★街十色～ 立山黒部アルペンルートのいろ　ーその３ 魚津の蜃気楼と滑川のホタルイカ篇★

2017/05/14 - 2017/05/14

勝手に「ひとり富山観光大使」を名乗っている私ですが
今年の冬に富山を訪れているものの、
冬の富山と言えば寒ブリ、なのに全く食べてない。
気嵐とか、雪の合掌造りとか、全然見てない。

それはイカン！旬にその時期のものを食べねば！
その時期ならではの所に行かねば！という事で、
蜃気楼を見に魚津へ。ホタルイカを食べに滑川へ。
行って参りました。

表紙の写真は車窓から覗いてもらった滑川市のキラリン。

エリア 魚津(富山)

• 旅行の満足度: 5.0

最終日、三日め、起きました。

前日は雨の中の立山黒部アルペンルート通り抜け。
本日快晴。東急エクセルホテルの部屋からの眺望は
呉羽山と若干の接客ショック、駅前ラーメンひげ。

朝食の開始時刻が5:00となっています。
山に行く人はね、これくらいが有り難いもんね。

朝食会場のある13階からの眺め。
立山連峰。美しい。

イザ。負けられない戦い。

朝食会場のレストランに入るまでに
少し外で待たされるのですが
会場があまり広くないので、中で混雑するより良いかも。

富山は美味しいものがたくさんあって
こういうホテルのブッフェも朝から最高に幸せになる。

春キャベツだけで三種類。

ホタルイカの沖漬けや五箇山豆腐など、並ぶ名産品。

負けられない戦いを終えた後の
コンチネンタルブレックファースト。

たぶん負けは無かったと思う。

ほおばる幸せ。

そうそう、富山の水道のお水は
モンドセレクションの金賞を受賞しているんですよ。

モンドセレクションはちょっと、まあ、アレだけど
お水が美味しいから何食べても美味しくて
お酒も美味しくて、とにかくみんな来て！（←雑）

富山駅構内。トラム乗り場。

良い鉄になるんだよ。

その後ろには鳥獣戯画的な『おわら風の盆』。

あいの風とやま鉄道で魚津まで。

写真少し奥に写っている女性が一人で列車の撮影をしていて
手前の（たぶん）運転手さんが「写真撮りましょうか？」
「ありがとうございます♪」みたいなやり取りがあって
えーと、あの、私も性別は女ですけど・・・一人で撮影してますけど・・・
という時の気持ちの処理の仕方、は未だに学んでいない。

米どころ富山、昨日に引き続き
車窓は田植え真っ最中のご様子。

農協が「この週末に田植えしとけや」の指示出した、
と昨夜のテレビニュースで見ました。だからね。

はい、来ましたとも、魚津へ！

絵本みたいな光景。

とにかく蜃気楼推し。

駅からまっすぐ、立山連峰。は、
上の方曇ってちょっと見えないけど。

前日まで寒くて（雨で肌寒かった）、
今日急に温かくなった（暑いくらい）、
という日は蜃気楼出現のチャンス大らしいです。

観光案内所前、蜃気楼見える確率30%・・・
条件ピッタリだと思ったけど・・・

その、蜃気楼が観測できるかも、という海までは
駅から歩くと30分弱、観光案内所で
自転車を借りようとするも全て貸し出した後だそう。
案内所の方が「今来てる西回りのバスに乗って
日本海側初の水族館に行って、観覧車乗って
その後この時間のバスに乗って海行って
蜃気楼を見て来い」と代案を出してくれました。

せっかく代案頂いたのに
すいません、タクシー乗っちゃいました。
駅から約5分、900円くらいです。

岸壁に着いた途端、皆が色めき立ってる雰囲気がスゴイ。

もう、蜃気楼？こんなにすぐに？

あら、私が借りようとしてた自転車じゃないかしら。
なんてのも挟みつつ。

「しんきろう見させ隊」という
ボランティアの方達？なのかな、が数名いて、
かなり詳しく説明が受けられます。

見させ隊のおとうさん「灯台の先が伸びてるでしょ」
周りの人達「うーん・・・」

本当にラッキーな事に、到着した時に
蜃気楼は出現してたらしいのですが
遠くてガスってて「あの辺に」と何度言われても
「ん、どれ？？」としか・・・スミマセン・・・

「蜃気楼研究会」という地元の方達が
大きなカメラをセットして
「見させ隊」のお父さん達にも情報提供しています。

確かに蜃気楼は出現していて、発表によると
今見えた蜃気楼のランクは「D」だそうです。
（見え方でランキングしている）
研究のおっちゃんは「判定甘すぎだなー」と。^^
そして、今度は海の向かって左側、

「発電所の辺りが伸びてる」と言われたのですが・・・

「見させ隊」の方に双眼鏡をお借りして見てみたのですが
うーん・・・
とりあえず写真も撮ってみて家で拡大してもみたのですが
うーん・・・わからん・・・

蜃気楼は出ていたものの、ガスってて
撮影隊の皆さんも綺麗に撮るのは諦めムード。

でも、でも、「見た」って事で良いですよね？！ね？

ちなみに、蜃気楼を見に現地に行くと
見る事ができなくても「見させ隊」の方から
右の「蜃気楼見られんだちゃ証」というのを頂けます。
残念賞みたいな。

左はこの後行く魚津埋没林博物館の入り口で
受付の方「蜃気楼見ました？」
私「うーん、出てるって言われたけど
うーん、どれなのかよく分からなくて・・・」
という会話の後に頂いた、
魚津観光協会の発行している「蜃気楼を見た証明書」。

