2018/03/04 - 2018/03/04
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Akrさん
ご覧下さいましてありがとうございます。
今回はわが地元の3セク鉄道である、「あぶQ」こと、阿武隈急行の乗り鉄旅をご紹介します。
阿武隈急行は、もと国鉄丸森線を引き継ぐ形で誕生した第3セクターによる鉄道会社です。国鉄時代は、東北本線の盲腸線のような扱いで、槻木~丸森間の営業でしたが、3セク化に伴い、丸森~福島間を延長し、1986年に槻木~福島間54.9kmで開業しました。
もともと、宮城・福島県境の勾配を回避するための東北本線のバイパスとしての構想がありましたが、それも立ち消え、廃止対象の赤字路線となって、丸森~福島間の延長工事も凍結していたところに宮城、福島両県が支援して再出発をしました。
そんな阿武隈急行も開業から32年が経ち、車両更新もままならない程、厳しい経営に立たされているというニュースを耳にするようになりました。今年になって各自治体が支援に乗り出すという話を聞きつけ、ここはひとつ私も「乗って支援」することにしました。
暖かい春の一日。ショートトリップをお届けしたいと思います。
ご興味のわいた方は、どうぞお付き合いいただければと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
阿武隈急行が大変です。
車両更新もままならず、会社の経営の先行きが危ぶまれる程の事態に発展していたのです。宮城県も車両更新費用1億円を支援するようです。
最近の地元紙もこの事態を報じています。 -
沿線の福島県伊達市も支援に乗り出すようです。
ここは、私も正月にグリーンで遊び惚けた戒めとして支援に乗り出すとしましょうか。 -
というわけで、3月4日。日曜日。
仙台駅。からっと晴れた乗り鉄日和。
正月明けから仕事仕事仕事・・・で、はや2か月。
私の鉄分が枯渇しました(笑)
今日は、動機はともあれ、鉄分補給に参りますよ。仙台駅 (JR) 駅
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仙台駅券売機で阿武隈急行への連絡乗車券が買えるのです。
というわけで「支援するぜ、500円。」 -
なんと仙台から直通列車が1日2往復あるのですよ。
阿武隈急行の沿線からの仙台への通勤通学の利用がそれなりにあるのでしょうね。
実は、この乗り入れは、阿武隈急行の前身である、国鉄丸森線時代から続く伝統なのですよ。
「7時53分発 梁川ゆき」
聞き慣れない行先。これこそが阿武隈急行にある駅です。
知らない人は「え?どこそれ」となるでしょうね。 -
いました!JR車両の中で浮きまくる阿武隈急行車。
8100系電車。
そう、阿武隈急行は3セクの鉄道としては珍しい交流電化路線なのです。
沿線への行楽客を意識してか土日の直通列車には「ホリデー宮城おとぎ街道号」という名が与えられてヘッドマークも付きます。 -
阿武隈急行の列車は、通常2連デフォなのですが、仙台直通車だけ2+2の4連で運転されます。
ですので、このような中間先頭車も拝むことができます。 -
片側2扉なんですが、運転席寄りが「片引き扉」、妻面寄りが「両引き扉」という不可解なレイアウトです。趣味的にはこの片引き扉が往年の急行型電車を彷彿とさせるようで堪りません(笑)
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車内は味のある、セミクロスシート。
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昔懐かしいボックス席。モケット色がブルーなら完璧です。
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連結部には大きな開口部。扉はありません。
地下鉄のようです。 -
車内観察をしているうちに発車時間となりました。
定刻7時53分、仙台を発車。 -
東北本線を南下します。
蔵王連峰が綺麗です。 -
仙台から約30分。槻木(つきのき)に着きます。
ここが阿武隈急行の起点となります。駅はJRと共用ですが、専用ホームが割り当てられています。ホーム先端には乗務員の詰め所があり、ここでJR東日本から阿武隈急行の運転手、車掌に交替します。槻木駅 駅
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槻木を出るとJR東北本線の上下線の間をしばらく併走して進みます。
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やがて東北本線の上り線をオーバークロスして南へ向かいます。
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車内は悲しいくらいにガラガラ。まあ、観光シーズンでもないし、やむを得ないか。
4トラの鉄道組合員規定(笑)によると、ボックスシートにおける正しい
座り方はこうだそうです。 -
こんなに空いてて本当に大丈夫かな・・・
まあ、乗る側にしてみれば最高の空間なのですが。
500円しか支援していない身としては心が痛みます。 -
