カナダ紅葉ドライブとアメリカ２都市の旅　４日目　（アルゴンキン州立公園、オタワ）

2017/10/07 - 2017/10/20

１０月１０日（火）曇りのち晴れ。ハンツビルを出て紅葉の名所アルゴンキン州立公園を走り抜けます。目的地はカナダの首都オタワ。
この日の走行距離は379km、歩数は10,031歩です。

〈旅程〉
１０月　７日　羽田→バンクーバー（リッチモンド散策）　　　　機内泊
１０月　８日　バンクーバー→トロント→ナイアガラ　　　　　　ナイアガラ泊
１０月　９日　ナイアガラー→ハンツビル　　　　　　　　　　　ハンツビル泊
１０月１０日　ハンツビル→アルゴンキン州立公園→オタワ　　　オタワ泊
１０月１１日　オタワ→モン・トランブラン　　　　　　　　　　モン・トランブラン泊
１０月１２日　モン・トランブラン→ケベック・シティー　　　　ケベック・シティー泊
１０月１３日　ケベック・シティー→モントリオール　　　　　　モントリオール泊
１０月１４日　モントリオール→シカゴ　　　　　　　　　　　　シカゴ泊
１０月１５日　シカゴ観光　　　　　　　　　　　　　　　　　　シカゴ泊
１０月１６日　シカゴ観光　　　　　　　　　　　　　　　　　　シカゴ泊
１０月１７日　シカゴ→ワシントンD.C.　　　　　　　　　　　　ワシントンD.C.泊
１０月１８日　ワシントンD.C.観光　　　　　　　　　　　　　　ワシントンD.C.泊
１０月１９日　ワシントンD.C.→成田（１０月２０日）

エリア オタワ(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハンツビルからオタワに向かうルート。
アルゴンキン州立公園内のON-60Eをひたすら走り、ON-417Eに合流してオタワに入ります。長距離を妻と交代で運転します。
60号線は片側１車線の一般国道ですが、最高速度は90kmで高速道路とさほど違いません。
ハイウェイではパトカーや覆面のスピード違反取締りが厳しく、今回のドライブでも６～７件の検挙現場を目撃しました。
反対に交通事故は２度くらい、ほとんどありません。
一方、動物の礫死体はリス、アライグマ、スカンクなどいたるところで、それこそ100体以上見かけたでしょうか。シカとぶつかりそうになった先行車もありました。

今日も6:30起床、7:00に朝食会場に行きましたが、この混雑。
日本、中国のツアー客が席を占拠して、座る場所がありません。

ベストウェスタン プラス マスコーカ イン ホテル

妻が中国人中年夫婦に相席をお願いしてようやく着席、バフェの限られたメニューでそそくさと朝食。
ペーパートレイにプラスチックのフォーク・ナイフは、この種のホテルではもはや常識、合理的です。

中国人ツアーバスはさっさと出発、日本人ツアーバスは待機しています。
向こうはベスト・ウエスタンの元のホテル。今はモーテル６と屋内プールとして営業しているみたい。

ON-60Eをアルゴンキンに向かいます。外は霧雨も降るあいにくの天気。

晴れていればもっと美しいはず。

天気ばかりはどうしようもありません。

この辺りは2,400以上の湖沼が点在するそう。

チェックアウトの際、ホテルの親切なフロントマンが「ぜひ行ってみたら」と教えてくれたラギド滝に行ってみます。

オックストングリバー・ラギドフォールズ州立公園。アルゴンキンの手前にあります。ホテルから車で30分。
ビューポイントは３ヶ所ありますが、どこも足場は良くありません。

ラグド滝 滝・河川・湖

滝というよりは急流？
赤茶けた水は濁流ではなく、鉄分が多いためと思われます。

滝を下から見上げることはできませんでしたが、徒歩15分程度で回れる気軽な景勝地です。

訪れる人が少ない、静かな場所です。

すでに落葉が進んでいます。

それでもこの紅葉は美しい。

クマに出会うのが怖いので「森の熊さん」を歌いながら散策です。

ON-60Eに戻ります。

この辺りはもうアルゴンキンかな？

ウエスト・ゲート周辺の紅葉。中国人ツアー客が詰めかけ、記念撮影に余念ありません。

アルゴンキン ウエスト ゲート インフォメーション 散歩・街歩き

こちらは黄葉と呼んだほうが良いのかな？

さらに進んで、

ハードウッド・ルックアウトに立ち寄ります。
トレイルは１周800mと短く、しかも私たちは展望台往復だけ、その3分の１くらい歩いただけです。

頂上にはこんな記念碑が‥。

ルックアウトからの眺望。霧の摩周湖？

紅葉はまだまだ見頃です。

さらに先へ‥。

どこまでも続きます。

湖沼をかすめ快走です。

途中、人気のルックアウト・トレイルがありましたが、ガイドに尋ねると１周４km、所要１時間と聞いて軟弱な私たちは断念。
駐車場には多くの観光バスが停車、ツアー客たちは歩いているようです。タフだなぁ。

