2018/05/04 - 2018/05/04
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amadeoさん
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5日目午後、宜賓。
日本において四川の知名度はそれなりに高いと思いますが、その四川省にある宜賓の知名度はかなり低いと思われます。
知っている!と言う方は「ワイルド・スワン」を呼んだ事があるか、または宜賓と同じく長江沿岸にある湖北省宜昌と間違えているか、どちらかの確率が高いのではないでしょうか。
中国においても、住んでる地域にもよりますが、宜賓はそれほど知られた場所ではないと思います。
但し「五粮液」という白酒は、中華圏内どこでも知れ渡り、貴州の茅台酒と並び、高級酒としてかなりの知名度を誇っていると思われます。
その「五粮液」を製造する五粮液集団は、ここ宜賓から誕生しました。
宜賓訪問前、数少ない宜賓情報から「五粮液酒文化博覧館」なるものがあることを知り、しかも宜賓高速バスターミナルから2kmほどの場所にあることが分かり、時間があったら宜賓を離れる最終日にでもさくっと立ち寄ってみようと考えていました。
しかしながらこの日、思いの他、李庄古鎮から早く帰って来てしまったため、「五粮液酒文化博覧館」に行って見ることにしました。着いてみるまでよく分かりませんでしたが、この博覧館、五粮液集団の工場の中にあり、工場内部は自由見学できるというので、工場敷地内の見学もしてきました。
【今回の旅程】
4/30(月) 羽田→関空、関空→上海浦東
上海→西安 Z92 車中泊
5/1(火) 西安 鼓楼、北門院付近を探索
西安→重慶 K1002 車中泊
5/2(水) 重慶 龍興古鎮訪問
5/3(木) 重慶→宜賓 バス
★ 5/4(金) 宜賓 李庄古鎮訪問、五粮液工場見学
5/5(土) 宜賓→重慶
5/6(日) 重慶→関空
美食を求めて!上海から四川省宜賓市まで鉄道とバスを乗り継いで行く旅
#01 上海 南京西路の四季坊
https://4travel.jp/travelogue/11356651
#02 西安 北門院の回民街
https://4travel.jp/travelogue/11358097
#03 重慶 龍興古鎮とお洒落な川菜
https://4travel.jp/travelogue/11359618
#04 宜賓 四川省名特小吃「宜賓燃麺」
https://4travel.jp/travelogue/11359620
#05 宜賓 「万里長江一城」岷江と金沙江が合流し長江となる
https://4travel.jp/travelogue/11359622
#06 宜賓 伝説の李庄白肉
https://4travel.jp/travelogue/11359623
#07 宜賓 酒都宜賓にある五粮液集団
https://4travel.jp/travelogue/11359625
#08 重慶 老重慶 老火鍋 老味道
https://4travel.jp/travelogue/11366600
#09 重慶 旅の最後は重慶小麺
https://4travel.jp/travelogue/11376023
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
宜賓高速バスターミナルから市内へ行くバスに乗ると、5分もしないうちに大通りへ出る。
それが五粮液路。 -
五粮液路のどこでもいいので、バスを下り、市内と反対方向行きのバスを乗り換える。ほとんどのバスが五粮液工場行きか、宜賓高速バスターミナル行きだ。
2路のバスで五粮液工場まで行く。 -
バス停2つほどで終点の五粮液工場に到着。
バスを下りると、五粮液集団工場の正門が見える。 -
正門近くには地確認従業員の社宅がある。
会社に近くて便利だと思うが、ここまで近すぎるのもどうなんだろう?
そういえば外資に飲み込まれた日本の某社T理工場も正門前にこのように社宅があった。
韓国や中国の巨大工場はこのようなケースが多いかも。 -
社宅域の中に幼稚園もある。
「五粮液幼稚園」
幼稚園の名前がお酒の名前というのもどうなんだろう? -
ここはお土産屋。
帰りに立ち寄る。 -
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正門。
なにやら政府のスローガンを門に飾る工事をしていた。 -
門を潜った反対側の写真。
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この黄色い建物の中に受付というかインフォメーションセンターがあった。
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インフォメーションセンター。
来てみて分かったが、ここの工場は一つの旅行区として一般に開放している。
朝8:30~17:30まで、土日を含め、誰でも入れる(定休日は不明)。
セキュリティチェックも無し、入場無料。
なんと太っ腹な! -
商品群の展示。
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さっそく見学に出かける。
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ここで写真を撮っていたら、警備員が走ってやって来た。
写真撮影はNGだったか?と写真を消される事を恐れたが、
「きちんと横断歩道を渡ってください!」と注意された。
すみませんでした!
