2017/05/06 - 2017/05/06
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aquamarine_324さん
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イラン旅も最終盤。マシュハドの2日目です。
1日目にシーア派総本山への聖地巡礼を終え、それ以上特にやることもないので、ホステルが独自催行するカング村への半日ドライブに参加させてもらいました。
150人しか住んでいないという、時が止まったような村への訪問。
そしてそのあとのチャイハネ、ローカルフードの昼ごはん。
決して派手さはないけれど、大都市から少しばかり離れた田舎で、旅の最後に良いものを見せてもらった気がしました。
□4/28 羽田→バンコク→テヘラン
□4/29 テヘラン→イスファハーン
□4/30 イスファハーン
□5/1 イスファハーン→シーラーズ
□5/2 ペルセポリス→シーラーズ郊外の村→シーラーズ
□5/3 シーラーズ→… ※夜行バス移動
□5/4 ヤズド→… ※夜行バス移動
□5/5 マシュハド
■5/6 カング村→マシュハド→… ※夜行列車移動
□5/7 …→テヘラン→…
□5/8 …→(バンコク)→羽田
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《ここはアジアか、それともヨーロッパか? ~陸路でイランを周遊するGW'17~ 目次》
#0 パスポート紛失で強制送還の危機から…まだ見ぬカオサン通りへ @バンコク
https://4travel.jp/travelogue/11241797
#1 道も食事も宮殿も…洗練された大都会、雨のテヘラン(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241802
#2 「イランの人々は日本人を家に招待したがる」のは本当だった! @イスファハーン(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241806
#3 バザールは続くよどこまでも @イスファハーン(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241810
#4 シーラーズから日帰りhalf day trip ペルセポリスとナグシェ・ロスタム
https://4travel.jp/travelogue/11241819
#5 Lonely Planetにも未掲載!イラン人と行く謎の村 @シーラーズ(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241825
#6 アイドル扱いされたい日本人はサアディー廟へ行こう! @シーラーズ(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241843
#7 ゾロアスター教徒との出会いは突然に @ヤズド
https://4travel.jp/travelogue/11241848
#8 遂にボッタクられた!シーア派総本山の大都会 @マシュハド(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11328104
#9 山あいにひっそりと佇むsmall village、そしてチャイハネ @カング村&マシュハド(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241862
#10 平和な世界に思いを馳せて…快晴のテヘラン(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241866
【参考書籍】
○深夜特急〈4〉シルクロード (著)沢木耕太郎
○イラン人は面白すぎる! (著)エマミ・シュン・サラミ
○イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実 (著)春日孝之
○イラン~世界の火薬庫~ (著)宮田律
○地政学リスク―歴史をつくり相場と経済を攪乱する震源の正体 (著)倉都康行
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【旅行9日目:5/6(土)】
朝食はホステルでいただきます。
ナンにジャムやバターを塗って、お供のチャイで流し込む、何とも質素な食事。
ペルシャ絨毯に座ってゆったりするのが良いです。 -
マシュハドの2日目は、泊まったホステルが催行するカング村へのツアーに参加。
部屋の外へ出ると、謎のマネキンが。 -
ホステルのオーナー(?)は70歳を超えていそうなおじいちゃんですが、カング村までのドライブは、その息子が担当。
3人を乗せて、マシュハド市街から1時間ぐらいだったと思います。
ちなみに前日にお会いしたばかりの日本人の方も参加。
結婚したばかりの奥様を日本に残して、ひとりでイラン、トルコ、エジプトを回るとおっしゃっていました。
なぜ一人で危ない場所へ…というのが率直な感想で、普通の感覚では理解されないでしょうが、私は何となくわかる気がします。それでも今のご時世でトルコ、エジプトに行こうとは思いませんが。。 -
水を買うためにこの辺で休憩。
-
カング村に到着したと、車が止まりました。
えっ、ここ?? -
カング村は3,000年前からある村だと、掲示がされています。
-
まずはこの舗装路を歩いていきます。
-
これはなんだろう。
-
野生動物がその辺を普通に歩いている。
-
次第に、だんだん山道のようなオフロードっぽい場所へと。
-
それを登りきって開けた場所に出ると、見えました!
