'13　姉妹でスリランカ旅-４～ポロンナルワ～

2013/09/09 - 2013/09/16

午後からは、ポロンナルワ観光。

ポロンナルワは、10世紀から12世紀までシンハラ王朝の首都があった場所です。パラークラマ バフー１世が造営しました。

シンハラ朝の最初の都はアヌラーダプラに長くありましたが、10世紀末から11世紀にかけて南インドのチョーラ朝の攻略を受けて、南のポロンナルワに遷都を余儀なくされました。

川があり、上下流の交通の要所であるとともに防衛にも適し、また、周囲に米作りに適した湖が多かったことも遷都の理由だったようです。

12世紀に全盛期を迎え、タイやビルマなど諸外国からも僧侶が訪れる南アジアを代表する仏教都市として繁栄しました。

しかし、13世紀末に再び南インドのチョーラ朝による侵略を受け、都は廃墟と化しました。

エリア ポロンナルワ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自転車 徒歩

車から降りて。
立派なアリ塚がありました。

古代都市ポロンナルワ 史跡・遺跡

アヌラーダプラ同様、高度な灌漑システムがありました。

すごく立派なサボテン。

ライオン像。

ししまるっぽい。

沐浴されている方々がいました。

パラークラマ バーフ１世の宮殿跡

宮殿跡 史跡・遺跡

壁に空いている穴が、床柱を通す為のもの。
当時は、７階建てで1000室もあったのだそう。

白い部分が漆喰で保護されています。

朽ちている姿もまた、美しいのだけど、当時の姿のまま現存していたら、それはそれで、たまげたものだったろうと容易に想像できます。

ポロンナルワにも、立派な木がいっぱいです。

沐浴場

半円ではない、ムーンストーン発見。

閣議室

各柱には彫刻が施されて、座る大臣の名が記されています。
細かな装飾がされていました。

シヴァ デヴァーラヤNo.1

スリランカでは珍しいヒンドゥー教の寺院です。


仏教遺跡の中心地、クワドラングルに移動してきました。

シヴァ デーワーラヤNO 1 寺院・教会

何だろうか？ハイビスカスが置かれていました。
お供え？っぽくもない。

「クワドラングル」とは四辺形という意味で、城壁に囲まれた中に11の建築物が集まっている場所です。

シンハラ王朝時代に仏歯を納めていたお寺があった場所で、当時の仏教の中心地と言われています。

トゥーパーラーマ

結構、好みの空間です。

やはり、足場、雑ですね～。
かえって、遺跡を痛めなければよいのだが…。

ワタダーゲ

こちらは、また後ほど。

ニッサンカ マーラ マンダパヤ

よく見ると柱が曲線的。
風に揺れる蓮華の茎をかたどったものなのだそうです。

アタダーゲ

ポロンナルワ最初の仏歯寺跡。
チョーラ軍を破ったヴィジャヤ・バーフ１世が建立。
わずか60日で建てられたと言われています。

すぐ、いろんなものに目移りしてしまう。

ハタダーゲ（仏歯寺）

仏歯寺とは、仏陀の歯を祀った寺院の事です。
インドで火葬にされた仏陀の歯と言われ、4世紀にインドのオリッサ州の王子が髪の毛に隠してスリランカに持ち込んだとされています。

仏歯はシンハラ朝の最初の都だったアヌラーダプラに奉納されていましたが、以後、仏歯は王権者の象徴とされ、王朝の都が変わる度に移されることとなります。

ポロンナルワに都が移された際も、仏歯を祀る寺院が必要となり、最初は僅かな期間で建てられたアタダーゲに祀られ、その後12世紀に、新しく仏歯寺が造られ移動されました。
かつては2階建ての寺院で、仏歯は2階に置かれていたといいます。

何やら、ぎっしり文字が彫られています。

穏やかなお顔をしたガードストーン。

3体の仏像。

お釈迦様。

ラトナギリ ワタダーゲ（仏塔）

遷都する以前の7世紀からあった古い遺跡ですが、原形をとどめています。

ワタダーゲ 史跡・遺跡

このムーンストーンは、きれいに残っています。

4体の仏像が、東西南北を向いています。

ガルポタ　石の本

石碑「ガルポタ」は長さ約9m、幅1.5m、厚さ50㎝もあり、表面にはびっしりと文字が彫られています。
パラークマラ・バーフ１世王の次の王であるニッサンカ・マーラ王が作らせたもので、インド侵略のことや周辺諸国との関係、ニッサンカ・マーラ王への賞賛の言葉が彫られているそうです。

サトゥマル プラサーダ

用途がはっきりしていないタイの建築様式の7階建ての塔。

かなり崩壊が進んでおり内部を見ることはできません。

ランコトゥ ヴィハーラ

ポロンナルワ最大の仏塔。

ランコトゥ ヴィハーラ 寺院・教会

ここで雨が降り出しました。

結構、スコールのように激しい雨だったので、車に避難。
移動しつつ、少し雨脚が弱くなったころで、また、見学再開です。

ガル ヴィハーラの仏像群　　パラークラマ バーフ１世の造営

坐像の高さは4.6m。
瞑想をしている仏陀の像。

ガル ヴィハーラ 史跡・遺跡

僧院窟

小さめの坐像です。

立像の高さは7m。

悟りを開いた仏陀とも、仏陀が涅槃に入り悲しむアーナンダとも言われています。

涅槃像の長さは、14m。

涅槃像の特徴である足の指が左右ずれている特徴がよく表現されています。

キリ ヴィハーラ

ランカーティラカ

ランカティラカ 寺院・教会

奥行き52m　　

美しいです。

仏像の高さは、17.5m。

この遺跡が、一番好みでした。

壁面の彫刻もまた、素晴らしいです。

目移りして、写真ばっかり撮っているので、いつも遅れがち。

城壁かな？

これにて、ポロンナルワの見学終了。

アヌラーダプラの方が古いのに、(菩提樹があるからだと思いますが)現役バリバリだったのに対して、ポロンナルワの方が遺跡感が満載でした。

ホテルに戻り、姉はスパ(SIX SENCES SPA　アーユルヴェーダではありません)を受けに行ったので、私は、ヘリタンスカンダラマを探検しました。
次の項にまとめます！

ヘリタンス カンダラマ ホテル

姉もすっきりして帰ってきたので、夕食に。
この日も、たくさん食べました。そして、ライオンビアー。

2皿目！

これは、姉の。
姉はお酒が飲めないので、甘いものを…って、人の事は言えませんが、食べすぎです。

この後、部屋に戻ってから、また停電になりました。
前日の経験があったので、あ～、またか、とロウソクつけてお風呂につかりました。
かえって、優雅なひとときになりました。