2017/05/01 - 2017/05/06
96位(同エリア421件中)
こりすさん
ビンタン島に到着して2日目の朝。
なぜか朝早くに目が覚めたので、ホテルの部屋の窓のカーテンを開け、ベランダに出てみると、日の出前の一瞬、とっても美しい朝焼けが見えました。
ビーチにもホテルのプールにもまだ人気はなく、静かな朝の景色を無心に眺めていると、どこからともなく鳥のさえずりが響いてくる。
南国リゾートの清々しい朝でした。
ビンタン島2日目の予定は、午前中にマングローブの森を流れる川を小型ボートで遡って探検する「マングローブディスカバリーツアー」と、いったんホテルに戻ってから午後はホテルのビーチでまったりする予定です。
この旅行記は2日目の午前中の記録です。
<2017GWシンガポール&ビンタン 前回までの旅行記>
#1 夜の羽田空港JALラウンジをはしご
http://4travel.jp/travelogue/11249074
#2 羽田深夜JAL便でシンガポールへ チャンギ空港探検
http://4travel.jp/travelogue/11241782
#3 タナメラフェリーターミナルから南国ビンタンIslandへ
http://4travel.jp/travelogue/11241964
#4 ANGSANA BINTAN(アンサナビンタン) リゾート滞在初日
http://4travel.jp/travelogue/11255260
#5 アンサナスパで癒しの後はマングローブの森で夜の蛍探しクルーズ
https://4travel.jp/travelogue/11263680
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ビンタン島到着の翌朝、随分早い時間に目が覚めて、何気なくカーテンを開けて外に目をやると、日の出前。
ヤシの木とビーチの向こう、まだ薄暗い空に朝焼けが始まり、ちょっとだけオレンジ色の光が見えました。 -
リゾートにはホテルの建物以外には、ヤシの木が生い茂り、空はさえぎるものがありません。
ベランダから身を乗り出して、180度景色をゆっくりと眺め、深呼吸。 -
最近、こんなに広い空を眺めることなんてなかったなぁ。
素敵…。ビーチリゾートに来ることができて、よかったなぁと心底感動する瞬間でした。 -
まだ眠り足りなかったので、もう一度ベッドに戻り、少しうたた寝した後、着替えて朝ごはんを食べに行きます。
泊まっているホテル「アンサナビンタン」。事前に口コミで見た朝食ビュッフェの評判は良さそうです。 -
部屋の前の半屋外の廊下に出ると、外はもうすっかり明るくなり、南国の湿気と熱気を帯びた空気が満ちていました。
-
日が昇るとあっという間に気温が上昇してくる感じです。
こちらは、廊下から見たホテルの玄関方向。車寄せにシャトルバスが停まっています。
このバスで、決まった時間にフェリーターミナルとホテルの無料送迎がされています。 -
朝食ビュッフェの会場は、ロビーから1段下がったフロアにある、吹き抜けの広い空間。
朝はまだ屋内では気温がそれほど上がっていないので、大きな窓は一部開けられ、シーリングファンが回転し、自然の空気が入ってきます。
窓側の席に案内されました。眺めもなかなかです。
では、さっそくビュッフェを取りに行きましょう! -
ビュッフェ料理は階段の奥の方のスペースにまとめられて、ごちゃごちゃ感が出ないよう、レストランのテーブル席からはやや見えにくい場所に配置されていました。
-
まず気になったのは、スープのコーナー。2種類のスープとトッピング用の具材が置かれています。
中華風のものとインドネシア(というかマレー料理)風の味付けのものがありました。 -
ホットミールのコーナーです。ナシゴレンや…
-
野菜炒めなど。やや中華風な感じ?
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シューマイは、セイロに乗せられて。
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こちらは洋風コーナー。
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コールドミールも豊富です。
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別のコーナーにはシチューの様なものがあり、なんだろう?と思ってみたら、ソトアヤム(チキンの煮込み)でした。
こんな感じに、ちょこちょこインドネシア&マレー料理が置いてあります。 -
シェフのライブコーナー。オムレツを作ってくれます。
料理人は女性。ばっちり髪を隠しているあたり、イスラム教徒なのかな? -
パンのコーナーもかなりたくさんの種類があります。
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スイーツ系パンも豊富! デニッシュ系やドーナツが沢山あってうれしい!
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これは、お汁粉の様な感じの、やはり郷土料理です。
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フルーツは南国名だけあって沢山ありますが、マンゴーは季節じゃないのか、置いてありませんでした。黄色っぽい果物はメロン。
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仏像の様な置物の台には、クレープのような郷土スイーツ。
緑色なのは、パンダンリーフで色づけしたものかな?
