2016/10/17 - 2016/10/22
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Eivor the WKさん
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アラサー公務員・人生初の海外1人旅の行き先として選んだのはポーランド!
ポーランド旅行2日目は「生きているうちに行っておきたい」と思っていた
アウシュビッツ・ビルケナウ(アウシュビッツ第二)収容所へ。
ドラマ「白い巨塔」で唐沢寿明さんも撮影で訪れた、線路のあるあの場所です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
朝5時から動いている地下鉄に乗り、ワルシャワ中央駅にやってまいりました。
朝7時ちょっと前でも真っ暗です。
ここから、クラクフ行きのEIP(エクスプレス・インターシティ・プレミアム)に乗ります。ポーランド版新幹線です。
約2時間の列車の旅。
切符は日本にいるうちにポーランド国鉄PKP(ペカペ)のサイトからカード決済で買い、PDFをプリントアウトして持参しました。
早めに買うと少しお安いようです。
寒いので紅茶を買って飲みました。
お腹が空いていましたが、クラクフでどうしても食べたいパンがあったので我慢しました。
ポーランド語で紅茶は「ヘルヴァタ」と言います。
ロシア語だと「チャイ」。
同じスラブ語族でも色々違うようです。 -
EIPには1等車と2等車があります。
ネットでは「2等で十分」という口コミが多かったので、2等を使いました。
十分きれいです。満足です。
日本で言うグリーン車と普通車のような分け方なのかもしれません。
車両同士の連結部分にスーツケースを置ける棚もありました。
食堂車もあるようでした。
ポーランド国鉄は改札がないので(2012年のイタリアもなかった)、車掌さんが“切符を拝見”しに来ます。
日本から持ってきたチケットと、パスポートを見せます。
ポーランドの方も身分証明ができるものを一緒に見せていました。
ちなみにチケットですが、データがメールで送られてくるので、それをスマホにダウンロードし、画面に表示させたバーコードを読み取ってもらう方法でもイケると思われます。
車窓から見えたのはポーランドの平原。
ポーランドというのは平原の国という意味だそうです。
時々牛さんが放牧されていました。 -
終点のクラクフ中央駅で降り、案内に従ってバスターミナルへ向かいます。
アウシュビッツ博物館があるのはオシフィエンチム市というところで、クラクフからバスで1時間半~2時間かかる場所です。
バスターミナルのロッカーに着替え他お泊りグッズを預け、チケット窓口へ。
カウンターにあったライコニックというバス会社の時刻表を掴み取り、乗りたい時間にマルをつける。
売り場に並び、自分の番が来たところで満面の笑みを浮かべ、
「ヂェイン ドブリー♪(こんにちは♪)」
と言って、あとは何も言わず(言えない)笑顔のまま、印をつけたバス時刻表を見せる。
枚数は指と英語で伝え、無事クレジットカードでチケット購入。
運賃は確か14ズウォティ(約420円)くらいだったと思います。
腹減りでしたので、クラクフ名物「オブヴァジャネク」という、リング状のパンを買いに外へ。
ベーグルのご先祖様、と言われています。
食感はもっちり、というか、むっちりというか…パサっとしてはいますが、噛めば噛むほど、こむぎのうま味がお口に広がります。
素朴でじんわりおいしく、1個でお腹が膨れます。
ケシの実トッピング、チーズトッピング、プレーンが定番のようです。
若い人が売ってる屋台なら英語が通じると思います。
クラクフにはオブヴァジャネク屋台がたくさんありました。
1個50円くらいです。
バスに乗り込むと、後から60代くらいのポーランド人男性が乗ってきて、なぜか隣に座った…(奥の方の席、あいてますよ)。
ウォッカ臭く、バスに乗るなりオヤジは眠り始め、私の肩にもたれてイビキをかいていました。
途中でオヤジは目を覚まし、ポーランド語で話しかけてきました。
とりあえず、「どこへ」という単語だけ聞き取れたので、アウシュビッツ見学に行くことを教えてあげました。
しかしそれ以降、マシンガンのごとく発せられるポーランド語は全く理解できず。
ポーランド語で何度も「分かりません」「英語なら少し分かります」と言っても、オヤジお構いなし。
オヤジは、英語が全く話せないのであった。
イディッシュ語(ユダヤ系の人が話す言葉)なら分かるか?なんて言ってましたが、それはポーランド語以上に未知の言語だぜ、オヤジよ。
自分の言いたいことが全く伝わらないことにシビレを切らしたオヤジは、バスの運転手にも絡み始めました。
何を言ってるか理解できたわけではありませんが、たぶん
「こいつは、わからない、わからないとしか言わない。こんなのでポーランドに来るなんて…」
こんなことを話していたんだと思います。
バスの運転手さんが相手をしてくれたので、面倒くさくなって寝たふりをすることにしました。息が酒臭いし。
次にオヤジが私に話しかけてきた時は、運転手さんが途中で割って入ってきて、強い口調でオヤジに何か言っていました。
それからオヤジは大人しくなりました。
きっと、哀れな日本人のために、運転手さんがオヤジを叱ってくれたんだと思います。
ありがとう、運転手さん。
こんなやりとりだったにも関わらず、オヤジは自分の降車場所に着くと、寝たふりを続けていた私を起こし、握手の代わりに笑顔で拳を突き出してきました。
旅はみちづれ。
原・元監督とジャイアンツの選手のごとく、拳を合わせてあげました。クラクフ本駅 (クラクフ中央駅) 駅
-
バスでの道中、朝から酔っ払う(二日酔い?)オヤジと事故でスクラップになった車に遭遇しながらも、アウシュビッツ博物館到着。
ライコニックのバスはアウシュビッツ博物館インフォメーションセンターのある敷地内、「スナックバー」と壁に書かれたキオスクのそばに止まります。
帰りも降りた場所から出発でした。
ちなみに、ビルケナウ行きの無料シャトルバスの発着も同じ場所でした。
博物館のガイドは中谷(なかたに)さんという、公式ガイドの中ではただ1人日本語で対応できる方にお願いしたかったのですが、スケジュールが埋まっているとのことで、日本からネットで英語のツアーを予約しました。
出発前には中谷さんの書いた本を読んで予習しました。
やむを得ず英語のツアーに参加することになった場合は、必ず読んでおいた方がいいと思います。オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
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ランチはインフォメーションセンター内にあるカフェテリアで食べました。トレイを持って食べたいものを指差しながら店員さんに伝えます。若いお姉さん達なので全員英語が通じましたし、クレジット決済も可能でした。
キュウリのすっぱいスープと、イモとたまねぎとソーセージの炒め物(ジャーマン…ポテト…?)を食べましたが、イメージしていたより美味しかったです!
