2017/05/02 - 2017/05/02
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aquamarine_324さん
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イラン旅の折り返し地点、シーラーズ観光の前編です。
ペルセポリスから戻ってきてとりあえずランチを食べ、午後はフラフラと適当に市街散策に出掛けようと考えていましたが、ホステルのレストランにいたイラン人グループと意気投合してしまい、イスファハーンに引き続いて、ここでも全く予期せぬ展開となりました。
結局、未だにどこに行ったのかよくわかっていない謎の村に連れていかれ、こういう時のために持ってきたはずのLonely Planetも全く役に立たず。
ひょっとして、こんな場所に来た日本人は自分が初めてかも?
謎の村を出た後も、地元民しか行かない食材店へ連れて行ってもらったり、夜のハーフェズ廟を楽しんだりと、至れり尽くせりしてもらいました。
イランの人々のホスピタリティは、すごい!!
□4/28 羽田→バンコク→テヘラン
□4/29 テヘラン→イスファハーン
□4/30 イスファハーン
□5/1 イスファハーン→シーラーズ
■5/2 ペルセポリス→シーラーズ郊外の村→シーラーズ
□5/3 シーラーズ→… ※夜行バス移動
□5/4 ヤズド→… ※夜行バス移動
□5/5 マシュハド
□5/6 カング村→マシュハド→… ※夜行列車移動
□5/7 …→テヘラン→…
□5/8 …→(バンコク)→羽田
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《ここはアジアか、それともヨーロッパか? ~陸路でイランを周遊するGW'17~ 目次》
#0 パスポート紛失で強制送還の危機から…まだ見ぬカオサン通りへ @バンコク
https://4travel.jp/travelogue/11241797
#1 道も食事も宮殿も…洗練された大都会、雨のテヘラン(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241802
#2 「イランの人々は日本人を家に招待したがる」のは本当だった! @イスファハーン(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241806
#3 バザールは続くよどこまでも @イスファハーン(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241810
#4 シーラーズから日帰りhalf day trip ペルセポリスとナグシェ・ロスタム
https://4travel.jp/travelogue/11241819
#5 Lonely Planetにも未掲載!イラン人と行く謎の村 @シーラーズ(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11241825
#6 アイドル扱いされたい日本人はサアディー廟へ行こう! @シーラーズ(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241843
#7 ゾロアスター教徒との出会いは突然に @ヤズド
https://4travel.jp/travelogue/11241848
#8 遂にボッタクられた!シーア派総本山の大都会 @マシュハド(前編)
https://4travel.jp/travelogue/11328104
#9 山あいにひっそりと佇むsmall village、そしてチャイハネ @カング村&マシュハド(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241862
#10 平和な世界に思いを馳せて…快晴のテヘラン(後編)
https://4travel.jp/travelogue/11241866
【参考書籍】
○深夜特急〈4〉シルクロード (著)沢木耕太郎
○イラン人は面白すぎる! (著)エマミ・シュン・サラミ
○イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実 (著)春日孝之
○イラン~世界の火薬庫~ (著)宮田律
○地政学リスク―歴史をつくり相場と経済を攪乱する震源の正体 (著)倉都康行
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
引き続き【旅行5日目:5/2(火)】
#4の旅行記の通り、ペルセポリスとナグシェ・ロスタムの観光を終えたツアー一行を乗せたバスは、シーラーズ市街へ。
途中で降りればそのままシーラーズ観光に行けたのでしょうけど、土地勘もないし暑いしホステルの2Fのイタリアンを試してみたくて、ホステルまで戻ってもらいました。
ここで割と年の行った日本人男性に声を掛けられ、オススメの旅行先を聞くと「ジョージア」だと言う。奇しくも、このイラン旅の直後、6月に行こうか迷っていた場所。
この会話がきっかけで、翌月の10連休の行き先が決まったのでした。Niayesh Boutique Hotel ホテル
-
イタリアンが美味しいっていうからパスタを頼んだけど、そんなに美味しくない。。
味も単調で、半分ぐらい残してしまった。。
先ほどのおじ様方はシーラーズ観光に出掛けたけれど、自分より若い日本人の子がいたので、適当に喋りながら時間を潰す。
そんなとき、隣にいたイラン人のグループと目が合い、日本人に興味を持たれた彼女たちからテーブルに招かれました。同い年ぐらいのイラニアン・ガールが4人(?)と、男性1人という謎の組み合わせ。
若いので、英語もまぁまぁ話せる。
毎度、ひとしきり自己紹介的な話をしたところまではよくあることでしたが、旅の指さし会話帳などを見せていたら一気に仲良くなり、終いには「今からシーラーズ郊外に出掛けるから、良かったら一緒に来ない?」と誘われました。Niayesh Boutique Hotel ホテル
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どうする?行くの?
