
2017/09/06 - 2017/09/29
7位(同エリア200件中)
rinnmamaさん
- rinnmamaさんTOP
- 旅行記430冊
- クチコミ934件
- Q&A回答170件
- 847,445アクセス
- フォロワー242人
表紙の写真・聖堂内陣のアーチ内弧中央のキリスト上半身と聖人達。その奥に後陣の半円ドームには水色の玉に腰掛ける救世主キリストのモザイク画。
(9月18日19242歩)
前編の続きです。
私がテオドラ妃のモザイク画にひかれたのは、2009年の10月にお茶会の途中に寄り道して訪れた、四国の大塚国際美術館でした。約8年の歳月が流れましたが、遂に夢が実現できて感激です(^^)
その時にゲルニカにも感激して、スペインで爆心地の場所も見てきましたし、その他の絵画も大分対面しています。
**ポカをしましたが、ほっこりした気分で「サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂」を堪能してから、ラヴェンナのセントラルへ戻ってまいりまして、無事にお宿にたどり着いて荷物も置いて、いざ散策へ・・・
**アドリア海に面した町ラヴェンナは、かって西ローマ帝国の首都としての役割をローマからミラノへ。そしてラヴェンナへと移され、5世紀初頭から8世紀ころにかけて、新都として繁栄した
(東ローマ帝国の総督府がおかれる前、402~455年でラヴェンナは西ローマ帝国の首都だった)
「ガッラ・プラキディア墓廟」(5世紀)は本来はラヴェンナで最も尊敬された聖ラウレンティウスに奉献された礼拝堂だった。
この廟の室内空間はモザイク画で全面が包まれている。
ラヴェンナで一番古いモザイクを鑑賞出来ます。
このモザイクガラスの実現に力を注いだガッラ・プラキディアで、彼女のラヴェンナに対する献身が高く評価され、死後に遺体がこの廟に祭られて「墓廟」の名称がつけられた。
「サン・ヴィタ―レ教会」(6世紀)コンスタンチンノープルの旅から帰ったエクレシウス大司教のもと526年に建設がはじめられ548年に完成。
その時ラヴェンナはビザンチンの支配下(540年)に入っていた為に、内部はモザイクで埋めつくされることになった。
町の守護神である聖ヴィンターレを従えるキリスト。聖人の顔を描いた円形のメダリオンの周囲にいるイルカは「救済」の象徴。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
表紙の写真では見にくいので、初めに持ってきました。
後陣半円ドーム部・水色の玉に腰掛ける救世主キリストは若く、髭も無い姿で描かれており、手には7つの封印をした巻物を持つ。
両脇に天使を従え、クラミス・マントを肩のかけた聖人ヴィターレ(サン・ヴィターレ)に、殉教を称える冠を与えている(キリストから見て右)
あとの説明は後ほど・・・ -
無事にお宿に荷物を預けましたので散策に出かけます。
本当はランチしたいのですが・・抜き(苦笑)
部屋で果物と飲み物を取りました。
前編と重なる写真があります。 -
サン・ヴィターレ聖堂・
敷地に入る所で係員の方にチケットを購入してくるように言われました。 -
チケット購入(^^)世界遺産マークあり。
記憶が薄れましたが商店街の一角の所で購入した覚え -
聖堂を左に見ながら進みます
-
結構歩きます
-
サン・ヴィターレ聖堂の一部・歩きながら見ています。
-
聖堂・歩きながら見るしか出来ない場所
-
先にガッラ・プラチディアの霊廟にまいります
-
440年頃の創建で、ラヴェンナに残る一番古いモザイクを鑑賞出来る場所。
-
入り口です。
-
もう、言葉は要りませんね・
-
クーポラに描かれた、空に散りばめられた星と金の十字架。
天井に輝く十字架はキリストの再臨をあらわす。
それを使徒たちが讃える。
左上・聖マタイの人間・
右上・聖ルカの牛・
左下・聖ヨハネの鷲・
右下・聖マルコの獅子・ -
金の星をちりばめた空に、下が東を向いた金の十字架がある
-
イチオシ
入り口から真正面・
クーポラ下のルネッタ(半円形の部分)・
藍色の背景に白いト―ガ姿の2人の使徒が、上にある十字架を称賛する動作をしているんだそうです。 -