ビジター・センターに到着しました。

アルゴンキン ビジター センター 散歩・街歩き

展望デッキから周辺の風景。

こちらも。
ビジターセンターに日本人の案内係がいらして、見所を詳しく紹介してくれます。
軟弱な私たちは、少し戻ることになりますが、歩かなくて済むロック・レイクを選びました。

樹種と紅葉（黄葉）の状況が解説されています。
黄葉は白樺などが多く、カエデに比べて時期も早いようです。

ON-60Eから10km弱のダート道を10分ほど走るとロック・レイクです。
行ってみると、そこは静かなオートキャンプ場でした。

ロック湖対岸の紅葉。

少し晴れ間が覗き始めます。

湖畔の流木に腰掛け、簡単な昼食です。
朝の残りのパンとバナナ、昨日買ったぶどうを食べます。
キャンプ場には多くの車とテントが並んでいますが、外を歩き回る人は見かけず、静かな時間を過ごすことができました。

帰りにキャンプ場のトイレを借ります。
清潔な水洗トイレでした。

ダートとは言え踏み固められた走りやすい道です。

両側の紅葉も見事です。

オタワへの道を急ぎます。晴れ間も見えて来ました。

快適なドライブです。

のどかで美しい。

この旅初めての給油。
カナダのガソリンスタンドは、ポンプにクレジットカード読み取り機が付いているものと、事務所に立ち寄って決済するパターンと２通りあります。どちらも案内を丁寧に読めば操作は難しくありません。
ガソリンはリッター100円強で日本より少し安い程度。

晴れると気分も明るくなります。

アルゴンキンを抜けると紅葉は少なめ。

両側に農園が広がるようになります。

小さな町を通り抜けます。

異国情緒たっぷり。

時計台のある建物。

スクールバスはたくさん見かけました。

この辺りはON-417E。もうオタワは近いです。

15:20 オタワ到着。
オタワは人口約95万人のカナダの首都です。

カナダ国立研究機関の建物。
ここにたどり着くのにジャンクション選択ミス、道路工事、交通事故渋滞に巻き込まれ30分ほど浪費しました。

なんとか明るいうちにリドー・ホール（カナダ総督公邸）に来ることができました。
駐車場が見つからないので路駐。

通用門から入ります。

リドー・ホールは1838年、リドー運河を建設したトーマス・マッケイの邸宅として建設されました。それを政府が買い上げ初代総督モンク卿の公邸新築までの仮住居としました。しかし、新築計画は頓挫し、その代わりこの仮住居を拡張して公邸としたのが現在のリドー・ホールのようです。

リドー ホール (総督公邸) 現代・近代建築

建物の中には入れません。
いかにもイギリス風の無骨な建築といった感じです。
周辺の公園には中国人観光客が大勢歩き回っています。

夕暮れが迫ってきたのでホテルに向かいます。

アンダーズ・オタワ・バイワード・マーケットです。
ハイアットの上級ブランド、アンダーズに泊まるのはウォール・ストリート以来、２度目です。
シンプルで洗練されたデザイン、設備は申し分ありません。

アンダーズ オタワ バイワード マーケット バイ ハイアット ホテル

ディナーはバイワード・マーケットにあるプレイ・フード＆ワイン。
ワインをメインとし、それにあった料理を提供する人気レストランです。

プレイフード＆ワイン フレンチ

パンプキンサラダをシェア、私はポークベリーのロースト、妻はフィレステーキ。
スパークリング（Blanc De Beckta）と赤ワイン(touriga)を飲んで計85.77ドル（7,800円）。
料理はそれぞれ個性的な味付けで、大変美味しかったです。

バイワード・マーケットを覗きながらホテルに戻ります。
オバマ大統領がオタワ訪問時、買ったというオバマ・クッキー。我々は見るだけ。

３連休の翌日のためか、人はあまりいません。

珍しい３輪カート。
そういえばカナダではバイクをほとんど見かけません。冬が寒いからでしょうか。

ビーバー・テイルの第１号店。甘そうで今ひとつ食欲が湧きません。

心地よいプロムナードです。