晩秋のスペイン　１１日間のツアー旅行　６　４日目①　トレド

2012/11/19 - 2012/11/19

　「スペインで１日しか時間がなければ迷わずトレドに行け」、という言葉があるほどトレドにはスペインの魅力のエッセンスが凝縮しているという。
　今回訪れたのはカテドラルとサント・トメ教会、あと旧市街の一部の街歩きで滞在時間は２時間足らずだったが言葉通り素晴らしい街だった。次のチャンスがあればこの街に泊まって美しい夜景を堪能したい。

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　マドリッドからバスで１時間、世界遺産の古都トレドに到着。ソコドベール広場から街の散策スタート。

ソコドベール広場 広場・公園

　旧市街の狭い通りを歩く。

　細かな装飾を施したファザード。

　トレドは１５６１年にマドリッドに遷都されるまでスペインの首都であった。

　茶色とくすんだ赤い壁が美しい。

　昔の鍋職人の住まいか？

　カテドラルの横に来たが狭い通りから全景は見えない。

　正面ファサードには繊細な彫刻が施されている。

トレド大聖堂 寺院・教会

　ゴシック様式で天井がとても高い。

　イスラム風の鍾乳石飾りの天井。

　宝物館に入る。

　金、銀、宝石で細工されたゴシック様式の聖体顕示台。

コロンブスが持ち帰った金が使われているという。

　見どころの一つである主祭壇。柵で仕切られていた。

　高さ３０ｍの主祭壇にはキリストの生涯を描いた「新約聖書」の場面がびっしり描かれている。

　ステンドグラスも美しい。

　主祭壇の向かい側は綿密な彫刻の壁に囲まれた聖歌隊席。

　椅子にはレコンキスタのグラナダ戦争の模様が彫られている。

　聖具室はまさに美術館。
　エル・グレコの「聖衣剥奪」

　エル・グレコの深淵な宗教画はこの大聖堂の雰囲気にぴったり。
　他にもカラヴァッジョ等の絵があった。

　主祭壇の裏側にトランスパレンテと呼ばれる祭壇衝立。

　光が当たり彫刻の陰影が際立っている。

　こんなに金が使われたカテドラルは初めて見た。スペイン・カソリックの総本山にふさわしかった。

　外に出ると素晴らしい眺め。

　添乗員さんが地面に這うような姿勢で撮ってくれた。

　カテドラルを出てサント・トメ教会に向かう。

　サント・トメ教会に到着。外見は何の特徴もない建物。

サント トメ教会 寺院・教会

　気になった入口のパネル

　この教会を有名にしているエル・グレコの「オルガス伯の埋葬」。　
　門外不出で撮影禁止。ＨＰから拝借した。

　旧市街を出てタホ川にかかるサン・マルティン橋を渡った。
　トレドは三方をタホ川に囲まれているが、防衛上かけられたのはこれとアルカンタラ橋の２本のみ。いずれも重厚な石橋。

サン・マルティン橋 建造物

　橋からもう一度振り返る。

　対岸から見た旧市街は丘の上にあった。

　昼食は「MONTE　RAY」

モンテレイシガラレストラン 地元の料理

　窓際の席からトレドの旧市街がよく見える。

　メニューはミネストローネ

　そしてローストビーフ。今日はビールにした。

　コンスエグラに向かう途中街を見下ろすパノラマポイントに立ち寄った。

　街をタホ川がぐるりと巡り天然の要害であることが分かる。
　これからコンスエグラの風車群を見てグラナダに向かう長いバスの旅。