天上・左下は聖ヨハネの鷲と右下は聖マルコの獅子。
-
渇きを癒す鳩
-
天井アーチの内側の模様も素敵な配色です。
十字架を肩に担いだ聖ラウレンティウス(サン・ロレンツォ)が、キリスト教の聖人伝の一説を語りながら、格子窓に向かっている。(258年に火あぶりになった)
左は福音書の入った棚「マルコ・マタイ・ヨハネの名を記した四副音書が収められている」 -
拡大
-
アーチ部分・噴水近くのシカ
-
アーチ部分を縦長に拡大・
-
アラバスター(大理石の一種)の薄板を通過した外光・・
噴水近くの鹿 -
「善き羊飼い」として描かれたキリスト・
羊たちはみなキリストを見ています。
正面の反対側(石棺の反対側の壁)霊廟の扉の上の内側の半円形部分。 -
濃紺の地にきらめく花文。
内部を瑠璃色で覆うのは、天上界すなわち金色という手法が根付く以前の古風。 -
見あきませんね
-
イチオシ
アーチ状の梁に細長く施された連続する植物模様
-
入り口正面の石棺はガッラ・プラチディアのものと考えられている。
未完ですが再利用されたローマ時代の石棺で有る為、最も重要だそうです。
16世紀に石棺の中を見る為に、下方に大きな穴をあけ、火をつけかざした為、火が燃え移り遺体と木板の一部を残すだけだそうです。 -
右の石棺にガッラ・プラチディアと夫・コンスタンティヌス3世息子・ヴァレンティヌス3世のものか、兄のホノリウスの物か?という説だそうです。
左を写し忘れましたが、夫のコンスタンティヌス3世将軍が埋葬されたの石棺だろうと言われているそうです。 -
最後に振り返って見ます
-
床の大理石
-
入り口はこんなに狭いんです・・・
-
次にサン・ヴィターレ聖堂に向かいました。側面側。
-
途中の城壁のような建物と石棺が沢山ありました
-
鐘楼
-
サン・ヴィターレ聖堂・
左右の均衡が美しい八角形の聖堂。 -
これ以上は行けません
-
入った場所から・・・
-
イチオシ
もう、圧巻・・・
八角形のプランをもち直径16メートルのドームを頂く。 -
ドームの周りも其々が素敵なアーチドーム。
八角形の聖堂はドームを支える8本の柱と、その間を構成する7つの半円形空間、後陣、上下の回廊で構成されています。 -
ドームの周りの窓もアラバスターの薄板ようです(大理石の一種)
-
拡大
-
更に拡大・・
天使・・大理石の柱の模様も素晴らしい -
独特な雰囲気です
-
ドーム下。窓はアラバスター
-
石棺も素晴らしいです
-
保存された床のモザイク
-
見飽きません^_^
-
入り口から差し込む光・・・
素晴らしくて目的まで遠い・・遠い(笑) -
柱頭も見事
-
イチオシ
さあ、いよいよです(^^)
-
イチオシ
内陣の柱頭・唐草文めいた大理石の浮彫には東方ペルシャ文化の影響か?
-
見えてきましたよ
-
イチオシ
見たかったわ~~大感激・・約8年振りの夢が叶った(^.^)
アーチ内弧中央にキリスト上半身像と、12使徒と百人隊長聖ヴィンターレ、聖ジェルヴァシオ、聖プロタシオが描かれているそうです(無知なので各自を写していない) -
後陣半円ドームの下の窓横・左がユスティニアヌス帝の雄姿・右がテオドラ妃です。
-
ビデオ写真
-
見飽きません
-
見上げる~・
見にくいですが、ヴォールトの中央には丸いメダリオン。
金の星を背景に光輪をかざした神秘の子羊が描かれている。
このメダリオンは4人の天使に支えられて緑色のヴォールトが幻想的です。 -
天井の画面を切り取って大きくしてみました。
神秘の子羊と天使 -
拡大・後陣。
一番下の光輪のまぶしい方が多分・・聖プロタシオ。 -
拡大・後陣。
こちらの一番下が聖ジェルヴァシオ。
聖人の周りは「緑のイルカ」デ囲まれている。 -
右側が内陣
-
聖人・
全員、名前がモザイクで書かれているんですよ -
後陣外輪・宝石を散りばめたエルサレムの壁
-
後陣外輪・宝石を散りばめたベッレヘムの壁
-
拡大・窓が素敵なんです(アラバスター)
-
床・・
場所により違うので下も見落とさない様にと、かなり時間を費やした。 -
後陣・
-
左がユスティニアヌス帝・右がテオドラ妃のモザイク画
-
後陣・編集していて気が付いてガッカリ!!
