Russia　ロシアを楽しむ(2/12) 　　　　　　モスクワに着いた

2018/05/19 - 2018/05/19

どうしてロシアなのにヴァン・ゴッホがここにいるのかって？

モスクワで泊まったアパートの近くの画材屋さんでね
この絵を見た時にああゴッホの絵がある、とスルーしかけながら
えっ？！
なんだか変！
これはゴッホの自画像だらうか？
本当に？
それにヴァン・ゴッホはVan Goghの筈なのにBan Toz?
よ～く見たらこれはキリル文字で書かれていたんでした。

ゴッホの自画像は何枚もあるのでネットで調べてみましたが
どれもこれもこの絵よりも痩せてて栄養不良で悲しみや怒りが
目に宿っているやうなカンジで。
これと同じ絵はみつけることができませんでした。

この絵はなんだかもっと後の時代のもう少しおいしいものを
食べてた人がゴッホのそっくりさんを演じているみたいな・・・。
それにしてもキリル文字が読めたらなあ。

あ、最後の単語だけ読めました！
C　リューボヴュ、ヴィンセント
そっかー、サインの字と説明文の一番下は同じみたいだから
この人が描いたのね。
（違っていたらごめんなさい。）

★Russia　ロシアを楽しむ12編のサイトマップ
https://4travel.jp/travelogue/11369742

そしてこれは1970年代からのロシア旅行の目次です。
★Russia　ロシア旅行のサイトマップ
https://4travel.jp/travelogue/10541902

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

このやうにキリル文字がほとんど読めなくても
空港内とホテルは英語併記なので大丈夫。
ドモデドボ空港に到着です。

2年前エコノミークラス症候群で一度死にかけた唐辛子婆。
遠いところへの飛行はドクターストップがかかっていたんですけど
やっと最近解禁になったのでなんだか感無量。

3年前は
シムカード売ってる人ももぐりなのか正規なのかわからないやうな
カンジでしたけど今回は専用のブースがあって安心感アップ。
英語ができる人もいるし取り換えもテキパキちゃちゃちゃっとやってくれました。

同じく3年前はシムカードを買い終ると白タクのドライバーが
わらわらわらわらウジャウジャウジャウジャ寄ってきたのを
振り払ってず～っと奥の空港タクシーの申込所まで
戻らなくちゃならなくて結構歩きましたけど
今回は空港タクシーのブースが何ヶ所かにあったのでこれまた安心で便利。

もちろん空港からエクスプレスなどもあるんですけど
今回私たちは荷物が多いのでタクシーにしました。
モスクワもパリ同様駅は決してバリアフリーとはいいがたいので。

空港タクシーのブースの人が案内してくれたタクシーのドライバーは
ひとことも英語を話さずにこりともせず。
でもこれがロシア人なんだということをもう知っているので
あまり拒絶感はなく。

ロシア人て知りあうと結構にこにこと親切なんですけど
知らない人には超ぶっきらぼう。
でもお年寄りや乳幼児を抱えた人には一般的日本人よりかな～り親切。
重いものをかかえたお年寄りや乳母車の女性が階段にさしかかると
武骨な若者やビジネスマンがにこりともせずに
「手伝おうか？」と聞いてくる。

アパートに着きました。
唐辛子婆はAirB&Bのメンバーですけど
Booking.comを通しても同じアパートが予約できるので
今回はそちらにしました。
だって昨今いろいろなトラブルが起こってるでしょ？
直接予約よりもBooking.comを通したほうが何かあった時にいいかと思って。
いくらユーザーレビューでスーパーホストだとかの良い評判を
勝ち得ていてもホントのところはいってみないとわからないし。

このビルの群の中ほどの少し低い部分が私たちのアパートで
お部屋は中庭に面していたのでこちら側からは見えません。
この写真は道路を渡って反対側から撮りました。

City Apartments Taganskaya
メトロ（環状線）タガンスカヤ駅から徒歩10分です。

タクシーの中からオーナーのマキシムさんに電話しておいたので
アパートのエントランスで待っててくれて鍵を渡してくれました。
彼は流暢な英語を話します。

これを見た時にはパリで泊まったアパルトマンより
だいぶ古くてボロそうなので選択を失敗したかと思いました。
暗証番号か渡されたキーを右下の丸の部分にくっつけると
重い鉄のドアが開きます。

