が早いので、部屋には入れませんが、荷物を預けて街歩きに行くことにしました。
写真左手にある柱の前には、レモン入りの冷水器が置いてあり、自由に飲めるようになっていました。気温が高い日が続いたのでこれは大変助かりました。

この日の昼食は、「ラーメン」になりました。
ウイーンへ移動する列車の中で、誰とは無しに、ラーメンの話題になり、全員「ラーメンの口」になってしまいました。

スマホで検索すると、地下鉄カールスプラッツ駅付近にそこから歩いて行けそうな店が何店か見つかりましたが、あいにくの日曜日で開いている店が少なく、徒歩10～15分くらいかかりますが、営業している1軒を見つけました。
最近できたらしい、「小次郎」さんの「KOJIRO 3」
ホテルから3～４分歩いた地下鉄フォルクステアター駅からカールスプラッツ駅に移動しましたが、何せ初めての街でグーグルマップもうまく見ることが出来ず、暑い中、間違った方向に行ったりして、少し迷いましたが、なんとかたどり着きました。
写真はメニューです。もちろん日本語表記もあります。

「味噌ラーメン」

札幌の味噌ラーメンに使われていることで有名な「西山製麺」の縮れ麺をデュッセルドルフから取り寄せているそうです。
多分現地に在住されているのだと思いますが、小さな子供さん2人を連れられた若い日本人のご夫婦も昼食に来られていました。外のテラス席では、外人客の方が、お寿司やお刺身を食べておられました。

ギョーザも一緒に。

「ラーメンの口」になっていたので、本当においしくいただきました。

ビールや飲み物と合わせて、チップ込みで66ユーロ。

店を出て、暑い中またカールスプラッツまで歩かないといけないのかと思っていましたが、左手を見ると、ちょっと先に、地下鉄を表す大きな「Ｕ」の看板が見えたので、そちらへ向かいました。
U４号線の「Ketten brücken gasse」駅でした。

駅名を見て、はたと気づきました。

カールスプラッツからラーメン屋に向かう途中、１本右手の道路沿いに、緑色をした店舗のような、倉庫のような建物が続いていたのですが、それが明日か明後日に訪れようとしていた「ナッシュ・マルクト」だったのです。カールスプラッツからわざわざ歩かなくても、この駅まで地下鉄で移動しておけば、店はすぐでした。

やはり、見知らぬ土地で思いつきで行動するのはリスクがあります。
事前の情報収集・計画が大切ですね。

地下鉄でカールスプラッツまで戻ってきました。

これから「ベルヴェデーレ宮殿」に向かいます。

カールスプラッツからオペラ座まで来ました。
オペラ座は修復中です。

明日か明後日訪れる予定です。

オペラ座前のリンクを走るD線のトラムで、ベルヴェデーレ宮殿に向かいます。

車もトラムも右側通行なので、乗り間違わないようにしないといけません。

ベルヴェデーレ宮殿(上宮・西入口)に到着しました。

ハプスブルク家に仕えた英雄プリンツ・オイゲンにより建てられた夏の離宮でしたが、現在は上宮・外宮ともに美術館になっています。

相変わらず晴天で暑いです。

まず、入口右側にあるチケツトブースでチケツトを購入しました。

1人15ユーロ。

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)
入場は後にして、庭園の方に回ってみました。

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)と庭園

青空に映えて本当に美しい宮殿です。

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)と庭園

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)

上宮入口付近から下宮を望みます。

上宮内部は、まさに美術館そのものです。

天井画。

ベルヴェデーレ宮殿(上宮)に来たのは、美術に関心が高いM君ご夫妻の希望でしたが、最も見たかったのは、この「接吻」。
グスタフ・クリムトの作品です。

ここは、クリムト作品のコレクションとしては世界最大だそうです。

クリムト

クリムト

エゴン・シーレの作品も多くありました。

クリムトとシーレは、ともに1918年に没しており、今年は没後100年にあたります。

ベルヴェデーレ宮殿を後にして、D線のトラムでブルク劇場前まで戻ります。

ブルク劇場

ここも修復中です。

M君ご夫妻は、もう一つの希望である「美術史博物館」に行くとのことで、トラムをブルク・リンクで降りました。美術にあまり関心のない私達は周辺を散策することにし、市庁舎前でトラムを降りました。