あぶQ最初の駅、東船岡。住宅もあるので利用者は見込めそうですが・・・
東船岡駅 駅
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車窓には長閑な風景が広がります。
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8時39分。角田に到着。
宮城県南の都市、角田市の玄関口です。乗降客も1日1000人を超える大きな駅です。しかし、乗り降りは少ない。角田駅 駅
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8時48分。丸森。
かつての国鉄丸森線の終着駅です。
だらだら乗っているのももったいないので一旦、ここで降りましょう。丸森駅 駅
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乗ってきた電車はここで列車交換のためしばらく止まるようですが、次の電車で行くことにします。
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国鉄時代と変わらない丸森駅。
がら~んとした構内に食堂にあるような券売機が2台あります。 -
ここから先のきっぷを買おうとしていたら、気さくな駅員さんに呼び止められます。
駅「600円以上乗るなら今日は、フリーきっぷが安いよ」
A「今日は?と言いますと?」
駅「毎月第一日曜日は全線乗り放題600円のフリーきっぷがあるんだよ」
A「こっちのほうが得ですかね?」
駅「得なんてもんじゃないよ~。車掌に言えば車内でも買えたからお客さん500円損したね~(笑)」
すげえフレンドリーな駅員さん(笑)
というわけで全線フリーきっぷを600円で購入。
これでトータル、1100円支援しました。 -
阿武隈急行のHPにもありました。
毎月第一日曜日と鉄道の日、元日と年間14日ほど設定があります。
有人駅または車内でも買えるということです。 -
次の電車まで時間があるので駅前散策をしましょう。
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丸森線全線開通の碑。
地元にとっては悲願だったのでしょう。3セクで経営が厳しくてもなんとか頑張って存続して行って貰いたいものです。 -
駅から10分ほど歩くと大きな川に出ました。
阿武隈川です。阿武隈急行の社名の由来ともなった県南を代表する河川です。 -
今日は暖かく橋の上に居ても気持ちがいいです。
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地味ですが地元民ではメジャーな阿武隈ライン下りという観光舟下りがあります。
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シーズンオフなのでのりばも閑散としています。
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40分ほど歩いてふたたび丸森駅へ戻って来ました。
痛風予備軍なので運動をしないといけません。
フォートラを始めてからけっこう長い距離を歩けるようになった気がします(個人の感想です) -
10時4分発の福島ゆきに乗ります。
これがさっきと打って変わって満員。 -
電車は丸森を出ると山あいに入ります。
車窓には阿武隈川が寄り添います。 -
小さなトンネルをいくつもくぐります。
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阿武隈急行きっての秘境駅、あぶくま駅。
あぶくま駅 駅
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やがて電車は福島県に入り、富野へ。
ここで列車交換。ここからは福島市の生活エリアらしく、ここ富野折り返しの福島方面への列車も設定されているようです。富野駅 駅
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やながわ希望の森公園前。
全国で5番目に長い駅名だそう。というか駅名票まで横長って(笑)やながわ希望の森公園前駅 駅
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10時24分。梁川。
ここでも途中下車してみましょう。フリーきっぷの効果を発揮させましょう。梁川駅 駅
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駅舎です。梁川駅は有人駅。
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駅前には立派な建物が。
伊達市役所梁川支所だそうです。もともとは梁川町役場でしたが合併により伊達市になりました。 -
放射線量の表示板。風向きの関係か、この周辺は震災後、数値が高かった場所でした。いまはかなり低いようです。
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ここ梁川には阿武隈急行の車両基地も置かれています。
あ、あの車両は・・・ -
もと国鉄417系電車ではありませんか!