入って階段を上がると薄暗くて古びた絨毯がおでむかえ。
し・失敗したかも・・・。

振り向くとこんなカンジです。
壁の両側には熱湯ヒーター、その両側には郵便受け。

チェックアウトはどうしたらいいのか聞いたら
「郵便受けに鍵を入れておいてくれたらそれでいい」
絶句！
器物損壊バスルーム水浸し盗品あまただったらどうするのよ？

それはともかくマキシムさんには滞在証明書を取りに行ってもらうため
あらかじめ日本でとっておいたパスポートのコピー全頁を渡しました。
（手数料無料）
滞在証明書がないと地方のホテルに泊まれないことがあるそうで。
今回、実際にはなにもなかったんですけど
泊まれなくなった人もいるそうなのでお気をつけて。

絨毯のところからまた階段を上がると
武骨な4人乗りのエレベータがあり
そばにもヒーターと、赤いのはダストシューター。
このビルかなり古そうだあ！

しか～し
お部屋は外観の古さを忘れそうな
きちんとしたリフォームがなされていました。
高級アパートではないけど私たちには充分です。

なにせね
帰国してダイエットしないと次の海外旅行に行かせてもらえない唐辛子婆。
旅行中の体重をコントロールするには夕食のカロリー制限が不可欠なんです。
それがホテルよりもアパートを選んだ理由です。
スーパーで買い物をして簡単な調理をする。
めずらしい食材を少しだけ試してみる。
これからの一週間がワクワクです。

電子レンジもオーブンも冷蔵庫も洗濯機も洗濯石鹸も

コーヒーメーカーも

アイロンも掃除機も

ワイングラスやデキャンタやシャンパングラスも
ひととおり揃っていて
右側の棚にはなんと前に借りた人が置いて行ったらしい
ひまわりオイルやローリエの葉っぱや塩コショウ、マギーブイヨン
オートミールまでありました。

窓はスペーシア。
2015年には優良アパートの称号を勝ち取ってるやうです。

バスルームについてるこれはタオル乾燥バー。
「夏季には熱湯が通らなくなる。あと４～5日したら冷たくなるよ。」
娘の所のは一年中熱いそうですから地域かアパートによって違うんでせうか？

「ごみはバケツに袋を入れて。
なんでも全部ひとまとめにしてここに入れといて
たまったらいつでもダストシューターにいれればいいんだよ。」

う～む、いくら国土が広いからってこれって
ガガーリンが感激した（古っ！）私たちの青い地球を汚すことになるんじゃ？
「なんだか罪悪感がぁ」唐辛子爺もつぶやきます。

日本の環境関係の会社のみなさん、どうかロシアに進出してくださいよ。
青い地球を救ってくださいよ。

撮影角度が悪くてとても狭いベッドのように撮れてしまひましたが
充分な広さのベッドと応接セット、ダイニングテーブルがあり
無料wifiはさくさくでした。
クロゼットの中にスーツケースを入れるスペースもあったので
お部屋をいつもきちんとしていられるし

お部屋のお掃除も行き届いていて
唯一の不満はシャワーの水圧が低めで
お湯が最後の方にはぬるくなってくるということ。
でもそれだけの理由でほかに替わりたいとは思いませんでした。

アメニティは必要最小限、スリッパあり。
すぐお隣にコンビニ風スーパーがあり
本格的なスーパーも近くにあってとても便利でした。

５Fから見えた中庭の風景（左側）

同じく（右側）

唐辛子爺は早朝に物売りの声が聞こえたといいました。
通りでスズランの花束を売ってるお婆さんとか
コインや切手などを売ってるお爺さんとかもいるので
東南アジアみたいに朝ごはんになるものを売り歩く人がいるのも
不思議ではないかもと思いながらも
私たちのお部屋は中庭に面しているので
表通りの物売りの声が聞こえるとは思えない。
夢でもみたのかしらん？

カラスはスリランカと同じツートンカラス。

冬の寒さのせいかソビエト時代の名残か
ロシアのお店は外から見ても何屋さんかわからないような作りの
ところが多くてドアを開けるのを躊躇してしまう。
（売る気があるのんか？）

グリーティングカードを書いたくて
アパートの向かい側の道ををさがし歩いててたら
画材屋さんらしきお店があったので入ってみました。

奥行きがとても広くて専門的な画材や書籍や文房具や
もちろんカードもあって今までのロシアのお店の印象が覆るぐらいでした。
あとで娘に聞いたらモスクワでも有名な画材屋さんで
専門的なものからお手軽価格の子供向けまで何でもそろうので
重宝してるとか。

