2016/11/30 - 2016/11/30
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ken-kenさん
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今年の紅葉は寒波が早く来たせいで例年より早く紅葉のシーズンが始まりました。
あっという間に紅葉してあっという間に散ってしまったようです。
普通なら悲しむところですが、もしかして妙心寺塔頭の大法院の散紅葉が見られるかもしれないと思うと非常にうれしい思いです。
大法院は紅葉時期限定で公開しているのですが、毎年11月いっぱいで公開が終わってしまいます。
けれどもここは京都でも遅くに紅葉するところ。
例年ですと12月に入らないと散らないんじゃないかという感じです。
なのでいつ行っても散り紅葉を見ることが出来ませんでした。
今年はチャンスかもしれません。
期待が高まります。
そこで今年は11月の最後の公開日に訪ねることにしました。
その後宝筐院と厭離庵を訪れましたが、どちらも素晴らしい景観が待っていました。
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東京を6時に出る新幹線に乗ると8時過ぎに京都駅に着きます。
そこから嵐山線に乗って花園駅で降り、徒歩10分弱で妙心寺塔頭の大法院に着きます。
9時に開門なのですが、門の前で待っていたら9時前に入れてくださりました。
拝観料はお抹茶とお菓子がついて700円です。
こちらの緋毛氈の上に座って景色を見ながら抹茶をいただきます。
室内から見た紅葉の庭園です。
まだどなたもお見えにならず、この景色を独り占めです。 -
室内から見た庭園です。
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廊下から見た庭園。
いい具合に散っています。 -
大法院の庭です。
露地庭園と言います。
露地とは茶室の庭のことだそうです。 -
上も下も状態で最高です。
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屋根と廊下で額縁にして見ました。
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非常に美しいです。
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右側の庭は散紅葉で敷き詰められています。
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ところで大法院は今放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」の真田家の菩提寺だそうです。
真田信之の孫の長姫(おさひめ)が建立したお寺だそうです。 -
釣り灯籠と散紅葉です。
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室内から両方の庭を見てみました。
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こちらでゆっくりお抹茶をいただくと日ごろのストレスが解消されるような気がします。
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癒しの空間ですね。
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去りがたい場所です。
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後ろ髪を引かれる思いですが、お客様が増えてきたのを潮に次の場所に行くことにしました。
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時は金なりです。
花園駅前でタクシーを拾い、宝筐院に向かいました。
こちらも入って思わずアッと小さな歓声が出てしまいました。
やや散りが多いとはいえ、上も下も状態で最高です。
入り口から見た庭園です。 -
入り口から見た庫裏のあたりの散紅葉です。
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入り口の右側から見た小路です。
宝筐院の庭の真ん中を入り口から奥までこの小路が貫いています。
ですから小路に人がいない写真を撮るのは結構大変なのですが、今回は非常に運が良かったです。 -
この小路を通って本堂に行きます。
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小路から眺めた入り口左付近の散紅葉です。
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やはり入り口左側の紅葉と散紅葉です。
このお寺は庭に楓が何十本と植えられていて、紅葉時期には素晴らしい景観が楽しめます。 -
庭の中央あたりに本堂があります。
本堂付近から見た小路です。 -
本堂付近の小路です。
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本堂付近の小路です。
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本堂に上がって見ましょう。
本堂のご本尊様を背にして左側の景色です。 -
左側の景色。
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左側の景色。
完全に額縁にして見ました。 -
左側の縁側に出て撮った景色です。
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本堂の入り口から撮った紅葉の庭です。
こういう風に撮るとどうしても人が入ってしまいます。 -
本堂、御本尊様を背にして右側の景色。
右側には石庭が見えます。 -
紅葉に彩られた石庭です。
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右側の窓からの小路を見ました。
やはり人が入ってしまいます。 -
本堂を出て奥に向かいます。
奥から本堂方面を見ました。
宝筐院はもともとは善入寺という名前のお寺だったそうです。
