～インド洋に浮かぶ真珠～スリランカ世界遺産巡り 8日間 <3> シギリヤ編

2012/12/09 - 2012/12/09

「ここ、絶対行きたい」と思ったのははるか昔、高校生の頃。
昔なつかし英国バンドDURAN DURANのPV、"Save A Prayer"の撮影地がスリランカであることを知り、「このすごい岩山の上の遺跡のようなところに行きたい」と漠然と思い続け、そこがシギリヤロックであることが判明したのがつい最近。
一人で行くことも考えたのですが、世界遺産好きの母が興味を示したのでツアー参加で行ってきました。
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＜日程＞

12月7日 関空→バンコク→クアラルンプール→コロンボ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ネゴンボ泊)
12月8日 世界遺産：アヌラーダプラ観光　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ポロンナルワ泊)
12月9日 世界遺産：シギリヤロック、ポロンナルワ遺跡観光
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 (ポロンナルワ泊)
12月10日 世界遺産：ダンブッラ、キャンディ観光
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(キャンディ泊)
12月11日 ヌワラエリア茶畑・工場見学 　　(キャンディ泊)
12月12日 ピンナワラ・象の孤児院、コロンボ観光
12月13日 コロンボ→バンコク→
12月14日 関空着
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3日目に今回の一番の目的、シギリヤロックを訪れました。
長年行きたかった場所にたどりついたときは、とても感激しました。　　　

エリア シギリヤ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: タイ国際航空 スリランカ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

＜旅行3日目＞

宿泊地のポロンナルワからシギリヤへ向かう途中。
道の両脇には家がたくさん建っていて生活感あふれる感じでしたが、車からは良い写真が撮れませんでした。

シギリヤロックが見えてきました！
あの頂上にどうやって登るのか？ここからでは想像できません。

スリーウィーラー、休憩中？

入口付近の水路。

こんな花が咲いていました。

「水の庭園」とよばれるところ。

どよ〜ん、とした空がちょっと残念ですが…

岩山の大きさは南北約400m、高さ約180m。
このてっぺんにどうやって宮殿を作ったのでしょうか？

宮殿は5世紀に、クーデターを起こして父王から王権を奪取したカーシャパ1世が建造。

ここにもわんこがいます。

いよいよ、頂上目指して階段を登り始めます。

このあたり、シギリヤボーイと呼ばれるガイド？的なおにーさんやおじさんが声をかけてきます。
登る時に手を貸してくれたりするのですが、チップが必要なので自力で登る人は断ります。
年配の人には結構しつこく絡んでいってました。

ふもとの岩にうっすら壁画が残っています。

なんだかここ、沖縄の斎場御嶽っぽくないですか？

現地のおばあさん方も沢山きておられ、わたしは突然そのうちの1人にがしっと腕をつかまれ、しばらくつきそって階段を一緒にのぼりました。
シギリヤボーイならぬシギリヤレディになった瞬間（笑）

下から見上げると、すごいところに通路や階段が作ってあるのが見えます。

周りの景色はこんな感じ。
あ、あれはここに来る途中で見た観音像かな？

緑いっぱいのスリランカ。
とても豊かな気持ちになります。

このらせん階段は1938年にイギリスが作ったようです。
右下に見えているのはミラーウォールと呼ばれる漆喰の壁。

シギリヤレディとご対面！
かつては500人もの女性が描かれていたそうですが、現存しているのは18人のみ。

上半身裸の女性が貴婦人、服を着ている方が侍女なのだそうです。

宮殿が見捨てられた後、スリランカがイギリスの植民地になってからの1857年にこれらの壁画が発見されたそうです。

この女性たちは天女アプサラではないかといわれているけど、正体は謎だそうです。
それにしにても皆さん豊満バディです。

傷みの激しい壁画もあり、後世の人がオリジナルを修復したあともわかります。線が二重になっています。

通ってきた道がはるか下に見えます。

ライオンテラスに到着。
足の部分は残っているのに、頭と体のパーツは見つからなかったそう。
ちなみにシギリヤ＝ライオンの山という意味だそうです。

ここからさらに急な階段をのぼるといよいよ宮殿へ到着です。

良い眺め〜

ライオンテラスを見おろすとこんな感じ。

シギリヤロック登頂！

到着した途端、BGMを"Save a Prayer"にして、PVを思い出しながらしばし一人の世界に浸ります。イントロが始まった瞬間、感動のあまり鳥肌が立ちました。

頂上の宮殿は1.6ヘクタールにもおよぶ大きなものでしたが、カーシャパが自害してたった11年でその役目を終えたそうです。

王のプール？沐浴場の跡。

タイムスリップできたら、当時の様子を見てみたいものです。

ちなみにDuran DuranのPVは、素晴らしい空撮シーンがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=6Uxc9eFcZyM

ヘリにでも乗らないとそれと同じ景色を見ることは無理なのですが、長年来たかった場所にこれて本当に良かったです。

ツアーだと、慌ただしく見て去っていく感じかと思っていたのですが、ゆっくり見て回れました。

あら、頂上にまでわんこが！

ライオンテラスまで戻って、来た道とは別のルートでおりていきます。

赤い袈裟のお坊さん。

会議堂跡。

コブラの岩。

階段をおりきったら、シギリヤロック観光終了。
駐車場までの道にはお土産物やさんが並んでいます。

バスの周りにもお土産物を手に、売り子さんが集まってきます。
確かここで、象のかたちをしたかわいいパズルを姪っ子のお土産に買いました。交渉次第で納得いく価格に値切れば問題なし。

お昼は毎度おなじみのカレー。
ここはお鍋の横に材料となる野菜が置いてあったので、何のカレーかわかりやすかったです。

オクラとかバナナの花とか、野菜のカレーを中心に。
ランチの後はポロンナルワ観光です。

～インド洋に浮かぶ真珠～スリランカ世界遺産巡り 8日間 <4> ポロンナルワ編に続く。
http://4travel.jp/travelogue/10754705

この旅行記へのコメント （4）

• trat baldさん 2017/02/22 07:10:32

  '12年スリランカシリーズに嵌まったので最近策は後回し！

  高校時の思いを持ち続けるモチベーションは恐ろしいまでの鉄の意志です、参りました。
  お母さんもシーギリヤの宮殿遺跡を登ったの？それこそ恐ろしい体力！高所恐怖症とか無いんだね。
  Ps.自分にとって普通の風景でも初めて見る人には興味が湧くんだよね、今度の旅行に使えたらいいな、、、、、

  pacorinさん からの返信 2017/02/28 00:03:45

  RE: '12年スリランカシリーズに嵌まったので最近策は後回し！

  trat baldさん
  
  スリランカの旅行記を丁寧にお読みいただきありがとうございます。
  母は恐らくtratさんより少し年下だと思いますが、シギリヤ遺跡に登りましたよ。高いところも平気なんです。
  高所恐怖症の知り合いは怖かったけど、なんとか登れたと言っていました。
  
  pacorin

• わんぱく大将さん 2016/02/01 09:31:00

  いきなり手が

  ぱこやん
  
  いきなり腕掴まれて、ってそんな大柄な、女子プロ体系ではないでしょう？
  怖いな、いきなり。
  
  　大将

  pacorinさん からの返信 2016/02/03 00:37:37

  RE: いきなり手が

  タイショウさん
  
  そうそう、びっくりして一瞬腕を振り払いそうになったけど、お年寄りには優しく、ってことで、付き添って階段のぼりましたよ〜
  枯れ木のような婆さんだったので・・・
  
  日本でも知らないおばあさんからよく話しかけられるぱこやんです。
  外国人には道をよく聞かれるpacoやんです。