東チベット　ゴロク・アバの旅（１３）～ンガワ４　アムチョク・ツェンニ・ゴンパ（査理寺）、神座村、ガルチン・ゴンパ～

2018/05/03 - 2018/05/03

ンガワ市街で昼食を食べた後、６０キロほど南の査理郷と神座村に向かいます。査理郷で谷あいに白い屋根の広がるアムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)を観光した後、最近中国の理想郷として売り出し中の神座村をめぐり、最後に山奥にひっそりと建つガルチン・ゴンパを周りました。

以下、日程です。
4/28(土)　関空→杭州→成都
4/29(日)　<BUS>成都→観音橋泊
4/30(月)　<包車>観音橋→トゥジェチェンポ・ゴンパ(観音廟)→宗科郷加斯満村(日斯満巴民居)→修卡懸天蔵寨→シリンカル・ゴンパ(曽克寺)→米郎蔵寨→ザムタン泊(壌柯鎮)
5/1(火)　<包車>ザムタン→ザムタン・ゴンパ(中壌塘郷)→バトン・ゴンパ(棒托寺)→班前村→ヤルタンジャ・ゴンパ(阿什姜寺)→ジャンリタン・ゴンパ(江日堂寺)→ペマ(班瑪)→タルタン・ゴンパ(白玉達唐寺)→白玉郷泊
5/2(水)　<包車>白玉郷→ゴロク山(年保玉則)の峠越え→チクディル(久治)→ダロン・ゴンパ(徳合隆寺)→ンガワ泊(阿壩)→セー・ゴンパ→キルティ・ゴンパ
★5/3(木)　<包車>ンガワ→ナルシ・ゴンパ→トクデン・ゴンパ→デキ・ゴンパ(徳格郷)→★アムチョクツェンニ・ゴンパ(査理郷)→★神座村→★ガルチン・ゴンパ→ンガワ泊
5/4(金)　<BUS>ンガワ→マルカム→チョクツェ泊(卓克基鎮)
5/5(土)　チョクツェ→<BUS>マルカム→成都泊(武候祠、蔵街)
5/6(日)　成都→青島→関空

エリア 中国

ンガワ市街で昼食後、６０ｋｍほど南の神座村に向かいます。オーナーの知り合いでンガワまで遊びに来ている女性も同乗して13時30分頃に出発しました。

タルチョーが掲げられた峠を越えていきます。

雪山の残る峠でトイレ休憩。

この峠の風景の美しさもチベット高原そのものです。

ヤクが放牧されているンガワ近郊の峠の風景。

道路がチベット高原をまっすぐに伸びています。

１時間半ほどで査理郷に到着しました。査理郷は寄棟造りの赤屋根の民居が主流でした。

査理郷から少し奥に進むと、アムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)が見えてきます。

道路に沿って建てられた僧房。

高台に建つゴンパまで車で上ってきました。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパは谷あいに位置しており、僧房が川沿いに建ち並んでいます。

僧房が白いトタン屋根で統一されているのが特徴的です。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパからの風景。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパ(査理寺)。

谷あいに広がるアムチョク・ツェンニ・ゴンパの僧房群。

白いトタン屋根のアムチョク・ツェンニ・ゴンパの僧房群。

アムチョク・ツェンニ・ゴンパを出発し、神座村に向かいます。

神座村に向かう途中で、奪哇寺に立ち寄りました。

小さなお寺ですが、お堂の前には多くの五体投地用の石板が並べられていました。

奪哇寺。

オーナーが一緒に来た女性に五体投地を教えていました。

マニ車の壁にはオムマニペメフムの祈りの経文が大きく書かれています。

雰囲気の良いマニ車のお堂です。

4時ころ神座村に到着しました。神座村は中国の理想郷「世外桃源」として絶賛売り出し中の村で観光開発を急ピッチで進めており、村の前の河原は一大工事中でした。

神座村一帯は公園として整備されつつあります。

村全体は整備されていますが、村の主役の民居はしっかりと残されていました。どの民居もきれいな状態でリフォームがされており、民宿として営業している家が多いです。

神座民居。

村の散策中、小雨が降ってきました。

神座民居。

神座村の子供たち。

神座村の小さなお寺。

大マニ車。

大マニ車のお堂の仏画。

小さなお堂ですが、とても美しい壁画が残されています。

ダライラマ１４世の写真が飾られていました。今回の旅では初めてお目にかかりました。

神座村の全景。

神座村の全景。夏場は周囲の山々の緑がまぶしく、高山植物も咲き乱れて、美しい風景が展開されるそうなので、その時期にまた来たいと思います。

神座民居。

神座民居群。

オーナーの友人が営む民宿にお邪魔しました。

手抓牛肉をごちそうになりました。とても美味しかったです。

こちらが民宿のご主人。ツァンパも食べさせてくれました。

次に来るときはこちらにお世話になることにしよう。

彼の民宿で長居をしたので、17時半頃に神座村を出発し、ンガワに戻ります。

ンガワに戻る途中、査理郷の近くのガルチン・ゴンパに立ち寄ります。

立ち寄ると言っても、こんなに山深くまで登って行くとは思っていませんでした。

１０分ほど山道を登って行くと、山の中腹にポツンとお寺の建物が見えてきました。

これがガルチン・ゴンパ(ガ爾青寺)です。

ガルチン・ゴンパ(ガ爾青寺)。

僧侶にカギを開けてもらい、中に入って参観しました。仏像や壁画も古いものが多く、山の奥深くにひっそりと佇む、いい雰囲気のゴンパでした。

山を一望するゴンパの前で佇む僧侶。

山間いにひっそりと立つ僧房。

ガルチン・ゴンパからンガワに戻ります。

と思いきや、オーナーはさらに谷を奥に進み、神水の湧く泉まで連れて行ってくれました。

車を止め、小川を渡って神水の泉まで歩いていきます。

こちらが神水の湧き出る泉。

少し口に含みましたが、鉄分が多いため赤さびの味がしました。

オーナーはペットボトルに詰めて有難く持ち帰るようです。

これで本当にンガワに戻ります。夕暮れ時の山並みの風景がとても美しかったです。

ンガワ市街の手前に位置する、麦昆郷のアバ民居。壁には厄除けを意味する放射状の印が施されていますが、この村は白色のみで赤色は使われていません。時間があればこの村も散策したかったです。

麦昆郷のアバ民居。

８時前にホテルに到着しました。運転お疲れさまでした。オーナーからホテルの茶館で、出前でとった夕食をごちそうしていただきました。