
2020/07/26 - 2020/07/26
16位(同エリア51件中)
Akrさん
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
前作に引き続き、ご近所旅でございます。
全国に甚大な被害をもたらした令和元年台風19号。わが宮城県でも相当な被害が出ました。県南の丸森町では阿武隈川の氾濫によって町中心部が浸水。町内を走る阿武隈急行も土砂崩れ、路盤流失、駅舎損壊など甚大な被害となってしまいました。
国鉄丸森線を引き継いで福島~槻木間を全線開業させた第3セクターの阿武隈急行ですが近年は利用客の減少や車両の老朽化のため経営がひっ迫。それでも沿線自治体からの支援で新型車両の更新など前向きになって来た矢先の令和元年台風19号。昨年10月から富野~丸森間が不通となり、今年に入り、ようやっと復旧工事が終わり線路が再び、繋がり、10月に全線開通を迎える事となりました。
それを前に新型車両でのJR直通運転など明るい話題も出て来ました。そんな阿武隈急行の姿を見に行きたかったのですが、コロナ禍で外出もままならない状況が続き、状況を見守る日々でしたが、ここへきてこの目で確かめるため、阿武隈急行に乗って台風から復興した丸森の今を歩いてみようと思い、出かけて来ました。
その様子をお届けしたいと思います。
阿武隈急行の全線乗りつぶし記録は以前の旅行記でアップしております。よろしければ併せてご覧いただければと思います。
阿武隈急行が大変そうなので乗って残そう「あぶQ」支援旅。(2018年3月訪問)
https://4travel.jp/travelogue/11336559
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
今日もご覧のような空模様。いつまで続く、梅雨。
ビルの上の方がガスってて見えない。
最近はこんなのばかり。仙台駅 (JR) 駅
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コンコースにはお茶メーカーの吹き流しが。
※今年は仙台七夕祭り中止 -
さて、きっぷを買いましょう。
仙台駅の券売機では阿武隈急行への連絡きっぷを買うことが出来ます。 -
わずかですがお金を落としましょう。
JR 仙台→槻木 24.1kmで420円
あぶきゅー 槻木→丸森 17.4kmで510円
三セクは運賃高いのです。 -
普段は、仙台駅で見ることのない「丸森ゆき」の表示。国鉄丸森線時代以来かな。
通常だと阿武隈急行乗り入れ列車は「梁川ゆき」です。現在は、台風による不通のため、宮城県側は丸森止まり。 -
ホーム跨線橋にもさりげない七夕飾りが。
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小さ目ながら吹き流しも。
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さあ、ホームへ下りましょう。
阿武隈急行直通の2966Mは、阿武隈急行8100系電車。ステンレス一色の仙台駅で異彩を放つ鋼製車。つい先日まで、最新型のAB900系(JRのE721系のコピー・・・いや、同型車)が乗り入れしてましたが、再び8100系に戻ったようです。
土日の直通列車は、「ホリデー宮城おとぎ街道号」としてヘッドマークを掲げて走ります。 -
仙台直通列車は、2+2の4連運用。
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ということで中間先頭車は、Aパターン。
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丸森ゆき。仙台駅で見るのはレア。
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では、早速乗りましょう。
車内は2ドアセミクロス。 -
国鉄型急行電車を彷彿とさせるボックスシート。そしてユニット窓。
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いいねいいね。昭和感あふれる車内。
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車端部はロングシート。貫通路は扉なしの大型開口部。地下鉄車両のよう。
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トップナンバーだった。
制御電動車がAM、制御付随車がAT表記。AM+ATで1ユニット。 -
7時53分、定刻発車です。
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中吊り広告には新型車両のPR。
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広瀬川を渡ります。
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E721系と701系のゲテモノ編成(仙台名物)とすれ違う。
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長町へ。福島ゆきが8分先行しているので乗車は少ない。
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8時6分、名取。
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仙台空港鉄道が中線から分岐。
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毎度毎度、このような景色しかお見せ出来ませんが、連日、雨降りなので仕方ないんだなこれが。
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常磐線の分岐駅、岩沼。
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8時24分、槻木。
ここから阿武隈急行へ乗り入れます。乗務員も交替。 -
槻木発車。
東北本線の上下線に挟まれながら白石川を渡って。 -
東北本線上り線をオーバークロスして阿武隈急行線へ入る。
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車窓は長閑な田園風景となる。
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最初の駅、東船岡で下り列車と交換。新型のAB900系だった。
東船岡駅 駅
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東船岡は国鉄丸森線時代は無かった駅。
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なんもない所で急に電車が停まった。
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車掌が運転士となにやら話し中。
よく聞こえなかったけど「速度が上がらない」とかそんな内容。車掌より「車両の点検中です。発車までしばらくお待ちください」のアナウンス。
ほどなくして、電車の電源が落ちて、再起動(っていうのか)。ほかのお客は不安そうに成り行きを見守ってたが、私は思わぬところでモーターの起動音が聴けてラッキーである(笑)8100系は、JRの205系と同じMT61モーター。
5分ほど停車して無事、発車。徐行で進む。
やはり、車両老朽化は如何ともしがたいのかな。 -
6分遅れで角田到着。
角田駅 駅
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角田は角田市の玄関口。阿武隈急行沿線では最も乗降数が多い駅。
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なんと角田でお客はみな降りてしまい、4両編成の客は私ひとりに!
