'13　姉妹でスリランカ旅‐３～シーギリアロック～

2013/09/09 - 2013/09/16

2日目朝～昼のシーギリアロック観光の旅行記。


シンハラ王朝の5世紀、ダートゥセーナ王の息子カッサパ1世は、クーデターを起こし、477年には父親から王権を奪取しました。

しかし、側室(平民出身の母)の子カッサパ王は、正妻(王族出身の母)の子の弟モッガラーナに王位を奪還される事を恐れ、長らく首都であったアヌラーダプラを離れ、より安全なシーギリヤへと遷都しました。
カッサパ王が在位にあった477年から495年の間、シーギリヤは複雑な市街と防衛機能を併せ持つ都として発展し、即位から7年後にはシーギリヤロックの頂上に王宮が完成しました。

その後、弟モッガラーナは、亡命先の南インドから軍隊を引き連れ兄に戦いを仕掛け、当初はカッサパ王が優勢であったものの劣勢に転じ、観念した王は喉を掻き切り自害。495年、シーギリヤは陥落しました。

王位についたモッガラーナはシーギリヤを仏教僧に寄進し、再び都をアヌラーダプラへと移しました。

シーギリヤは13世紀から14世紀頃まで修道院として存続しましたが、徐々に衰退。
その後の16世紀から17世紀のキャンディ王国の時代も、記録は残されておらず、放棄され続けていました。

イギリス統治下の1875年に、イギリス人によって岩山に描かれたフレスコ画である“シーギリヤレディ”が発見されました。

エリア シギリヤ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

朝。お部屋のベランダ。
蔦に覆われています。このラグジュアリールームのほとんどは低層階だそうです。シャワーのみのお部屋(パノラマビュー)の方が、景色は良いらしい…。
バスタブ付きで、景色も楽しみたかったら、もう一つ上のランクのお部屋(デラックスルーム)以上にした方が良いと思います。

でも、こんなに木に覆われているのに、蚊に刺されることはありませんでした。

朝も、コックさんが目の前で作ってくださいました。

夜もいっぱい食べたのに、朝もがっつりいただきます。

今日の午前中の目的地、到着！

この後、ガイドさんがチケットを買いに、姉がお手洗いに行って一人で待っていたときに、ナンパ？されました。
「こんにちは」「こんにちは。」
「かわいいね」おいおい、どう見ても君より10は上だぞ。
「ありがとう。お兄さんもかっこいいね。日本語上手だね。」実際、背も高くて、本当にイケメン君。まあ、それが分かっていて、声をかけているのでしょう。
「バイクでいろいろ案内するよ。」
「お金、持ってないよ。」
「そんなの、いらないよ～」…嘘だろ。
「これから、シギリアロック登るの。」
「大変だし、人もいっぱいだし、大したことないから。バイクの後ろに乗せてあげるから、他の面白いとこに行こう。」大したことないって…。なかなかしつこい。
ガイドさん、姉がなかなか来ない…。
「私、連れもいるし、ガイドさんも要るからねぇ。無理だね。」
「そんなの、ほっとけばいいよ～。」
「ほっとけないよ～」もう、笑えてきた「ほら、あそこにも、かわいい子いっぱいいるから、他の子誘えばいいよ。」で、諦めてくれました。
「スリランカ楽しんでね」と、去っていきました。
ナンパというよりもカモにしようとされてましたね。
まぁ、暇つぶしになったし、イケメンだったので、許す！
この後出てきますが、日焼けしないように、おかしな服装だったので、よくこんなのに声をかけたなっと。
でも、嘘とわかりつつ「かわいいね」は、嬉しい。

