台風に翻弄された岡山、倉敷への旅　モヤモヤ気分の倉敷編

2017/09/15 - 2017/09/16

今年、９月の１６、１７、１８の三連休、台風に向かって出向いた岡山の旅。

倉敷に宿を取り、ゆっくり美観地区を回ってどこかで美味しいものを食べようという企画。
もっとも宿を予約した以外はノープラン。

台風接近。低気圧に弱いため気分がすっきりしない。
こんな日は、何かとトラブルが起こりがち。
気は付けていたんですが、小さなトラブルは向こうからやってきた。
おかげで初倉敷の夜はとってモヤモヤ。


台風に翻弄された岡山、倉敷への旅　岡山編
https://4travel.jp/travelogue/11283096
の続きです。

エリア 倉敷(岡山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 1.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

岡山を出て倉敷へ。

この日、予約してあったのは駅近のホテル。
ミステリーパックだったか、チェックインするまで部屋のタイプがわからない。

センチュリオンホテル&スパ 倉敷 宿・ホテル

18時以降のチェックインがお約束でしたが、荷物だけ預かってもらおうとホテルに行くと、16時であったにもかかわらず、チェックインさせてくれました。
ありがたし。

おっ！広いじゃないですか。
荷物を置いて美観地区へ出かけましょう。

景観は、まあこんなものでしょう。

しかし、台風が心配。

チェックインすると、あちらこちらチェックすることにしています。
前泊者の忘れ物があったり、掃除が不十分であったりと過去の経験から隅々まで確認。

うん、問題なし。

地下の浴室。

美観地区を回ったら、サウナに入ってビール！
ということにしますか。

ホテルを出てたぶんこちらの方であろうと、歩き始めると商店街。
ここを抜けていくといいのかな。

商店街を抜けると神社が。
桜の名所のようですね。

秋祭りにはひと月早いようです。

阿智神社 寺・神社・教会

なまこ壁の建物。
漆喰の盛り上がった形が、なまこに似ているからなまこ壁と言われているそうですが、海鼠には見えないなあ、といつも思います。

倉敷公民館という文字が見えます。
ご立派だこと。

旧中国銀行倉敷本町出張所

昨今、メガバンクのリストラがニュースになっていますが、当時の銀行はすごかったんでしょうねえ。

中国銀行倉敷本町出張所 名所・史跡

昨今、観光地にありがちな食べ歩きが無いのは良いですねえ。

京都や金沢みたいだ。

アイビースクエア

倉敷アイビースクエア 宿・ホテル

台風のせいで人も少ない。

この街並みに赤い車が映えますねえ。

時代劇の１シーンみたい。

実は、ものすごく人に声をかけられるタチだ。

本屋で店員に間違われるのは日常茶飯事。
駅や道で見知らぬ人にお金を貸してくれと言われたり・・・
上海や香港では中国人に道を聞かれたりもした。

倉敷館 名所・史跡

余程間抜けな顔をして写真を撮っていたのだろう。

橋の欄干に座っていたカメラマンっぽい風体の人に、声をかけられた。

「どこから？」
「横浜ですよ。」
「いかにも横浜って顔してるねぇ。」

・・・どんな顔や！？

御親切に、あれこれ倉敷のことを教わった。
倉敷の四季折々の写真が収められたのアルバムを渡され・・・・

すでに数回、アルバムを受け取っている。
典型的なフット・イン・ザ・ドアである。

相手に軽くYESと言わせておいて、NOと言えなくなるようにして、本当の要求を最後に持ちかける。

この場合、アルバムを受け取った時点でYESと同じだ。

次は何が出てくるか、ワクワク、ドキドキである。

借金要求か？
壺でも買わされるか？
ぼったくりバーへ連れて行かれるのか？
はたまた英会話か？
まあ、ここで英会話の勧誘ってことはないな。

要求が知りたくて、その場を離れようとすると、

“渡したいものがある、と。”

来た来た！

なんだ？
やばいクスリか？
パーティー券か？
観光案内の請求書か？

大原美術館 美術館・博物館

で渡されたものが、数枚の写真。

A or B
どちらか、選べと。
そして200円の寄付をしてほしいと。

有隣荘 名所・史跡

ちょっとと拍子抜け。

どんな要求が飛び出すか、結構期待していたのだが200円の寄付とは！

せめて一杯ごちそうしろくらい、言ってもらいたいものである。
寄付はしないが一杯ならごちそうしたのに。

ぐるりと一周したが、カメラマンにしちゃあ、貧弱なカメラを首からぶら下げたそのお方は、まだ同じ場所に座っていた。

今日はうまく寄付が集まらなかったと見える。

倉敷考古館

倉敷考古館 美術館・博物館

美術館に灯が点された。

大原美術館 美術館・博物館

刻々と色が変わる。

倉敷美観地区 名所・史跡

さてと、どこか居酒屋でも探して一杯やりますか。

倉敷美観地区 名所・史跡

手ごろな居酒屋が見つからずフラフラ歩いていたら、やけに賑々しいトンカツ屋の前に出た。

かっぱ グルメ・レストラン

とんかつとビールにしますか。

ここで軽く飲んでホテルでサウナに入って部屋で飲むことに。
台風も心配だけれど、さすがに歩き疲れましたしね。

とんかつの単品とビールで夕食とする。

いつもは1時間は並ばなきゃいけない、今日はラッキーだというお隣さんの声を聴きながら結構なボリュームのカツをいただいた。
これが岡山のデミカツってやつですかね。

味噌カツ好きの名古屋人に食べさせてみたいな。どう評価するんだろう。

ところで、こちらのお店、壁にカラシありますと張り紙が。
関東じゃあ、カラシのないとんかつ店を探す方が難しいが、関東以外ではカラシがある方が少ない。なぜなんだろう？

かっぱ グルメ・レストラン

なんとか、雨にも会わず、ここまではまずます良かったのだが、この後がダメダメだった。

あまりに酷いので、フロントの女性を呼びに行きトイレを見せたとたんに、“うわっ！”って。

詳細は書かないが、ホテルの部屋を交換してもらった。疲れてなきゃ、他のホテルに移るところだ。
部屋の掃除チェックはちゃんと行ったがさすがにトイレの蓋まで開けなかった。
今までいろんな宿に泊まったがここまで掃除が出来ていないホテルも初めてである。

もやもやしながら、サウナで汗を流し、気分を変えようとビールの自販機を探すも無い。
アルコールの自販機がないホテルも初めてだ。
ここで違うホテルに変えようかとまた思った。

結局着替えて傘をさしてコンビニへ。

初めての倉敷の夜は、モヤモヤしたまま過ぎていくのでありました。

そして、翌日はいよいよ台風とご対面。
旅はまだまだ続きます。