あれがカング村だ! -
軽いハイキングでした。
そんなつもりではなかったので面食らいましたが、良い運動になった^^
カング村がいかに山間に位置するか、なんとなく感じていただけるのではないでしょうか。 -
また動物が。
3,000年前からずっとこうやって動物と共存してきた村なのかも。
話しているおじさん二人は、この村で生まれ育って今も住んでいる人たちかな。 -
あの村を目指して、今度は直接降りていきます。
さっきはわざと舗装路から遠回りするように登ったことを、この時点でようやく理解しました。 -
けっこう傾斜がキツくて、ここを登ってくるのは単純にキツいから舗装路を使っているのかもしれません。
下りは下りで、足元は砂利や雨に濡れた土で不安定だし、傾斜がキツいので膝や腰に負担が掛かる感じで、思ったより大変だった。 -
この村の見学に来た(?)女学生のバスとたまたま遭遇。
イランではバスも男女別に分かれていて、このバスは女子生徒オンリーでした。
日本人がいるのを発見した途端、キャーキャー言われました。
もうこれまで何度も同じような経験をしてきたから驚かないけど、こんな場所でも親日なのか。 -
左の女性は、女学生を率いる担任の先生。
右の男性は、ホステルのオーナーの息子。すなわち本日のドライバー兼ガイド。イケメンですねぇ。
驚いたのは、なんとこの2人、小学校の同級生で、10年ぶりぐらいの再会だとか。
そんなことってあるの!? -
いよいよカング村の中へ入っていきます。
最初に高台から全体を眺めた後なので、ちょっと見方が変わって、いい感じです。
さすが名ガイドだよ。 -
基本的に村の中は全部こんな感じで階段があって、その両側に古い民家が立ち並ぶ構図。
-
下の家の屋根が、上の家のベランダ、という階層状の構造になっているようです。
それを体感するために、特別に民家の一角に入れていただきました。 -
その民家内の倉庫?
かなり年季が入ってるけど、ここで生まれ育った子供たちは大きくなってもここで暮らしていくのだろうか?
車で1時間も行けば、大都会マシュハドがあるけど。
この村は将来どうなるんでしょう。 -
横から見ると、階層構造になっている村の地形がよくわかります。
-
なんか地震とかで崩れかかったような感じにも見えてしまうのだけど、決してそういうことではありません。
ここに住んでいる人は150人ぐらいいるようです。 -
この村で唯一の商店、と説明されました。
入り口には、温和な表情を浮かべたこのおじいさんが座っていて、外国人観光客だからといって粗末な対応するわけでもなく、親切に中へ招き入れてくれました。 -
奥へ進めば進むほど、単純に家が立ち並んでいるとは言えないような、摩訶不思議な構造となっていきます。
-
馬を発見。何に使われているんだろう。
-
観光で訪れたカング村ではありましたが、別にここは観光地というわけではありません。特に何かがあるわけではないので、ちょっと歩いたら終わってしまいます。
それでも、時が止まったような良い場所に来れたなぁと思いました。
あくまでも旅という意味に限れば、大都会マシュハドより、こういう場所の方が好きですよ。住めと言われたらしんどいけど。
さようなら、カング村。
いつも慌ただしい旅程でこういう場所は行きたくてもスキップすることが多いので、今回は来れて良かったです。 -
車はえげつないオフロードを通って、カング村から山の向こう側へと下りました。
イランの5月は、緑が美しい季節です。 -
こんなところにも人が住んでいるの?という感じで、ポツポツと民家が見えます。
-
ようやく普通の道に出た。
どこにいるのかさっぱりわかりませんが。。 -
この小さな男の子が可愛い。
向こうに人だかりができている商店へと歩いていきました。 -
ここでランチでした。時間的にはちょっと早いけど。
店の外のご老人方、私たちが食事を終えて出て行くときにもまだ全員残っていて、大きな声で楽しそうに激論を交わしていました。
ペルシャ語は理解できないけど、田原総一郎の朝まで生テレビみたいな?