まさかの貸切運転。ここでまた故障とかしたら気まずい(笑) -
仙台から1時間、定刻6分遅れで終点、丸森へ。
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現在、丸森~富野間が台風被害で不通のため、宮城県側の列車はすべて丸森で折り返し運転。
線路は既に繋がっており、車両の回送だけは行われているようです。阿武隈急行の車両基地は福島側の梁川にあるので線路が繋がる前はかなりの間引き運転だった。 -
乗って来た電車は少し停車したのち福島方面へ回送されて行った。
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丸森駅も構内に七夕飾りがあった。
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当然この駅で降りた唯一の客となった。
写真撮影が終わるまで改札で駅員さんが待っていてくれたらしく申し訳ない。 -
さて、今度は丸森町の中心部へ行ってみよう。
丸森駅は町中心部からは少し離れた場所にある。2kmくらいはあるかな。
歩いて行ってみましょう。 -
駅前には「国鉄丸森線全線開通記念碑」がある。
地元の悲願だったのでしょう。国鉄時代には大赤字ローカル線で存続も危ぶまれたのにその後、三セク化、交流電化、全線開通と大出世した丸森線。
どうかいつまでも走り続けて行って欲しい。 -
丸森駅から10分ほど歩くと、町中心部への入口、丸森橋が見えてきます。
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阿武隈川を渡ります。
この川が台風で氾濫。 -
阿武隈川を舟で下る、阿武隈ライン下り。台風被害、コロナと大変な状況の中、営業を再開したようです。
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橋げたの上部に流木が引っ掛かっています。物凄い高さまで水が来た。
生々しい爪痕です。 -
橋を渡り、対岸へ。
これより丸森町の中心部へ入ります。 -
休日の朝とあって車、人もまばら。
この一帯、水没して、翌朝、空撮で町全体が茶色に染まった光景を見て驚愕した。
町の中は台風の痕跡は残っていないように思えた。
いろいろ歩いてみましょう。 -
これが台風翌日の丸森町の空撮。
町中心部(写真中央下)が茶色一色で泥水に浸かってしまっている。先月の熊本の球磨川氾濫の映像を見た時に丸森の光景が重なった。
※画像は国土地理院ウエブサイトより引用。 -
丸森町観光物産館「やまゆり館」
丸森の事はここで聞きましょう。観光バスの駐車場にもなっています。 -
丸森町観光のメイン、「斎理屋敷(さいりやしき)」です。
江戸から昭和にかけて七代に渡り、栄えた地元の豪商、斎理氏。その屋敷、収蔵品を町が譲り受けて観光名所「蔵の郷土館」として公開しています。蔵の郷土館 齋理屋敷 美術館・博物館
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ここも台風被害、コロナから復活し、5月下旬から営業を再開しています。一見の価値があります。丸森に来たら是非。この日はまだ開館前でした。
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斎理屋敷の向かいには産直市場「丸森物産いちば八雄館」があります。こちらは2011年オープンの比較的新しい施設です。
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「がんばっぺ丸森」
阿武隈急行とともに復活を祈念。 -
今度は丸森町役場へ来てみました。
立派な建物です。 -
これは台風翌日の丸森町役場。
浸水し、ボートでしか近づけなくなりました。
※画像は、時事ドットコムニュースより引用。 -
一通り、街歩きをしてきました。
最後に、舟下りののりばを覗いて行きましょう。 -
仙台ナンバーの乗用車が1台だけ停まっていました。
コロナの影響もあって、なかなか観光の需要回復までは程遠い印象です。阿武隈ライン舟下り 乗り物
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帰り際、数人乗せた舟が出て行きました。あの乗用車のお客さんかな。
今度、乗りに来たいな。酒でも飲みながら舟下りしたい(どうしても酒呑む話に結び付けてスミマセン) -
駅に戻って来ました。
さあ、仙台へ帰りましょう。不通区間の代行バスでもあれば福島側へ抜けても良かったのですが代行バスは運行されていないようです。丸森駅 駅
