2017/08/14 - 2017/08/17
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2017年の夏休みは、ありがたや10連休!
高野山をメインターゲットにしてその周りを和歌山、大阪で埋めていく3泊4日の関西旅。
2日目8/15終戦記念日は世界遺産・高野山を一日使って歩いてきました。
今回は後半は壇上伽藍~大門~徳川家霊台と、世界遺産登録されているスポットを全て周り、今回の宿泊先へといった流れで進めていきます。
今まさにブラタモリが高野山放映中でしたが、大体同じような所は行ったかなと思いますが、いくつか見落としたポイントがあったので、それが心のこり(細川たかし)です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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-
前編からの続き、金剛峯寺を出た後は、蛇腹路と呼ばれる壇上伽藍へ続く道を進みます。
ちょうど段の所にいる(恐らく)スペイン系女性2名のような感じで、歩いている欧米系トラベラー多かったです。
ホント、いつものあの国の人達どこにいるの~という位、高野山では見かけませんでした。 -
蛇腹路中間辺り。
何故蛇腹路と言うかは、金剛峯寺のHPに書いてありました。以下引用。
高野山はお大師さまが「東西に龍の臥せるがごとく」と形容され、壇上伽藍を頭として現在の蓮花院(れんげいん)までを龍が臥している形に例えたのでした。そして、ちょうどこの小道が龍のお腹付近にあたることから蛇腹路と呼ばれるようになりました。 -
蛇腹路を抜けた最初の建物が東塔。
ブラタモリでやってましたが、この壇上伽藍にある建物は焼失ー再建を繰り返しているようで、この東塔は1984年、140年ぶりに再建されたそうです。 -
手前の建物が三昧堂、その奥が大会堂(だいえどう)、一番奥にチラッと見えているのが根本大塔、そして大会堂の裏に隠れて愛染堂という建物があります。
本当は一つ一つじっくり見ていきたいのですが、それやるとここだけで時間終わってしまいますね。 -
イチオシ
道を挟んで反対側にある不動堂、国宝です。
柵に覆われていて中には入れないという事だと思うのですが、なぜか柵内に「土足禁止」の札あり。 -
イチオシ
そしてこちらが伽藍中心の塔である根本大塔。
ここを起点、0kmポストとして慈尊院と奥の院の弘法大使御廟までの道に町石が立てられている訳ですね。
最初完成したのが887年で、現在の建物は1937年に再建されたもの。壇上伽藍 寺・神社・教会
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拝観料200円ですが、きっぷの割引券があるので160円で入場。
特に係員はいませんでした。内部撮影NG。
中はとても広く、如来像や、16本の大柱・壁の絵など、その鮮やかさは思わずスゲーと叫んでしまうような代物でした。私の貧しい言葉では伝えられないのが残念です。 -
別角度から根本大塔を見た所。
左上にチラッと葉っぱが写ってますが、これが有名な三鈷の松で、普通二本の松葉が三本あるいう珍しいもの。
であるのに、この程度の扱いにしてしまいました。すみません。 -
とても全部の建物は見られないのでポイントだけ。
こちらが東塔の反対にある西塔。
東塔が1127年創建なのに対して、こちらは887年と根本大塔と同じ時期に建てられたとの事。 -
その西塔の裏側にある切り株ですが、後程出てくる中門を建てる際に使った伐採された杉の切り株との事で、パワースポット的な紹介されてました。
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で、その切り株辺りから見た西塔。
この辺りが壇上伽藍の端っこって感じです。 -
これは山王院という拝殿で、その裏側には御社があるという構図。
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そしてこちらが六角経堂。
下に突き出している把手を使って回せるようになっていて、一回転すると一回お経を読んだと同じ意味があるという事で、マニ車と同じようなものですね。
1人だと力的にも周りの目線的にも回すの辛いっす。壇上伽藍 寺・神社・教会
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なので、隣にある立派な建物、近藤ではなく「金堂」の中へ。
根本大塔と同じ金額(200円の2割引き160円)払って入場します。
内部は撮影NG。壇上伽藍 寺・神社・教会
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金堂では今でも年中行事を大半を行っているそうで、中は綺麗に保たれておりました。これで一通り壇上伽藍を回れたかな。
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イチオシ
もう一つありました。こちらが壇上伽藍の正門の位置づけの中門です。
819年創建と伽藍の中で最も古く建てられましたが、これも焼失・再建の繰り返しで、最近に再建されたのは2015年とできたてホヤホヤ。
高野山開創1200年を期して再建されたそうです。壇上伽藍 寺・神社・教会
