オランダ・ベルギー再訪の旅2017初春-<12>キューブハウスと夜のマルクトハル

2017/03/14 - 2017/03/14

まだ寒い3月上旬、バルト三国を周った後にオランダとベルギーへ行ってきました。
オランダは2014年に初訪問して大好きになりました。また来れたことがとても嬉しいです。
ベルギーは3度目ですが、前回行ったトングレンが忘れられず、無理やり予定に組み込みました。
普段はかなりのんびりですが、オランダとベルギーは私にしてはよく動いたと思います。
まだたったの2回目なのに、アムステルダムに降り立つと、”戻って来られた”喜びでいっぱいになりました。

3月11日　タリンからアムステルダムに到着、NDSM Wharf＆アントワープを経由してトングレンへ　トングレン泊
3月12日　トングレンの蚤の市&マーストリヒト散策　ザーンダム泊
3月13日　アムステルダム散策　ザーンダム泊
3月14日　ロッテルダムへ移動　ブラーク散策　ロッテルダム泊
3月15日　美術館＆マルクトハル　アムステルダムへ移動　ザーンダム泊
3月16日　帰国

エリア ロッテルダム(オランダ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

3月14日　マルクトハルを出るともう夕方。ブラークマーケットは店仕舞いを始めていました。

マルクトハルの正面には、通称ペンシルビル。向かってその右隣がキューブハウスです。

左側には黄色いパイプが目立つ、摩訶不思議な建物がありました。

横から見ると、巨大な船みたい。後で調べると、ここは図書館なんですって！

円盤みたいな不思議な建物は、地下鉄のブラーク駅です。この時はコレなんだろう？と思って、駅だとは気づきませんでした。

ロッテルダムブラーク駅 駅

なんとも不思議な駅ですが、ブラークの雰囲気に溶け込んでいました。

さて、次なる目的は、もちろんキューブハウス！

看板がありました。これ、どうなってるの？観覧車みたい。

今でも普通に住んでいる人がいるので、自由に出入りできます。階段を登ってキューブハウスへ。

キューブ ハウス 現代・近代建築

うほー！写真で見たことはあったものの、実物は迫力がありますね。

なんとも言えない可愛さ。

1軒だけ中を公開しているところ。時間的にもう無理だと諦めていましたが、まだ大丈夫みたい。これは入らないなんて選択は許されません。

外階段を上がってドアを開けると、中にまた階段です。上で入場料を払います。

これ、さっきの看板と同じ場所かな？ソファーの色が違いますが、なるほど、こうなっているのですね。

窓の向こうに、お隣さんが見えます。距離が遠いのが意外でした。下から見ると、もっと密集しているように感じました。

まずは2階へ。寝室です。

ここは書斎かな？部屋にドアは無くて、でっぱりを上手に利用して、エリアごとに違う空間になっています。

説明が難しいのですが、この写真で少し雰囲気が伝わるでしょうか？

本棚の中に、なぜか椅子のミニチュアがズラリ。ほ、欲しい・・・

階段を登って、3階へ。高床式というか、玄関が2階にある造りなので、実際には4階になると思います。

キューブハウスの一番高い屋根です。外から少し離れて見ると分かるのですが、キューブ1個分（立方体）の家と、キューブ2個分の家があります。ここは広いので、2個分の方だと思いますが、中にいるとよく分かりません。お隣の屋根を見ると、窓の形がよく分かります。

最上階のこの部屋はとても小さくて、家具も何もありませんでした。景色を楽しむためのスペースかな。

ガラスが汚いのが残念ですが、マルクトハルが見えました。

急な階段を降りて、下（寝室のある階）から見たところ。

もう一つ階段を降ります。

玄関のある階に戻って来ました。

奥にキッチンがあります。

意外と快適なキッチンです。傾いた窓からの眺めは面白いけど、この窓を開けたらいろんなものを下に落としてしまいそうです。

あー面白かった！外から見るより中は広いのですが、人とすれ違う時は少し窮屈でした。私の時は先客がファミリー1組と中国の2人連れが2組くらいだったので大丈夫でした。混んでる時だったら、階段の上り下りも待たないといけないだろうし、写真を撮るのも苦労しそうな気がします。

