山の祠（鎌倉市山崎）

2017/10/23 - 2017/10/23

　丸山団地の丸山2番通から階段を下りて旧道の小路を進むと三叉路手前のコンクリートブロックを積んだ切通に階段が付いている。そこを上ると石灯篭と祠がある。何を祀っているのかと覗くと石祠の中に五輪塔が安置され、それを覆って祠の屋根が付いている。墓のように思えるが二重に屋根を掛けている。この五輪塔は一見変で、五輪塔の球がなく、宝篋印塔にある相輪を載せている。元々は五輪塔だったものを宝篋印塔の相輪を載せ、石祠に入るように五輪塔から一部を抜いたものか？
　鎌倉市内では植木にある貞宗寺の貞宗院の墓が二重に屋根が付いている。貞宗院は2代将軍徳川秀忠公の母（大蔵局）方の祖母（大蔵局の母）に当たる。それほど名のある人の墓ではないにしろ、それなりの人の墓であろうか。
（表紙写真は祠）

エリア 鎌倉(神奈川)

コンクリートブロックに階段。

上には石灯篭と祠。

祠。

祠の中には石祠と墓石。