2009/11/17 - 2009/12/12
39位(同エリア328件中)
ほいみさん
ティンブーで民泊した翌日は、バスでカトマンズに戻る。このバスが凄まじかった話と、カトマンズでも民泊してしまった・・・って話です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
ティンブーで乗った時には空いていたバスだが、途中で次々と乗り込んで来て、あっという間に超満員になりネパールっぽくなってきた。
-
ボロバスだけど、歩くのと比べたら何倍も早い。1時間もするとランタンの山々は遥か彼方に。
-
平地に降りて来ると・・・といっても標高は1400mはある・・・立派な家も増え畑もよく手入れされている。って、この畑、不思議な耕し方。
-
山道は舗装されてない上に雨でえぐられ、こんな状態。ネパールではたくさんバスに乗ったことがあるが、その中でも最悪のバスだった。8時に出発したバスがカトマンズに着いたのは14時だ。走行距離は100㎞は無いと思われる。
-
途中で見掛けるバスは、みんなこんな状態。
-
自分が乗ってるバスの屋根は確認できないが、多分同じ様なものだろう。
-
バスの中は身動きも出来ない状態。私は前方の席の窓側に座っていたが、日本のバスのシートと比べたらずいぶん狭い二人掛けのシートに3人。途中から乗って来た、子供を3人連れたお母さんが、突然4-5歳の女の子を大声を出しながら、私に「受け取って・・」っと来た。
いやいや人身売買はヤバいだろ!
そこはピンと来て、女の子を受けとるや膝の上に置いて、窓から顔を出させた。その瞬間ゲロゲロ!・・・危なかった~
その後もゲロゲロ状態なので、ずっと膝の上に置いて凸凹道を行った。暫くすると2歳くらいの妹まで私の膝の上に置く。W でゲロゲかよ! と思ったら、おねいちゃんと一緒にいたい・・・ということらしい。
この時はコンデジはリュックの中で、手元にはデジイチしかなかったので、こんな写真しか撮れなかった。 -
2時間近くそんな目に逢ったが、その間お母さんはニコリともせずに私を見据える・・・なんで?
バスから降りた後、私に向かって微笑んでくれたから救われた。 -
次はバンダナおば様が、気持ちわり~・・・って、私に覆い被さる様に窓からゲロゲロ。
-
更に別のおば様が、凄い形相で無理やり私と窓の隙間に押し入って来た・・・もうこれ以上は公序良俗に反しそうな光景だ。二人は何時でもゲロ出来る体制になったのだが、な~んと車内にも入れないし屋根も満員だから、屋根に掴まって窓に足を掛けて乗って来たヤツが。
ちなみに青いものが、私の膝の上に置いたリュックです。バンダナおば様、私に完全に抱っこされてます。 -
このバスに6時間乗ってたんだぜ~・・・疲れたわ!
https://youtu.be/0ysHIE_Eqvc -
カトマンズに着いて、ようやく解放された。
さて、話はここからややこしくなる。
このトレッキング、カトマンズの旅行会社に9泊10日の予定で金を払ってある。トラブル(雨とか)があったら困るので予備日として1日確保してあった。ところが順調だったので8泊9日でカトマンズに戻って来た。無事に戻ったらこの旅行会社に報告することになっている。
何も問題ない・・・と思っていたが、意外な事態になった。ギャルツェン曰く、10日間のところを9日間で帰っちゃうと、給料は9日分しか貰えない。 な~るほど、それは大いに有り得る。
カトマンズのホテルに泊まるとバレるかもしれないので、俺の家に泊まってくれ・・・だと。私は他人様の家に泊まるの大好きなのでいいのだが、もう3日も民泊してるし、ホテルでシャワー浴びてゆっくりしたいなぁ、という気持ちもあった。
しかもトレッキング中にギャルツェンが白状したんだけど、半年前に結婚したばかりなんだって。その愛の巣に「日本製くたびれオヤジ」が泊まっていいの? 奥様に9日ぶりに会うんだろ! -
家に来い・・・と言われたら断らないのが信条なんで、新婚さんの家に行った。奥様が迷惑そうだったら、ホテルに行けばいいか。
奥様はまだ仕事から帰ってなかったので、ギャルツェンが「とりあえずラーメン」を作ってくれた。ネパール人は袋のインスタントラーメンが大好きだ。
その後、私が好きなボダナートに行った。 -
ボナダート
-
鳩が凄い
-
世界で一番でっかい仏塔なんだってよ。
-
世界を見る目
-
マニ車
-
ボダナートは地元民にも人気
-