と言いたげな表情で、猫がこちらを見つめてくるwNiayesh Boutique Hotel ホテル
-
というわけで、2台に分乗してどこか郊外へ行くことになりました。
断るという選択肢は全く考えなかった。
信号で止まったとき、隣の車線にちょうどもう1台が止まったら、窓全開でミュージックをボリュームMaxで大声で熱唱してるから、自然と耳に入る。
規律に何かと厳しい、お堅いイメージのイランと全然違うぞw -
ちなみに、どこに行くのか聞いたら一応答えてはくれたのですが、イラン人しか行かないようなマニアックな村なので当然地球の歩き方には載ってないし、結構分厚いLonely Planetにも載ってませんでした。
(イラン人の女の子に手渡して確認してもらったけど、無いと言ってたので)
ということで、以降はこの場所を「謎の村」と表現します -
駐車場に車を止めて、促されるままに歩き始めたところ、騒がしいコーヒーショップがあったので中を見て行くことに。
-
そうしたらビックリです、昼の3時ぐらいなのに、ナイトクラブみたいなノリで歌っている、踊っている。
何なんだここは。
百歩譲って昼間から騒ぐのはわかるにしても、イランはアルコールが飲めない国なんですよねぇ。
お酒がなくても盛り上がりたい若者はいるし、盛り上がることはできるんだなぁと思いました。 -
と思ったんですけどね、これはお酒じゃないの?
これだけじゃわからないけど。
あと、この子もそうですけど、意外とタバコを吸う若い女性が多い印象を持ちました。
日本でも、思春期に規律に縛られるのが嫌で反抗したままグレる女子高生とか、都会にはいますよね。本質的には同じようなものがあるんじゃないのかな、なんて考えてしまいました。 -
この先に何があるかわからないけれど、彼女たちを信用して進んでいきます。
ここで身ぐるみ剥がされたら終わりだけど。 -
この子は夜中の1時までずっとこんなテンションだった。笑
「私は砂漠が大好きなの!」と熱く語ってくれました。
イランに来たことを改めて実感しました。 -
イランの民族衣装?を来た女性を発見
-
すぐ向こうには山が見える。
まさか彼女たちは登山しようとしてるわけじゃないよな? -
商店もポツンポツンとありました。
店名は全く読めないけど。 -
ただ、こうやってさりげなく流れている水の透明度はすごい高くて、キレイです。
ずっと木陰を歩く感じで涼しくなってきたし、マイナスイオンを感じられる雰囲気もあるし、楽しくなってきた! -
どんどん先へ進みます
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楽しそうだなぁ
-
日本だったら神社の鳥居みたいだな、となるけれど…
これはナニ? -
川辺でボードゲーム(?)で遊んでいたイラン人。
カメラ目線ありがとうございます笑 -
この水で冷やしていたら、さぞかし美味しいだろうなぁと。
-
道なき道を行くような、プチハイキングの様相を呈してきたw
