2017夏休みは世界遺産・高野山を中心に和歌山・大阪巡り　①初日は和歌山市内を観光して関西慣れ～前編～

2017/08/14 - 2017/08/17

2017年の夏休みは、ありがたや10連休！

なので、さてどこにと考えるも海外はどこも高いし～国内も高いし～しかもこの暑さだしな～とちょっと躊躇気味。

とは言え、どこにもいかないというのもなんだかなぁ～という事で、まずは飛行機とろうと、JALのサイトを開き、しばし熟考するも決まらず、最後は勢いで関空行き往復を予約。

やはり「勢（いきおい）」だから大阪になったという事でしょうか。
　※わからない人は検索してみて下さい。

飛行先は決まり、後は関空から逆算して目的地を選定。
やはりここは世界遺産でしょ、という事で高野山をメインターゲットにしてその周りを和歌山、大阪で埋めていく事にしました。

まずは関空から和歌山へ移動し、一日和歌山市内をブラブラ散策する事にしました。いきなり大阪に入ってしまうと、関西酔いしてしまう恐れがあるので、和歌山で関西慣れしてからにしようと思います。
思いの外、和歌山市内での内容が濃くなってしまいましたので、前編・後編に分けてお送りをと。

前編は、紀三井寺とわかやま電鉄貴志川線の様子を。

エリア 和歌山市(和歌山)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

旅の始まりは早朝の羽田空港。
7:15発なんで空港ホテル泊まってもいいかな思ったけど、結局朝5時起きで横浜の自宅より羽田空港へ向かい、30分前には保安検査場の前に到着。

そしてこちらが搭乗機。
そろそろ搭乗開始時刻なんだが・・・何かやってるね？

そしたら案の定アナウンスがあり、飛行機整備のため30分程遅れるとの事。

俺の早起き返せ～！
まぁ言っても仕方ないのでおとなしく待ちます。

30分よりは多少早かったものの、多少の遅れで羽田離陸。
機内ではとにかく爆睡も、あっという間に着陸態勢。
8:35到着予定でしたが、結果9時関空到着。

まぁそれほどきっちり予定立ててないからいいんですけどね。
この日関西は晴れ模様も、明日以降は雨予報。

約5年ぶりの関空。
他にも色々あるのでしょうが、何より空港コードのカッコよさ（KIX）は日本一です。

到着出口出て直ぐの所に、グルメストリート的なのがあるは嬉しい。
早起きで食事取ってなかったので、ここ煉瓦灯路内関空食堂で朝食。

あ～これぞ日本の朝食と満々満足で食事をしていた所、ふと「そういやあれ持ってきてたっけ？」と嫌な予感。カバンの中を一通り調べ・・・・

オーマイガットトゥギャザー！！！！（関西仕様）

日本百名城のスタンプ帳持ってくるの忘れてました。
今回、和歌山城と大阪城行く予定にしてたんですが・・・まぁ今更しゃぁないとは思いつつ、今一つ気分を切り替えられないまま朝食終了。

関空食堂 グルメ・レストラン

ホテル取って無ければ、行先帰る事もできたんですが、まぁこの時期だから仕方ないですよね。和歌山市に向かいます。
バスはちょうど行ったばかりという事なので電車で。

まぁバスより電車の方が安いんですけどね。
という事で外国人観光客で一杯の関西空港駅へ。

途中にあった看板。そういやこの前ニュースになってたな。
世界遺産検定2級保持者としては、行っておいた方がいいんだろうけど、なんかあまりピンとこないんだよなぁ～、ここ。