祈ってる人を撮っちゃいけないと思うのだが、ヒトは真剣に祈る姿は本当に美しいと思う。で、時々どうしても気持ちを抑えられないことがある。
-
このオジちゃん、自分のことじゃなくって、愛する家族の幸せを祈ってるんだろうなぁ・・・ってことが伝わって来る。
-
祈り
-
祈り2
-
祈り3
-
祈り4
-
この時は、こうやってろうそくを持って歩くのが流行ってた。
-
中国共産党の弾圧を受け続けているチベット人に、唯一残された抵抗の焼身自殺を防ぐために、ところどころに大きな消火器を持った警官が立っていた。
静かで痛々しい眺めだ。
じゃ、一緒に回ってみましょう。
https://youtu.be/FuVEmzWBr4s -
陽が落ちた頃、ここでギャルツェンの愛妻と合流・・・左ね。
-
夕飯のダルバートの材料を買ってる・・・のかな。
-
夕闇迫るカトマンズを、新婚さんの後を着いて行く。
-
居間。
-
な~んだ、ギャルツエンの妹も一緒に住んでるんだって・・・それじゃぁ安心じゃん?
-
2005年にギャルツェンの実家を訪ねた時の写真。真ん中に写っているのが妹さん、この時15歳だったかな。
右のお母さんは、その1年後に亡くなったそうだ。 -
これトウンバっていうネパールのお酒なんだけど、雑穀にお湯を掛けると、あら不思議・・・お酒になるのさ。アルコールは3-4度って感じだが、飲み終わったら再びお湯を注げば、おお、また酒になってるじゃん! こりゃ無尽蔵の酒蔵を手にした様なものか! ネパールマジックだ!! 夢はあっという間に冷め、三杯目はタダのお湯に近い。
暖かい酒を専用の穴あきストローで飲むので、意外と効くから弱い方は要注意。 -
何時でも何処でもダルバート。
これが新婚ダルバートだ! 豪華チキン付き。ちなみにネパールでは鶏肉が一番高い・・・う~ん、歓迎されてるんだろうか。 -
当然、手で食べるのがマナー。
で、新婚ギャルツェン家に泊まって、翌日はカトマンズをのんびり観光。そんな写真は次回「ネパール面白写真」として、順不同でアップしようかと思ってます。 -
さて、旅行会社を上手くゴマかして、社長さんに「帰って来たよ~、面白かったよ」と報告に行ったら、一緒にディナーをしましょう・・・ってことになった。前回は社長のお宅に招待されて、家族と一緒に奥様が作ってくれた「ダルバート」を食べたのだが、今回は市内の高級レストランで「ダルバート」。
料理はでっかい真鍮のお皿に順番に出て来る。何か飲む?って聞かれたので、ブランデーと地酒のロキシーを頂いた。 -
やっぱ、基本はダルバート。
これが高級ダルバートらしい。
もちろん他にもメニューは豊富だが、ネパール料理以外は日本の方が美味しいに決まってるし、帰ればいつでも食べられる。 -
ネパールには何回も行ってるが高級レストランに入ったことが無かった。私の中では、今回泊まったエベレストホテルのレストランが最高級かな。
ここは更に高級で、スタッフの女性もケバかった。ネパールでは山にばかり行って素朴な女性を見ているので、すっげ~違和感。きっと山の中から出稼ぎに来てるんだろうなぁ。 -
こんな風に今回のトレッキングは無事終了。
アップしそこなった写真は、次回面白写真としてまとめてアップさせて頂きます。
その予告編ということで、もしかしたら「ネパールのトレッキングにいってみたい、山小屋ってどんなの?」って思ってる方もいるかもしれないので、山小屋の実態を紹介しておきます。8年も前のことなので、今はもっと洗練されていると思うし、今回のコースはトレッカーが少なくメジャーなコースと比べれば、山小屋はかなりボロです。人気のコースなら、もっと快適な山小屋が多いことは保障します。 -
電話はあるが、繋がるかどうかは知らない。
-
快適な山小屋生活が出来ます。
-
暖かい部屋…っていうのはこんな感じ。
-
お店があるって言うのはこういうこと。
-
綺麗なトイレ・・・広くて落ち着かない。
手前はシャワースペース。
意外なことに、たいていお湯が出る。 -
部屋は原則個室。
寝袋があれば安心。 -
デリシャスフードを作るキッチン。
メニューは豊富でなんでも作ってくれるが、日本人がイメージしている料理が出ることは限らない。 -
いろんなものが売ってる。
-
中国製の安物ばかりだが、意外と品揃えがいい。
-
ポーターやガイドはキッチンや売店にたむろしてることが多い。夜はこの辺で雑魚寝してたりする。
-
ガラス窓が普通で、ビニールが貼ってあるのは今では希少。
-
山小屋は手作り!
