2016/11/29 - 2016/11/29
327位(同エリア590件中)
ドクターキムルさん
- ドクターキムルさんTOP
- 旅行記7517冊
- クチコミ134件
- Q&A回答247件
- 6,202,634アクセス
- フォロワー38人
金沢文庫で開催中の「忍性菩薩」展(10月28日(金)~12月18日(日))に出かけてみた。上野の東京国立博物館(東博)でポスターを見たからである。久し振りの金沢文庫となった。
鎌倉幕府では宋の僧侶は厚遇されたが、日本人の僧侶はそうではなかった。迫害を受けた日蓮聖人、北鎌倉から鎌倉中には入れずに追い返された遊行上人、鎌倉郡までで鎌倉中には入らなかった親鸞上人など。あるいは招かれてもそれを断って永平寺に帰った道元禅師(http://4travel.jp/travelogue/10481663)などもいた。そうした中で、忍性(にんしょう)だけが幕府の庇護を受けた。ここ何年か、その理由を確認して来たが、それが分かるような展示がなされているのかと思っていた。しかし、期待外れであった。
学芸員に尋ねると、展示スペースも狭く、入館者は仏像を好むものだからそうした展示は省いてあるのだという。それよりも、今年の8月に国宝に指定された金沢文庫の古文書が2万点もあり、この国宝古文書を公開してきたが、今回の展示でも驚くほど多くの国宝古文書が展示されていた。ただし、小さな用紙に解説文が書かれ、「国宝」の文字はさらに小さなポイントの文字で印刷されており、現実には来館者のうち何人が、照度を下げた展示室で、こうした古文書の多くが国宝であることを確認できたであろうか?
(表紙写真は県立金沢文庫)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクターキムルさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
4