2017/09/22 - 2017/09/27
6333位(同エリア13523件中)
jokaさん
7月に同僚のHさんと白峰三山逆周回して以来テント泊とはご無沙汰。
元々は、7月にはHさんと飯豊山縦走(二泊三日)の予定だったのですが、直前になってHさんが「高い山に行きたい」と。急遽行き先を白峰三山に変更したいきさつがあります。
なので初志貫徹でやっぱり飯豊山に行きたい!
そこで8月から10月初旬までのベストシーズンには、8月後半の飯豊山縦走(二泊三日)、9月の連休絡みの裏銀座(三泊四日)および朝日岳・白馬岳(二泊三日)を軸に4~5回のテン泊縦走を計画していました。
が、8月後半の予定日は全国的に天候不順。9月前半に延期するもそちらもダメ。泣く泣く飯豊山を諦め、9月最初の連休に裏銀座をもってくるもここも悪天候で中止。
一度も遠征しないうちに登山バスや電車のキャンセル料だけがガンガン嵩むという呪われた状況となりました。
そこで、このストレスを発散すべく考えついたのが四泊五日といういきなりの(わたしにとっては)大縦走!
新穂高温泉から入って黒部五郎岳→薬師岳→雲ノ平→水晶岳→鷲羽岳→双六小屋→新穂高温泉に戻ってくる周回コースをテント泊で回る予定です。
最大の難関である天候も、初日が曇りからの回復傾向。2~4日目がドピーカン!最終日が下り坂というこれまでを考えると奇跡のような予報。
これは行くしかあるまい!
しかしあまりの興奮にトレーニングを張り切り過ぎて出発3日前に腰の左側を痛めてしまったのはご愛敬。続く二日間は歩くたびに声が出るくらいの状態でしたが、トレーニング続行して少しずつ動けるようになりました。
大切なのは気合ですから♪
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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連休前で大忙しの仕事を少し早上がりさせてもらい、毎日アルペン号の乗り場のある新宿西口、正確には都庁大型バス専用駐車場にやって来ました。
これまで始発の竹橋駅(毎日新聞社ロビー)からしか乗ったことなかったので、こちらに来るのは初めてです。
おー、いるいる♪
さすが新宿。交通の便が良いだけあって、むしろ竹橋より人が多いような。ぱっと見千人超えてる気がする。 -
これだけの受付スペースでこの人数をさばくのはさぞや大変だったと思います。
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各方面行きのバスが次々と入ってきます。
受付でどこで待てばいいか一応伝えてはくれるのですが、同時に何台もやってくる上に停止位置を示す番号や表示があるわけではないため、自分のバスを探すのに右往左往してしまいました。 -
最近夜行登山バスやテント内での寝つきが悪く、この日も何度も目を覚ます。
寝ている時間より起きている時間の方が長かった… -
5時18分、予定より少し早く新穂高温泉ホテル前に到着。
すぐ近くの登山指導センターに移動してあれこれ準備します。 -
さすが北アルプス登山の基点の一角だけあって、設備がとてもキレイ。まだ空いてる時間に使えたので洗面所でゆっくりコンタクトを入れられたのがなによりでした。
鏡が無いとうまくできないもので……
ふだんは眼鏡ですが、登山や野外アクティビティ、温泉を満喫する時はなるべくコンタクトを使います。
6時ちょうどに出発。 -
歩き始めてすぐの川がエメラルドグリーン!
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10分も歩かないうちに登山口。
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本日の目的地は黒部五郎小舎。
ただし二ヶ月のブランクとトレーニング不足の影響、そしてなにより腰の状態次第では三俣山荘に変更、または双六小屋泊まりとするつもりです。 -
砂利敷きのほぼ平らな林道をひたすら歩く。
旅行記の概要にも書いた通り、回復傾向とはいえ腰はまだそれなりに痛む。
正確に言うと、左腰部の筋を無理に伸ばしてしまった状態。
数年前に腰をやった時には、電車内で立っていると電車の加速・減速だけで思わず声が出るくらいだったことに比べるとだいぶ軽症ですが、それでも左足を動かすたびに痛むので、とにかく致命傷にならないようにすることだけを考えて慎重に歩きます。 -
登山センターから1時間ほどで笠新道入口。
そのうち笠新道とクリヤ谷を使って笠ヶ岳をぐるっと回ろうと思ってます。 -
笠新道入口から10分ほどでわさび平小屋。
テント場があるので、最終日の天気が大きく崩れるようなら前日にここまで下ってくることも考えてます。 -
名物のそうめん。
確認はしていませんが、さすがにもう販売してないんじゃないかなと思います。
夏に通過したらきっと食べちゃうね。 -
メニューにはまだ残ってる。
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お手洗いを借りて、10分ほどで出発。
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7時38分、小池新道入口。
ここからやっと登山らしくなります。
ここまでほぼ平坦な道が1時間半も続きますが、腰を痛めた今の状態のわたしにはちょうどいいウォーミングアップになりました。 -
探り探り登っていきます。
体力よりも精神的に疲れる。 -
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この辺りでだいぶ動きがこなれてきました。
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鏡平山荘近くの展望デッキ。
晴れていれば素晴らしい槍穂が見られるはずですが… -
10時10分、鏡平山荘です。
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名物のカキ氷をいただくつもりでしたが、今は温かいものの方がいいかな。
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これだ!!
