2017/12/12 - 2017/12/12
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Tagucyanさん
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京都への用事にくっつけて、なぜか奈良県周辺の鉄道に乗ってあちこち出かけております。
ただし本編は、ほとんど大阪府内です(ワケがわからない…)
奈良県と大阪府の境にある信貴山の山越えをして、大阪側にある西信貴ケーブルの山上駅である高安山駅まで来ました。
ここからケーブルカーに乗って山を下ります。
降りたところは近鉄大阪線のエリア。
ところが、このあたりは近鉄線が入り組んでおりましてね。
以前から地図を見て一度やってみたかった乗り継ぎをしてみました。
なんだか、2作前から狭い地域を行ったり来たりしているだけのような感じになってきましたが…
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【その2】からのつづき
王寺駅から、信貴山を越えるバスを乗り継いできた。
着いたのは近鉄西信貴ケーブルの高安山駅。 -
高安山駅。
高安山駅 駅
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駅の構内。
ケーブルカーの上の駅なので、ケーブルカーを動かす係の人はいると思うが、駅としては無人駅。 -
駅の運賃表。近鉄線の各駅にあるのと同じもの。
ケーブルカーである高安山-信貴山口駅間が550円で、各駅への運賃は乗り継ぎ駅である信貴山口駅からの運賃に550円が足された額になっている。 -
2年前から、西信貴ケーブルでもICカードが使えるようになった。
もちろん、持参のsuicaも使えます。 -
ということで、駅の券売機は近鉄線の各駅と同じもの。
ちょうどsuicaの残金が減ってきたので、ここでチャージする。
私のsuica、オートチャージ機能が付いていますが、それ以外の地域で現金チャージする趣味もありまして。
今までも小樽駅、新岐阜駅、和歌山市駅、長崎駅、などなど… -
IC簡易処理機のある改札口。その先がホーム。
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ホームにある駅名標。
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西信貴ケーブルの車両。
その前に付いている青い台車は、しっかり「コニ8」という車籍をもった貨車である。
積んでいるのは水。高安山駅周辺には水道がないので、これで水を運んでいる。 -
ちなみに、高安山駅のトイレの手洗いにも書いてある。
この駅では節水に協力しましょう。 -
ケーブルカーの車内。
(信貴山口駅に到着後撮影) -
信貴山の朝護孫子寺には、その創建にかかわる逸話から、虎の張り子や石像などがたくさんある。
阪神タイガースの選手や関係者も必勝祈願に来るとか。
それにあやかり、座席モケットのデザインも虎の絵。車体にも書かれている。 -
高安山駅を出発。
山を下る。 -
このあたり、正面に大阪の町が一望できる。
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途中、トンネルが1箇所。
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中間地点ですれ違い。
あちらには貨車は付いてない。 -
軽く左にカーブ。
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近鉄のケーブルカー名物(笑)、踏切もある。
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終点、信貴山口駅。
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高安山駅から7分で、信貴山口駅に到着。
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昼間は40分間隔。
乗客の乗り降りが終わると、乗務員もいなくなってしまう。 -
ケーブルカーのホームを降りて行くと、直角に信貴線のホームがある。
生駒ケーブルの駅が、本線の駅と離れているのに対して、こちらは同一構内である。 -
信貴線のホーム。
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信貴山口駅の構内。
この写真の後ろにケーブルカーのホーム、右側に信貴線のホームがある。
上から見ると「L」の形をしている駅。信貴山口駅 駅
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信貴線のホームからケーブルカーのホームを見る。
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信貴線のホームは2両分の長さしかない。
多客時以外は今いる側のホームしか使わないようだ。 -
電車がやってきた。
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信貴線は他の路線に乗り入れることはなく、電車は河内山本と信貴山口駅を単純に往復している。
ワンマンではなく、車掌さんがいた。 -
信貴山口駅を出発。
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40パーミルという急な下り坂がつづく。
この勾配は近鉄線(ケーブル除く)で最大。
逆に言えば、高台にある信貴山口駅に向けて、ずっと登っているということである。 -
途中にある服部川駅。
服部川駅 駅
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服部川駅。
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長い下り坂がようやく終わるあたり。
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短いが高架区間もある。
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その先で、大阪線と合流。
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河内山本駅構内。
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終点、河内山本駅の大阪線下りホームに到着。
この駅には信貴線専用のホームがあるが、昼間の時間帯は1時間に1本だけ、下り線の待避ホームが空いているため、そこに入線する。
たまたま自分が乗った電車がそうだった。河内山本駅 駅
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ということで、階段を使わずにすぐ向かいのホームから、大阪線の下り電車に乗る。
区間準急、榛原行き。このあたりまで来ると各駅に止まる。 -
幹線の大阪線を行く。
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高安駅の先にある大きな車庫。
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各駅停車といえど、軽快な走り。
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河内山本駅から4つめ、堅下(かたしも)駅で降りる。
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下りホームを降りるとすぐに改札口。
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各駅停車とほぼ各停の区間準急しか停まらない駅。