キューブハウスの中をもう少しウロウロしてみます。

普通の住宅もあれば、お店もあります。もうちょっと素敵なお土産屋さんとか、カフェとかあれば繁盛しそうなのに。

巨大なチェスがありました。右側のお店はチェス屋さん。

1軒だけ賑わっているのは、ホステルです。ここ、ちょっと気になってはいたのですが、ドミトリーだし、寝る時はノビノビしたいお年頃なので、チャレンジするのはやめました。

カジノまでありました。

黄色い壁に白い窓に赤い手すり。細かいところまで可愛いです。

どこから見ても、本当に面白い。来てよかったです。

泊まっているシチズンMホテル側、オールドハーバーに面した出入り口です。裏口になるのかな？階段では無く坂道なので、この写真が真っすぐなのか傾いてるのか、分からなくなってきました(笑)

マルクトハル側からは、階段を登っただけなのですが、こっちのオールドハーバー側は、下の階があるんですよね。不思議な造りです。

ここからはオールドハーバーがきれいに見渡せます。

アウデハーヴェン (旧港） 観光名所

正面に見えるのは、ホワイトハウス。

ホワイトハウス (ロッテルダム) カフェ

オールドハーバー側の出入り口と、マルクトハルの位置関係です。大通りを挟んでいます。

通路を通って大通り側に出ると、1段高くなった場所（2階？）に出て、キューブハウスがずらっと並んでいるのが上から見れます。キューブハウスが高い場所にあるのは、下に道路が通っているからなんですね。到着した時にも見た筈なのに、ちゃんと理解できていませんでした。なるほど、なるほど。関係ありませんが、通過中の白いトラックがオランダっぽくて萌えます♪

通路には螺旋階段があって、直接大通りに降りることが出来ました。

外から見ると、キューブの形が2種類あるのがよく分かります。これはキューブ1個分の、小さいタイプ。

これはキューブ2個分の、大きなタイプ。

また戻って裏口？から、オールドハーバーに出ます。

一度ホテルに戻ります。キューブハウスのすぐ近くにあって、立地は最高！ここにして良かったです。

シチズネム ロッテルダム ホテル

しばしお部屋でボーっと・・・

ボーっと・・・2時間くらい経ってしまいました。そろそろ立ち上がらなければ。

更に1時間くらいマッタリしてから、やっとお出掛けです。今日はそんなに歩いてない筈なのに、なんで疲れたのかな。

閉まり始めたマルクトハルに駆け込みました。

迷っている暇はないので、昼間見て気になっていたこちらのお店でハーリング（ニシンのマリネ）をパンに挟んだ、ブローチェ・ハーリングと、量り売りのサラダを買いました。サラダは中くらいのパックに2種類を混ぜてもらいました。
ブローチェ・ハーリング　2.5ユーロ（1個）
サラダ 242グラム　4.7ユーロ（量り売りで1キロ19.5ユーロ）

アンダルス フィッシュ シーフード

このままスーパーへ行きたかったのですが、うっかり手ぶらで来ていました。そうだった、ヨーロッパは袋くれない場合があるんだった。紙袋で渡されたので、一度ホテルに置きに帰りました。パン買ってくるから、ちょっと待っててね。

夜の部、2回戦。今度はゆっくりとオールドハーバーの方から出かけます。キューブハウスが水面に映って、静かな華やかさです。

キューブハウスの中にも入ってみます。

キューブハウスからのオールドハーバーの夜景。ライトアップされたホワイトハウスがきれいです。

夜のキューブハウスも怪しげでなかなかの雰囲気なのですが、私のポンコツデジカメではきれいに写せませんでした。

旅行のスタートすぐの頃からカメラの調子が悪くて、暗いところはボケるし、光が反射してピカーっと線が入るようになってしまいました。

キューブハウスのお隣の集合住宅にあったポスト。配色がオランダらしくてとても可愛い。もしロッテルダムの好きな場所に住めるなら、マルクトハルでもキューブハウスでもなく、ここに住みたい。