ペルセポリスにいた時は、数時間後にこんな場所に来るなどとは夢にも思わなかった。(苦笑) -
この奥がゴールでした
-
マイナスイオン溢れる滝。
かなりワイルド -
ここには1枚だけ抜粋しましたが、途中彼女たちに渡して「自由に撮影していいよ」と言ってあったデジカメをチェックしたら、こういう写真が15枚ぐらいは記録されていましたw
-
ちょっと変わった形をした葉っぱ
-
相変わらず、道なき道を行く感じ。
良い運動になったw -
落書きもここまで大きいと逆に立派です
-
というわけで、ようやくまともな道まで戻ってきた。
-
ちょうど夕暮れ時だったので、太陽の光を反射した岩山がキレイでした。
ここでも20枚ぐらい写真を撮ったりしましたが、もう全部カット。苦笑
お互いの好きな音楽の話になり、向こうはレディー・ガガとかテイラー・スウィフトとか言ってました。
イランは情報統制やら何やらしている国だけど、結局、欧米を中心とした情報は今の時代ネットを経由して簡単に入ってくる。この流れは止められない。
情報統制して古来のアイデンティティを守ろうとするのは多分無理があると思うのだけど、この国はこれからどうなっていくんだろう。。 -
ちなみに彼女たちは、ランチのレストランで会ったときにも「イマーム・ホメイニについてどう思う?」と聞いてきました。
同じ質問はこのイラン旅の中で3~4回聞かれました。
彼女たちが言いたいことは何となく想像が付きます。
古いアイデンティティを強制されることに嫌気が差しているのだと思います。
まぁそれは日本人の若者であっても多かれ少なかれ持っている感情ではあるので、世界共通なのかも。。 -
この謎の車が止まっていて、なんか面白そうだから乗ってみると言い出した。
たいへん好奇心旺盛ですw -
夕暮れが近づき、今にも暗くなり始めそうな感じ。
ずいぶん遅い時間までいたもんだw
まぁ到着したのが16時頃だったし、そんなもの?
夕飯を食べに行こうということで話がまとまり(まとまったつもり)、また2台に分乗して移動しました。 -
謎の村からシーラーズ市街まで1時間ぐらい(?)、道中ですっかり日が暮れてしまいました。
-
で、連れてこられた場所はここですが…
レストランではないような。。 -
レストランではないです!
ここは、イラン人御用達の食材を扱うスーパーみたいな場所のようでした。
周りに何もない場所にポツンと光が灯っているような店なのに、中は結構広くて人もたくさんいて、どうやら有名店の気配。 -
こうやって巨大なタンクが置かれていて、草花を絞った液体(?)が入っていました。イランの人々はこれを日常的に飲むのだそう。
体に良さそうだ。 -
蛇口がついていて試飲できるというので、3種類ぐらい試しました。
悪くない。 -
奥のほうでは、原料の加工場所がむき出しで見学できる感じになっていました。
-
液体だけではなく、食品も売ってます。
イランの人なら誰もが食べるものだと説明してくれました。
試食したけど、これ、意外とイケます。 -
味噌みたいな感じか?