数年前にシンガポール旅行の際、ニョニャの伝統スイーツを扱う店で見かけたお菓子に似ています。 -
色々と迷いながら、まず選んだのはこちら。
コールドミールとサラダ、スープコーナーからややスパイスの香りがするチキンスープとパン。
せっかくだから郷土料理にしようと思っていたのに、気分で選んだら洋風になっちゃった。 -
連れのりすは、どこからともなく麺を取ってきていました。
アジアの香りがするー。 -
シェフが作ってくれた具沢山オムレツ。卵4つくらいのボリューム感です。これだけで十分お腹いっぱい。
-
2回目、ナシゴレンとミーゴレンの様な細麺焼きそば。
中華風メニューの味付けがかなりおいしいです。 -
スイーツ系も忘れずに。デニッシュパンに甘そうなシュガードーナツ!うひひ
緑色のクレープ菓子も。シロップがしみ込んでいて激甘です。
フルーツはちょっと乾燥してパサついていました。こちらは残念。 -
お腹いっぱい食べたら、午前中に出かけるマングローブツアーのピックアップ時間ぎりぎり。慌てて身支度してロビーに向かいます。
朝からちょっと雲行きが怪しかったけど、ついに雨が降ってきてしまいました。
この後、事件が発生。
ロビーでピックアップを待てども待てども、誰もやってこない。
確かに昨日申し込んだときに、集合時間も聞いていたのに。時間を15分くらい過ぎたあたりでこれはもう、忘れ去られているかも? 料金前払いしたのに! 焦ってロビーにいたホテルのスタッフを捕まえて、予約時に渡された明細書に書かれた現地オフィスに連絡を取ってもらいました。
すると、なんということ! 今日は雨が激しくなってきたから中止との回答。
そんな馬鹿な? 料金も支払っているし、時間変更しようにも、マングローブツアーは午前中しかやっていないから、明日になってしまうし。明日はもうビンタンを経ってシンガポールに向かう日だから、どのみち日程変更は無理。
巻き込まれてしまったホテルスタッフがかわいそうに思ってくれたのか、事情を説明すると、もう一度現地のツアーオフィスに連絡を取ってくれました。
そうすると、今度は今から迎えに行くからあと少し待っていてくれとの返事でした。
なんだか、心配して焦って、疲れちゃった。
ここは日本じゃない、インドネシアなんだから、と自分に言い聞かせ、果たして本当に迎えが来るのかと疑いながら期待せず待っていると、本当に迎えの車がやってきました。
送迎のお兄さん、こちらがふてくされた顔をしていても、Sorryの一言でニッコリ。なんだか、がっくり・とほほな気分になりました。インドネシア人、適当ー!! -
そうこうして、15分くらい車に乗ってすぐについた場所がこちらの森の入口。
ゲートにはマングローブの表示が。
お兄さんに促されるまま森の遊歩道に入っていきます。 -
雨はだいぶ小降りになってきました。足元は少しぬかるんでいます。
-
ボートの乗船所につきました。
ここは、昨日の夜ホタルツアーの船に乗った場所と同じだね。
朝はまた違った趣の光景です。 -
水位が随分下がっています。海の河口に近い場所だからか、午前中は潮が引いているみたいでした。
-
セボン(Sebong)川。
地平線、水平線、どこまでも見渡せます。
静かな時間がゆったりと流れている。 -
昨夜乗ったのと同じような小舟がやってきました。
本当は何人か集まってから集団で乗り込むようですが、今回は臨時便(苦笑)
ボートを貸し切り状態です。
災い転じて福となりました。 -
小雨の中、ボートに乗って、さあ出発!