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この中門が再建された事で、ここ壇上伽藍にある建物全てが揃ったとブラタモリで言ってました。行った時はわかりませんでしたが、放送見てそのありがたみと言ったものを感じた次第です。
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それでは次は大門の方へ。
いいバスの便が無いので、トボトボと歩いて行きます。 -
注文から5~6分歩くと木々に向こうに何やら見えてきました。
恐らくアレです。 -
こちら大門、高野山入口にそびえ立つ一山の総門です。
大門と聞いて、渡哲也を思い出してしまうのは世代です。
そして「大門く~ん」と叫んでしまうのも世代です。 -
そんな事はどうでもよくて、門の外側へ出ると、デカデカと緑で書かれた「高野山」の文字。緑っていうのが珍しいですね。
大門 名所・史跡
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イチオシ
1705年に再建された大門は、高さ25.1mで、赤い建物に緑の屋根とそのコントラストが鮮やかです。
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左右にある金剛力士像のこれは右側。
運慶・快慶では無く、江戸時代の大仏師、運長と康意作だそうです。 -
大門と道を挟んだ所にあるこちらは高野山の表参道「高野山町石道」で、巡礼者は慈尊院から続くこの道を約20km進み、この坂を上がり切った所で
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このような感じで大門が見て、高野山にたどり着いたと実感するって事ですね。
ちょっとだけ当時の人の気持ちを味わいました。 -
この景色を見て、改めて高野山が山の上にあるという事を実感。
天気が良ければ言う事ないのですが、贅沢は言ってられません。 -
この時の気温は24.2℃。
さてバスの時間までは少し時間があるので、もう少し付近をブラブラ。 -
こちら大門と道を挟んだ所に道があって、車の向こうに人が歩いて行くのが見えましたので、私もちょっと後を追ってみます。
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歩いていた道は女人道。女人禁制であった高野山の周囲を参拝する女性用参詣道と言った所でしょうか。
近くのポイントまで行ってみます。 -
少し歩いた所にあった、助けの地蔵と呼ばれる場所。
4tra上だとお助け地蔵と書かれてますね。
どういう位置付けの場所かはよくわからないままお参りし、まだ大門に戻ります。お助け地蔵 名所・史跡
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イチオシ
一部歩きずらい所もありましたが、ある程度こんな感じで整備されてました。
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大門に戻り、町石発見。
六町なので、壇上伽藍までは、110x6=660mです。 -
では、高野山最後六か所目の目的地にバスで向かいます。
バス停には結構な人の数が並んでました。 -
バス停そばにも町石。
五町と書かれていますので、大門からバス停まで110mという事。
今でも十分役に立ちますね。 -
立ち客も出る位の感じで、途中のバス停からも結構な人が乗り込んでましたが、この日は臨時バスが出ていて、満員のバスの後ろにもう一台バスがくっついてくるような感じで運行してました。
普段がどうかはわかりません。 -
途中、浪切不動前にて下車。
ここで降りて、世界遺産構成資産となっている徳川家霊台を訪れます。
この辺りでまた雨が降り出しました。 -
バス停から歩いて直ぐ霊台入口がありました。入場料200円。
階段の上には、突然の雨に傘を持たず呆然としているご家族一行。
この後どうなったかはわかりません。 -
奥の院に多くの戦国大名の墓がありましたが、徳川家康・秀忠に関しては3代将軍家光がここに創建したとの事。
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こちら向かって左側が、二代将軍秀忠の霊屋。
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こちらが霊屋の外観。建物全体に美しく繊細な装飾が成されています。
黄色く見えるところは金なのかな。目に鮮やかです。 -
その隣向かって右側にあるのが初代将軍家康の霊屋。
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家康の方は前に鳥居が立てられてました。
先客がいたので、少し待ちます。徳川家霊台 名所・史跡
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イチオシ
そして中へ。建物自体は秀忠のものと同じような装飾が成されて、こちらも鮮やかでした。どっちがどう違うといった事はよくわかりませんが・・・
内部にも繊細な装飾がされているとの事ですが非公開です。
確かに建物自体は美しいですが、これで200円か・・・徳川家霊台 名所・史跡