JR東日本から譲渡されて阿武隈急行を第二の職場として、A417系電車として活躍してきましたが、2016年で定期運用から外れました。
ここ、車両基地に留置されているようです。
まだ使えそうですが・・・ -
駅へ戻ります。
構内踏切を渡って島式ホームへ上がります。 -
青いラッピング電車が来ました。
「伊達なトレインプロジェクト」ラッピング車両だそうです。
11時12分発、福島ゆき。 -
車内はそこそこの混み具合。
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阿武隈川を渡ります。
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瀬上(せのうえ)。
ここでも列車交換。もうこのあたりは福島市内。住宅が途切れなく続きます。瀬上駅 駅
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やがて進行右手に東北新幹線の高架が近づいてくると終点福島も間近です。
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線路は東北本線の上り線へ合流。東北本線の線路を行きます。
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さらにもう1本、か細い線路が寄り添って来ます。
福島交通飯坂線の線路です。 -
11時43分。終点の福島へ到着。
福島駅は1面2線を阿武隈急行と福島交通で使い分けます。
他社どうしで同じホームを使うのも珍しいのですが、お互い、電車でありながらも片や交流、片や直流と電気方式の違う車両が同じホームで発着するというのもおそらく全国でもここだけではないでしょうか?
こういうのは「鉄目線」的には楽しいです。福島駅 駅
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両社ともに1面1線で終日捌ける本数なのですね。
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駅舎も共用。
こちら福島交通の券売機。 -
反対側には阿武隈急行の券売機が。
狭い駅構内を仲良く使い分けます。 -
なかなか昭和臭漂う、駅の入口。
「電車のりば」の表示がいい。
昔は国鉄は「汽車のりば」だったのだろう。 -
せっかくなので福島交通飯坂線も乗っておきます。
30年以上前に乗ったきりだ。
片道370円。
あぶQフリーきっぷの半額以上する。
「行くぜ、飯坂温泉。」 -
もと東急1000系電車が来ました。
福島交通では最新鋭電車。パンタもシングルアームです。 -
車内は東急の雰囲気が残っていますね。
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車内には、飯坂温泉の暖簾が。
温泉ゆきの電車らしい演出です。
車端部には後付けのトレインビジョン?が設置されています。 -
20分ちょっとで終点の飯坂温泉へ。
飯坂温泉駅 駅
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終点です。
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ああ、なんかいいなあ。
このレトロな案内サイン。国鉄時代のようだ。
おっさんはこういうアイテムに弱いのです(笑) -
駅舎。
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飯坂温泉は摺上川を挟んで川沿いに旅館、ホテルが立ち並ぶ温泉街。
以前に比べるとさびれましたがまだまだ頑張っています。 -
雪を抱いた吾妻小富士が綺麗に見えました。
ゆっくりお湯にでも浸かって行きたいのですが、今日は夕方まで仙台へ帰らなければならず、散策だけで折り返します。
今度ゆっくり温泉に入りに来よう。 -
福島ゆきの電車が来ました。
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こちらはもと東急の7000系です。
中間車改造なので前面は面影ありませんが・・・
東急の電車は本当に地方民鉄で活躍していますね。なぜ、東急だけこんなにも重宝されるのでしょうか? -
福島へ戻って来ました。
電車はすぐに折り返して行きます。福島駅 駅
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さて、今日のミッションも無事完了。
せっかくの阿武隈急行フリーきっぷだったので帰りも阿武隈急行でと思ったら槻木ゆきが1時間半以上来ない。仙台到着時間に制約があるのでやむなくJRで帰ります。まあ、もとは取ったのでいいのですが・・・
今日は阿武隈急行の古き良き電車も堪能出来たし、福島交通のもと東急車にも乗れたしで、乗り鉄的には楽しかったです。
帰りはビールでも買ってボックス席でまったり行きますか! -
「・・・」
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というわけで、お約束通り701系の長椅子で1時間15分揺られて仙台へ。
愛されすぎだろう、701系電車。
701系といえばAkr。
Akrといえば701系。
こんな図式が最近出来上がってきたような・・・(笑)仙台駅 (JR) 駅
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今日に限ってはけっこうな数のお客さんが利用していたようにみえた印象ですが長い目で見れば、現実は厳しいのでしょう。
車両も私のような古物好きにはたまらない電車ですが一般の利用者にとっては「古い電車」でしかなく経営上も整備コストがかかる悩みの種でもあるようです。
でも新車導入の話も聞きますし(オールロングシートはだめだぞ 笑)
各方面からの支援も盛んに行われています。
少しづつでも利益を生んで地域の足となって末永く頑張ってもらいたいもです。
私も生意気言った割には、1100円の支援しかできませんでしたが、これをご覧になった皆様も仙台、福島へお出かけの際にはちょっと趣向を変えてたまには「あぶQ」の旅もいいのではないでしょうか?
