2017/06/19 - 2017/06/26
14位(同エリア139件中)
1ウォンさん
4日目後半は、廃線となった旧山線徒歩の旅。
旧山線には、三義駅 ー 勝興駅(廃駅) ー 旧泰安駅(廃駅) ー 后里駅
の4駅があり、その距離は約16キロ。
1998年に複線化工事が完了し、新線が敷設されたことから、
単線だったこの区間は廃線となった。
以後、観光地化され、特に勝興駅 と龍騰断橋は三義を代表する
観光地となっているようです。
今日は、三義駅 → 勝興駅 → 龍騰断橋 → 内社川鉄橋まで歩き、
鉄橋近くの「三櫃」のバス停から台中の后里区へと抜ける。
その距離10数キロで、そこまでたどりつくことはできるのか!
また、夕方1本しかないバスにうまく乗り継ぐことはできるのか!
と不安が大きく、今回の旅の最大の関門である。
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三義駅からスタート!
《その前に、チョット気になる情報》
土日のみ運行の三義の観光地を巡る「三義采風觀光巴士」があるようで、
こんなルート。(循環コース)
【三義駅→新竹客運三義站→木雕博物館→僑成國小→勝興車站(駅)→龍騰斷橋→中山橋→西湖渡假村→水美街→新竹客運三義站→三義駅】
運行時間:9:30~17:30 (10分間隔で運行)
運賃:1日券(70元)。短区間の運賃は不明。
隨招隨停となっているので、どこでも乗り降り自由かな。
駅や新竹客運三義站などには何の情報もなかったが、もし運行されていればすごく便利!
では出発~ -
まずは、廣盛老街の中にある【建中國小3D彩繪階梯】
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イチオシ
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小学校の入口階段に、三義の観光の目玉である龍騰断橋の画。
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(階段最上部からの風景)
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周辺にも壁画あり。
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だとさ!^^
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続いて光復路の踏み切り。
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これが旧山線の線路で、勝興駅まで約5キロ。
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踏み切り横には、龍騰断橋のモニュメント。
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勝興駅へ向かう前に、鴨たちにチョットご挨拶。^^
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【鴨箱宝】
三義は木彫工芸のメッカで、このお店(工房)に潜入。 -
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イチオシ
表にいたキャラとは違って、生き生きとした今にも羽ばたきそうな美しい鴨たちがたくさんいた。
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その他の動物たちの作品も多数あり。
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ついでに、ご近所さんにもご挨拶。^^
猫顔をした民宿【哈比屋】 -
(八股路の踏み切り)
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ここから旧山線の線路上、または線路脇の道を歩いて勝興駅へ向かう。
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イチオシ
途中、線路下をくぐる歩行者専用の素敵なトンネルがあった。
表面はオール紅レンガで、トンネル上部には「八徳」と書かれている。 -
反対側には「四維」の文字
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枕木にも石ころが多く障害物もあったりして、特にサンダルでは歩きづらい、ヅライ!
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トンネルが見えてきた。
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【一號隧道】
旧山線には全部で9つのトンネルがあり、
このトンネルは三義駅からみてひとつ目となる。
全長約230メートル。
暗いし、石ころに加え湧き水も流れて足元は悪い。 -
トンネルを抜け、しばらくすると人影が見えてきて、
あそこが勝興駅のようだ! -
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と、勝興駅に無事到着! これで行程の約3分の1。
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トト、突然こんな所で腕立て伏せをし始める若者。
八里でも見たけど、台湾人は腕立て伏せがお好き!? ^^ -
(結婚記念写真の撮影中)
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いつまでもお幸せに!
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【二號隧道】
全長約726M (通行は不可) -
これも日本統治時代に建設されたもので、トンネル上部には、後藤新平(当時の台湾総督府民政長官)が書き記した「開天」という文字。
トンネルはこの先から連続している。 -
【勝興車站】
1907年開業、
1998年に、旧山線の廃線とともに廃止駅となる。
トンネルが多いことからも分るように、
台鉄の中で最も標高(約402M)の高い位置にある駅。 -
木造駅で釘は全く使われていないとか。
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駅前はおみやげ屋さんなどが並び、観光地といった雰囲気。
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(勝興駅前の通り)
勝興駅をクリアし、ここからは国道49号線を歩く。 -
ちょっと寄り道して、峯州小木屋へ。
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【峯州小木屋】(民宿)
西欧風の建物などが建てられ、雰囲気のいい所で、
結婚記念写真の撮影所としても使われている所。 -
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(撮影中)
いつまでもお幸せに! -
こちらは台湾レトロ。
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イチオシ
(49号線に戻って)
昔よく走っていた区間車をあしらったガードレール。 -
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イチオシ
さらに進むと、新竹客運の「第二隧道口」のバス停が現れる!
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恐らく廃止となった路線で、バス番号やルートは全く分からないが、今回はトンネルをテーマにしているところもあり、こんな「第二隧道口」なんて站牌を見ることができて、大、大感激!
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【向陽田園】という民宿の看板
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線路脇で雰囲気のよさそうな所。
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同じく新竹客運の、「伯公廟」の站牌現れる。
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こちらは宙ぶらりんの大きな枝とのツーショット。 (・o・)
台風の爪痕か、、 -
こちらのおふた方も、いつまでもお幸せにネ!
(撤去されないように)^^ -
【福田瓦舍】という民宿の看板
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国道からやや奥に入った所にあり、落ち着いた雰囲気。
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イチオシ
(右)旧山線の線路
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龍騰社区に突入し、これで工程の約3分の2
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イチオシ
ここにも龍騰断橋のオブジェあり。 三義のシンボル!