-
先にも描いたように、今回のコースの山小屋は貧弱だった。人気のエベレストコースやアンナプルナ、同じランタンでもキャンジンゴンパコースなら、設備も食事も数段上。
-
ポカラから近いところには、こんな立派な部屋の山小屋もある。
-
バスタブもあるバスルーム。
-
アンナプルナの伝統的山小屋。
-
アンナプルナコースの「割といい」山小屋。
-
角部屋なら窓にヒマラヤが迫る。
最後に行ったのは2013年だけど、ご飯食べて2000円くらいじゃないかな。不思議なことにどの山小屋も値段はあまり変わらない。
ネパールのトレッキングは、カトマンズに一人で着いても簡単に行くことが出来ます。フリーのガイドやポーターを雇うと超安いですが、初めはホテルや旅行会社を通して素性の知れたガイドを紹介して貰った方が安心です。日本の山歩きと比べたら極楽です! -
次回は最終回、スナップ写真をまとめてアップします。犬シリーズもあるよ~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ゴサインクンドから「美女の里」ヘランブーへ
-
聖なる湖・ゴサインクンド 5 カトマンズに帰る話。
2009/11/17~
ヒマラヤ
-
聖なる湖・ゴサインクンドへの道
2009/11/27~
ヒマラヤ
-
聖なる湖・ゴサインクンドへの旅 2
2009/11/27~
ヒマラヤ
-
聖なる湖・ゴサインクンド 3 美女の里ヘランブーヘ
2009/11/27~
ヒマラヤ
-
聖なる湖・ゴサインクンド 4 美女の里ヘランブーの真実
2009/11/27~
ヒマラヤ
-
聖なる湖・ゴサインクンド 6 面白写真、主にカトマンズ
2009/11/27~
カトマンズ
-
聖なる湖・ゴサインクンド 7 面白写真、主にカトマンズ 最終回
2009/11/27~
カトマンズ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (10)
-
- jamokaさん 2017/09/25 21:42:56
- ダルパートで満腹
- ネパール説明会はこの場で完璧!!
バスはパス 旅行会社におまかせコースかな~ だとするとギャルツェンコースには行けそうもない…
考え疲れて今年も終わるのかなぁ…
- ほいみさん からの返信 2017/09/26 14:43:08
- RE: ダルパートで満腹
4泊5日くらいのトレッキングなら、ポカラ→ガンドルン→ゴラパニ→タトパニ(温泉アあり)・・・タクシーでポカラに戻るをお勧めします。寒くない・ロッジが立派・ご飯が美味しい・景色がいい・高いところでも3000m・・・と条件が揃ってます。
とりあえずは行ってみましょう!!
-
- ミータさん 2017/09/25 20:55:10
- 快適(?)な山小屋
- こっそりドイツ弾丸旅行から戻ったら、
4トラベルの表示の仕方が変わっていてびっくり。
今までは旅行記を見ながらコメントを記入できなかったのが、
改善しています。
個室なら雑魚寝が一般的な日本(特に富士山)の山小屋よりも快適でしょうか?
売店の水は、富士山の様に標高が高くなるにつれ値段が上がりますか?
ギャルツエンは10日分の給料に民泊代ももらい、
9日で戻った場合と比べてかなり得をしたのでは?