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このビジュアルで900円は安い!
野菜たっぷりなのもGOOD。
コーラも美味かった。 -
10時35分、鏡平山荘をあとにしました。
周囲の雰囲気も含め、ロケーションのとてもいい小屋でした。わたしの登山スタイルにはあまり向いてないけれど、ゆったり滞在型が好みの方には超おススメです。 -
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木々も少し色づいてきました。
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11時25分、弓折乗越です。
展望もないままひたすら登り続けるのは精神的にきますね。
正味まだ5時間も歩いていないのにけっこう疲れてます。 -
ただし、疲れが溜まるにつれて他のことをに構うどころではなくなってきて、腰のこともあまり気にならなくなってきたのは嬉しい誤算。
このあとすれ違った男性は、なんと一泊二日で水晶岳往復(コースタイム23時間前後)の帰路だそう。流行りのUL(ウルトラライト)とはいえテント泊装備だし。
世の中には凄い人がたくさんいるものです。
その方の話によれば、昨日は予定を変更して水晶小屋泊。宿泊客はなんと定員(30人)割れの28人!一人一枚の布団が確保できたということで、その発表があった時には宿泊客から歓声が沸いたとか。
水晶小屋はその絶景(稜線上から裏銀座、北アルプス北部が一望)と立地(裏銀座と北ア最奥部の連結点)、さらにキャパの小ささ(30人)から常に混雑する小屋として知られていて、今年は日取りが悪いとはいえシルバーウィーク真っ只中にそんなに空いているなんて奇跡的です。 -
いきなりのっぺり広い場所に出ました。
おそらく花見平だと思います。 -
なんとなくガスがとれそうな雰囲気はありますが。
すでにヘロヘロで、黒部五郎小舎を目指したおのれの愚かさを嘆きつつ歩いています。 -
おや?どこかで見たような景色…
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これはもしかして
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やっぱりそうだ!
双六小屋です!!
この瞬間、頭の中に「すべては報われた…」という言葉がスッと浮かびました。
少し遅れて、本当に北アルプスに来たんだ!という興奮で鳥肌が立ったのを覚えています。 -
小屋手前のテント場。
だだっ広くて風情には欠けますが、ここは北アルプスの交通の要衝。広くて平らが最優先です。 -
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12時30分、双六小屋に着きました。
あ~腹減った!飯だ飯!! -
どれにしようかな?
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いやいや。まだ歩くんだから。
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あれ?
なんだろ、これ? -
ウマーーー!
全身がほどけて心に沁みるこの一杯♪ -
カルビ丼。
食べかけではありません。
かなり雑な、もとい、大らかな盛り付けですが、食べてしまえばどれも一緒。今はとにかく温かいカロリーが必要です。 -
ビールを頼んでしまった時点でここでのテント泊も頭をよぎりましたが、まだ13時前。
とりあえず三俣峠まで行って考えることにしました。 -
12時50分、水を補給して再出発。
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写メではわかりにくいですが、いきなりどえらい急登。
ここを15分ほど登りきった一角だけケータイが通じるのは登山者には有名な話ですが、わたしだったら電波のためにここを登る気にはなりませんね。 -
アルコールの影響で、とにかく眠くてダルくて。
半分意識朦朧としながらノロノロ登りました。 -
20分もかかってしまいました。
でも頑張ったおかげで意識もだいぶしっかりしてきました。もう少し歩けそうです。 -
双六小屋から三俣方面には二本(枝分かれを入れると三本)のコースがありますが、当然コースタイムが一番短い巻道コースを選択。
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巻道っ!?これがっ!?
わかりますか?この激下り……
もっと水平移動を期待していただけに、それなりに下ってそれなりに登るこの道はズシンと堪えました。実際の時間以上に長く感じます。 -
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天気が回復して景色を楽しめるようになったのが唯一の救い。
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14時40分、三俣峠。
遠かった~
ここから黒部五郎小舎まで1時間半。ほぼコースタイム通りにしか歩けない今の状態では到着は16時過ぎ。体力的にはギリギリ保ちそうな気がするけど、果たして初日からそんな無理する必要があるのか?