イケメン君、かなり流暢な日本語話せていたのに、何だか、もったいないなぁ。今も誰かに声をかけているんだろうか？
まじめに働けば、恐いものなしなんだけどなぁ。

ちっこい犬。ガイドさんの足より小さい。

貯水池。

ドーン。

シーギリヤ ロック 自然･景勝地

フォルムも美しいです。

漆喰、フレスコ画の描かれていた跡も。

瞑想スポットだったけ？

ここにも、何か描かれていた形跡があります。

大きい音をたてると、蜂が襲ってくるよ！の看板。

さぁ、いよいよ、ここから本格的に登って行きます。

だいぶ登りました。

ね、おかしな格好。首にタオル巻いて、アームカバー。
帽子もかぶっていましたが、風が強かったので取りました。

シギリアレディー。

螺旋階段を登ってのご対面。

結構、うねうねしている岩に書かれています。
シギリアレディは天女との説もあるので、雲のイメージかしら？

ここに現存するのは18体ですが、昔は500体も描かれていたのだそう。

でかいバックパックを背負っての道のりは大変だろうなぁと、驚いてしまった。

このネットに保護されて、シーギリアレディがいます。

透け透けの螺旋階段。

ミラーウォール。

何やら文字が。

土台は、煉瓦のようです。

足場、雑。

投石機。
岩が落ちない状態で固まっています。

ライオンテラスに着きました。

昔は、ここにライオンの頭があったそうです。
シーギリアとは、ライオンの喉という意味だそうで、その喉を通って、王宮に入ったとか。
元々、無かったという説もあるそうで、まだ、真相は分かっていないようです。

私は、造っている途中だったのではないかな？と、思いました。
煉瓦部分も、あまり崩れた感が無いというか…。
まぁ、発見後に修復したのでしょうね。

これはね、やはり恐怖でした。
私は、下りより上りの方が恐いのです。後ろに倒れた場合を想像してしまって、転げ落ちそうな気がして。むしろ、後ろ向きで登りたいぐらい…。

やっと、到着。

人工物が何もない、気持ち良さ！

登り終わったら、万歳して写真を撮るんですよ～、とガイドさんに言われて。
姉よ…、万歳というより、何か、交信しているよう…。

せっかくなので、私も。

見晴らしが、本当に素晴らしいです。

360度、ぐるっと。

写真、斜めってますね。

カッサパ王は、父親に隠し財産を尋ねた時に、水だと言われて、激高して殺してしまったようですが、このシーギリアも、とても水の豊富な都市だったというのが良く分かります。

王のプール。

一生懸命、働いていました。

綺麗に草むしりしてくださって、ありがとうございます。
この方々のおかげで、美しい遺跡を堪能することができました。

王座。

草刈り機の音が響いています。刈られた草の香りもしました。

結構、下りは恐怖を感じることなく、平気なのです。アホなのかも。

上りの時は、手すりを手放せませんでした。

昔の人は、これで登ったのだろうか？

蜂の巣。

到着。

凄く立派な爪。丁寧に造られています。

シーギリアレディへ行く螺旋階段が見えました。

右のが、会議堂と呼ばれているところ。

不自然なほど綺麗に小さな黄色いお花が散らばっていました。

コブラ岩。
ライオンを作ってしまうぐらいだから、これも、本当にコブラ(顎部分)を彫ったのかもしれませんねぇ。

高度な灌漑システムがあったそうです。

コブラの腹の下も、昔、何かを行う場だったのでしょう。

ここにもフレスコ画の跡がありました。
凄く贅を尽くしていたのが分かります。

ドライバーさんが待つ駐車場近く。

車に乗り込むときに、物売りさんが近づいてくるのだけど、ガイドさんとか、特に追い払ったりしないのね。無下にしないというか。
その物売りのお母さん、古切手を持ってたので、ちゃんと見ればよかったかなぁ、と今でもちょっと後悔してます。

ガジュマル、かっこいい！

さようなら。

昼食のレストラン。
まだ、開店前だったようで、準備ができるまでしばらく待ちました。

私たち以外にも。

全力ブランコ！

替えのTシャツを持ってきていたので、お手洗いで着替えさせてもらいました。

暇すぎて、お花の写真なんか撮ってしまった…。

こちらもビュッフェレストラン。
せっかくなので、ジンジャービアーを注文。
ジンジャーエールより、ジンジャー感が強くて、甘くて、さほど炭酸がきつくない感じ。

この後、ポロンナルワへ向かいます。