2017/04/26 - 2017/04/26
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belleduneさん
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予てから、京都の泉屋懐古館へ行きたいと思っていました。昨日は奈良を歩いたので、少々疲れ気味のため、人の多いところは避けて、住友コレクション・泉屋博古館に決めました。天気予報でも水曜は雨模様と分かっていたので、雨天の準備万端。
本来は月曜が休館ですが、準備のため火曜日も休館で、ちょうど水曜日に見ることができました。春雨で、何とも言えない良い雰囲気の中、この泉屋博古館を堪能することができました。通りを挟んだ向かい側にある住友家邸宅には、お蔵が並んでいて、庭園はここと同じ小川治兵衛の作庭ですので、何とか見たいものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
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定宿にしている四条烏丸からバスで程なく着いた泉屋博古館。
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しっとりと雨に濡れた緑がモダンな建物にあっています。10時半開館で、まだ15分ほどありました。入って良いものか。迷っていると、同じく早めにみえた方が一緒に玄関まで行きました。
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斜面に建っていますが、上野の西洋美術館と同じようなピロティになっていますね。
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この設計は、長谷部鋭吉氏で、竹腰建造氏と共に設立した長谷部竹腰建築事務所を母体となって作られた「日建設計」です。延床面積は、3865平方m。
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1階玄関前のピロティ部分です。天井部分が上手く目隠しになっていて、向こうの庭園がずっと続いているのかと思わせます。
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六角柱の太い柱が建物を支えています。
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玄関前にベンチがありましたので、暫し待っている方々とお話ししていました。皆さん、ここは初めての方でした。静かなので、余程興味のある方以外は、おみえてならないと思います。
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間も無く、開館となりました。エントランス辺りです。
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玄関から数段上がって、受付があり、そこから数段上がって、1階の広いロビー、休憩フロアがあります。
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1階の広いロビー部分です。床は煉瓦タイル貼り。
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1階のロビーフロアから螺旋階段を上ると、中国青銅器などの展示が2階、3階と展示されています。
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1階ロビーフロアから渡り廊下で向こうに見える展示館へ。
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このロビーから庭園の眺めが心地良い。中庭も小川治兵衛の作。
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財団法人泉屋博古館は、住友家の美術コレクションを保存・収蔵し、展示するもので、中でも中国古代の青銅器を展示する機関として昭和35年(1960)に設立されました。
住友家の屋号「泉屋」と中国宋時代の青銅器図録「博古図録」から取って「泉屋博古館」と名付けられました。
収蔵品は、住友家に伝来するものや、15代当主である住友吉左衛門(1864~1926)が収集した中国古代青銅器類、その長男住友寛一(1896~1950)が収集した清時代の絵画を中心とするコレクション、16代当主吉左衛門(1909~1993)が収集した作品などで、総数は約3100点にのぼります。 -
ロニーを出て、建物の外壁を見ます。
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三角形になっている先端部分。
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向こうの展示館は、単層平屋なので、庭園を挟んで、横長の線が強調されています。広々した印象を受けます。
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本日の展示へ向かいます。
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ロビーのある本館を見たところです。
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展示館入り口辺り
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コンクリートの庇部分。
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5月7日までの「雪舟、竹田、そして鉄斎」展へ
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ここと中国にしかないという「虎」の酒器は、商後期のものだそうです。絵葉書を買いましたが、見る価値のある古代青銅器の展示でした。
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これも絵葉書ですが、私の好きな田能村竹田筆の「梅渓茶話図」です。
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展示館に2つあった小窓から見た雨に霞む景色。
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もう少し下を見ると庭園の石畳が見えています。
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展示館にあった素敵なガラス窓。八角形の部分の周囲は、壁の厚さになっています。
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展示を見終わって、窓際に置かれた椅子に座り、雨の雫を見ながら、暫く庭園を眺めます。
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ロビーのある本館へ戻り、2階へ上って、中国古代の青銅器類を見ます。
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丸い天井に階段が八角形に付いています。
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全て見終わって、玄関を出ると、例の虎の酒器があり、穴の空いているところから顔を出すのです。
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庭園へ行きます。
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さっき覗いていた窓が3階になるのでしょうか。
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雨に濡れた苔が好きです。
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泉に見立てたもの
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広くはないのですが、上手く設てあります。
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庭園からの出入り口。
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その前にある住友家邸宅です。勿論、門には住友家の紋が付いています。
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バス停まで歩いていると、鬱蒼とした一角があったので、傍にいた人に尋ねると、かの料亭「つる家」さんだと。あー、ここがつるやかと一周しました。
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駐車場ですが、右手中央が、杮葺の門があり、玄関へと石畳が続きます。建物は、日本建築の吉田五十八の設計、庭は、加藤熊吉による池泉回遊式庭園。いつか内部をじっくり見て見たいです。
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料亭の台所辺りと思われます。
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