晩秋のスペイン　１１日間のツアー旅行　９　５日目②　コルドバ

2012/11/20 - 2012/11/20

５日目（２０１２年１１月２０日）

　グラナダからコルドバに向けて２００ｋｍ余りを走った。この道は「カリフ街道」の名があり、荒れた大地にオリーブ畑とひまわり畑が続く中に白い家の集落が点在するといった典型的なアンダルシアの風景だった。
　コルドバはグラナダ同様にアラブの雰囲気を色濃く残した魅力ある街だった。特にユダヤ人街は通りの壁が花で飾られ、涼し気なパティオを開け放している建物も多く、そぞろ歩きたくなる通りばかりだった。５月のパティオ祭りに時期に再訪したい。

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　グラナダを後にコルドバへ。シェラ・ネバタ山脈が遠ざかっていく。

　カリフ街道と呼ばれる道の途中は一面のオリーブ畑。

　オリーブ畑の間に見える白い家の集落。典型的なアンダルシアの風景が広がる。

　途中、エスタシオンルケで小休止。昔オリーブ油を絞った石臼。

　再びコルドバに向けて出発、刈入れの終わった広大なヒマワリ畑の中を走る。初夏は黄色の海なのだろう。

　約２時間半でコルドバに到着。グアダルキビル川にかかるローマ橋の先にメスキータが見える。

ローマ橋 建造物

　橋を渡るとすぐにメスキータの建物。この辺りでツアーメンバーの一人が掏りにあった（ことに気づいた）。

　モスク時代のミナレット。現在は大鐘楼になっている。

　オレンジの中庭

　「シュロの門」からモスクに入場する。

　「円柱の森」と呼ばれるメスキータ内部。かって１０００本以上の柱があったが現存するのは８５０本。

メスキータ 寺院・教会

　西ゴート時代の教会の跡にモスク建設が始まったのは８世紀末。以後２００年の間に３回にわたって拡張され現在の形になっている。

　大理石と赤茶色の楔形のレンガを交互に組み合わせてアーチ型の柱になっている。

　ビジャビシオサ礼拝堂。イスラム教徒キリスト教の建築が見事に融合している。

　形の異なるアーチ。この重なりも美しい。

　ミフラーブ。イスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみ。
　

　ミフラーブを強調する目的で造られた空間。八角形の天井には唐草模様の装飾やコーランがびっしり書かれている。

　メスキータの中央にある中央礼拝堂。
　レコンキスタによってコルドバは１３世紀にキリスト教徒に再征服され、巨大モスクはカトリック教会の教会堂に転用された。

　中央礼拝堂の天井には明り取りの窓がある。

　見学を終えオレンジの中庭に出てきた。なかなか見ごたえがあった。

　メスキータからユダヤ人街に向かう。

　有名な花の小道。振り返ると正面にミナレットが見える。

花の小径 建造物

　白壁の街並みに花の小鉢が飾られ写真スポットになっている。

　更にユダヤ人街を歩く。

ユダヤ人街 散歩・街歩き

　涼し気なパティオ。普段でもパティオを開放している建物がある。

　生活感がある小道

　アラブ情緒が漂う。

　ＢＳのパティオ祭りの場面で出てきた家のような気がする。

　マイモニデス像
　スペインのユダヤ教徒のラビであり、哲学者。コルドバにはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が混じった社会だった。

マイモニデス像 史跡・遺跡

　西の入口アルモドバル門。これでコルドバ観光は終了。

　６日間走ってくれたバス。大型バスで添乗員を入れ２２名とゆったりだった。

　今夜のホテル「コルドバセンター」。
　夕食はホテル内のレストランでクリームスープとマグロのグリルだった。食後少しホテルの周囲を歩いた。

ホテル コルドバ センター ホテル