2016/12/05 - 2016/12/05
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ドクターキムルさん
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鎌倉を徒歩で散策するとどうしても古道(、ハイキングコースや尾根道、山道、あるいは切通など)とやぐら(天井が平な横穴)が多く目に付く。特に、切通とやぐらは鎌倉周辺では特徴的に見られ、いずれも鎌倉時代に専ら造られとされる。すなわち、落選(正確には推薦辞退)した「武家の古都・鎌倉」の構成要素に入れられるべき象徴的な史跡であった。しかし、そうした象徴的な史跡には大して目が向けられないでしまった。イコモスが指摘した「武家の古都・鎌倉」の陳腐さはこうしたことからも納得できる。
これだけ鎌倉を散策していても未だ行ったことがない古道や切通、やぐらが存在する。特に、明月谷切通が存在すると写真を掲載している鎌倉散策のブロブが2件も見付かり、現実に明月谷切通が存在しているものと思われる。ただ、知られていないだけのようだ。
明月院通には庚申塚があり、また、天園ハイキングコースの明月谷入口もある。天園ハイキングコースは旧街道で、明月谷からは鎌倉中以外に鎌倉在にも出られても不思議ではない。いやその方が自然である。
明月谷切通は明月院通の庚申塚の裏に入ったところにあるという。円覚寺と六国見山に通じているのだという。なお、円覚寺側が寺域には入れないようになっているという。今では円覚寺では寺の裏山の寺域・境内にフェンスを設置している。しかし、何10年か前にはそうしたものはなく、実際に高野の畑の端の崖を木立に掴まりながら下りると舎利殿脇に下りてしまったことがある。高野の六国見山森林公園南口広場前から畑を突っ切るとこの円覚寺のフェンスがあり、このフェンスに沿って六国見山中腹に向かう古道がある(https://4travel.jp/travelogue/11195542)。このフェンスの角には手書きの道標があり、右折してこの円覚寺のフェンス沿いにある別の山道が示されている。円覚寺方面には「×」があり、左折すると「駅」とある。現実にはJR北鎌倉駅は円覚寺の横にあり、外の山道から境内に入れないとしたら、この「駅」とは西管領屋敷裏の丘か、あるいは明月谷切通を通って明月院通の庚申塚に出る旧道の出口のことであろう。あるいは、西管領屋敷裏の丘の山道と明月谷切通を通る旧道とはどこか近くで交差しているのかも知れない。
明月谷切通はJR北鎌倉駅から近い距離にありそうなのだが、如何せん秋の長雨が続き、台風21号が過ぎ去った後にでもならないと散策にはきついであろうか。
(表紙写真は円覚寺フェンスの手書きの道標)
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