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お店にも龍騰断橋の画。
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イチオシ
そして本物の龍騰断橋が見えてきた。
感動 ~ ~ -
西側には旧山線の高架。
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【龍騰断橋】
1908年に台湾総督府鉄道が縦貫線(後の台中線)を全線開通させた時に作られたレンガ製のアーチ橋。(wiki)
1935年と1999年の2度に渡る大きな地震により、
このような無残なお姿となってしまった。 -
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しかし今は三義を代表する観光地となっております。
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さらなる大地震で、ガレキの山、
な~んてことにならないことを祈りながら先へ進む。( ̄_ ̄;) -
次に向かうは、鯉魚国小。
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数キロ歩いて小学校のある部落に到着し、
まずはバスが実際に運行されているのか地元の人に確認!
結果OK! 予定通り。 (^o^) -
(鯉魚国小の入口)
おやッ!
ストリートビューで見た時はなかった、赤い注意看板が! (・o・;) -
これは構内に入ってトンネルを見に行くことを禁止するもの。
実はこの小学校の校庭を通り抜けて、六號隧道とさらにはそのトンネルも抜け、内社川鉄橋を渡って七號隧道の北口まで行ってみようと思っていた。
お願いして通してもらおうと思っていたが、こんな注意看板が立てられていたんじゃぁ~ と即諦める。(土日ならタブンOK) -
イチオシ
景山渓にかけられている、その【内社川鉄橋】
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鉄橋の先には、行ってみよう思っていた【七號隧道】
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全長1261.3Mで、9つあるトンネルの中で2番目に長い。
トンネルを抜けると大安溪鉄橋があり、その先に旧泰安駅。
抜けられれば、旧泰安駅まで最短距離で行けるが通行は不可。 -
景山渓の上流方面へ。
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たよりな~い站牌だが、ここに「三櫃」のバス停。
新竹客運の5666(三櫃⇔后里)
后里行き6:30(平日のみ) 16:30(毎日)
(※ 三義に向かう5665も1本あり)
16:30の出発時間まで40~50分の余裕があるので、
さらに上流方面の、鯉魚潭觀景台と鋸齒堰へ行ってみよう。 -
(龍門橋)
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(橋の上から上流方面を眺める)
この先はダム(鯉魚潭水庫)で、滝のような水路のすぐ先にはノコギリの刃の形をした鋸齒堰あり。
まず水路横の展望台へ! -
【鯉魚潭觀景台】
で、登り坂を20分ほど歩いて到着。 意外と時間がかかった。 -
(三櫃、内社川鉄橋方面)
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(内社川鉄橋)
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(龍門橋)
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目の前には、滝のように見えた水路。
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(鯉魚潭水庫方面)
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水庫の水を堰き止めている鋸齒堰は、残念ながらほんの一部しか見えず!
ここまで来たら間近で見たかったけど、あそこまで行って戻って来るのはもう時間的に無理!(クヤシ~) -
ちなみに鋸齒堰を上から見るとこんな感じ。(グーグル航空写真)
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「三櫃」のバス停に戻って、5666路に乗車。
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「鯉魚国小」では、子供たちが乗ってきてほとんどスクールバス状態。
一般の乗客は后里まで自分ひとりで、もし廃校になったらこの路線も廃止? -
そして約30分後に、甲后路と三豊路との交差点、「下后里」で下車し、今回の旅の最大の関門(第4関門)を無事突破 ♪
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交差点近くの僑芳賓館でチェックイン
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700元 (一応窓あり)
后里(中心部)の安ホテルはたぶんここだけではないかと。 -
(バスルーム)
后里での宿の確保にも不安があったが、無事確保し、
4日目のバスゲーム旅 これにて終了~
本日利用したバス
5664(3回) 5666
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この旅行記へのコメント (4)
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- binchanさん 2017/07/28 23:19:51
- 超人ですね!
- こんばんは。
無尽蔵の体力と気力、敬服いたします。
こんな距離を、しかも寄り道しつつ、観景台に登ったりしながら走破されるとは…。
そして一日一便のバスに乗り継ぐ。
躍動的かつスリリングな行程にほぼしびれています。
面白すぎます。1時間釘付けで拝見しました。
明日はどこへ行かれるのでしょう。
楽しみにしています。
- 1ウォンさん からの返信 2017/07/29 09:23:51
- RE: 変人ですね! ^^
- binchanさん お帰りなさいませ。
今回もお天気にもめぐまれたようで、よい旅ができたことと思います。
旅行記を楽しみにしています。
こんな拙い旅行記を1時間もかけて見てくださるなんて、
本当にありがとうございます! ♪♪♪
やはり不安はありましたが、それ以上にワクワク感の方が大きくて
疲労感もほとんど感じることなく旅をすることができました。
ちなみに翌日(前半)は、思っていたような旅はできませんでしたが、
よい旅ができたとは思っています。^^ 1ウォン
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- yakyukozouさん 2017/07/28 22:39:15
- これは素晴らしい!
1ウォンさんこんばんは、ご無沙汰です。
勝興車站と龍騰断橋、自分も行きました。
でも自分は三義からタクシー利用しちゃったんで、こんな素晴らしい風景に出会うこともありませんでした。
これからも、1ウォンさんのマニアックな旅行記、楽しみにしています。
yakyukozouより、
- 1ウォンさん からの返信 2017/07/29 09:07:29
- RE: これは素晴らしい!
- yakyukozouさんありがとうございます。
限られた時間の中で、こんな長い距離を歩いて旅をする人なんて
あまりいないでしょうし、全く参考にもならず、
他人様にとってはつまらないものじゃないかと思っておりますが、
素晴らしい!なんてお言葉を頂けてすごく光栄です。
確かに徒歩だと思わぬ風景に出会ったりしますが、
そこが最もいいところでしょうか。^^ 1ウォン
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