そして目の前にそびえる三俣蓮華岳の激登り。
山頂まで10分とあるが、今のわたしには天国への階段にしか見えない…… -
そんなこんなで迷うこと10分。
ここは無理せずコースタイムにして40分の三俣山荘に向かうことにしました。
目の前(この写メでは右手)の鷲羽岳方面に進みます。 -
三俣山荘が見えてきました。
鷲羽岳麓の絶好のロケーション。
鷲羽岳カッコいいなあ♪ -
テント場が手前にあるので、ザックを置いて先に場所だけ確保しておきます。
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選んだのは少し奥まった静かなスペース。
三俣山荘のテント場は、小川(ホントに小さい)沿いに1~10張程度のスペースが点々とするおもしろい形状。とても雰囲気があって一目で気に入りました。 -
-
山荘へは、小川沿いのハイマツのトンネルを1~2分歩いて行きます。
ここがその入口。 -
トンネル抜けたらすぐそこ。
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15時20分、三俣山荘に到着。
ほんと疲れ果てました。 -
テン泊の手続きを済ませ、夕食と明日の昼用にお弁当を頼みました。
トイレを借りるついでに少しだけ小屋内を拝見。 -
トイレスペース
とてもキレイですが男女共用。せっかくここまでがんばるなら分けてあげればいいのに…
と思ったら木枠の向こうは女性専用のようですね。 -
宿泊スペース
大部屋と言うよりロフトスペースとでも呼びたいステキな空間。小さく区切られてる場所も多いので、激込みでなければかなり快適そうです。 -
二階には眺望で名高い展望食堂。
立ち寄りの昼食利用もできるので、外階段からも上がれるようになっています。 -
小屋前からの風景。
右手の雲がかかっている所に槍ヶ岳が隠れてます。 -
テン場に戻ってテント設営中にバタバタという音が。
振り返るとヘリが荷降ろししていました。 -
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任務完了
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マイスイートホーム♪
設営中にお隣の方と少しお話し。
連泊して明日は水晶岳にピストンだそうです。
楽そうでいいなあ。
ベースキャンプ型のテン泊登山の経験がない(赤岳鉱泉@八ケ岳で試みたけど豪雨で撤退)ので、いつかそんな余裕のある計画を立ててみたいものです。 -
歩いているときにはあまり気にならなかった腰ですが、テント内で腰かけた状態ではけっこうキテます。体動かすたびに「アイタタ…」。
一時間ほどテントでゴロゴロして、17時前に夕食のため山荘へ。
おっ!槍が顔出してる。 -
戦時中荒廃した三俣山荘を1947年に買い取って再建した伊藤正一さんが著した、20年に渡る黒部源流地域年代記『黒部の山賊』。
数年前まで三俣山荘グループ(三俣山荘、水晶小屋、雲ノ平山荘)でしか購入できなかったこともあり、知る人ぞ知る名著です。
以前から気になっていましたが、この山行を決めてからアマゾンで取り寄せて読んでみました。
今は同僚兼山仲間のHさんに貸し出し中。 -
談話スペースの書棚はけっこうハードめというか渋めのセレクション。
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小屋の歴史を感じますね。
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夕食の準備ができたと声がかかったのでビールを買って着席。
主菜は三俣山荘名物“ジビエシチュー”です。
これが食べてみたくて初日から小屋食にしてしまいました。 -
“ジビエシチュー”の正体は近隣の山でとれた鹿肉を使ったシチュー。
味付け濃いめで美味しいのですが、鹿肉ならではの味というのはあまり感じられませんでした。
疲れた体に塩気が染み渡ります。 -
目の前の窓越しには北鎌尾根を従えた槍ヶ岳。
“展望食堂”の名に恥じぬ眺望です。 -
食後、受付前の掲示板を確認。
明日は曇りのち晴れか。
当初予定した黒部五郎小舎まで進めなかったため、予定通り時計回り(黒部五郎岳→薬師峠(薬師岳)→雲ノ平→水晶岳→鷲羽岳→双六小屋)に進むか、計画変更して反時計回り(鷲羽岳→水晶岳→雲ノ平→薬師峠→黒部五郎岳→双六小屋)にするか迷ってます。
反時計回りにしたほうが薬師岳には登りやすいけれど、4日目の行程がかなりキツくなる。それに黒部五郎に登るのが昼頃になりそうなのも気がかり。山では午後になると雲が湧きがちなので、眺望を求めるならできれば午前中に登りたいんですよね。
弁当の受け取り時間が19時くらいと言われたので、いったんテントに戻り、アラームセットして横になった途端に爆睡…… -
一時間半後。
なんとか目を覚まし、温かいシュラフから渋々起き出して山荘へ。
売店横の談話スペースにいた方に尋ねてみると「弁当ならとっくに配り終わってますよ」とのことなので、二階の展望食堂に行ってみるとこの状態。
ムーディーなバーのようです。
ここでお酒飲みながらまったりというのもいいなあ♪と思うものの、明日も朝早いので後ろ髪を引かれつつテント場へ。 -
もちろん厨房のスタッフに声を掛けて弁当は手に入れてあります。
せっかく“まったり”の誘惑を振り切ってテントに戻ったものの、先ほどの夕寝?の影響かすっかり眠気が飛んでしまい、あんまり熟睡できませんでした……
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