ほら、証明書も貰ったし・・・ね、見たってことで。一つよろしく。

海の駅 蜃気楼内　

魚津市のキャラクター、ミラたん。
早い段階で私は食傷気味だったゆるキャラ、ご当地キャラが
一周回ったのか、例えばこのミラたんを魚津市として好きになれる。
ひゃくまんさんなんて、最初はギョッとしかしなかったけど
今は心から愛せる。ただ、グッズは特には要らない。

こちらは海の駅内に展示されていた
蜃気楼が綺麗に見えた時の写真。

蜃気楼って「海の向こうにロシアが見える」的な
勘違いをしていたけど、見えないものが見える訳ではなく
実際に見えている景色の一部が伸びたり反転したりするのだそうです。

このフォルム、このパッケージ、
そして「アベックパン」というネーミング。
今回の旅で一番グッと来たかも。

海の駅のお隣、魚津埋没林博物館。
博物館に居る間に蜃気楼が出現したら
館内放送でお知らせしてくれて、再入場もできるそうです。

「蜃気楼見ました」と申告すると先程の証明書が頂けます。

不勉強でこの日ここに来るまで「魚津埋没林」を
知らなかったのですが（本当にスミマセン）
約2000年前、川の氾濫の土砂で埋まった杉の原生林が
海面の上昇で地下に密閉、魚津港の改修工事の際に発見されて
こちらに保存展示されています。

知らなかったからちょっと見てみようかな、
くらいの軽い気持ちで入ったのですが
展示内容も規模も圧倒！
凄く美しい根っこの数々を上から眺めたり
下から覗いたり、触ったり。私は完全にハマりました。

魚津の小学生は学校で必ず来たりするのかな。

蜃気楼を起こす機材やシアターなどもあり
小さいお子さんと軽い気持ちで入っても楽しめますよ。

湧き水をそのまま使っているので
下から空気の泡がプクプク上がって来ます。

2000年前からこの状態、とても神秘的です。
かなり堪能しました！

魚津　マンホールチェック　おすい

小さいモノクロバージョンも。

もう一度海へ行ってみたけど
蜃気楼研究会の方々はご歓談中。
もう今日は出ないかな。
でも、ほら、さっき見たから^^

では、次の街、滑川へ。

「JR」の文字が入ったままの時計。

はい、来ましたとも、滑川へ！

ホタルイカ推し。

滑川　マンホールチェック　

立山連峰とホタルイカ漁でした。

駅から海へは徒歩5分程。
海に向かう道、イカが海の方向を指し示しているのかな。

十字路はお魚が四方向を向いてるし。

お魚が道に沿った方向を向いていて
道案内してくれてるみたいで楽しい。

お魚の案内で、海、着いた。

海辺にある『ほたるいかミュージアム』へ。

裏から入ってしまったけど、

ミュージアムを正面から見たら、こんな感じ。

ホタルイカの顔ハメ看板。

漁師のコスプレでホタルイカ漁をしている写真も撮れます。
（ツレがいれば）

ホタルイカに触れたりも。

写真は撮れませんがその日の朝に
ミュージアムのスタッフさんが漁に同行して
穫って来たホタルイカを使っての
発光ショーが目玉で（春のみの期間限定）
こちらもとても綺麗でした。

私が一番素敵だな、と思ったのはこちら。
「いかスケール曼荼羅」
イカを実物大で比較したもの。家の天井に貼りたい。

ミュージアムでホタルイカを見て、
愛でて、学んだ後は、

食べまーす！

刺身、沖漬け、天ぷら等々。ホタルイカづくし。

ゴチソウサマデシタ。

二軒お隣の（元？）海の駅、
おそらくホタルイカミュージアムが出来たので
観光案内所だけにしてしまったのかな、という施設、
ホタルイカ漁の船上見学の際はこちらで集合です。

こちら、今は観光案内所しか無い建物なんですが
横のトイレのペイントが凄くって。大興奮！！

入り口から全個室のドアや中まで。

お好きな方（いますか？）、
ホタルイカミュージアムに行かれた方は
是非こちらも見て来て下さい。

静かで平和、それが一番じゃないですか。
なんて素敵な街なんだ。もう、住もうかな。

芝生に生えた雑草が、そういえば
子供の頃見た雑草と同じでちょっと感動。
ナガミヒナゲシとかまだ来てないみたい、是非、現状維持で。

駅までのまっすぐの道、
ここも晴れなら立山連峰が見える。と思う。

待合室のある駅。

滑川から、

富山に戻って来て、あまり時間無いけど急いで、

コムクレープ。

一回食べたら気が済んだ。

そして18:15発のかがやき514号で帰りました。
アリガトウ松本信濃大町室堂立山富山魚津滑川！

（勝手に）観光大使として
アルペンルートを通り抜け、雷鳥に会い、
蜃気楼を見て（←え？）ホタルイカを食べて来ました！

お土産は、長野のワンカップ（松本駅NEW DAYS銘品館）

たい焼きの手ぬぐい（松本 たい焼きふるさと）

右側の雷鳥のレインポンチョと
カモフラ（迷彩風）オコジョの手ぬぐい。お気に入り。
今年のフェスに持って行こう。（大観峰駅売店）

高谷製パンのアベックパン（魚津駅 魚源商店）

青山総本舗の、風呂敷包み特選の鱒すしと
会社のお土産は「雷鳥の里」（富山駅 とやマルシェ）

その他自分で食べる用いろいろ。
何度でも言いますが、氷見うどんは本当に美味しいので
富山に行った人、これだけは絶対に買って帰って！

長野、富山、また行きます。