キューブハウスの中を通って、船みたいな図書館の横に出ました。

夜のマルクトハルと、観覧車。

マルクトハルと観覧車を一緒に撮ろうとすると、どうしてもぺかーっと白く光ってしまう。本当はこんな色です。

夜のマルクトハルは、空洞の形がより強調されて、存在感が増していました。

マルクトハル 市場

中の市場は閉店しましたが、外側の飲食店はまだ営業中。

地下にスーパーマーケットのアルバートハインがある筈ですが、正面入り口からはもう入れないみたいです。横の入口はどこかな？

ぐるっと周って、スーパーの階に降りるところを探してみます。これは住宅部分の入口かな？なんか、いいなー。覗いてみたいなー。

あれあれ、入口が見つかりません。

あら、入口の反対側まで来ちゃいました。

さっき夜ご飯を買ったお店が見えました。

ブラークマーケットのあった広場に戻って来ました。あんなところに立派な教会があったなんて、今はじめて気が付きました。

聖ローレンス教会 寺院・教会

で、観覧車のところまで戻って来ました。

マルクトハルのガラスに観覧車が写って、とてもきれい。

あった！逆周りだったら、すぐだったのに。ほぼ１周してしまいました。

エスカレーターを降りると、ありましたー！今日の夜ご飯のおつまみと、明日の朝ごはんを調達しました。残念ながら、パンは全て売り切れ！パン買いに来たのにィ。

アルバートハイン (マルクトハル店) スーパー・コンビニ

マルクトハルの飲食店。可愛いな。明日時間があったら、この辺りで最後にお茶できるかな？

夜のマルクトハルの見納め。カッコいいなー、ホレボレしちゃう。

ホテルにご帰還。疲れたよー。

天井には沢山のランプ。可愛いな。

ちょっと寄るところがあるので、エスカレーターでお部屋に直行せずに、階段でロビー階まで。

広々とした共有スペース。パソコンが自由に使えるので、チケットのプリントなども出来て便利です。

目的は、こちら。寝酒・・・じゃなくて、コーヒーをオーダーしました。

カフェラテを買って、部屋に持ち帰りました。3.75ユーロでした。

お行儀悪く、ベッドの上で一人宴会です。窓の向こうの夜景を眺めながら・・・

メインは、ブローチェ・ハーリング。オランダと言えばハーリング、なのですが、前回のオランダでは食べるチャンスがありませんでした。オランダ国旗は、お店で食べると立ててくれるようですが、持ち帰りだったからか、立ててくれませんでした。レジの横にあったので、勝手に取って来ました(笑)
初めてのハーリングのお味はというと、話に聞くほど生臭くは無かったのですが、北欧のお魚のマリネの方が好きかなー？まだ1回しか食べていないので、結論は保留です。

サラダは2種類。1つはお米とツナとコーンのサラダ。もう一つは、海老とカニカマのサラダ。ケースに並んでいる時は、カニカマの白いところを見てキャベツだと思ったので、蓋を開けて赤かったのでびっくり。カニカマだと分かっていたら選ばなかったのですが、これが意外と美味しかったのです。

スーパーで買った、チーズの生ハム巻き。いくつか種類があって適当に買ったのですが、チーズに刻んだイチジクが入ってて、すごく美味しかった！日本に持って帰りたいけど、ハムが無理かぁ。

デザートはスーパーで買ったブルーベリー。これも甘くてすごーく美味しかった！もっと早く食べておけば良かった。毎日食べたかったなー。

ベッドの上で遊びます。タブレットにカラーのボタンを見つけました。どこのカラーのことでしょう？

シャワールームの照明でした。半透明だし、シャワーだとセクシーですが、ここにトイレもあるんですよね。トイレ中に色が変わったら、落ち着かなくなっちゃいますね(笑)このホテルの無駄な遊び心、キライじゃないです。

色を変えてしばらく遊びました。我ながら、いったい何が面白いのやら(笑)

照明やカーテンの開閉、アラーム設定など全てタブレット操作です。もちろんテレビも。映画も見れますよ。

普段は飛行機の中で映画は見ないし、旅行先のホテルでテレビは見ません。（映画館で映画は見るし、自宅でテレビは見ます）でも、映画紹介の短いバージョンがあったので、面白がって次々に見ました。良さそうな1本の本編を見始めたのですが、やっぱり集中できないので30分ほど見て消しました。

ふと窓の外を見ると、雲の隙間からお月様が顔を出していました。

せっかくだから、カーテンは開けたままで眠ります。明日は晴れると良いな。おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （6）