こんな田舎で、いや田舎だからこそ、人々は強くつながって生きている。
良いものを見たなぁと思いました。 -
チャイハネなので、まずチャイが出てきます。
お酒は飲まず、毎食のお供はお茶。健康にいいはずだ。
旅に出る前は最悪に近い体調だったのが、イランから帰ってきたときは体が軽くなった気分でした。
何を食べるか、何を飲むかはすごく大事であることに気付かされます。 -
ナンとファンタ。
-
出てきた料理はこういうもので、これまで食べてきたケバブともスープとも全然違うもの。
-
最初は適当にナンを浸して食べていたけれど…
-
この器を使って食べるんだ、と説明されました。
確か、肉だけこの底が深い器の中に移動させて、グニグニ潰したような記憶が。 -
ナンを細かくちぎって、潰した後の図。
美味しかったです。まぁ見た目はアレだけど、手を動かして作るのが楽しいですよね。
イランを発つ直前、まさにローカルフードを味わうことができました。
このホステルのツアー、なかなかお勧めだなぁ。 -
マシュハドに戻ってきたのは昼過ぎ。
グータラしていると、ついさっき到着したばかりだという日本人の方とホステルで知り合いました。
じゃあちょっと休憩してからモスク行きましょうか?ということで、自身3度目の聖地巡礼へ。
今まで気付かなかったけど、歩道にさりげなくスイカの置物(?)がある。 -
ホステルで知り合った方はまだお昼を食べていないとのことで、さっきチャイハネでそこそこ食べた私はタイミングが悪いながらも、前日と同じレバノン料理の店へ。
何だかんだ言ってイラン滞在も翌日までだし、意地でもケバブを食べようかと思いましたが、順当に煮込み料理にしました…。 -
この店、人気店なのに全然驕ったところがなくて、店員さんが超人懐っこい。
おまけに2日連続で通い、今日は別の客まで連れてきたということで、VIP待遇していただきました。
もう今日の夜にはマシュハドを出るので、あまり意味ないけど、、気持ちは有難く受け取りました。 -
地下鉄で1駅だけ移動し、メインロードを走るバスに乗り換えてみました。
いつ来るかがわかれば、直射日光を回避して涼しく移動できるので使えますね。 -
とりあえずモスクへ入ります。
カメラをこっそり持ち込んでもいいんじゃない?と言われてトライしましたが、やはりダメ。
しかしスマホのカメラアプリを使って良い点は同じ。
不思議だなぁ。 -
もう3度目だし、特に真新しい場所もないので、写真だけでお茶を濁します。
-
夕暮れのモスク
-
大勢の礼拝者がペルシャ絨毯に座って祈りを捧げる光景
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このエリアだけは初めて来ました。
ガイドによって連れて来てくれる場所が変わるのは相変わらずです。
3回入りましたが、まだ一度も見ていない場所もきっとあるんでしょう。
まぁこのモスク、めちゃくちゃ広いからなぁ。
何にせよ、十分すぎるほど堪能しました! -
モスク見学の後は、少しだけ周辺をぶらぶら。
怪しい階段を登って中へ入ってみたものの、ちょっとお値段お高めの観光客向け写真スタジオでした。
背後にモスクの画像を入れられるようなやつ。
残念ながら声を掛ける客を間違えたようです。 -
声を掛ける客を間違えた、客引きの2人。
夜はともかく、夕方にこの格好だとちょっと暑いんじゃないかな。 -
小さい子が楽しそうに絡んでいました。
-
マシュハドの良い思い出は、フレッシュジュースが安くて美味しかったこと。
もう最後なので、改めてメロンを1杯。 -
モスク付近のアーケード商店街。
やっぱりこの街は都会って感じ。
イスファハーンやシーラーズとは違う。ヤズドはもっと違う。 -
イランではFacebookはできないはずなのに、なぜかマークがある。
実際には禁止されてるのは表向きだけのようで、抜け道は山ほどあるらしい。
政府が規制してもすぐ別の方法が編み出されるイタチゴッコになっているとか。 -
ホステルまで、ちょっと裏道を通りながら帰ってみました。
特に面白いものはなかったなぁ。 -
地下鉄のICカード。50円で、8~9回は乗れます。
もう不要なので、ホステルが一緒の日本人の方に譲りました。私は2回しか乗らず。
地下鉄がモスク至近まで行ってくれたら便利なんですけどねぇ。 -
夕飯は、ホステルのオーナーのおじいちゃんの手料理をいただきました。
いや、もしかしたら奥さんか息子の手料理だったかもしれないけど。
まぁ何でもいいや。 -
何だったかなぁ、この料理。
全く思い出せない。 -
サラダ。
ボリュームたっぷりで、日本人3人+オランダ人1人でも食べ切れず。 -
ナスをトマトソースのような味付けで煮込んだもの?