-
ボートはかなりのスピードで川を上流へと進んでいきます。
雨粒が顔に当たってひんやりする。 -
途中民家が見えてきました。川に木の杭を何本も立てた、高床式の現地の家。
昨日同じコースを夜に通っていますが、見える景色と雰囲気が全く違う。 -
しばらく進むと、ボートが岸辺によって行きました。
同乗している現地の日本語ガイド(日本語は独学と言っていましたが、意外と上手い)が、説明を始めます。 -
奥に茅葺の様な小屋が見えますが、こちらは炭焼き小屋なんだそうです。
ビンタンでは昔から、炭焼きが漁業とともに生活を支える主要産業だったそうなのですが、近代化とともに今では炭焼きをする人はいなくなってしまったそうです。 -
マングローブの森。昨夜よりもだいぶ水位が下がって、木の根っこがよく見えます。
-
ボートは再び上流へ。途中でスピードを落としたなと思ったら、ガイドさんが、向こうで現地の人が魚を取っているんだと教えてくれました。
ビンタン島で昔から続く、小舟でマングローブの岸辺に隠れている魚を捕まえる漁夫の姿。
リゾートホテルにずっといたら見ることがないであろう、現地の人の日常を垣間見ることができました。 -
ボートが再びスピードを上げると、今度はレストランが見えてきました。
高床式のレストランはまだ開業前。窓辺にココナツの青い実が置いてあるのが見えました。 -
雨がだんだん強くなってきました。
向こうからボートがやってきた。 -
すれ違ったボートは、マングローブツアーの帰りのお客でした。
-
ボートは途中で川の支流に入り、さらに上流へと遡って進んでいきます。
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川の流れも穏やかになり、より岸辺近くに寄って、マングローブの根っこをじっくり見られます。
「マングローブ」という名前の植物があるのではなく、河口など、満潮になると海水が満ちてくるところ(潮間帯)に生えている植物をまとめて、マングローブと呼ぶのだそうです。 -
マングローブの種類は約100以上あるのだそうです。生育環境の違いによって種類や大きさが異なり、ここ熱帯地域と沖縄などの亜熱帯地域では、大きさがだいぶ違います。
-
木のあたりをよく見て探すと、動物がいるかもしれませんよといわれ、頭上や木々の間をキョロキョロ探します。
-
ものすごい塊になったマングローブの根っこ。
根っこも、マングローブの木の種類によって形状が異なるのだそうです。 -
ガイドさんが声を小さくして話始めました。どうやら動物を見つけたようです。
あの辺りだといわれ、カメラをズームで取ってみました。
肉眼だと小さくてあまり見分けがつきませんが、蛇が木の上で丸くなっています。
まだ午前中だから、この蛇は寝ているようだとガイドさん。 -
へび、ズームで写したら、体に斑点模様のある、結構グロテスクなデカいヘビでした。
-
動物は他にも、運がよいとサルを発見できる時もあるそうですが、この時は一生懸命探しても見つけられませんでした。
川の水位が随分と浅くなり、もうこれ以上はボートが進めないという説明で、Uターンして川を下って元のルートを戻ることになりました。 -
水中には、小魚が泳いでいるのが見えました(写真だと上手く写りませんが…)。
-
生い茂るマングローブの木々の枝のおかげで、雨は止んだように雫が顔に当たらなくなりました。
自然の恵み、普段の日常生活では忘れてしまった何かを思い出します。 -
岸辺の砂地には、カニが住んでいるとのことで、一生懸命目を凝らして探しますが、見つけられませんでした。
-
再び支流から本流へとボートは戻り、スピードを上げて進みます。
また雨粒が顔に当たる。少し前にポンチョを借りて着ていたので、ずぶ濡れにはならずに済みました。 -
マングローブディスカバリーツアーは、結構人気があるようですね。
夜のホタルツアーもよかったけど、朝もまた違った雰囲気があって、できることなら両方参加するのがよいなと思いました。 -
ボートが係留してある、こちらも観光客向けの建物かな。
-
川沿いには、こんな感じの小さな小屋が所々見えますが、ほとんど観光客向けの建物のようでした。
-
ボート乗り場へと戻ってきました。
独学で学んだ日本語で一生懸命ガイドをしてくれた、虫歯がたくさんあったお兄さん(笑)、ありがとう。 -
帰りの送迎車で、一か八か、途中下車してビールが売っているスーパーによりたいと話しかけてみると、快く付き合ってくれました。
最初、スーパーマーケットはこのあたりにないからミニマートへ連れていくよといわれて、どんなところなのかと思っていたら、あけっぴろげなこんな場所。 -
雰囲気はホーカー(屋台街)ですね。
現地の人達はランチタイムなのか、おしゃべりに夢中。
観光客の姿は全くありません。 -
アルコールがほしかったので、売店を探して覗いてみました。
売店はこんな感じ。ローカル色満点! こういう寄り道は、現地の人の暮らしぶりがわかるので大好きです。 -
ビールをゲットして、少し屋台のほうも覗いてみようとやってきました。
ショーケースには色々な食べ物。お店の人がちょうどナシレマっぽいものにおかずトッピングをよそっているところでした。
辛そうだけど、とってもおいしそう! -
こちらのお店のショーケースには、沢山のサテー(串焼き)が見事に並んでいます。見てるとお腹が空いてくる…
-
野良猫は痩せています。毛づくろいしながらゴロン。
-
買い物中、いやな顔せずに待っていてくれたマングローブツアーの送迎車のお兄さん、いい人でした。
ホテルへ戻ってきました。雨は上がったようです。日差しが照り付けるように気温が上がってきた。 -
ベランダに出て、先ほど仕入れたビールと、レシートを確認。
レシートに「MINIMART」と書いてあって、送迎車のお兄さんが言っていた、スーパーマーケットはないけどミニマートに連れていくよ、の意味がようやく分かりました。店名だったのね(笑) -
ヤシの木とプールを眺めながら、さっそくビールを開けて休憩。
マングローブツアー、楽しかったなぁ。思いがけず、現地の人でにぎわうホーカーにも足を延ばせて、よい思い出になりました。
一休みしたら、午後からホテルのプライベートビーチへ出かける予定です。
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