まあ、そこは新婚さんへのお祝い金ですね。
- ほいみさん からの返信 2017/09/26 14:35:42
- RE: 快適(?)な山小屋
- あれ、そうなんですか? 気が付きませんでした。
ドイツに行ってたことも・・・いいなぁ、みんな外国に行けて。
ネパールの山小屋、私にとっては日本の山小屋の10倍は快適です。しかも年々設備が改善されています。ミネラルウォーターは3500mmくらいまでしか売っていません。一般的にはお湯を貰って(有料、安い)水筒に入れることになります。ビールは5000mでも売ってます。
民泊も有料です・・・っていうか、お礼の形でお金を置いていきます。ガイドはその度に領収証を貰います。当然レジスターはありませんから、全て手書き。それで経費を親方に報告して、予算オーバーにならない様にしているのだと思います。2013年に個人的にポーターを雇ったら、1日1500円でした。ガイドはもう少し高いので、ギャルツェンが幾ら貰ったか、だいたい想像が付きますね。
気が利くガイドはチップもたくさん貰えます。
- ほいみさん からの返信 2017/09/26 14:50:52
- RE: 快適(?)な山小屋
- > こっそりドイツ弾丸旅行から戻ったら、
> 4トラベルの表示の仕方が変わっていてびっくり。
> 今までは旅行記を見ながらコメントを記入できなかったのが、
> 改善しています。
あれ、ミ〜タさんのアレッツォ、内容は見られるのに、いいね!とかコメントは書けない。ログインしてるのに、ログインしろ・・って表示される。
なんで?
- ミータさん からの返信 2017/09/26 20:30:31
- RE: RE: 快適(?)な山小屋
- 本当ですね。
わたしも旅行記のコメント欄から返信しようとして駄目です。
(旅行記ではなく、掲示板の方に返信してみました)
新しいシステムなので色々不具合があるのでしょう。
でも、今日はほいみさんの足跡を見かけません。
拒否リストに入ってしまったのでしょうか?
-
- gontaraさん 2017/09/23 23:46:07
- カトマンズ、復興してるのかなぁ
- 見慣れた絵葉書のような写真、心惹かれますね〜
バスは御免だけど・・・
ギャルツェン君、ほいみさんに自慢したかったんでしょうね。
で、ちゃんとお祝い金はずみましたか?
- ほいみさん からの返信 2017/09/24 08:59:46
- RE: カトマンズ、復興してるのかなぁ
- 写真撮るのにも、ネパールは良い国ですね。とか言いながら、2013年の震災直後に行った切ですから、その後はどうなってるのでしょう。
ネパールのバス、田舎になるほど過酷な様な気がしてます。田舎・・・道路が悪い、小型バスしか走れない、本数が少ない、混雑する、カトマンズにモノを売り行く客が荷物をたくさん持って乗る、滅多にクルマに乗らないヒトが多いので酔う・・・など。
次回書きますが、ギャルツェン君には弾みましたよ〜
-
- 猫大好きさん 2017/09/23 16:50:04
- 新婚奥様はとっても綺麗〜!
- ギャルツェンは自慢したかった?
ケバくないしね
それにしてもバス
これは私には無理だわ
カトマンズとポカラの移動も飛行機が飛ばないと
バスでとか?まぁカトマンズとポカラの道路はもっとマシでしょうけど。。。
インドでの車移動も手に汗いっぱいでした、、、
ネパールの山小屋の紹介ありがとうございますm(__)m
あれこれ探してはみたのですが
今年も時間切れですね〜
ほいみさんと一緒で
あと何回、健康で行きたい処に行けるのか
何だか焦るし、行き先にもこだわってしまいます!
面白写真 好きデス 楽しみデス♪
- ほいみさん からの返信 2017/09/23 19:16:56
- RE: 新婚奥様はとっても綺麗〜!
- こんばんは。
カトマンズ→ポカラ間はたくさん飛行機が飛んでるから大丈夫だし、全席指定快適なツーリストバスも走ってるので安心です。
ネパールの山小屋は快適です。3500mくらいのところまではホテル並みの設備のところもありますよ。フィットネスルームや室内プールも珍しくありません。高山病になっちゃうのでお勧め出来ないけど、ヘリコプターで行けるところもありますよ。
そうなんですよね、行先は慎重に選ばないと・・・って慎重になり過ぎて行かないで終わらない様に。そういえば、ネパールも暫く行ってないなぁ。ギャルツェンたちは元気かな。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヒマラヤ(ネパール) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ゴサインクンドから「美女の里」ヘランブーへ
10
59