大阪同様、和歌山へ電車で行くには選択肢は二つ
オレンジ色の南海と

青色のJR西日本
さて、今回の選択は、どっち？

関西空港駅 駅

どっちの料理ショー的な引っ張り方をしてもしょうがないのでさっさと行きます。
生涯初の南海電車に乗車し、泉佐野で和歌山方面の電車に乗り換えです。

Oh!　ラピート到着。帰りに乗りますよ。
本当パッと見、鉄人28号。

色々写真撮ってたら、和歌山方面行の特急サザンが到着。
特急ですが、前の方の車両にある指定席でなければ、普通料金で乗って行けるありがたさ。

途中停車駅は「尾崎」

駅員のおっちゃん、ナイス被り。

「みさき公園」

ここで行楽客がそこそこ下車。

そして「和歌山大学前」の3駅。

前の駅が孝子って書いて『きょうし』だって。
絶対読めんな。

そして終点、和歌山でなく「和歌山市」駅に到着です。

ここまで乗ってきた乗客の半分くらいはこちらの電車に乗り換え。
加太って、つい最近まで『かぶと』って読むと思ってた。『かだ』なんですよね。

南海電車の終着駅なのに、こんな窮屈な所通らないと改札口行けないってどういう事？

奥にはJRの和歌山市駅。
鉄分少な目でも、思わず「懐かしい」～と叫んでしまいたくなる、エメラルドグリーン色したオールドスタイルな車体。

なぜあんな窮屈な通路になっているかは、駅の外に出て判明。
和歌山市駅の駅舎が改造工事中だったんですね。
遠くから見てもわかる駅舎の老朽化ぶりでした。

今ある駅舎は1973年にできたものだそうな。
2020年東京オリンピックと同じ年に生まれ変わるそうです。

それでは和歌山市内見学へと参ります。
まずは紀三井寺へ。
駅前の案内所で聞くと、すぐに紀三井寺を通るバスが出るとの事で列に並ぶ。

ところが、交通系カード（Suica）使えると思ったのが甘かった。

カードが使えると思ったら、和歌山バス専用プリペイドカードだけとの事で、財布を見たら万札しかない・・・オーマイガットトゥゲザー（もういいって）
紀三井寺到着も、バスも運転手に万札しかありませんとを告げると、帰りのバスでその分払って下さいというお達しを受け降ろしてもらいました。

大変申し訳ございません。
後程ちゃんと払わせて頂きます。

そんな万札しかない状況を解消するために、近くのコンビニへ。
その対面にあった立派なオフィスビル。どっかで見た事あるなぁと思ったら「サーバーリンクス」の本社ビルとの事。

クラウドサービス提供している会社で、最近だと流通系の展示会にでかいブース出していたのを思い出しました。

小銭ができて、これでもう心配事が無くなったので紀三井寺に向かいます。
バス停からは踏切渡ったりしてちょっと歩きます。

紀三井寺到着。
770年に唐僧・為光上人によって開基されたお寺で、西国観音霊場第二番札所。
正式名称は「紀三井寺金剛宝寺護国院」ですが、山内から湧き出す三つの霊泉から紀三井寺の名で親しまれていたそうです。

紀三井寺案内パンフレットからの引用でした。

こちら楼門は国の重要文化財です。
落書きするなの注意書きが、他言語で書かれていないという事はあまり外国人観光客は来ないのかな。

本堂へはこの石段を登っていきます。
結構あるなぁ～。まぁ日陰が多いのが救い。

途中、名前の由来となった三つの湧水の1つ、清浄水。
近くに寄れないようになってますが、柄の非常に長い柄杓で水は飲む事ができます。

これも石段途中にあった身代り大師。
パンフレットの境内マップには書かれてないような位置付けなのでスルーします。

石段を一番上まで上がった所にある仏殿内、日本最大の観音様である「総漆金箔張大千手十一面観音菩薩像（長！）」を拝観。
とりあえず名前負けしました。

無料ですが、仏殿上部の展望回廊へは入場料（100円）が必要です。

回廊に入らなくても、仏殿の外にはこのような景色が広がっています。

奥にうっすらと見えるは淡路島。自分の中では遠いイメージでしたが、和歌山に来ると想像以上に近い場所と実感。

こちらが日本最大の観音様がおられる仏殿。
新仏殿と書かれており、最近建てられた模様。

そしてこちらが本堂です。
紀三井寺は日本桜名所百選に選ばれている桜の名所。
桜の季節の訪れるのが正解みたいですね。

紀三井寺 寺・神社・教会

本堂は県の重要文化財指定。
お参りしていきます。

紀三井寺 寺・神社・教会

正面看板の文字が達筆すぎて読めず（救世庵かな？）

紀三井寺 寺・神社・教会

これは国の重要文化財である鐘楼。
前のテントが邪魔で悔しいです！（ザブングル）

これも国の重要文化財指定されている多宝塔。
残念ながら中には入れません。

下りの石段は意外と膝にくるので、帰りは緩やかに下った道を進んで裏門から。

ひとまず和歌山駅に戻ります。
紀三井寺駅までは歩いて10分弱といった所。

こちらが紀三井寺駅。
ここで今年自転車盗難が2軒発生したとの情報あり。

改札抜けたら、すぐに和歌山行きの電車が到着。
日頃の行いがいいからでしょうか。買いかぶり過ぎですね、すみません。

2駅で終点「和歌山」駅に到着。

和歌山駅前は、人が少なく穏やかな雰囲気。
というか、暑過ぎるので駅ナカに人が隠れているというのが本当の所。

駅から歩いて5分強、本日の宿、ドーミーインPREMIUM和歌山に到着。
まだチェックイン時刻前という事で、荷物だけ預け再び市内観光へ。
と、その前に飯だな。
まぁ混んでるんだろうけど、あそこ行くしかないか。