そこでこのゴッホのそっくりさん？にであったのでした。

←バンクーバーのElliEさんから
「 これは映画　Loving Vincent　のポスターなんですよ。」
とお知らせいただきました。
そうだったのか～！

そして映画　Loving Vincent　のことを調べていくうち
さわりの部分を動画で見ることもできて
この映画のあまりの偉大さというか、狂気の沙汰というか
に仰天してしまひました。
実際の俳優が演じたものを
100人以上の画家が描いた62450枚の油絵でコマ撮りして
10年かけて製作！◎◎
映画の1秒に12枚ですって！
100人の中には日本の画家もいるそうです。

ElliEさんと同じく私も映画をみてみたい。
圧倒されてうなされさうではありまするが。

さて、一番近くのコンビニ風スーパーでお水を買うついでに
唐辛子爺がロシアの国民的飲料クワスを飲んだことないというので
買ってみました。

クワスの缶にもサッカーボール

お味はここ何年も飲んでなかったので忘れてしまっていた
コカコーラみたいでした。

この旅行記へのコメント （4）

• ElliEさん 2018/06/21 12:53:54

  映画　Loving Vincent

  お孫さん一家のところに行ってらしたんですね～。
  楽しい滞在だったことでしょう。
  これからゆっくり読ませてもらいますね。
  
  表紙のゴッホに似た絵ですが、これは映画　Loving Vincent　のポスターなんですよ。
  カナダでは去年公開されました。
  ゴッホの生涯をアニメで描いたものです。
  全編、ゴッホの絵に似せたアニメーション。
  日本では公開されていないかな？
  
  予告編は何度も見ていて、見に行こう！って思ってたのに、実はまだ見てません。
  家の向かいに映画館があるのに・・・。笑。
  そしてそのうち忘れていたけど、もうyoutube で出てるだろうから、今夜あたり見ようかな。
  
  外国でSIMカードを借りるのも手ですよね。
  今度やってみようと思うけど、自分でやるのはイマイチ設定が不安で。
  お店でやってくれるのならいいですね！
  
  ビルにはダストシューターか～！
  カナダに来て初めて住んだアパートにもあったわ。
  良いアパートを見つけましたね！
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2018/06/22 00:27:23

  Re: 映画　Loving Vincent

  ElliEさん
  
  ＞これは映画　Loving Vincent　のポスターなんですよ。
  
  そうだったのか～～！
  どうりでどうもホンモノより洗練されてる感があったのね。
  ネットでみてみたら
  「本作の1秒に対して12枚の絵画が使用されてる」
  「ゴッホ自身もどん引きするぐらいの製作サイドの狂気をみた。」というレビューがいっぱい。
  何人もの画家（含日本人）に描かせたそうですね。
  私も観てみたいなあ。
  でもカナダの画家モード・ルイスの映画もまだ見てないの。
  
  シムカードはどこの国でもお店でやってくれましたよ。
  
  ダストシューター、私が子供のころ住んでた4階建ての公務員宿舎で使って以来でした。かれこれ60年前！
  
  唐辛子婆

• arfaさん 2018/06/19 08:21:28

  おはようございますarfaです。

  そうですか、エコノミー症候群だったのですね。
  実は私も今年初めての旅行はワールドカップが終わった後の7/14からロシアです。
  今年は3/17からのミャンマー、4/28からのヨルダン・イスラエルを事情がありキャンセルしました。
  その分ロシアは楽しみたいと思っていますので直近の情報は参考になります。じっくりと読ませていただきます。
  ではでは

  唐辛子婆さん からの返信 2018/06/20 00:40:17

  Re: おはようございますarfaです。

  arfaさん、こんばんは。
  
  はい、エコノミークラス症候群はこわい病気ですね。
  arfaさんもお気をつけて。
  ミャンマー行けなかったんですね。
  ロシア国内は娘に手配を頼んだので詳しいことがわかりません。おいおい娘に聞いて加筆していきたいと思います。
  
  モスクワは3年前と比べておしゃれなスーパーやカフェ
  インド人や中東人のお店が増えたような気がします。
  馬乳の乳酸飲料とかトナカイのサラミとか民族的なものを買ってゆっくり味わいたかったのですが、なかなか時間がとれませんでした。
  
  唐辛子婆