• akikoさん 2018/06/20 21:16:17

  斬新なきゅーブハウスに驚き！

  Smile Daisy さん、こんばんは～
  
  前編のマルクトハルでもデザイン性に目を見張りましたが、
  ロッテルダムのキューブハウスって、その上を行く斬新さには
  驚かされました！！
  
  黄色を基調にしたサイコロのような立方体が組み合わさった　
  度肝を抜く建築デザインで、外観からは、この中に人が住める
  のか信じられない不思議建物ですね～
  
  中を見せてもらって、なるほどと納得。効率より遊び心を優先
  させた斬新な造りで、短期間住むにはとても楽しめそうです^ ^
  でも三半規管が弱い我が家の夫には無理かなと思いました（笑）
  
  ペンシルビルや円盤みたいな不思議な建物の地下鉄のブラーク駅も
  大変ユニークな建築ですね。
  
  さすが、オランダもデザインの国だと再認識しました。
  

  Smile Daisyさん からの返信 2018/06/21 21:59:37

  Re: 斬新なきゅーブハウスに驚き！

  akikoさん、こんばんは！
  キューブハウス、面白いですよね。
  外から見ると小さく見えたのですが、中に入ると意外な広さと高さ。
  私は空間を把握する能力というか、感覚？がちょっと弱いので、どこがどうなっているのかよく分かりませんでした。
  今になって写真を見て、キューブの下の柱の中が階段だったのか！とか、入口が2階の高さだったけど、その下はどうなっていたんだろう？とか、今更ながらもっとしっかり見てくれば良かったと・・・
  オランダ建築はまだまだ面白そうなところが沢山あるので、また行きたいと思っています。

• picotabiさん 2018/06/09 03:52:13

  おしゃれですね

  オランダは全然未知なのですが、第二次世界大戦時に日本が欧州連合軍と戦ったことで未だに恨みを持つ方たちがいるのをテレビで知ってから行くことがこれからなさそうかなと思いました。もちろんおじいさんたちですが、現地の方々はどんな感じでしょうか？
  
  でも建築はとっても斬新でおしゃれなんですね。無知ぶりが露呈してお恥ずかしいのですが、オランダは北欧になるのかな。ホテルの調度品はハーマンミラーでしょうか？椅子はイームズ？タブレットひとつで電気系統の一元管理も進んでますね。
  
  ちなみにもう治っていたらすみません、わたしもロンドンの写真でぴかーと線が入る現象があったのです。レンズ汚れでした。

  Smile Daisyさん からの返信 2018/06/09 10:31:54

  Re: おしゃれですね

  picotabiさん、おはようございます。
  今回は都会ばかりの滞在で、現地の方と触れ合うことも少なかったので、嫌日などは全く感じませんでした。
  オランダはアフリカ系・アジア系の移民も多いし、旅行者も多いので、あまり気にしていないように感じました。
  もちろん、もっと深く関わったら違うのかもしれませんが、旅行する分には大丈夫だと思いますよ。
  オランダは西欧ですね。ドイツのお隣です。こちらこそ無知でお恥ずかしいですが、ホテルの調度品は有名メーカーのものだったのですか？このシチズンMホテルは、フランスでも泊まったことがあるのですが、そちらも調度品は同じで、部屋の造りもほぼ同じでした。
  この時のカメラは他にも不具合が出たので、この旅の後は他のカメラを使っています。何とか最後まで持ちこたえてくれました。次のカメラはしっかりとレンズ磨きします！
  picotabiさんのロンドン旅行記の続きも楽しみにしています！
  

  picotabiさん からの返信 2018/06/09 11:13:12

  Re: おしゃれですね

  シチズンMホテル、なるほどー　調べてしまいました。オランダ発のホテルチェーンなのですね。調度品はやはりイームズですがこのホテルで扱ってるものはプロダクトの販売権をもつvitra.製のものだそう。ほんと家具がオシャレです。ちなみに椅子のミニチュアは欧州の有名家具でこれら1点1万円とかするんですよね、、本物すら買う勇気ないのにミニチュアも買うのに躊躇する値段です。。

  Smile Daisyさん からの返信 2018/06/11 03:08:19

  Re: おしゃれですね

  家具、お好きなんですね！2つ前の旅行記にシチズンMの部屋の中の写真があるので、良かったら見て下さい。コンパクトにまとめられて、洗面台とかよく出来てるなーと感心しました。椅子のミニチュアは、私も欲しくなりましたが、1万円ですかー。精巧だったので、1万円でも安いような気もしますが、1つだけじゃ寂しいし、と思うとやっぱり手が出ませんね。あの家のオーナーさんがコレクターなんでしょうね。