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どこの地方も同じですが、大手のバス会社は撤退して、路線バスは地元のタクシー会社に委託されているようです。町内を何度も行ったり来たりしてました。散策中、このバスに何回も遭遇した。お客さんは残念ながら乗っていませんでした。
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駅には使われていない側線があった。
福島側を見ています。 -
駅には、阿武隈急行の台風被害状況が写真入りで掲示されていました。
想像以上の被害です。これでは体力が無い第三セクターの鉄道会社では復旧は難題です。 -
仙台までのJR連絡きっぷを買ってホームへ入りましょう。
お、新型のAB900系が停まっていますね。 -
駅舎から構内踏切でホームへ。この構造は国鉄丸森線時代と同じ。ホームの屋根は、民営化後に架けられた。
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JRのE721系の色違い。
阿武隈急行にはまだ2編成だけ。順次、この車両に置き換えられる予定。
仙台空港鉄道のSAT721系に続いての民鉄版E721。いまや仙台での一大勢力。これが20年くらい前だったら701系だったのだろう。何はともあれ、クロスシート採用は嬉しいね。 -
車内はE721系と一緒。モケットの色がJRは青系なのがこちらは赤系。
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窓側のミニテーブルももちろんある。
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では。帰ります。
丸森から乗ったのは私の他、1人だけ。2両編成に2人しか乗っていない。 -
丸森発車。
駅員さんがお見送りしてくれてました。 -
車内はがらがら。
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北丸森。
この駅も民営化後の開業。無人駅。北丸森駅 駅
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途中、角田からまとまった乗車があった。
東北本線が近付いてきて・・・ -
終点の槻木へ。
仙台直通は朝、晩2本だけ。あとはすべて槻木発着。
う~ん、無塗装のボディもなかなか。槻木駅 駅
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乗って来た電車は、折り返し丸森ゆきとなります。
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仙台ゆきに乗り換えましょう。
しかし、最近、めっきり701系に会わなくなったな。まだまだ現役バリバリで運行中なんだが・・・ -
仙台ゆきはさらっと埋まってる。ボックスの先客に割り込むの好きじゃないし、30分だから立ってこ。こういう時はオールロングの701系のほうが助かります。
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仙台へ帰って来ました~
結局、立ちん坊でした。
実はまだお昼なんですよ。午後からはいろいろと用事があるもので午前中で行ってこれる場所ということで丸森に行ってみました。
如何でしたしょう?
台風の爪痕は思ったより大きくて、なんとか復旧したものの、コロナ禍で先行きが見えてこない感じがしました。10月に阿武隈急行が全線復旧した暁には、全線乗りながら、また丸森の町を歩いてみたいと思います。
この旅行記をご覧になって、興味を持たれた方はどうぞ、地元で「あぶきゅー」として親しまれる阿武隈急行を乗って応援いただければと思います。
「がんばろうあぶきゅー、がんばろう丸森!!」
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。仙台駅 (JR) 駅
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この旅行記へのコメント (8)
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- 長崎マリーンズさん 2020/08/17 13:07:06
- 急行!?
- Akr様
こんにちは、長崎マリーンズです
今年は盆休みで6日間も休暇を取った(取らされた)ので、今日は午前中ヒイヒイ言いながら運行関係の資料を中心に作成しておりました(現在休憩中)
さて今回ご乗車の阿武隈急行ですが、「急行」電車は走っているのでしょうか?それとも以前走っていたのでしょうか??