天然温泉　紀州の湯　ドーミーインＰＲＥＭＩＵＭ和歌山 宿・ホテル

案の定混んでました。
ホテルから歩いて5分程、和歌山で必ず名前が出てくるラーメン店「井出商店」です。換気扇から漂ってくる豚骨の匂いがきつ～。

中華そば専門店 井出商店 グルメ・レストラン

20名ちょっと位並んでました。
車かなんかで休んでいるのでしょうか、代表者だけ並んでいて途中からからズルズル合流されるのは、後ろに1人で並んでいる人間としては気分いいもんじゃないですよ。

中華そば専門店 井出商店 グルメ・レストラン

そんな感じで多少イライラしながら、30分後に店入店。
直ぐにラーメン出てきました。

味の方ですが、まぁこんなもんかといった所。
お年寄りが多かった事からわかるように、そういった世代にも好まれるような、優しい感じの味付けだなぁとは思いましたが、自分としては一度食べればOKでリピートは無いかなという感じでした。（個人的意見です）

中華そば専門店 井出商店 グルメ・レストラン

食事を済ませ、次の目的は和歌山駅構内に。
猫のマークが目印です。

和歌山駅9番線ホーム、わかやま電鉄貴志川線に乗車します。
階段に足跡までついているように猫推しです。
というか、猫のたまが駅長やっていることで広く知れ渡ってますって、私が言わなくても皆さんご存知だと思います。

切符はこの階段上がった所で購入。JR改札口の所は駅員にわかやま電鉄乗るよ～と言えばそのまま通してもらえます。

一日乗車券（760円）を購入。終点貴志駅との往復（400x2）よりもお得になるのは湘南モノレールと同じパターン。

今回乗り込むのは、和歌山電鉄が誇るデザイン電車の1つ「うめ星電車」

和歌山という事で、梅干カラー？の車体が色鮮やか。
色々チャレンジしてますね。

そんな結構チャレンジしている部類に入るわかやま電鉄ですが、全国の地方鉄道と同様、ここも厳しいみたいで、こんな目標が設定されてました。

皆さん和歌山来た時には是非乗車下さい。PRタイムでした。

車内へ入ると、木の収納棚に格納された和歌山お土産の数々が目に。
あれこれってちょっと前、宮崎で同じようなの見たな～と思ったら、案の定水戸岡氏クオリティ。

2両編成の後部車両。
木目調で統一されていて落ち着きます。

そして前方車両。
関空以降、それほど見かけなかった外国人観光客はここにいた。
乗客の半数位が外国人観光客でした。

そんな観光客含め、シートが8割方埋まる位の乗車率で和歌山を出発。

しばらくすると、途中停車駅にて通過列車の待ち合わせ。
反対方向走っていたのは「おもちゃ電車」でした。

車内猫駅長たまグッズ満載の展示棚。

すると反対側にはたま電車が。
ドアが開くと写真を撮る人でホームは一杯。
心なしか乗ってる人数が、こちらよりも多い気がします。

外は一面のどかな田園風景という訳でもなく、ずっと住宅街といった感じでした。
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですけど。

隠れミッキー的な感じで、つり革の一つが梅模様になっているのを発見。
こういう細かい演出いいです。さすがの水戸岡クオリティ。

和歌山から40分程で終点貴志駅に到着。
蜂、毛虫に注意って、駅構内だから逃げられませんぜ。

ちなみに貴志駅があるのは和歌山市ではなく、隣の紀の川市になります。

そして、ここに来た目的めがけて乗客がぞろぞろと移動していきます。

貴志駅 駅

目的はこちら、貴志駅駅長、正確に言うとスーパー駅長の「ニタマ」
顔を全くこちらに向けてもらえません。まぁ猫のやる事なんで。

初代「たま駅長」亡きあとを継いだのがこちらの猫で、本当の肩書は「貴志駅長代行兼伊太祈曽駅長」との事。
初代たま駅長が「ウルトラ駅長」に昇任したのに伴って、ニタマが「スーパー駅長」となり、その後「たまⅡ世駅長」となったと、文字だけ追うと全くわけわからん状態です。

要は二代目たまが貴志駅長やってるという事でいいですかね。

貴志駅 駅

駅舎もちゃんと猫にしてます。「たま駅舎」というらしい。
単に猫を模しているというだけでなく、茅葺屋根がとてもきれいに整えられています。

外国人観光客が自撮り写真撮りまくってます。
数年前はここまで外国人が来ることなんで想像もできなかった事でしょう。
色々やってみる事が大事なんですね。

こういった細かい所にもこだわってます。
徹底してますね。

駅構内にはたま駅長のお社が。奥には「いちご」と書かれた鳥居。
手前には「おもちゃ」と書かれた鳥居もありました。
ちゃんとしたコンセプト持ってますね。

駅を一通り回った所で、折り返し和歌山行きの発車時刻となりましたので、乗り込みます。

写真が大分多くなりましたので、以降は後編にて。