ホッ! -
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工場らしい標語。
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インフォメーションセンターから徒歩5分くらいで「五粮液酒文化博覧館」に到着。
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前置きの説明。
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世界に広がる五粮液拠点の紹介。
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館内の様子。
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太古に使われたであるらしい青銅器の器のレプリカ。
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博覧館といっても、このようなパネル展示の説明が中心。
要はお酒と中国の歴史、文化の係わり合いの説明といったところ。 -
余り興味をそそる内容でもないので、適当に読み流す。
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酒と竹林の七賢。
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ここの展示を通して、中国の歴史、文化にはお酒との結びつきは深く、なくてはならないものなんだ!との主旨が読み取れる。
こうも強調していると、お酒がなかったらどうなっていたのだろうか?と思ってしまう。
人類にとってお酒の「発見」は果たして幸なことだったのだろうか?という疑問も涌いてきた。 -
五粮液工場の概観図。
段階的に拡張を続けてきているらしい(現在進行形)。 -
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歌まであるようだ。
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心に響くような展示物はなかった。
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工場内部を探索する。
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工場内部に従業員専用の移動用バスが走っている。
一般人も乗っていいのか分からなかったのと、そこまで図々しくないため、乗らなかった。 -
但し歩いて回るにはとてもとても広すぎる!
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工場内、あちこちに政府の掲げるスローガンを見かける。
ここ国営工場なのか?
⇒後で調べたら、国営企業でした! -
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先ずは「安楽泉」を目指す。
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「酒文化博覧館」から徒歩30分くらいでやっと到着。
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バリアフリーがしっかり完備されている。
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疲れた足で登ってみると、単なる人工公園であった。
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自販機。
日本のものとほぼ同じだ。 -
次なる目的に向かう。
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子会社で、高分子材料等を製造する「普什集団」。
さっきの博覧館でも説明パネルがあったが、醸造技術から応用して、他分野へも進出しているらしい。 -
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こちらは「普什集団」敷地内にある社宅。
プライベートな空間も工場の中にあるなんて。。。 -
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そういえば日本を出た時はまだ4月だったけど、既に5月に入っている。
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うちの会社は5月からクール・ビズが始まるが、こっちでもクール・ビズ(中国式)が始まっているようだ。
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午前中、李庄古鎮でも漂っていた匂いだ!
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午前中に見た李庄白酒醸造基地と同じ光景。
これはどういう工程段階のものなのだろう?
原料で使用された五穀の粕が保管されている? -
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いくら対外開放されているとはいえ、主要と思われるところは立入禁止となっていた。
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トイレもかなりゴージャス。
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そして「五粮液品酒室」に到着。
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ここでは五粮液の試飲が出来る。
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いろいろな品種が展示されている。
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試飲できるのは、1種類これのみだった。
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タダかと思ったら残念!
試飲は有料だった!! -
こんなちっちゃなチビ太なグラス1杯で、なんと50元!
タダなら試しに飲んでみようかと思ったが、辞めておく! -
この対面には「鵬程広場」とう広場があり、「五粮液」の巨大な瓶(広告建造物)がある!
これにはビビッた!というか、思わず笑ってしまう。 -
巨大な瓶の前にはギリシア彫刻を彷彿させる女神像が!
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白酒と何の関係があるのだろう?
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中国は欧州志向が強いのは経験上、何となく分かるのだが、洋酒ならまだしも、白酒にはこれらは似合わない気がする。
諸子百家、峨嵋山の仙人、竹林の七賢、酔拳の飛鴻など、中国には白酒がお似合いなキャラがいっぱいいるじゃないか! -
しかしこうしてみると、女神像たちはそれなりに、立派に主賓に華を添えている感じもする。
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この時、ちょうどスローガンを組み立てている最中だった。
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中央に鳳の彫刻もある。
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人面鳳??
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一体どこを見つめているのか?