アジアでは見ない味付けでした。 -
これはカレーだったか。
ご飯に乗せて、何度もお代わりした記憶が。
こうしてマシュハドの夜は更けていきました。
気付けばもう20時過ぎ、テヘラン行きの夜行列車の発車まで2時間を切った。
オーナーのおじいちゃんには丁重にお礼を言って、旅仲間の皆さんには良い旅が続くよう祈念して、タクシーでホステルを出ました。
さようなら、マシュハド。 -
マシュハド駅。
タクシーで15分ぐらいでした。
バスもあるようですが、まぁそんなに高くないからタクシーで良いかと。
宿で手配してもらえば、法外な値段を取られる心配もないですし。 -
英語表記もあり、特に不自由は感じませんでした。
-
中に入るや否や、ものすごい人の数に仰天。
内装も、どこかのテーマパークみたい。
この日は土曜日だったので、金曜日の聖地巡礼を終えて少しゆっくりして帰路に着くイランの人々が多いのかも。 -
電光掲示板に英語で表示が出ており、ペルシャ語が理解できない私でも全く問題ありません。
-
柵の向こう側は待合室。
キレイな建物であることがわかるかと思います。 -
飛行機のように、乗車する列車の順番が来るとチェックイン手続きが始まり、保安検査場を通ります。
セキュリティはしっかりしている印象。 -
駅のホームも、こうやって久々に写真を見ると、なんかきらびやかだなぁ。
-
マシュハド発テヘラン行き。
事前に予約していた座席は2号車でした。号車の数は多いけど、迷いようがない。 -
4人用のコンパートメントでした。
人生経験豊かそうな年配の男性ばかり。
みんな英語を流暢に話す方だったのでコミュニケーションは問題なく、ベッドメイクの時など、いろいろ助けてくれた。ありがたいです。
バスですら男女分かれているぐらいだから、列車のコンパートメントも、号車ごと男女に分かれていると思われます。 -
【旅行10日目:5/7(日)】
ついにイラン最終日に入りました!
ここまで夜行バスは何度も乗りましたが、夜行列車は足を伸ばせるしトイレの心配がないしで、超快適でした。
思ったほど揺れもひどくないし、ぐっすり眠れた。
車窓から見るテヘランへの道のりは、陽は昇ったけれどまだまだ通そう。。 -
コンパートメントの外にスーツケースを出している人が結構多くて驚き。
これも、治安がその程度には良いということの証左かと。
互いを疑心暗鬼に思う国だったら、こういうことはしないと思います。 -
朝食まで出てくる。しかもチャイは熱々、紙コップではなく普通のコップ。
すごいな。あまり食べられなかったけど。。
8日ぶりに、首都テヘランへ間もなく帰還です。
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#10 平和な世界に思いを馳せて…快晴のテヘラン(後編) へ続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11241866
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