もう、次々にヘマをしていてお恥ずかしい限りですが・・・
左側のユスティニアヌス帝のフレスコ画を写していなかった~(涙) -
仕方がないので切り取って大きくしてみました・・
(徳島の大塚国際美術館に陶板画があります)
見にくいですが、真ん中がユスティニアヌス帝です。
手に黄金の聖体皿を持ち緋色のマントを羽織り、皇帝権力の象徴として本来は神に許される光輪を輝かせ、大司教マクシミアヌスが執り行う奉納の場へと進んでいる
帝の右横が大司教マクシミアヌス。 -
後陣半円ドーム部・キリストの上部の模様は豊穣の角・鳥・花の装飾。
キリストの下のよじった形で表されたのが4つの川だそうですが・・ -
拡大・空には色とりどりの絹雲
-
足元・沢山の花からなる庭・
-
後陣
-
イチオシ
後陣右側・テオドラ妃の絵(徳島の大塚国際美術館に陶板画があります)
妃の横はべリサリオ将軍の妻と娘らしい -
拡大・
皇妃がまとっている金の刺繍がいっぱいの緋色の衣装。
裾には贈り物をする東方の三博士が刺繍されている。 -
拡大・
真珠をふんだんに散りばめた冠は、ビザンチン宮廷の華やかさを物語っている。 -
テオドラ妃の2つ右隣の方・コンデジ・スマホではこれが限度。
一人旅ではカメラは荷物になり残念です -
イチオシ
聖堂内陣左半円部・アブラハムの生涯小話・
その上の左側・預言者エレミアで、其の上は福音史家ヨハネ(鷲)
その上の右側・シナイ山で聖法典を受け取るモーゼで、その上は福音史家ル―カ(牛)
写し方残念ですが、右下の切れている部分はヘブライ人12支族とアロン(茶色) -
左側・アブラハムの生涯小話。
*樫の木の下でテーブルに座っている天使が、アブラハムの息子イサクの誕生を告げている。
サラは小屋の入口で驚き指を口に当てている(微笑んでいるそうですが??)
*右横はアブラハムが手に剣を持ち、わが子を神の生贄にしょうとしているが、神の手が天から下りてきて止めようとしている場面。 -
左・息子イサムを生贄に捧げようとするアブラハム・
ここにも、神の手が天から降りてきている。 -
天使達がアブラハムの息子イサクの誕生を告げている。
神の手・・お分かりですか? -
イチオシ
聖堂内陣右半円部・アベルの犠牲とメルキセデフ。
半円の左下・ペテロの一行を導くモーゼ。その上は炎に燃える茨の茂みに入ろうとするモーゼ。その上が聖マタイ。
左側。天使横は預言者イサイア。その上が聖マルコ(?) -
左・アベルの犠牲
右・メルキセデフのパンとワインの奉納 -
聖堂内陣右半円部・アベルの犠牲とメルキセデフ
下の側柱の上のモザイクも細かいです -
浮かびあがる・・皆様見上げています。
-
剥落したフレスコ画
-
奥まった場所も雰囲気がありました
-
歴史を刻むプレート
-
ここからは床・・
-
床はアートでした
-
溜め息もの・・
-
綺麗~(^.^)
-
床モザイク
-
床モザイク
-
床モザイク
-
床モザイク
-
床・・色んなバリエーションあり
-
サン・ヴィターレ聖堂・・大満足で後にします。
後編に続きます。 -
おまけ・
4月9日・京都のお宅からの贈り物(^.^)今年も有り難く頂きました。 -
おまけ・我が家の花。
4月9日・ 花蘇芳。
アルハンブラ宮殿を思い出す花です(^^)
お隣のお宅が更地になり境にあったので、切り詰めて移動しました。
強い木なので、また大きくなってくれるでしょう。 -
覆輪姫沈丁花・昨年買い求めました。
-
4月14日に満開になりましたが、雨になるということなので、切り花にしました
-
枯れる前に・・・本来、床の間の茶花は蕾を飾ります。
でもね、愛おしいから活けて愛でました(^^) -
雨で首をもたげましたので切り、食卓に飾り楽しみました
-
金魚ちゃん(^^)
何回も厚氷に覆われて案じていましたが、元気に泳ぐ姿をみた時は安堵しました。
4月始めに夫が3匹買ってきて、仲間に入れましたが元気に群れています。
全部で5匹です。
毎日、眺めて癒されています(再利用の桶で、上はユスラ梅の木です)
ちなみに水草は台所で冬越しさせましたものは、青々していまして桶に戻しました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
rinnmamaさんの関連旅行記
ラベンナ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
8
106