【北門～八里バスの旅・三重＆蘆洲編】大稲埕碼頭～台北大橋～幸福村？～テレサ・テンゆかりの地へ！

2017/06/19 - 2017/06/26

約1年半ぶりの台湾は、
台北から市内バスなどを乗り継いで、乗り継いで、時には長～い
距離を歩いたりしながら、６日間かけて台湾中西部の南投までの旅。

すべてバスでの移動を目標とし、
観光もさることながら、バスを使ったゲーム感覚的な旅を。＾＾

１日数本しかない路線に乗りそびれたり、乗り間違えたりして
ゲームオーバーとならぬよう集中力を高めて、いざ出陣！

初日は、台北・北門 ～ 八里 ～ 林口 ～ 桃園 ～ 大渓までの旅で、
早速、スタート地点の北門へ。

エリア 新北(台湾)

【台北府城 - 北門（承恩門）】

昨年の初め頃に、役目を終えた跨線橋が撤去されて、スッキリ～

表側

それまではこんな状況　（1994年9月20日撮影）

長いこと窮屈な思いをしていたことでしょう！　＾＾

ＭＲＴ北門駅のバス停から三重客運の７０４路に乗車。

７０４路はこんなルート（赤い太線）

八里まではこの路線を軸とするが、区間区間では他の路線も利用。
（早く到着したバス優先）
ほとんど迂回することない路線で、約２０キロの行程。

５～６分後に「民生西路口(大稻埕碼頭)」のバス停で降り、
少々歩いて碼頭へ。

大稲埕碼頭の入口 兼 水門（５号水門）

碼頭の広場

サンセットスポットでもあり、夕方になるとアマチュアの写真家たちがやって来るらしい。

対岸は新北市の三重区で、真正面には忠孝碼頭。

ちなみに忠孝碼頭へは１日数便あり。

潮汐によって出発時間が毎日異なるとのことで、
ここに向こう１２日間分の時刻表が貼られている。

ＨＰにも記載。
【新北市政府水上巴士】
http://www.traffic.ntpc.gov.tw/webpage/waterbus0224/ticket.html

八里や淡水へ向かうフェリーもあり。（週末のみ）

フェリーに乗りたかったけど、この時間帯は運行されていないので、今日はあの台北大橋を徒歩で渡って三重区に入る。

【台北大橋】

防波堤には台北の素敵な風景画。　 ♪

高さ７～８メートルあろうかというしっかりとした防波堤。

その昔、とある台風により台北中心部が大洪水に見舞われてしまったことから建設されたとのこと。

（台北大橋に向かって歩く）

台北大橋を走るバイクたち

下流方面は、関渡や社子島。（その先に淡水＆八里）

社子島ってどんな島なんだろう！

（橋の上）

バイクが下っていくところで、
ここではまばらだが、下に降りて見に行ってみると、

バイクの滝なり。

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ　ﾄﾞ　～　　　　　ｺﾞｫｳ　～　　～　　　

これはドライブレコーダー？

橋のたもと付近には、リノベーションされた老街。

内側

庭園を抜けた先に防波堤。

再び橋の上へ。

このレールはなんだ？　　

と考えていると、、

なるほど！

（橋の上）

さて、ここで早くも台北市とはお別れ。　（ちょこっと感動～）
無事に（立派になって）帰って来るからね～　＾＾

一方、こちらは台北市の滝つぼに落ちていくバイクたち。＾＾

こちらも無事を祈る！（￣＿￣；）　　ｱ～ﾒﾝ

（橋の中間地点）

【大稲埕碼頭】

（三重側に到達し、台北方面を振り返る）　

（左）遠くに台北１０１、（右）新光三越ビル

三重区の街へ。　

（重新路と福徳路との交差点）

バイクが横に２０台ほど並んでいるが、日本じゃ絶対に　
ア・リ・エ・ナ・イ ！

信号が青に変わって、一斉に滝を登っていくバイクたち。

ｺﾞｫｳ　　　～　　　　～

（中央北路）

夜市が開かれる所。【中和夜市】

５～６００メートルの通りに、朝からたくさんの屋台が出ていた。

芒果（マンゴ）の季節到来～

このお店は１斤（６００グラム）３９元と安い。品種は不明。
やや小さめのを量ってもらうとひとつ４２元。
ここでは買わなかったけど、愛文芒果を何度か買って食べる。

下着屋さん　　　などなど。

文化路の、碳烤吐司（焼きトースト）のお店で朝めし。

炭焼き ♪

花醤肉蛋吐司を注文

卵焼きと焼肉入りのサンドイッチ。

やや甘めの味付け。
炭の香ばしさはあまり感じられなかったけど、まあまあ。

正義路に出て、

「正義重新路口」のバス停から来たバス（８５７路）に乗り、

約１５分後に「幸福戲院」で下車。

幸福戲院への入口

入口看板がストリートビューで見たものとは違って新しくなっていた。
以前の方がレトロ感があってよかったのに！

中へ

【三重幸福戲院】

古くて歴史のありそ～うな映画館。

市場の中にある映画館で、晩ご飯のおかずを買ったついでに
ちょこっと映画でも鑑賞？

ただ、週末しか上映されないとのこと。

手前には靴修理屋さんのレトロな看板　♪

老板修理中

周辺には幸福という文字が目に付き、ここは幸福村？

幸福村の御本尊様？

こんな細くて、ｺﾜｿ～ｳな路地を抜けたりして、

慈生公園に到着。

近隣の住宅の壁には森林風景が描かれ、とても涼し気な空間。

真好（チェンハ～オ）！

三重区の幸福村をあとにして、

ここから先は蘆州区で、　
かつてテレサ・テン（鄧麗君）が少女時代に暮らしていた街。

彼女が亡くなった１９９５年５月８日、
自分は台北にいたが、その時はもう台湾中が大騒ぎ～！　
といったような印象が強烈に残っている。

TVでは彼女の追悼番組、街中では彼女の歌ばかりが流れ、
そこで聞いた中国語の歌声がすごく美しくて魅了されてしまい、
自分も一時彼女のファンになっていたのだ。（＾＾;）