きっとJRには無い楽しさがあるかも。
※18きっぷは使えません。週末パスはOK。
最後に阿武隈急行の繁栄を願って締めくくります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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この旅行記へのコメント (14)
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- まるきゅーさん 2020/07/05 18:46:48
- 梁川… 中央線にあったような。
- まるきゅーでございます。
梁川と聞くと関東人は大抵中央本線のほうを思い出すと思います。(それは俺だけだろ)
何せ1時間に2本くらい(東京行き1本、高尾行き1~2 本程度)なのであっちを思い出してしまいました。
福島は有人、山梨は無人という何とも言えない逆転現象がありますね。
(ちなみに梁川駅にはATOSと発車ベルがついております。)
- Akrさん からの返信 2020/07/05 20:33:29
- 大月のあたりですね。
- まるきゅーさま
こんばんは。「きゅー」つながりで「あぶきゅー」の旅行記をご覧くださいましてありがとうございます。(え?違うんですか)
梁川。
中央線にありますね。知ってますよ〜。八王子と大月の間でしたか。以前、松本から鈍行縛りで東京まで来た際に通りました。梁川に着いた時、「お、福島と同じじゃん」って思いました。阿武隈急行の梁川は、沿線では主要な駅で、車両基地も置かれています。昨年の台風で一部不通のままですが10月に1年ぶりに全線復旧するようです。その際はまた乗りに行きたいと思っています。
ただ、車両が・・・。あぶQにもついにE721モドキが入りましたので昔ながらの抵抗制御の鋼製車が無くなって行くのはさびしいですね。
それでは〜
-Akr-
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- オーヤシクタンさん 2018/03/19 22:37:27
- 阿武隈急行。
- Akr様、こんばんわ。
オーヤシクタンでございます。
阿武隈急行‥
国鉄丸森線の延伸がかなわぬかと思いきや、第三センターで延伸させた鉄道ですね。
国鉄会津線の延伸がかなわぬかと思いきや、第三セクターで開業した野岩鉄道と似ているものがあります。
仙台駅に乗り入れる阿武急車両、ステンレスの車両が並ぶ中で鋼鉄製の車両は貫禄がありますね。
E233系の硬いシートばかり座っている身としては、あの国鉄車両と同型のクロスシートに座ってみたいです。
帰りはお決まりの701系だったんですね。
最近、701系が減っているような気がします。
松本のE127系のように片側だけでもクロスシートにしてくれると思うのですが‥
お疲れ様でした。
オーヤシクタン。
- Akrさん からの返信 2018/04/01 12:16:14
- お返事が大変遅くなり、申し訳ありません。
- オーヤシクタンさま
こんにちは。
申し訳ございません。書き込みを見逃していました。
国鉄時代の丸森線は大赤字で廃止もやむなしのローカル線でしたが、3セク化で交流電化され、当初の予定であった福島までの全線開業と、全国の3セク化鉄道の中では「勝ち組」だったと思います。会津線→会津鉄道、野岩鉄道は大成功例ではないでしょうか?東武鉄道とも繋がり、観光路線として生まれ変わっています。
でも、阿武隈急行は沿線の観光要素もイマイチでどこか垢抜けません。あくまでもローカル輸送の地域の足です。
仙台直通は丸森線時代からの伝統です。昔は、国鉄車ばかりでしたから溶け込んでいましたが、最近はJR車がステンレス車ばかりになり、浮きまくっていますね。でも、あの昔ながらの椅子はやはり、座り心地も良く、長距離の乗車でも疲れません。最近のはクッションが硬すぎますね。
最後の701系はまったくの偶然です。狙った訳じゃないんですよ(笑)
仙台もE721系の増備が進んでいますが、まだまだ701系は私を離してくれないようです(笑)
それでは!