ブルク劇場

市庁舎

ここも修復中で中にも入れそうにありませんでした。

美術史博物館へ戻ります。

M君たちが戻るのを待ちます。

美術史博物館

美術史博物館とマリア・テレジア広場を挟んで立つ「自然史博物館」
広場には、マリア・テレジアの像があります。

まったく同じ建物に見えますね。

M君ご夫妻が戻ってきて、ちょっと早いのですが、これから夕食に向かいます。

自然史博物館の横を通って、地下鉄フォルクステアター駅まで行き、地下鉄U3号線でシュテファン・プラッツ駅まで移動。

やってきたのは、レストラン「フィグル・ミュラー」
ベッカーシュトラーセにある支店の方です。
お店のホームページから、18:00に予約していました。18:00を過ぎると、21:00頃までは、予約が不可となっていました。予約後にバウチャーがメールで送られてくるので、それを印刷して持参しました。
ビールは支店にしかないということも、ここにした理由です。

メニュー

座席の奥に座った私が出されたメニューを先にとろうとしたのを、担当のウェイターさんに、「レディー・ファースト」と言って、笑顔でたしなめられました。陳謝。

テーブルにきれいにレイアウトされたナイフとフォーク

今日も暑かったです。

まずは、冷えたビールで乾杯!!

この店の名物　巨大なシュニッツェル

2人前とポテトサラダをオーダーしてそれぞれシェア。

味は確かにあっさりしていておいしいのですが、どうしても単調な味なので、ちょっと飽きてきます。ソース欲しかったです。私達は完食しましたが、やはり2人でシェアされた方がいいかなと思います。(シニア世代のあくまでも個人的な感想です)

料理と飲物で、チップ込みで62ユーロ。

フィグルミュラー本店ものぞいてみました。
この奥にお店があります。

食後はシュテファン寺院周辺を散策しました。

シュテファン寺院

シュテファン寺院

何台ものフィアカーが客待ちしています。
ウィーンのフィアカーは、ちゃんと「落し物」受けを付けていました。

シュテファン寺院

シュテファン寺院　南塔
「シュテッフル」という愛称で呼ばれている。高さ137m、途中にある見張り台まで343段の階段で上ることが出来ます。

寺院の周りは、まだまだ多くの人たちで賑わっています。

シュテファン寺院

まだまだ明るい(19:30過ぎ)ので、地下鉄シュテファンプラッツ駅からU3号線でシュトゥーベントーア駅まで行き、市立公園を散策することにしました。

移動する途中の地下鉄車内。
地下鉄を何度も利用しましたが、古い車両(冷房が無くて暑かったですが)も新しい車両も、どれも清潔で、治安面も不安を感じるようなことは一度もありませんでした。

市立公園

シューベルトの像

市立公園は、散歩やジョギングする人、犬の散歩、ベンチでくつろぐ人たちと、本当に市民の憩いの場所になっているようです。

市立公園

有名な「ヨハン・シュトラウスの黄金像」

市立公園

市立公園

市立公園前からトラム②番に乗り、Dr-Karl-Renner-Ringまで戻り、フォルクステアター前を通ってホテルまで帰ります。

ウィーン初日も無事に暮れました。

明日も快晴の予報です。メルクの修道院訪問と街歩き、ドナウ川クルーズ、デュルンシュタインの街歩き、グリンツィングのホイリゲで夕食を楽しむ予定です。
うまく計画通り進めばよいのですが。

続きは、⑦「メルクの修道院訪問と街歩き&ドナウ川クルーズ」へ。