てな訳で、今日はこの街で彼女の足取りをﾁｮﾛｯﾄたどってみることに。

しばらく歩くとこんなオブジェ。

蘆州は切仔麵発祥の地だそうで。

まず、彼女が通っていた「蘆州国小」に。

（60年代の校舎）

中庭には池があり、橋の上に写っているのは小学生時代のテレサ。
（お借りした画像）

校舎は建て直されても、この池は彼女を記念して残されており、
３年ほど前にNHKテレビの中国語講座でもネタになっていたことから、
自分もこの橋を見てみたいなぁ～　　とやって来たが平日は参観不可。（´ー｀；）

その番組で、当時の受講生であるお笑いタレントの矢部君が訪れた時の様子。（自分で録画したものより）

いつかお休みの日に見に来てみよう。

小学校近くの、彼女が洗礼を受けたという教会。

その向かいには、もう取り壊されビルが建っているが、
彼女が暮らしていた家があったとのこと。

彼女がよく買いに来ていたという「龍鳳堂餅舗」

小鄧餅　（小鄧とは彼女の愛称）

彼女の名前入りの麗君餅

種類が多い。

甘くなさそうな香菇滷肉味をひとつ購入。

けど甘かったかな、、

彼女がよく食べに来ていたというお店。「大廟口切仔麵」

この店舗ではなく、廟の近くで屋台を出していた頃によく食べに来ていたとのこと。

（湧蓮寺）

その廟とはここのことかな、

夜市が毎日開かれるが、午前中でもこの賑わい。

発祥の地とあって切仔麵のお店が多い。

台北ナビで紹介されていた周烏豬切仔麵というお店。

「空中大學(蘆洲國中)」のバス停

ＭＲＴ蘆洲站前の広場には、

テレサ像

アジア各地でも大人気で、アジアの歌姫と称されている。

日本語の説明

現在、核・ミサイル問題で騒がせている、あの国でも人気があったようで、没後の翌年（1996年）に追悼の意を込めた記念切手を発行。

※ 同年に中朝国境付近で1枚７～８０円ほどで購入 （原価は４０銭）
ってｲｸﾗ？

それはともかく、アジアの歌姫よ　安らかに！　

蘆洲站から３～４分ほど歩いた所の、阿三切仔麵に。

午前10時半頃の店内

お店数ある中、このお店にはレトロな物が展示されているので、
ここで食べることに決めていたのだ。

などなどと鑑賞　♪

切仔麵と青菜

切仔麵は肉系は入っておらず、もやしとニラが入っているだけですごくシンプル。スープも薄めで淡白。

大方の人は肉類を別に注文して食べているようす。

オススメ品

スモークサーモン。　一切れ５０元。

近くには阿六切仔麵もあり。

ご親戚？　＾＾

【ＭＲＴ蘆洲站のバス停】

ここから７０４路で八里区へ向かう。

この旅行記へのコメント （2）

• binchanさん 2017/07/05 11:16:22

  お久しぶりです。

  １ウォンさん、久しぶりの台湾とのことですがのっけから１ウォンワールド全開ですね！
  
  　ほぼＭＲＴが並走しているところを、あえてバス。台北大橋を歩いて渡るなんて考えてみたこともありませんでしたが、面白そうですね〜。でも排気ガスすごいんだろうなあ( ﾟДﾟ)。
  　台北大橋のバイクの滝は今ではすっかり有名ですが、滝つぼだけでなく滝口まで行く方はめずらしい。早朝の新北、八里、蘆洲、三重の名もなき泉（自宅）からわき出した水（バイク）が、次第に流れを作って河（道路）へ流れ込み、滝を経て台北という大海へと注ぎ込む。頭の中で大河の一大ページェントが繰り広げられました〜（妄想癖があるので…）。
  
  　とっても楽しいバスの旅、このペースで南投にたどり着けるのか心配ではありますが、きっとこの後も、メジャーどころをすっとばし、妙なところで下車をする面白い旅行記が展開するんでしょうね。
  　私も来週は台湾なのですが、１ウォンさんが2016年に行かれた雲林に行ってきます。樟湖や崋山は１ウォンさんの旅行記で楽しんだので、草嶺と海の方を目指す予定です。

  １ウォンさん からの返信 2017/07/05 19:31:42

  RE: お久しぶりです。

  　binchanさん　ありがとうございます。
  
  ワールドなんてそんなｵｵｹﾞｻな、、ｺｿｺｿ地味〜に旅をして、
  ｺｿｺｿ地味〜に投稿しております。
  
  バイクの滝では、おっしゃる通り、目にはあまり見えませんが、
  排気ガスがすごくてノドが痛かったです。
  
  「早朝の新北、八里、蘆洲、三重の名もなき泉（自宅）からわき
  出した水（バイク）が、次第に流れを作って河（道路）へ流れ込み、
  滝を経て台北という大海へと注ぎ込む」
  
  これ、すばらしい表現ですね。
  滝口のその先のことまで連想し、なんだかフォローをしてもらった
  ような感じもしたりして、ｳｯﾄﾘしてしまいました。　♪
  まるで詩人ですね。（本職でしたらｺﾞﾒﾝﾅｻｲ）
  
  来週には雲林の方へ行かれるそうですが、また奥深〜い所へ行かれる
  のでしょうね。前回のように、ひと気のなさそ〜うな駅とか、　
  （ｺﾜ〜ｲ ）＾＾