なかなか降りる機会がないよなあ。堅下駅 駅
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駅前から、西の方に向かう道を歩く。
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このあたりは古い住宅地という感じ。
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こういう細い路地を歩いて行くと、
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再整備された川沿いの道に出る。
ここの、次の角を右に曲がった先にあるのが… -
JR大和路線の柏原(かしわら)駅。
近鉄道明寺線の終点でもある。柏原駅 駅
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またまた地図で解説します。
このあたり、どちらも近鉄の幹線である大阪線と南大阪線がかなり接近している。
特に先ほどの堅下駅と、南大阪線の支線である道明寺線の終点でもある柏原駅は500mくらいしか離れていない。
大阪電軌(現・大阪線)と、大阪鉄道(現・南大阪線)という、競合していた2つの私鉄が、のちにどちらも近鉄になったという歴史的経緯から、こんな位置関係になっている。
大阪線が「標準軌」であるのに対して、南大阪線系統は「狭軌」である。 -
柏原駅の改札口。
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柏原駅の、上り線ホーム。
別に、JR線に乗るわけではなくて… -
その先に、切り欠きホームの近鉄道明寺線の乗り場がある。
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2両編成の電車が到着。
昼間は30分間隔。 -
道明寺線を往復する、ワンマンの電車。
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車両は今まで乗っていたのと外見は同じなのだが、南大阪線系統は狭軌。
慣れるまでちょっと違和感がある。
左隣のJR大和路線には、黄緑色の201系電車が頻繁に発着する。
というか、さっきから201系以外来ないんですけど… -
柏原駅を出発。
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柏原南口駅。
柏原南口駅 駅
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この駅も、大阪線の安堂駅と近い。
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その先で、王寺駅付近でも渡った大和川の鉄橋を渡る。
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大和川の支流である石川の堤防に沿って走る。
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南大阪線が右方向からカーブで合流してくる。
一方、こちらはほぼ直線。
道明寺線の方が先にあって、あとから付け足されたのが南大阪線。
そういう歴史的な経緯がわかる線形。 -
でも、現在はあくまで南大阪線の支線。
道明寺駅の下りホームの先端の切り欠きホームに到着。道明寺駅 駅
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ここから、久しぶりに吉野の方に行ってみようと思う。
ということで、南大阪線を下っていく。
道明寺駅には急行電車が停まらない。長野線の河内長野まで行く準急電車。 -
かつて南大阪線沿線の藤井寺駅の近くに、近鉄バファローズの本拠地だった藤井寺球場があった。関東在住なのに6、7試合見に行ったことがある。
その都度、阿部野橋から藤井寺まで利用したものだが、その先の区間は数えるほどしか乗ったことがない。近鉄南大阪線 乗り物
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道明寺駅の次の駅が古市(ふるいち)駅。
南大阪線と長野線の分岐駅で、阿部野橋を出発した急行電車が最初に停車する駅。
ここも、長野線の方が先にできて、のちに南大阪線が付け足された。 -
この駅で、今まで乗ってきた河内長野行きと、あとから来る急行吉野行きが接続している。
これに乗り換える。古市駅 駅
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古市駅を出発。
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河内長野行き(右の電車)の方が線路が直線なので加速よく出発。
本線のはずの南大阪線・吉野行きの方がゆっくり出発。左の方にカーブ。 -
南大阪線を進む。
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鉄橋。
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急行電車は、次の尺土駅まで10分以上無停車。
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上ノ太子-二上山間。
軽い峠越えがある。 -
このあたりが、大阪線と南大阪線が一番接近している。
地図で見ると1kmぐらいしか離れていない。 -
峠道の一番高いところ。
ここで再び大阪府から奈良県に入る。 -
田園風景と住宅地が混在している。
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古市の次の停車駅、尺土(しゃくど)駅に停車。
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尺土駅。御所線との分岐駅。
尺土駅 駅
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御所線が分岐していく。
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その次の停車駅、高田市駅。
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高田市駅停車中。
高田市駅 駅
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大阪線にも大和高田駅があり、この両駅の間ぐらいが高田市の市街地。
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高田市の次は橿原神宮前駅に停車。
大和八木方面から来る橿原線との接続駅。 -
南大阪線はここまで。ここから先は、吉野線。
急行電車も、この先は各駅停車になる。橿原神宮前駅 駅
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ということで、ここから急にローカルな路線となる、吉野線を進みます。
【その4】につづく。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Akrさん 2018/01/19 08:32:37
- 近鉄に狭軌路線があったとは・・・
- Tagucyanさま
おはようございます。Akrでございます。
前にも書きましたが、ケーブルというとどうしても観光的な要素が強い乗り物という感じがするのですが、こちらはあくまでも鉄道路線のひとつという位置づけですね。
無人駅だったり、自動券売機があったり、ICカードが使えたりと・・・
そして踏切。踏切があるってことは生活道路かなんかで周辺には人家があるのでしょうかね。なかなかおもしろい光景だと思います。
そして、ケーブルから信貴線への乗り換え。まさに対面乗り換えですね。(対面ではなっけど、平面かな?)