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最後すかされた感じにはなりましたが、これで一通り高野山の世界遺産構成資産6か所を回る事ができましたので、山を下ります。
バスを待つ事しばし。 -
対面にはバス停名にもなっている波切不動尊。
そういえば、この近くに真田家ゆかりの宿坊であった蓮華定院があったのですが、行くの忘れてました。 -
まぁそれは次の機会にという事で、今度は宿坊に泊まってゆっくり回り高野山に浸りたいと思います。
高野山行きバスはほぼ定刻にやって来ました。 -
高野山駅到着。
16時頃でしたが、宿坊に泊まる人でしょうか、これから街の方に向かう人もそこそこいました。 -
駅の方からはケーブルカーに急ぐよう駅員の声が聞こえてきましたが、時間に余裕はあるので、駅そばにあるこちらのお茶屋で休憩。
高野茶屋 和久 グルメ・レストラン
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葛切りなんてほんと何年ぶりかで食べましたよ。
久々食べると美味しいですね。
割引きっぷ(1割引)も使えました。
後4traさんが指し示すこの店の位置、大分ずれているんですが・・・他にもズレてる所案外ありますので、改善求です。高野茶屋 和久 グルメ・レストラン
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休憩後駅へ。雨止みました。
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改札前の階段上がった所に、展望台的な休憩スペースがありましたが、この日の景色は曇っていて今一つ。
なので、もうケーブルカー乗っちゃいます。 -
まだ帰りのケーブルカーはこちらの方には入線しておらず。
それにしてもこの角度、油断禁物です。高野山駅 駅
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こちら一生懸命引っ張っております。
これで支えているかと思うと、頼もしいという気持ちと、心細いという気持ちが相半ば。高野山駅 駅
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帰りは1人でボックス席確保できる位の余裕がありました。
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そして極楽橋到着。
前編と同じこと言いますが、ホント駅名が反則的に美しい響きです。 -
イチオシ
こちらが運んでいただいたケーブルカー。
いい顔してます。 -
さて、こちら極楽橋駅の出口。
殆どの客は南海電車→ケーブルカー、もしくはその逆で、降車客はゼロに近いと思われるのですが、当然出口はあるという訳で、ここ降りてどこに行くのでしょうか・・・極楽橋? -
で、ここからの電車ですが、大阪市街から日帰りで来られたは特急こうやが用意されていて、それ以外の客は橋本までの普通電車。
いずれにせよ待ち時間は30分以上ありました。 -
で、これが特急こうや。
小田急ロマンスカーチックな感じですね。いい顔してます。 -
30分駅構内ブラブラしますか。
こちら高野山パンフレット。あまり見かけないフランス語が、日本語・英語の次に。
そして中国語は韓国語の下にという順位付けになってます。
つ~かほんど中国語聞こえなかったなぁ~。 -
南海電車とケーブルカーの間の連絡通路は、夏っぽく沢山の風鈴で絵になる風景を作ってました。
-
と色々周りましたが、駅の外に出ずに30分は辛いので、もうホームに行きたいと思います。
この景色でわかる通り、駅の外出ても山だけであることは一目瞭然。 -
と、色々と旅行記ネタを探していたら、電車到着しました。
特急こうやとのツーショットです。 -
運転席後ろ、砂被りじゃなくて、かぶりつきじゃなくてなんて言うんだろ。
電車でGO的なポジションゲットしました!
・・・が、通路挟んだ反対側にビデオデッキ持った、見た人の10名中9名が鉄というであろう40~50代男性が陣取り、何かこれだけ空いてる電車内に、運転席後ろに男性二人並ぶ姿は何とも奇妙な感じに思え、男性から柄も知れない気迫を感じたので、なぜか私の方が引く形で席移動してしまいました。 -
まぁ窓から写真取れればいいんですよ。あたしゃ。
という事で途中山しかありません。
でも昔はこの中歩いて高野山行ったわけですよね。凄いわ。 -
平地に戻ってきました。
この紀ノ川が見えたら、もう橋本駅はすぐ側。 -
橋本駅到着。まことちゃんが迎えてくれました。
ちゃんと日付も直ってます(当たり前)まことちゃん像 名所・史跡
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ロッカーから荷物を引っ張りだして、こちらのバスで今夜の宿に向かいます。
只今の時間17:48ですが、このバスが最終一本前でした。 -
橋本駅からバスで車庫前(終点)で降り、そこから歩いて3分位の所にあるホテルルートイン橋本が今夜の宿。
ここで英気を養って、明日に備えます。
明日は九度山の方へ。ホテル ルートイン橋本 宿・ホテル
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