ただ、お姉さん達は頼んでもいないのに大盛りにしてくるので、残すのが申し訳ない方は途中でストップかけるといいと思います。
私はよそ見をしていてストップをかけそこねたので、スープとイモ以外のおかずを諦める羽目になりました…。
ちなみに、ピエロギ(ポーランド名物のゆでギョーザ)などは店員さんにオーダーしてから、テーブルにサーブしてもらうかたちです。
お腹がいっぱいになったらトイレを済ませ(有料)、いざガイドツアーへ。集合場所はセキュリティを抜けた先でした。
ここからたっぷり3時間の収容所案内が始まります! -
アウシュビッツというのはポーランドの地名「オシフィエンチム」を、ナチス・ドイツが呼びやすいように変えてしまった名前です。
ちなみに見学スタートしたアウシュビッツ第1収容所から約3km離れたビルケナウ(白い巨塔で唐沢寿明さんが立っていた線路のあるところ)は、ポーランド名では「ブジェジンカ」です。
オシフィエンチムは市で、ブジェジンカは村。
アウシュビッツ第1は、建物内を博物館にしています。
展示室には犠牲者の遺灰、靴、メガネ、カバンなどの遺品から、女性の髪とそれで織った布などがありました。
ある棟の廊下には、収容された日と死亡日とともに、囚人達の写真が飾られていました。
ここにはユダヤ系の人だけではなく、ポーランド人政治犯やドイツ人の同性愛者等も収容されていたそうです。
大戦末期になり、連行されてすぐに処刑された人々については、遺影さえ残りません。
産まれた場所と、時間と、国が違えば。
と考えてしまいました。 -
電流の流れる有刺鉄線と監視棟の跡は至る所にありました。
夕方、仕事から戻ってきたときの点呼で、1人でもいないと連帯責任で何時間も外に立たされる罰が与えらたそうです。
敷地内の地面は固く、ところどころ石が出ていて歩きづらかったです。
当時もこんな状態だったのなら、木靴を履かされていた囚人達はもっと辛かったのではないかと思います。 -
敷地内には、銃殺刑を行ったという現場の壁(復元したもの)
や、絞首刑の縄をかけてい場所などがありました。
銃殺刑をした壁の前では、ガイドさんは十字を切り、静かに目を閉じている参加者もいました。
どちらも撮影を禁止されていたわけではありませんでしたが、撮ることができなかったです。 -
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こちらはアウシュビッツ第2(ビルケナウ)です。
第1の見学を終えて小休憩をした後、基本的に同じグループのお客さん・ガイドさんと一緒にシャトルバスに乗って約5分、ビルケナウへ移動します。
第1だけでリタイヤも可能です。
ここでもたくさん歩きます。ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡
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ビルケナウは修復などもしながら、当時の姿をできるだけそのまま残す、という形をとっています。
ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡
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囚人のベッドです。
2人ならゆったり寝られるだろうな、というスペースに5~6人を押しこんでいました。
別棟にあったトイレはコンクリートに穴をあけただけのもので、仕切りもなく、決められた時間に全員で一斉に使ったそうです。
時が来ればガス室に送られ、死者の灰は埋葬と言うには程遠い、敷地内に掘った池にまかれることもありました。
この場所は人類にとって重要な意味を持ち、残しておかなければならない、覚えておかなければならない場所です…とツアーをしめくくったガイドさんへ、国籍も人種もさまざまな参加者から拍手がおくられました。
囚人達が受けた、あまりに無慈悲な仕打ちに涙を流している人もいました。
ここに来る人たちはみんな真剣な表情でした。 -
ビルケナウ1枚目の写真にうつっていた建物内。
私の参加したグループはちょっと時間が押したらしく、全員で監視塔に登るのは省略されました。
監視塔への階段前をうろついていると、参加したグループのガイドさんが、
「登りたいの?どうぞ♪」
と、カードキーをゲートにかざし、中に入れてくれました。
ありがとう!ヂェンクイェン バルゾォ!
登っていく他のグループに紛れ込む…という方法でも行けそうです。 -
監視塔からの眺め。
そういえば、見学の全行程を終えたあと、ちょうどビルケナウ見学に入ってきた中谷さんガイドのグループとすれ違いました。
おぉ…このお方が、たった1人の博物館公認日本人ガイド…!
と、ガン見してしまった気がします。
中谷さんはすごい方です。
身内にポーランド人がいたわけでもないのに、ポーランド語の試験を突破し、人が同じ間違い繰り返さないよう、未来の世代に伝えるお仕事をしています。
12:30にスタートし、フリー見学も含め気がつくと16時。
10分おきに出るシャトルバスで再びアウシュビッツ第1へ戻り、ライコニックのバスの運転手から現金でチケットを買って、クラクフへ帰りました。
つづく。
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