平安時代に白河天皇が国家の安泰を願って立てた勅願寺だったそうです。
そのためその頃は皇族が住持になっていたそうです。 -
こちらも奥から見た本堂方面です。
南北朝時代に夢窓国師の弟子の黙庵周瑜禅師が入寺し、荒れ果てていた寺を復興し、臨済宗のお寺になったそうです。 -
奥の小路から散紅葉を写しました。
室町幕府の二代将軍足利義詮が周瑜禅師に帰依し、足利家の菩提寺となりました。 -
奥付近から見た散紅葉。
それより前、周瑜禅師は南朝の武士で足利義詮の敵であった楠正行と懇意にしていたため、楠正行が討ち死にした後、その首級を善入寺に葬りました。
それを聞いた義詮は敵でもあるにかかわらず、正行を尊敬していたため、自分の死後、遺体を正行の隣に埋葬して貰いたいと周瑜禅師に頼んだそうです。
そのため、この寺には足利義詮と楠正行のお墓が仲良く並んでいるそうです。 -
奥から入り口に戻るにはもう一度小路をたどらずに、裏道を回ります。
裏道から見た散紅葉です。
足利氏に保護され隆盛を誇ったこのお寺も足利氏の没落とともに荒れ果ててしまいます。
幕末には廃寺になってしまったそうです。
明治後半から大正になってやっと宝筐院として再興されたそうです。 -
裏道から見た散紅葉です。
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むせかえりそうなほどの紅葉ですね。
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宝筐院を出て二尊院へ向かう道を行くと、右側に厭離庵と書かれた看板が立てられています。
この看板を右に行き、狭い小路をたどるとやはり散紅葉で有名な厭離庵に着きます。
厭離庵の門。
本当に小さなお寺で紅葉の時期にしか公開をしていません。 -
厭離庵の門と紅葉です。
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厭離庵の門の上で輝く紅葉です。
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門の上の紅葉のアップです。
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厭離庵の門付近から見た散紅葉。
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入ってすぐ突き当り左側に階段があります。
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階段を昇ると、もう一つの小さな門が。
その上に素晴らしい紅葉の大木があります。 -
この紅葉が散ると素晴らしい景観が生まれます。
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庭一面に散紅葉が・・・・
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見事としか言いようがありません。
紅一色の世界です。 -
この時は拝観者全員がこちら側にいて誰からというわけでもなく、期せずしてみんなで協力して誰もいない庭を作ることが出来ました。
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本当に素晴らしい!
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灯篭とつくばいがアクセントになっています。
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つくばいのアップです。
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紅葉を手前において撮った写真です。
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赤一色だと変化がないので黄色もいれてみました。
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素晴らしい色合いです。
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なんとも贅沢な紅葉狩りでした。
この後仕事の関係で午後12時発の新幹線で東京に戻ります。
非常に慌ただしいし旅費がもったいないともいえる旅行でしたが、それでも今年は京都には行かれないと思っていたので、思わぬ楽しい小旅行になりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2017/07/06 20:34:42
- 散り紅葉に拘って
- こんばんは、ken-kenさん
先日はフォロー頂きありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
京都の散り紅葉に拘って、
紅葉を楽しまれるなんて乙ですね♪
ある意味、混雑も多少マシになっているし、良い考えかもしれませんね。
今年は私も散り紅葉に拘ってみようかな。
宝筐院と厭離庵も紅葉時の絶景は言葉にできないですよね。
私も大好きなお寺さん♪
侘び寂びという言葉がぴったりと当てはまるお寺さんでほっこりしますね。
今週は京都も祇園祭山鉾巡行!
暑くなりそうだわー
たらよろ
- ken-kenさん からの返信 2017/07/07 19:18:35
- RE: 散り紅葉に拘って
- > 先日はフォロー頂きありがとうございます。
> 今後ともよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
> 京都の散り紅葉に拘って、
> 紅葉を楽しまれるなんて乙ですね♪
> ある意味、混雑も多少マシになっているし、良い考えかもしれませんね。
> 今年は私も散り紅葉に拘ってみようかな。
> 宝筐院と厭離庵も紅葉時の絶景は言葉にできないですよね。
> 私も大好きなお寺さん♪
> 侘び寂びという言葉がぴったりと当てはまるお寺さんでほっこりしますね。
厭離庵、宝筐院、ともに散りがあったほうが美しいお寺だと思います。
> 今週は京都も祇園祭山鉾巡行!
> 暑くなりそうだわー
今京都は暑いでしょうが、一度祇園祭を見てみたいものです。
これからもよろしくお願いします。
ken-ken
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