東チベット　ゴロク・アバの旅（１２）～ンガワ３　デゲ・ゴンパ、ゴマン・ゴンパ、スワ尼僧院～

2018/05/03 - 2018/05/03

ンガワ周辺のナルシ・ゴンパとトクデン・ゴンパを巡った後、今度はホテルのオーナーのご主人に神座村まで案内してもらいました(さすがに有料です)。その前に、徳格郷と各莫郷のゴンパに立ち寄ります。徳格郷のデゲ・ゴンパはサキャ派の寺院ですが、訪問時にちょうど本堂の前で僧侶同士での問答修業が始まり、手を叩きながら身振り手振りで行う問答を思いがけず見れたのはとてもラッキーでした。

以下、日程です。
4/28(土)　関空→杭州→成都
4/29(日)　<BUS>成都→観音橋泊
4/30(月)　<包車>観音橋→トゥジェチェンポ・ゴンパ(観音廟)→宗科郷加斯満村(日斯満巴民居)→修卡懸天蔵寨→シリンカル・ゴンパ(曽克寺)→米郎蔵寨→ザムタン泊(壌柯鎮)
5/1(火)　<包車>ザムタン→ザムタン・ゴンパ(中壌塘郷)→バトン・ゴンパ(棒托寺)→班前村→ヤルタンジャ・ゴンパ(阿什姜寺)→ジャンリタン・ゴンパ(江日堂寺)→ペマ(班瑪)→タルタン・ゴンパ(白玉達唐寺)→白玉郷泊
5/2(水)　<包車>白玉郷→ゴロク山(年保玉則)の峠越え→チクディル(久治)→ダロン・ゴンパ(徳合隆寺)→ンガワ泊(阿壩)→セー・ゴンパ→キルティ・ゴンパ
★5/3(木)　<包車>ンガワ→ナルシ・ゴンパ→トクデン・ゴンパ→★デゲ・ゴンパ(徳格郷)→★ゴマン・ゴンパ→★スワ尼僧院→アムチョクツェンニ・ゴンパ(査理郷)→神座村→ガルチン・ゴンパ→ンガワ泊
5/4(金)　<BUS>ンガワ→マルカム→チョクツェ泊(卓克基鎮)
5/5(土)　チョクツェ→<BUS>マルカム→成都泊(武候祠、蔵街)
5/6(日)　成都→青島→関空

エリア 中国

ホテルのオーナーの運転でまずは徳格郷に向かい、デゲ・ゴンパを目指します。サキャ派のゴンパで赤色の壁が特徴的です。

僧侶が向かいのお堂から手に何かを持って出てきました。

その僧侶は座布団のマットを本堂の前に並べ始めました。何をしているのだろう。

オーナーがゴンパに電話して僧侶を呼んでくれたのて、本堂内部に入ることができました。堂内の須弥壇の奥に天井の高さまで段になって居並ぶ仏像群は実に見応えがありました。

本堂を出ると広場では多くの僧侶が並んで問答修業をしていました。先ほど座布団を並べていたのは、この準備だったのです。

思いがけず、僧侶の問答修業をみることができて、とてもラッキーでした。

この問答修行は、質問者が立ち回答者が座って質問と回答を繰り返し、チベット仏教についての理解を深めていく修行です。

質問者は左足を前に踏みこんで差し出した左手に右手を大きく叩きながら質問をします。この様子が躍動感あふれていて見ていてとても楽しいです。

躍動感あふれるチベットの問答修行。

デゲ・ゴンパの問答修行。

デゲ・ゴンパを後にし、次はゴマン・ゴンパに向かいます。

この周辺はアバ民居の集落が点在しており、白色と赤色の印を施した民家が軒を連ねていました。

白色と赤色の厄除けの印を縦に施したアバ民居。

アバ民居が道の両脇に立ち並んでいます。

アバ民居の裏側。正面以外の三方の壁には窓が無い構造です。

アバ民居の横側。住居部分が右側の建物で左側の低い壁が、正面の中庭を囲んでいます。

アバ民居の正面。この家屋は正面の左側に住居部分が併設されています。

アバ民居の集落。

集落の中の道を歩くヤク。

平原の向こうに次の目的地のゴマン・ゴンパが見えてきました。

雪山を背景としたゴマン・ゴンパ。

崖の上に立つゴンパ。

安斗郷のゴンパ。時間も無いので立ち寄りはしませんでした。

阿曲河を渡ると、川岸からは先ほどのアバ民居の集落を一望できます。

アバ民居の集落。白と赤のコントラストが実に美しい民居です。

アバ民居。

ゴマン・ゴンパが近づいてきました。金色の屋根が太陽の光を受けて輝いています。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。ゲルク派でラプラン寺の分寺にあたり、６００人ほどの僧侶を有するゴンパです。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。手前は法喜苑と呼ばれる本堂で、昨年の2017年に竣工し盛大な落慶法会が行われたそうです。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

本殿入口を巨大な一木が支えています。１２時になると本殿が閉まるので、早速入場します。

本殿の奥には巨大な弥勒大仏が鎮座していました。あまりの大きさに圧倒されます。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパ(各莫寺)。

ゴマン・ゴンパの大チョルテン。

ゴマン・ゴンパの次はスワ尼僧院に向かいます。

次はスワ尼僧院が見えて来ました。丘の中腹に多くの僧坊が広がっています。

スワ尼僧院(四洼尼姑寺)。その名の通り、尼さんだけのお寺です。

スワ尼僧院(四洼尼姑寺)の中腹の本殿に向かいます。

残念ながら鍵がかかっていて中には入れませんでした。

尼さんが昼食の準備をしていました。

スワ尼僧院(四洼尼姑寺)。

スワ尼僧院(四洼尼姑寺)の前は一面の麦畑が広がっていて、収穫期は美しい風景になることでしょう。

スワ尼僧院(四洼尼姑寺)からの風景。

スワ尼僧院からは雪山を抱いた山々を遠望することができます。

スワ尼僧院を出発し、ンガワ市街に戻ります。

途中、湧き水が出る泉に立ち寄りました。

コンコンと湧き水が流れています。

ホテルの近くのオーナー御用達の店で蘭州牛肉面をご馳走になりました。

オーナーがいつも食べているだけあり、とても美味しかったです。