-Akr-
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- とのっちさん 2018/03/18 18:36:42
- 最後が秀逸(笑)
- Akrさま
こんばんは。ダイヤ改正いかがお過ごしでしょうか。
阿武隈急行も福島交通もお恥ずかしながら未乗です。あの世代の自社発注車は興味深いので仙台➡長町で乗りました(笑)。結局仙台都市圏で古株なんですよね。
東北本線の勾配緩和のための路線でしたっけ?こういう路線好きです。いつか追加料金払って乗ろう…と思うとダイヤの制約で乗れないんです。
最後の701のオチは最高でした。よっぽど好かれているのでしょう。2017年は1度も乗ってないんです。そもそも東北に行ってない(笑)。仙台➡榴ヶ岡の片道券で福島、新庄、石巻経由の改札出られない旅あたりそろそろ…
とのっち
- Akrさん からの返信 2018/03/25 10:05:53
- 阿武急より701系に反応しましたね(笑)
- とのっちさま
おはようございます。
かなりお返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
そういえばダイヤ改正でしたね。
仙台ではあまり目立ったことはありませんでした。仙台駅の在来線ホームの発メロが「また」変わりました。前々のやつが秀逸だったので、前のを含め残念です。
え〜、とのっちさま、阿武急&飯坂電車、未乗なんですか〜。以外でした。
第一日曜と鉄道の日、元日は600円で乗り放題ですので今度、ぜひお越し下さい。
阿武隈急行は国鉄時代に全通していたら東北本線のバイパスになっていた所ですが、機関車も高出力になり、いまや宮城・福島県境の勾配も楽に超えられますし、沿線に大きな都市もないのでどっちにせよローカル線であったでしょうね。でも、非電化盲腸線が交流電化されて電車が走るというのも3セクでは珍しいのではないでしょうか?
最後はお約束でした。運用調べなくてもだいたい乗れます(笑)
Tagucyanさまも以前、仙台へ行ってもなかなか701には当たらないって言ってました。
仙台も一丁前に大都市近郊区間なので、仙台〜榴ヶ岡のきっぷで山形まで行って帰って来られますね。でも改札を出れないのは首都圏と違い、ど田舎の東北では辛い部分もありそうです。
それでは!
-Akr-
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- BTSさん 2018/03/18 11:04:07
- 阿武隈急行と福島交通
- Akrさまへ
こんにちは~
私は阿武隈急行には乗ったことがないので興味深く拝見させていただきました。
開業当初から走っている8100系(自社発注)は既に30年が経過しているんですね。2018年度中には新車一編成(2両)を導入するようです。
8100系の車内を見ると国鉄時代の中距離用車両に準じているよな…一日の乗降客数は分かりませんが、鉄道施設(駅舎・車庫・軌道)は立派なのでよほどの乗降数がないと赤字体質になりやすいのではないかとAkrさまの旅行記を見て感じました。
車窓は変化があり乗り鉄には良い路線かと思います。ただ…一日乗車券が年間14回の販売しかしないのは如何なものかと思います。せめて毎週日曜日とかにしてもらえれば少しは利用者が増えるのではないでしょうか。
福島駅から福島交通飯坂線に乗られたんですね。
私も乗ったことがあります。
飯坂線は東急7000系ばかりと思ってたら1000系も走っているんですね。
なぜ7000系が地方の鉄道に人気なのかは、いくつか理由があります。
・18m車…現在主流の20m車だと曲線上にあるホームを改修しなければならないので
・オールステンレス車両…車体の保守費用が安く済む
・元々、2両1組で1編成なので床下機器の増設が少なく改造費用が安く済む
・7000系は全ての車両がM車(電動機)である。(勾配で威力発揮)
以上のことから7000系は地方の鉄道会社に人気があります。