全国的に3セクは苦しい経営状況が続いているようですが、九州にも旧国鉄路線から転換した3セクが幾つもございます。先日の大雨で甚大な被害が出たくまがわ鉄道や未だに全線復旧が果たされていない南阿蘇鉄道。。。我が長崎県にも松浦鉄道という3セクが走っていますが沿線の過疎化に歯止めがかかりません。
阿武隈急行は電化されているようですが、九州の3セクは殆どが非電化だったと記憶しているので珍しいな~というのが感想です。
個人的には途中で通過した「角田市」が気になっております。小学校時代から重度の二珍地図マニア(特に地方都市が大好きという危ない部類です)だったので、宮城県の項目で角田市はよく目にしていました。観光名所や有名なものがあれば教えてください笑
追伸:先日実家から何故か白石名物の温麺を貰いました(入手ルートは謎)
8月までは暇過ぎて仕事にならない長崎マリーンズ
- Akrさん からの返信 2020/08/17 22:13:29
- 急行は開業後一度も走ったことがありません(笑)
- 長崎マリーンズさま
こんばんは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
私もバス会社なのに公務員並みの盆休み。なにをしたらよいか分からず電車に乗ってました(やることあるじゃん 笑)同じく、今日から勤務でいろいろ雑用で終わりました。久しぶりに貸切バスの運賃計算したら距離と時間単価忘れてました(笑)
さて、阿武隈「急行」に「急行電車」の問いですが、答えはNOです。オール各停です。急行の名の付く列車はありません。おそらく三セク化の際に「阿武隈川沿いの街々を急行のように速く結ぶ」そんな思いがあったのでは(デタラメです)
急行と名の付く会社はけっこうありますしね。「伊豆急」とか「東急」とか「小田急」とか。おそらくそんなノリではないかと。
阿武隈急行は開業時から交流電化という新しく作られた三セクでは珍しい路線ですね。おそらくJRとの直通運転を最初から見越していたのではないでしょうか?実際に701系も福島側で乗り入れしていましたし。
阿武隈急行は沿線に大きな街もないし、観光地も乏しく集客は難しかったのではないでしょうか。それでも沿線自治体の手厚い経済支援のおかげで存続し、新車も導入できました。そして昨年の台風被害。本当にツイていないといいますか、そんなにいじめるなよと言いたくなりました。その台風も乗り越え、10月に全線復旧です。これからも応援していきたいです(乗るだけですが)
角田市は阿武隈急行沿線では福島を除けば最大の都市で、乗降客数もトップです。でも、宮城県では地味な都市ですかねえ。強いてあげればJAXAのロケットセンターがあるくらいでしょうか・・・
私の私感ですが、仙台以南で大きな都市といえば、角田市<岩沼市<名取市<白石市といった感じで角田は地味です(笑)
温麺、おいしいですよね。油を一切使っていないので身体に優しいです。暖かくしても冷たくしても美味しいです。私も好きです。
9月も暇決定な当社です。シーズンとはなんなのか(笑)
お互い、頑張って乗り越えましょう。
-Akr-
-
- とのっちさん 2020/08/15 08:05:59
- いいねいいね。の阿武隈急行!
- Akrさま
おはようございます。まだ自由に旅できない世の中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
天災で日本全国あちこち運休区間が出ています。時刻表の網掛けは心が痛みます。そういえば、時刻表の区間運休表示は“当面の間”となっています。“当分の間”だと思っていたので1つ賢くなりました。
8100系電車は内装もさることながら、仙台直通は2+2の“Aパターン”豪華編成。銀色電車が主力になった今、当たると嬉しくなりますね~ほんの少し前までは特急・急行ボックスが当たりで、近郊ボックスはハズレだったのに、いつの間にか近郊ボックスが貴重品になってきましたね。東日本の車両は感覚は広く感じるんですが、ふかふか感がない。後継車両も登場して、いつまで走ってくれるでしょうか…アブ球(IMEで一発変換するとこうなります)、いや阿武急は福島出て早々に寝てしまい、槻木着いたのに気づかず慌てて乗り換えた記憶しかありません。乗り直しが必要です。内装もさることながら、電動機は205系と同じなのですね~交流車だから当たりまえですが、整流や励磁、回生ブレーキも全部まとめて、直流車とほぼ同じように制御する国鉄末期の設計思想がすごい。ダイヤを見る限りだぶん回生ブレーキは積んでないと思いますが…