鳳:野原で戯れ遊んでいるウサちゃんたちを狙ってるんだ! -
足の爪も鋭い。
こんなのに捕まったら、まず逃げられないであろう。 -
天に聳える五粮液!
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迫力有りすぎ!
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よく見ると、隣に子分も従えている!
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反対側にも!!
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こうして見ると、何かこんな絵を連想してしまう!
↓ -
いやいや、、 -
元祖はこっち!
なので我が国文化のパクリではない。
(後漢の光武帝、更に時代を遡ること約600年) -
この建物、世界最大の実物広告としてギネスに載っているとのこと。
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それにしてもお見事!
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素晴らしい!
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最後に見納め!
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他にも景点はあったのだが、16:30を過ぎているのと、これ以上の場所は無いだろうと思い、帰る事にした。
来た時と違う道で正門に戻る。 -
「顧客、消費者に大いに満足してもらう事を、五粮液一同、永久不変に追い求めて行く」
素晴らしい! -
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従業員たちが食事をしている。
酒蔵の男たちに紛れ、女性工員も一緒に食べていた。
いかにも「メシを食っている」といった光景だと思う。 -
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鵬程広場から徒歩30分程歩き、やっと正門前に着いた。
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正門を潜り、お土産売り場を見学する。
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左のパンダの瓶は188元(50ml)、右の小瓶は1本198元(50ml)。
結構高い。
度数はパンダが52度、右の小瓶は56度。 -
こちらは右188元(50ml)と、左258元(100ml)。
どれも「五粮液」という名前で、違いが分からない。 -
こちらは5種の大きさの瓶のセットで、2888元。
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こちらは52度、375mlで728元。
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こちらは52度、250mlで528元。
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この蛇は500ml入りで、2180元。
中身は同じでも瓶代で高くなっているのか? -
こちらのコケコッコーも同じく500ml入りで、2180元。
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こちらは無料で試飲できるようだ!
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試しに1杯飲んでみた。
度数が強いのは分かるが、それだけで、味の良さが理解できない。 -
試飲のお酒はこちらの「員工酒」と言う種類。
度数50度で500ml入り178元。
五粮液の仲間であるが、「五粮液」というブランド名がついていない。
いかにも無産階級労働者向けといった名前のお酒である。
それでも高い。 -
スーパーも併設されていて、ここでは特価品が売られている。
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それでも日常嗜むには高いと思う。
そもそもこんな度数の高いお酒、接待とか土産品とかで出回っているだけで、嗜好品として個人では買わないんじゃないか?
日本で言う金券屋みたいなところで大量に流れていそう。 -
五粮液工場を後にする。
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岷江大橋。
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夕食を食べに行く。
夜も飽きずに宜賓燃麺! -
店内の様子。
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今回は宜賓暈燃麺と九陽豆乳。
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よく混ぜて食べる。
ヤバい、、
何度食べても飽きない。
超ウマ! -
麺だけでは足りなかったので、豆腐花も頼んでみた。
5元。 -
どういうものか分からなかったが、スナック麺みたいなのが入っている。
豆腐花は今回はじめて食べた。 -
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宜賓燃麺の紹介。
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18:00過ぎても、まだ外は明るくかったので、食後、バスで宜賓駅へ行ってみた。
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宜賓駅。
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新彊ほど警備が厳しいわけではないが、ここ宜賓駅も写真のように柵が設けられ、無用の人は入れなくなってる。
そういえば重慶駅は何の規制もなかったな。 -
こういったところでも宜賓燃麺は売られている。
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駅前のバス停。
宜賓駅は小さく、賑わっているというわけでもなく、大して面白くなかったので、短時間で立ち去った。 -
叙府商城。
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街中、あちことでこの花が売られていた。
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19:30頃、まだ暗くならないので、昨日の夜市へ散歩に出かける。
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昨日買い物したので、特に買う物なし。
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ホテルに戻る前、ホテル前の叙府商城地下にあるスーパーに寄った。
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お土産を買おうといくつかカゴに商品を入れたが、よくよく考えると、明日は重慶解放碑近くのホテルに宿泊し、近くにカルフールがあったので、荷物になるのでここで買うのをやめた。
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まったくの余談だけど、今回の中国旅行で、このようなアラレちゃんみたいなデカ眼鏡を掛けている女性を多く見かけた。
流行なのであろうか?
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