東北新幹線が開業する前の飯坂温泉は賑わっていたそうですが、東北新幹線が仙台まで開業すると宮城県の秋湯温泉・作並温泉・鳴子温泉へ客が流れてしまい、今では閑散としていると以前宿泊したときに仲居さんが話していました。
飯坂温泉では日帰り入浴をしなかったんですね。
勿体ないですよ~風呂上りに「ふくしま餃子」で一杯、そして二次会は東北線の車内宴で完璧なコースだったのでは…(笑)
阿武隈急行の「乗って支援」お疲れさまでした。
BTS
- Akrさん からの返信 2018/03/18 14:52:45
- 確かに「乗る」「飲む」「入る」をしないともったいないですね。
- BTSさま
こんにちは。いつもありがとうございます。
阿武隈急行は、思ったより経営が苦しいようですね。
車両が開業当初のものなので代替時期に来ています。新車入るそうですね。
これも各方面からの手厚い支援のおかげかと。
BTSさまの仰る通り、車両以外にも施設がローカル鉄道にしては高規格なものが多いのでそっちの維持管理も大変なんだと思います。なにせ、交流電化されてますからね。
いま思えば、非電化ディーゼルでも事足りたような気もします。
東急の中古車が人気な理由。
なるほど、とても分かりやすい説明をありがとうございます。
でも、7000系も福島でもそろそろ引退のようです。私が最初に乗った1000系に順次、置き換えられて行くようです。
今回の旅は時間の制約があり、本当は阿武隈急行のみで帰って来る予定だったのですが、せっかくだからと久しぶりに飯坂電車に乗ってみました。
時間があれば、BTSさまのように「乗る」「入る」「飲む」をやりたかったのですが・・・
次の機会にとっておきます。
旅行記のタイトルにまで「支援」を謳っておきながら、きっぷ代の1100円しか支援できませんでした(笑)
でも、阿武隈急行には頑張ってもらいたいですね。
BTSさまもいつか乗りにいらして下さい!
それでは!
-Akr-
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- Tagucyanさん 2018/03/17 14:50:11
- そういう状況だったんですね
- Akrさま
こんにちは。
阿武隈急行、そんなに経営が厳しかったんですね。
昨年1月にも乗ったのですが、たしかに開業時からあったような電車がいまだ主力だったなあという印象はありましたが。
でもその時は、夕方だったということもあってかそれなりに乗客がいましたけどね。
私もこの路線に3回乗ったことがあります。
厳密に言うと、1回目はまだ丸森止まりだった国鉄角田線の時代の話で、たしか1日わずか5往復、ここに予定を合わせるのが大変だった記憶があります。
もともと東北本線の迂回路線というのが建設の第一目的で、沿線の町とは離れたところを走っていたために、途中止まりの状態ではまったく客足が伸びずに、全国でもトップクラスの大赤字路線でした。
フリー切符の話がありましたが、昨年1月に乗ったときに私が利用したのは、阿武隈急行と福島交通がコラボして、飯坂温泉まで通しで乗れるフリー切符でした。
でも、宮城県側の始発駅である槻木駅はJR管理の駅なので、発売していないんですよね。改札口でフリー切符で行きたい旨話したら、スルーで通してくれました。
私もこのときはそのフリー切符で飯坂温泉に行きましたが、Akrさんも行きましたね。
やはり、せっかく福島まで行ったのなら、福島交通にも乗りたくなってしまいますよね。
そして、福島からの帰りはゆっくり足を伸ばして… とおもったら… 相思相愛のあいつでしたか(笑)
---
Tagucyan
- Tagucyanさん からの返信 2018/03/17 15:12:32
- Re: そういう状況だったんですね
- Akrさま
すみません、読み返してみて間違え見つけたのですが、この路線の丸森までは、「国鉄丸森線」でした。ちゃんと調べて書くべきでしたね。
国鉄美幸線、国鉄添田線などと並んで、国鉄丸森線も赤字路線上位の常連でしたね。
---
Tagucyan
- Akrさん からの返信 2018/03/18 10:23:51
- 本当に大変みたいです。
- Tagucyanさま
こんにちは。いつも書き込みありがとうございます。
