2017/11/23 - 2017/11/30
1位(同エリア111件中)
DONさん
24時間ライブ三昧でサルサ中毒になりそうだから、レトロ列車で郊外イスナガに。トリニダーは古都の中心街と、イスナガのあるロスインヘニオス渓谷がセットで世界遺産とな。
延々ガタゴト揺られて何があるかといえば、のっぽの塔と搾りたてのサトウキビジュース位、でも鉄っちゃんでなくともマイペース過ぎる観光列車の旅は某「世界の車窓から」気分で大満足!窓ないけど。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旧市街の中心から南方面へ徒歩十分ほどで、トリニダー駅。駅舎の脇にぽつんと佇むのが切符売り場です。
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発車は9時半。受付に人はいても販売開始の9時10分まで待ちましょう。ハイライトはイスナガ駅ですが、大半の人がその次の終点フェネタ駅までの往復チケットを買い求めます。
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チケットオフィスの真ん前、無造作に在るプラットホーム。
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当然ここで始発列車を待つと思いきや。ちょっとしたトラップです。
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駅の一寸向こうでスタンバイしてた観光列車がほぼ定刻で緩々と動き出すと、結構な人数が引き寄せられるようにそちらへ。何となく自分も従ってみる事に。
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ホームに入る前に一度止まって皆さま続々乗車開始。
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一度お客さん積み込んで、数メートル先の正規のホームに着く時には空席ほとんどありませんでした。人数かぞえて切符を売っているわけもなく、車内は立錐の余地なく朝の中央線の如し。
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この切符、特に車内でもチェックされず仕舞いでしたが、善良な旅人はちゃんと購入しましょう。トリニダー駅と終点の往復で15CUC。
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線路脇と行く馬車とどっこいどっこいの速度。窓がないので吹き抜ける風は心地よく。
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ただただ牧歌的な風景が。イスナガ駅まではおよそ1時間です。
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途中なんとも心許ない鉄橋とか。
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ちなみに二両編成の最後尾にトイレがあるものの施錠されてて使えません。でも大丈夫。とぼけた観光列車は何やかんやで途中止まったりするので、お急ぎの人はその都度臨時下車して近くに茂みへ出かけてました。
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オンタイムの10時半にイスナガ駅到着、塔がひときわ目立ちます。
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乗り降りはどこからでもご自由に。
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かつてサトウキビの大農園があったエリアの真ん中に、圧倒的な存在感の真中イスナガの塔。下車した全ての人が目指します。駅からすぐです。
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その麓にはファゴッティングと呼ばれるご当地刺繍入りの衣類やらアートやら。日に一度の書き入れ時のはずなのに、客引きは良心的というか頑張れと励ましたくなる程度です。
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高い所が大の苦手である事をすっかり忘れ、136段のタワーのてっぺんまで。旅人は1CUC、キューバ人は2CUP払って延々階段を上って。
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渓谷いっぱいに広がる緑が鮮やかに(なんて味わう余裕はこの時まるでなし)。
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狭くて急傾斜の階段は対面通行ゆえに大渋滞です。
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塔の脇に、農園主イスナガ家の屋敷跡。食堂や土産物店が入っています。
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邸宅の裏側には、昔ながらのサトウキビ搾り機。
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今ではのどかな、塔の在る風景。できた当時はもちろん観光タワーではなく、農園で酷使される奴隷を見張っていたわけで、何とも複雑な心境ながら。
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駅のそばに、サトウキビ一番搾りを売る店がありました。マドラー代わりのサトウキビを最後にシガシガ噛めばじんわり甘く。
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イスナガ駅での停車はジャスト1時間。運転手さんは爆睡です。
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イスナガ駅や一つ先の終点フェネタ駅まで車をチャーターして来る事もできますが、いやいや、絶対列車の旅が楽しいってば。
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イスナガ駅までは車内でビールやモヒートを出してた売店コーナーが、しっかりサンドイッチの提供開始。お昼時です。
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終点までは30分強。
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観光列車は人気者。道行く人や沿線のお宅の子どもたちから手を振られれば、乗客も一斉にお返しを。
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徐に停車したと思いきや、特にアナウンスもなく先頭のディーゼル車が切り離されて、隣の線路からトリニダー駅方面へ帰っていきます。取り残される客車とワタシタチ。
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ずいぶん先まで行ってUターン!客車のお尻を押す形となりました。どうやらフェネタ駅ではこの作業が出来ないようで、今のうちに復路用で機関車のポジションチェンジと。
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精糖工場跡に列車が入っていきます。終点フェネタ駅。
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精糖工場跡も見学できますが、暫し観察していると勇気ある数人が中へ入って数分でトボトボ戻ってくるので入場料払う価値があるかのかどうか。
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以前はこの手の蒸気機関車で牽引されていた観光列車、ここ数年は修理のためディーゼル車が代打中とのこと。
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待ち構えていたバンドの演奏聞きながら、ホームに併設された売店のビールを飲むか、駅周辺を散歩するしか選択肢なし。
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しかし目ぼしい店もなく、数軒の民家前をパトロールして、地元少年に挨拶したら終了。
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どこへ行っても「ブエナビスタソシアルクラブ」でお馴染みの名曲たちが必ず聞こえるトリニダー。
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50分たってオンタイムの午後1時に(演奏してたバンドのおじさんたちも積んで)復路スタート。
代わり映えのしない車窓に居眠りする人も続出する中、起きててカモになりそうな客に乗員が次々声をかけてきます。いざ運転席へ。 -
少々チップを渡して運転席に座らせてくれる、と。言われるがまま何かに触れると轟音の警笛が!「なんで何もない真っすぐ線路なのに、やたら警笛が鳴るんだろう」と思ったら。
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再び一瞬イスナガ駅に止まって数人乗せたら一路帰途につきます。
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しかしここから先が長い。ちょいちょい停車するから何か車両トラブル?と思ったら、線路に向かって伸びる雑木をおじさんたちが剪定剪定また剪定。
止まる度に、車内販売のビールでトイレが近くなった男子たちが自主的に下車して茂みへ。 -
何度か登場する橋の数々、安全性はいか程に。
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する事のなくなったキッズが両サイドから一斉に手を投げ出すので、千手観音列車みたく。
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油断してると車幅プラス数十センチのトンネルが襲ってくるので、千手観音ごっこは程々で。
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剪定込みで5時間強の鉄旅が終わりました。トリニダーとんぼ返りでないなら、ダラっと緩々、緑いっぱいの渓谷ワンデイトリップも是非選択肢に。
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