スーズダリは<br />モスクワのクールスク駅から列車で２時間とタクシーで約30分。<br />黄金の輪と言われる古都のひとつで古い教会や建物の残る<br />町そのものが歴史博物館という有名な観光地。<br />娘たちのお気に入りの場所です。<br />冬に訪れたこともあり「幻想的な美しさだった。」とか。<br /><br />夏の間だけ過ごす人、リタイヤして移り住む人、様々だとか。<br /><br />★Russia　ロシアを楽しむ12編のサイトマップ<br />https://4travel.jp/travelogue/11369742<br /><br />そしてこれは1970年代からのロシア旅行の目次です。<br />★Russia　ロシア旅行のサイトマップ<br />https://4travel.jp/travelogue/10541902

Russia　ロシアを楽しむ(4/12) 　　　　　　コンパートメントでスーズダリへ

31いいね！

2018/05/25 - 2018/05/25

3位(同エリア15件中)

#列車の旅

エリア

スーズダリ(ロシア)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 鉄道タクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

サンクトペテルブルグを訪ねた時もそうでしたが
長距離列車に乗るには空港にあるやうな荷物検査機を
通り抜けなければなりませぬ。
先ごろの日本の新幹線での痛ましい事件もこれがあったら
多少は防げていたかも。

空港と違って
スーツケースからPCをとりだしたりはしなくてもよかったです。
駅には英語表示もあり。
金曜日の朝です。
５月にもなると遊びに行く人多し。
ホームに救急室がありました。
ホームと列車の間があまりにも空いているので恐れをなしていたら
ドアがあいたら列車からステップがでてきました。

この路線はシベリア方面行きだそうです。
昔むかし大昔、船でハバロフスクに着いたバックパッカーたちが
シベリア鉄道でヨーロッパを目指した頃は1週間だったかしら？
今は何日で到着なんでせう？

今回4歳と乳飲み子を抱えているので昼間なのになんと寝台車を予約。
コンパートメントは70年代にロシア極東列車に乗って以来です。
その時の旅行記はこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/10049375
各部屋にシャワーのみのバスルームがついていました。
「はやく食堂車にいかないとすぐに満席になる。」
お部屋のカードキーをもらってすぐ娘たちにせかされて
お隣の食堂車に。
乗車券についてるランチをメニューの５種類から選びます。
そのほかのものを食べたい時は別の係りが注文をとりにやってくる。
不思議なことにこのランチは２皿がデザート。
これも手前はバナナのクレープ包みチョコソースまぶし。
そしてケーキもついている。
これはまともにお肉とサラダとパンとデザートでした。
これは帰りの便のランチ。おいしかったです。
さて、戻ると座席は清潔そうな２段ベッドになっていました。
帰りの便では自分でベッドにしてくださいと言われて
お婿ちゃんがやってくれました。
上のベッドに上がるには壁についているステップを
このやうにひっぱりだします。

ベッドから落ちないための柵が壁についていて
差し込みます。
テレビ、セイフティーボックスと
緊急時に窓のここを叩き割って脱出するための
ハンマーみたいなものが用意されていて
wifiできて煙草はだめで。
でもね
ロシア人てものすんごくたくさんの人が煙草を吸うんですよ～。
男も女も。
パリでも驚いたけどモスクワもすごい。
日本じゃ喫煙者は就職も不利だというのに。
充電もできます。
せっかくなのでベッドでうとうとしてうちに
ウラジミールに到着。
停車時間は2分なのですばやく降りねばなりませぬ。
階段を下りてここから予約してあったタクシーで
スーズダリへ向かいます。
タクシーの予約は
お婿ちゃんはスマホのタクシー予約アプリを利用していました。
これは帰りの便を待つホーム。
ものすんごく長い貨物車が通過しました。
液化天然ガスのタンクやいろんな種類の貨車が連結されていて
山手線一周つながるんじゃないかと思うほど長かったです。

列車を待っている間に駅員のおばさんが
孫のトーニャのたわいないおしゃべりに辛抱強くつきあってくれてました。
「夏になって秋になって11月になったらお誕生日が来て
５歳になるんだよ！」
ウラジミールは思いのほか大きな都市でした。
地域暖房用の熱湯を運ぶパイプが見えます。

このタクシーにトーニャが忘れ物をしてしまったんですけど
スーズダリからの帰りに同じ運転手さんが
「ほら」と差し出してくれました！
トーニャ大感激！
スーズダリの町は大きなビルはほとんどなくてこのやうな
木造の家がのんびりと立ち並んでいました。
ロッジに到着。
チキン何とかという名前の貸別荘です。
モスクワにいるオーナーは２件のロッジを持っていて
この人が管理人をしています。
と～ってもおしゃべり好きなおばさんで
トーニャを抱きしめてはしゃべり抱きしめてはしゃべり。
お庭の水やりや朝食づくり、お部屋のお掃除などもやってくれます。
お庭にはトランポリンがあり
「大人も飛んでいいのよ、ほら、おばあちゃんもどうぞ！」
大学時代の体操の時間以来のトランポリン。
孫と一緒になって飛んだら意外と背骨への衝撃がきつくて
命の危険を感じてしまひました。
そこかしこに鶏がいます。
キッチンの窓辺
乙女チックな１階のお部屋。
丸太と丸太の間にフェルトで詰め物をしてあります。
私たちは２階の屋根裏部屋が気に入りました。
バスルームがひろ～い。
2階にはもう一部屋ありそこには別の人たちが泊まりましたが
私たちの外出中にやってきて
朝早くに出て行ったので顔を合わせることはありませんでした。
キッチンにはロシアのお約束サモワール。
「でもこちらのは電気なのよ。」
朝食は目玉焼きとソーセージとサラダ
真ん中のは乳製品が混ざっていてほんのり甘いおかゆ
それにジャガイモでつくったお焼きみたいなもの。
これも甘酸っぱい不思議なお味でした。
これもロシアの朝食の定番ですって。
パンにはジャムやサワークリーム。

パンはどうせなら黒パンが良かったんですけど普通のパンでした。
70年代の旅行で食べた黒パンはと～ってもまずかったんですけど
今は香ばしいのやらリッチなのやら美味しいのができていて
いろいろ試してみたいんです。

前の日の午後に明日の朝食のメニューについて
相談の電話がかかってくるそうです。
お庭になんとオオイヌノフグリが咲いていました。
日本のよりは淡い色です。
キイチゴか何かの花。
スズランも。
このスーズダリの中心から歩いて10分ほどの楽しいロッジに2泊します。