こういった構造でケーブルと鉄道路線が接続するのも非常に興味深いです。
近鉄道明寺線。
近鉄に狭軌路線があったのですか!これは驚きです。それも柏原駅はJRとの共同駅なのでしょうか?それともJRに委託しているのでしょうか?
JRのホームの先の切り欠きホームから発着とか、面白いですね。ここの車両は専用車両なんですかね?保守や整備はどうするんだろうとか、車庫までは三線軌条なのかなとか、いろいろ興味が湧きます。
しかし、近鉄って半端ない路線網ですね。
有料特急も充実してますし、関東で言えば東武鉄道あたりと似ていますね。
いろいろタメになります。
Tagucyanさまは、乗って、降りて、歩いて…
私のような乗りっぱなしでは、体験できない旅でとても参考になります。
次回も楽しみにしております。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2018/01/20 16:00:55
- 近鉄と言えば標準軌のイメージですよねえ
Akrさま
こんにちは。
近鉄のケーブルカーは、生駒ケーブルと西信貴ケーブルの2つだけですが、いずれも本線と通しの駅番号もついていますし、路線網の1つという位置づけになってますね。
信貴山口駅の乗り換え方がまさにそれですね。
ケーブルカーの踏切というのも相当珍しいのではと思います。前回もご指摘ありましたけど、そもそもすごい斜面を登っている路線を横切るわけで、そこを渡るのも実は大変なのではないかと(笑)
道明寺線の柏原駅は、完全にJRの駅を間借りしているような感じです。まるで第3セクター化されたローカル線の始発駅みたいです。
というのもこの路線は、もともとは柏原駅で国鉄線と分岐して、現在の道明寺線と長野線を通って河内長野まで通じるローカル鉄道だったんですよね。
その後、道明寺駅から阿倍野橋方面、古市駅から橿原神宮方面の路線が継ぎ足されて、現在の南大阪線になったんです。線路の線形を見るとそれがわかります。
そういう経緯もあって、南大阪線系統は、全線狭軌路線なんですよね。
ただそうは言っても、やっぱり近鉄のあの車両は標準軌のイメージですよねえ。
今回のお題は奈良周辺の鉄道なのですが、結局近鉄ばかりが出てきます。すごい路線網ですよね。
最後に、お褒めをいただきありがとうございます。ただし次回は、電車乗りっぱなしになると思います^^;
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Tagucyan
-
- BTSさん 2018/01/18 10:12:00
- 標準軌と狭軌
- Tagucyanさまへ
こんにちは~
近鉄と言えば標準軌をイメージしますが、狭軌は何となく違和感がありますね。(笑)
私は近鉄に乗る機会が少なく、過去に乗ったのは近鉄特急で名古屋駅から鳥羽と難波へ行くのに乗ったくらいです。
近鉄は約500kmの路線を保有していますが、Tagucyanさまは全線走破されているのでしょうか~私が思うには、近鉄は支線が多いので全線走破には相当な時間が掛りそうですね。
次は吉野線ですね~
ローカルな景色を楽しみにしています。
BTS
- Tagucyanさん からの返信 2018/01/18 23:46:08
- たしかにあまりなじみがないかも知れませんが
BTSさま。
こんばんは。
近鉄線、標準軌の区間の方がなじみがあるので、同じデザインの電車が狭軌の線路を走っているのは、ちょっと違和感あるかも知れませんね。
同じデザインだけであって形式が違うのかも知れませんが。
かつて、国内鉄道の完乗を目指していた頃、JR以外で路線長の長さベスト3となる近鉄、東武、名鉄を集中的に乗り潰したことがあります。
・まず、2泊3日で名鉄線全線&近鉄線の東海地区。
・その後、また2泊3日で近鉄線の残り全線。
・その後、今度は日帰り×3で東武線の全線。
今だったら格好の4トラのネタになったでしょうね。
当時はまだブログという言葉すらなかったような気がします(汗)
今回でいうと、西信貴ケーブル、信貴線、吉野線がその時以来の乗車となります。
投稿までもう少しお待ち下さい。
---
Tagucyan
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