三セク発足当時の車両がどんどん貴重になってきました。個性あふれる列車から画一的な新型車両と観光車両ばかりになってしまって、そもそも天災や感染症に負けずちゃんとダイヤどおりに走っている方が貴重な世の中となってしまいました。重量貨物列車の勾配緩和に焦点を絞って建設されながらも、時すでに遅しで廃線となってしまったのが残念です。よく存続したな~と関係自治体に頭が下がります。昨今の新幹線建設も、焦点を絞りすぎて赤字が蓄積するのではないかと素人ながら心配です。株主ではないのでそこまで大きく心配はしませんが…過去の鉄道建設史から学ぶものは多いと痛切に感じました。“遠出できないから…”と見せかけて、三セクが抱える現状と課題を投げかける読み応えのある旅行記だったと思います。
とのっち
- Akrさん からの返信 2020/08/15 11:50:52
- もはや貴重な鋼製車
- とのっちさま
こんにちは。いつもご覧くださいましてありがとうございます。
お盆休みが4日もあるので東北圏内で悪あがき中です(笑)東北地方はコロナ感染者がこれでも少ないほうなのですが、その中でも宮城県は断トツです。人口比率の問題でもありますが。そんな中でいくら東北と言っても宮城から他県へ行くのは少し気がひけますね。
あぶきゅーの8100は、今となっては貴重な鋼製車です。昔は、583系改造の食パンのボックスシートが最高でしたし、急行型のお下がりもたくさんあってふかふかの椅子の座り心地を堪能できましたがいまは、仙台に限っては、「新しいけど椅子の硬い電車」or「椅子はやわらかいけどロングシート」の究極の選択しかありません。そんな中での8100は近郊型でありながら2ドアボックスというのがイイのです。
でも阿武隈急行は会社自体の経営が青色吐息状態。その中でも製造後30年以上経過した8100の置き換えに莫大な資金が必要になり、沿線自治体の多大なる支援の結果、2編成を導入。現在に至っております。
あのザイライセンスゴクカタイイスのE721がついにあぶきゅーにも入ってしまいました。8100はもともとJR719と共通の部品が多かった為、ここにきて719が一気に淘汰されてしまい、部品枯渇問題も抱えていましたからE721導入は必然だったのでしょうね。
でも、オリジナル性が無くなって来て寂しいもんです。しな鉄もJR型ですし。メンテのことを考えると仕方ないのかなあ・・・
そんな阿武隈急行と沿線の町、丸森を歩いて現状を報告させていただきました〜
全線復旧の折にはぜひ、乗りにいらして下さい。ノリ鉄でもけっこうです(笑)
-Akr-
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- つららさん 2020/08/11 15:32:43
- 今回、少し勉強しました
- Akrさま
こんにちは、つららでございます。
今回の旅行記を拝見していて、?となったのが、丸森駅から町の中心部まで2kmということでした。鉄道を引く時に、もう少し街に近い場所に土地がないとは考えにくいのになぜ? で、少しインターネットでちょこちょこ見てみました。もとの国鉄丸森線というのは東北本線のバイパスとして計画されて、当初は幹線並みの扱いだったのに結局その機能は不要になったとか、全線開通の際の福島交通の反対とかいろいろ紆余曲折があったのですね。観光客の呼び込みもなかなか難しそう。そんな中で阿武急の皆さんや宮城県の援助を含む自治体の尽力もあって新しい車両が導入でき、また、台風被害による不通も10月には解消されるとのこと。応援したくなりますね。
(コメント書くのに調べものしたのは初めてです。笑 もちろんAkrさまの2018年の旅行記も読み直しました)
阿武急の8100系もいいですね。なつかしいボックスシートで、2扉で。通常なら置き換えは残念と思うところですが、ここについては新しい車両になって乗る人が増えてくれるのなら、そのほうがいいですね。
そして出ました。トラブル案件!