これも試食して、かなり気に入った。 -
これは見るからに酸っぱそうなのでパス。
梅干しみたいだね、と言いたかったのですが
「梅干し」を英語で言おうと思った経験がこれまで一度もなく、わからず。
※帰国後に調べたらsalted pulmとか、pulmはumeでも通じるとか、諸説あるようです。 -
結局、こんなにたくさん買ったようです。
実質的に全部同じような色なので、このパッキングだと、どれがどれだかわからなくなりそうだけどw -
で、今度こそ夕食だろうと思ったら、↑の店からちょっとだけ車で移動して路肩に車を止めて、歩いて移動しようと言われた。
もう何でもいいわ、こうなったら徹底的に終わるまで付いていくぞ!と半ばヤケクソの覚悟を決めて歩いていくと… -
えー、マジで。
これは地球の歩き方に載ってたわ。しかも行きにくい場所にあって、どうやって行こうかなと迷っていた場所。
ハーフェズ廟です。
ハーフェズは、イランで最も有名・偉大とされる詩人。
夜に来るという発想が全くなかったけど、このライトアップを見ると、夜に来るべきですね。ハーフェズ廟 寺院・教会
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草木がふんだんに使われていて、人々の憩いの場所みたいになっていて、本当にここはお墓なの?と言いたくなる感じ。
ハーフェズ廟 寺院・教会
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奥の方もライトアップされ、人が群がっている。
ハーフェズ廟 寺院・教会
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ハーフェズの棺があったからでした。
ハーフェズが亡くなったのは1389年ですが、それから600年以上が経っても、イランの人々に愛されているんですねぇ。ハーフェズ廟 寺院・教会
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詩集を持って心を落ち着けています。
これが、おそらく「ハーフェズ占い」です。ハーフェズ廟 寺院・教会
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適当に開いたページに書かれていた詩によって、願いが叶うか、問いが解決するかを祈るというものらしいです。
ペルシャ語なんで読めませんが、私が唯一わかったことは、ハーフェズ廟 寺院・教会
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良い結果ではなかったんだろうな〜ということです。笑
ハーフェズ廟 寺院・教会
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完全に公園みたいな感じ。
ただし閉園時間直前だったみたいで、この直後に容赦無く明かりが消されました。。ハーフェズ廟 寺院・教会
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バラかな?
もっと光がうまく当たっていれば、きっとキレイだったでしょう。ハーフェズ廟 寺院・教会
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もう22時を回ったところで、今度こそディナーに行きます。
何を食べたいかと聞かれ、順当にケバブと答えました。
が、せっかくイラン人と一緒にいたのだから、もっと捻った料理でも良かったのではないかと思ったのは後の祭り。 -
なんだこのキャラクターは
-
ライブもあって、すごい騒がしい。
しかし何がすごいかって、誰もお酒を飲んで酔っ払ってるわけではないのにこの盛り上がり様ということです。
このあたりから「酒はこの世に不要なのでは?」とちょっと真面目に考え始めました。イランに入ってからこの日で5日目、当然、一杯も飲んでいないけど、別に飲みたいとも思わないし。 -
レストランは最上階で、屋根はありましたが、あたかもオープンテラスみたいな写真も撮れました。
-
店の入口の真横で、ナンを作る女性。
意図的に見えるような配置になっていました。
お見事です。 -
騒がしい上にこちらも結構疲れてきて、このディナー中は何言ってんのかよくわからなかったので、そういう時は食べるに限ります。
-
取り分けるのが大変。
日本の居酒屋の焼き鳥みたいに柔らかくなくて、外すのも簡単ではなかった記憶が。 -
オッケーもう十分に満喫した!日付も変わったし、あとは寝るだけだ!
と思いましたが、彼女たちの長い夜はまだ終わりません。
ここで降ろされて、眠い目をこすりながら「どこかでこんな写真見たよな~」と歩き方を見返したら、クルアーン門であることに気付きました。
まぁ確かにハーフェズ廟からは近い。 -
こういうところは凄くヨーロッパっぽい。
安っぽい装飾ではなくて、品がある感じ。 -
かと思えば、その真横でアジアにありそうな屋台が営業していたりもする。
-
このライトアップはなかなか見事です。
-
こんな夜中でも物売りがたくさんいました。
売れるのかな? -
こうして、長い一日が終わりました。ホステルに戻ったのは夜中1時。
事前に立てた計画はあくまでも計画でしかなくて、その場の流れに思い切って身を任せてしまう自由な旅のスタイル、やっぱりいいですね!
無事に帰ってきているからこそ言えることではありますが(苦笑)
最初から最後までハイテンションで盛り上げてくれた彼女たちには、この場を借りて、改めて深くお礼申し上げます!
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#6 アイドル扱いされたい日本人はサアディー廟へ行こう! @シーラーズ(後編) へ続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11241843
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