国鉄丸森線の時代は本当に「この路線要る?」って感じでした。でも、1日5往復と少ない本数の中で、仙台直通列車が昔からあったのは不思議でした。おそらく車両の送り込みを兼ねていたのでしょうね。3セク化されても仙台直通が残ったのはある程度の直通利用客があったのでしょう。
今年になって、地元紙等で阿武隈急行の財政難のニュースが多くなって来て、気になっていました。沿線の町では、利用促進のための補助などを積極的に行っているようです。
私が乗った日は、朝の仙台からの直通列車は4連ということあってがらがらでしたが、その後に乗った列車はどれも空席がなく、そこそこの乗り具合でした。列車本数も毎時1本は最低確保されていますし、新幹線の並行在来線の3セク化鉄道を除けば、他の3セクの鉄道に比べれるとしっかり経営されているように見えます。
フリーきっぷは当日気づきました。はじめから知っていれば槻木駅までのJRきっぷだけ買って車内で車掌から買うことも出来たんですね。HPにもしっかり載っていました。
そういえば、Tagucyanさまも阿武隈急行&飯坂電車に乗られていましたね。両方乗れるきっぷを見つけたとき、「そういえばフォートラで見た記憶が・・・」Tagucyanさまだったんですね。
帰りは、もうネタと言われても仕方ありません(笑)
どうしてここまで701系に愛されているのか。ホームへ降りた時に笑いがこみあげてきました。
また、地元ローカルの小ネタがあれば旅行記1本書きたいと思います。
それでは!
-Akr-
- Akrさん からの返信 2018/03/18 10:28:02
- 角田線のほうがいいかも
- Tagucyanさま
追記、拝見しました。
丸森線沿線の最大都市は角田市なんで「角田線」のほうがよかったかも。
まあ、当時の終点が丸森だったんで単に「丸森線」としたのでしょうね。
よく考えれば、瀕死のローカル線が「全線開通」「交流電化」「毎時1本運転」となったのですから他に比べれば幸運だったのかもしれません。
失礼しました。
-Akr-
-
- 横浜臨海公園さん 2018/03/17 10:43:17
- 阿武隈急行
- Akrさま、こんにちは。
旅行記を拝見させて頂きました。
阿武隈急行は、昭和55年(1980年)に国鉄丸森線時代に1回、そして全通後に2度乗車しておりますが、全国の第3セクターが同様に、車輌の更新時を迎えており、九州の くまがわ鉄道の如き、自治体負担で更新が達成された所ですら、線路保守にカネが回らない状態では、少子化で中学高校への通学者が減っている現状では、全国各地の第三セクターも容易な状況では無く、予断を許さない現状です。
旅行記で 阿武隈鉄道の現状、篤と理解させて頂きました。
横浜臨海公園
- Akrさん からの返信 2018/03/17 11:36:54
- 現実はまだまだ厳しいのですが・・・
- 横浜臨海公園さま
こんにちは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
丸森線時代を知っていらっしゃるのですね。
あの頃はいま考えても槻木〜丸森という中途半端な区間で確か1日4往復程度(確か)の気動車での運行では、赤字国鉄の廃止対象になっても仕方ありませんでした。
その後、3セク化され全線電化開業するのですが、やはり沿線の人口も決して多くもなく観光資源にも乏しい地域でしたので専ら、生活の足となっていました。
その後、マイカーが普及し、少子化が進み、利用客は伸び悩んだようです。
私が訪れた日に限っては、どの列車もそれなりの利用があって活気づいていたように見えましたが、現実は厳しいようです。車両も既に「前時代のシロモノ」となっていて、私のような鉄道趣味でもない限り、お世辞にも綺麗な車両ではなかったです。いまの8100系電車はもう部品もなくなって来ているそうです。
でも、新車導入の話題もありますし、各方面からの支援もあって、まだ未来はあるように思われます。
失礼致しました。
-Akr-
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