電車に乗っていて電源が落ちるというのは、なかなか遭遇しないことではないでしょうか。私ならかなりびっくりしてしまいますが、再起動?をラッキーとしてしまわれるAkrさま、もしかして呼び寄せました? (笑)
めちゃくちゃな暑さが続いています。
私は暑さに弱いので、府内どころか区内すら行けません。
Akrさまもどうぞご自愛くださいませ。
つらら
- Akrさん からの返信 2020/08/12 12:51:42
- まじめにリポートした(つもり)
- つららさま
こんにちは。いつもご覧下さいまして、ありがとうございます。
そして色々とお調べいただいたなんて、恐縮です。
丸森線は、勾配のキツい東北本線のバイパス的な意味合いで建設された経緯があるので沿線への駅の位置の配慮などはなかったようですね。沿線最大の街である角田さえも中心部の西の外れです。それに加え、全線開通ならなかったのですから赤字ローカル線になるのも仕方ない気がします。
悲願の全線開通した三セク化も乗車率は伸び悩みました。それなりに本数は走っているのですが沿線に集客できる大きな観光地もないので専ら地域輸送に特化した鉄道会社というイメージです。
赤字に車両更新時期が重なって大変な状況下、沿線自治体の協力もあって新車が入りました。その矢先に台風。「これは本当にアウトかも・・・」って思いましたもん。しかし10月には全線復旧。また乗りに行きます。
8100系は徐々に新型と置き換えになって行く予定です。もう部品がないのだとか。
国鉄急行型のようなボックス席でなかなか味があって、ザイライセンスゴクカタイイスのセミクロスやお馴染みロングシートの7*1系(なぜ伏字にする)が発着する仙台駅の中では、輝きを放っていていいんですけどね〜。
久しぶりのトラブル案件(笑)
でも、びっくりしましたよ、だって電源落ちるなんてデッドセクションでもないのに。再起動で直るあたりは「電化製品かよ」と突っ込みいれてしまいました(笑)
梅雨明けしたらこの猛暑。仙台でも昨日は35度オーバーでした。
私は明日から4連休です。暑い中、ちょこっと出かけて来ようと思っていました。
-Akr-
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- Tagucyanさん 2020/08/08 15:39:12
- 今回は社会派ですね
- Akrさま
こんにちは
先月仙台にお伺いしたときに、そのついでにどこにいくかといろいろと考えて、結局くりでんミュージアムに行ったのですが、対抗案として阿武急の不通区間を訪れてみることも考えていたんです。ただ、不通区間に代行バスも何もなく、通り抜けできないので断念しました。通り抜けしないで、こういう行き方もありましたね。
阿武隈急行になってからも何度か通しで乗りましたが、それより大幅な昔、国鉄丸森線の時代にも乗ったことがあります。たしか1日5往復ぐらいしかなく、常に全国トップクラスの大赤字ローカル線だった記憶があります。
東北線のバイパス線に特化して計画された路線なので、Akrさんが訪ねた丸森駅もそうですけど、角田駅も町の中心から離れていて、これがまったく客足が伸びない理由のひとつだったんですよね。
あの頃は今のような姿になるとは考えられませんでした。
基本的に田んぼと桃畑の中を走っているイメージの路線ですけど、不通になった区間だけ山の中の渓谷のような区間で、たしかに災害に弱そうではあります。人もあまり住んでいないので、代行バスもないんでしょうね。
でも、いつの間にか線路がつながっているんですね。回送電車だけ走っているのは初めて知りました。コロナの関係もあって人が集まってほしくないから公表していないのかな。
それにしても阿武隈急行の新車、E721系そのまんまですね。
余談ですが私のパソコンのATOK、「あぶきゅう」でちゃんと「阿武急」と変換されました。さすが(笑)
---
Tagucyan
- Akrさん からの返信 2020/08/08 19:43:58
- 近場ネタも限りがあって・・・(笑)
- Tagucyanさま
こんばんは。早速、ご覧いただきまして、ありがとうございます。
社会派なんて、とんでもない(笑)
実は、阿武隈急行は全線開通時に乗り通す計画を立てていましたが、どうも近場ネタが弾切れになりそうなので、とりあえず、丸森まで乗って街の様子と併せ、現状を報告してみようとなりました。全線開通時は?もちろんまた行きます(笑)
代行バスがあれば福島までと考えてましたが、運行していないので丸森ターンにしました。まあ、県境部分の一番乗降が少ない区間が不通になったので、あまり影響はないという判断なのでしょう。丸森から福島に行くならば、槻木経由で東北本線で行くことができますからね。
丸森線時代を知っているのは貴重ですね。仰るとおり、超赤字ローカル線でしたね。非電化で寄せ集めの小牛田のDCでした。でも、伝統の仙台直通は国鉄時代からあって現在も続いています。送り込み&返却も兼ねてのことでしょうが電車区が福島側になった民営化後も続いているのがはそれなりに仙台への直通客があるのでしょう。
念願の新車が入りましたが、普通にE721ですし、車内もまんま。あまり新鮮味は無いですね。背もたれの頭部分が硬いのもそのままですし。あれならば背もたれすべてがモケット張りの空港鉄道のSAT721のほうが新鮮味がありますね。まあ、8100系の部品が719系と共通だったので、719が仙台から絶滅した今は、この先長くは走れないというのもあり、新車導入となったのでしょうね。
私のPCだと「アブ急」と出ます(笑)
それでは〜
-Akr-
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