Day3-1 ポーランド、ヂェンクイェン、バルゾォ。

2016/10/17 - 2016/10/22

アラサー公務員・人生初の海外1人旅の行き先として選んだのはポーランド！
メシはうまいし、人も優しい！
3日目は地下にもぐって岩塩の坑道を探検！
気分はインディ・ジョーンズ？？
そういえばローマでも地下にもぐったなぁ…。

エリア ヴィエリチカ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ポーランド3日目。
クラクフにいました。
アウシュビッツ博物館見学の疲れがでたのか、寝坊した！！！
やばい！
ネットで予約した世界遺産のヴィエリチカ岩塩坑のガイドツアーに間に合わないかも…
もしかしたら、中央駅から電車で行くより、近場のバス停からバスに乗った方が間に合うかも…！？

この時すごく役に立ったのが、ポーランド版乗換検索アプリ、jakdojade。
ヤクドヤデと読みます。
app store、google playどちらからも無料でダウンロードできます（英語）。
ヤクドヤデは「思い出アプリ」としてまだワタクシのスマホに残っております。

しかし、ヤクドヤデのサポートもむなしく、ネットで予約した8:30のツアー出発には5分間に合わず。
もしかしたら、次の出発分に振り替えてもらえるかもしれない…
プリントアウトした予約・支払済を証明する紙をもってチケットオフィスへ突撃し、英語で交渉にのぞむ。
平日でオフシーズンということもあり、あっさり9:00のツアーに振り替えてもらえました。
「遅刻したお前が悪いからその予約は無効で、次の回に参加したいなら金払え」
なんて、ロ●アっぽいことを言われるのではないかと覚悟していましたが、受付の神対応に感謝です。
疑ってごめんよ、オフィスのおねえさん。
坑道への入口がある建物の中へ10分前に入り、英語ツアーの列に並んでいざ出発！

～info（行く予定のない方は読み飛ばしてOKです）～
ヴィエリチカ岩塩坑の見学は必ずツアーに参加しないといけません。
所要時間はボリューム満点、約3時間。
2つのコースがあり、一般的なのはツーリストルートです。
英語のツアーは30分おきに出発しているはずなのに、なぜかネットでは早朝と夕方の分しか予約できません。
現地に行けば他の時間帯も予約できます。
専属の日本人ガイドはいません。
添乗員や現地ガイドさんが同行する旅行会社のツアーで行くなら、日本語で案内を聞くことができると思います。
チケット代はネット予約時、84ズウォティでした。

ガイドのお姉さんに連れられ、いざ地下へ！
「階段を下りて見学ルートに行くけど、いいエクササイズになるわよ♪」
…本当にいい運動になる段数でした。

階段を下りている途中、中国か韓国人と思しき女性の方に
「どこから来たの？」
と声をかけられたので、ジャパンと答えたら
「あー…（ガッカリ感がにじみ出ている）」
と一言もらし、その後は一切話しかけてもらえませんでした。
え！？日本人、そんなにイヤ…？（ちょっとガッカリ）

岩塩坑は1200年代から国営化されて今に至ります。
内部には採掘の歴史を伝える道具や、坑夫が彫った塩の彫刻などがあります。
床も壁も天井も塩。
ところどころ鍾乳石のような形になっているものもありました。

ヴィエリチカ岩塩坑 (ツーリストルート) 建造物

湧き出る水は、もちろん塩水です。

塩サウナのにおいがしていたので、
今後は塩サウナに入るたびに、ヴィエリチカを思い出すことでしょう。

左に写っているガイドのお姉さんがスイッチを押すと、人形が動きだすしくみ。
坑夫の服がなんだかロード・オブ・ザ・リング。

見学のハイライト。
聖キンガ礼拝堂。
キンガは昔々ポーランドに嫁いだハンガリーのお姫様の名前です。

床もきれいに模様が掘り込まれています。

この礼拝堂に限り、撮影料として10ズウォティ（約300円）徴収しているようです。
階段を降りる手前にデスクがあり、係の人にそこで支払います（現金のみ可）。
お金を払うと「撮影OKの人」のシールがもらえるので、目立つところに貼ります。

が…同じツアーに参加した人はお金を払っていないのにバチバチ撮ってました。
ガイドのお姉さんも注意せず。
払った自分がアホくさ…いやいや、坑道の維持費だと思おうじゃないか。

こちらも塩で出来ています。

ガラスのように見えるシャンデリアのパーツも岩塩です。
本当にキレイでした。

ムダにたくさん撮ってしまう。

決して、お金を払ったからには取り戻さなくては…という心理からではない。

ガリレオより早く地動説を唱えたコペルニクス（ポーランド人）、ドイツの文豪ゲーテ、元素の周期表をつくったロシアのメンデレーエフも来たそうです。
あと、クリントン大統領も。

最後の晩餐も塩で彫っちゃう。

前の法王ヨハネ・パウロ2世もポーランド人です。
ポーランドはカトリックを信仰している人が多く、国の誇りなんだそうです。
こちらはわりと最近作られたものだそうで、お顔そっくりでした。

丸太の足場もきれいに組まれています。
高い高い。

地底の塩湖です。
ショパンの音楽が流れ、照明がムーディーな雰囲気を作り出す演出もありました。
ショパンもポーランド人です。

ガイドツアー終了後は地下のおみやげ屋さんを物色。
岩塩などを買いました。
レストランなどもありました。

3時間歩いた後の帰りは登りの階段…
ではなく、エレベーターであっという間に上の世界へ。

地上にもおみやげ屋さんがありますが、品揃えは地下の方が良かったと思います。
地上地下、両方ともカード払いOKでした。

約3時間の地下探検を終え、再びバスに乗ってクラクフに戻ってきました。
ランチは心に決めていた店があるので、そこへ向かいます！

しかし、青空が…見えない。

茶色い建物は小学校です。

クラクフで1番おいしいザピエカンカを出す、と言われている店、エンジョルへ。
ザピエカンカはピザトーストのようなものですが、ご覧の通り長いです。

エンジョルは広場の中にある円柱状の建物の中にあり、持ち帰り専門スタンドです。
メニューは英語併記で、店員のお兄さんには英語も通じます。
チーズと刻んだマッシュルームのノーマルなザピエカンカにチャイブ（万能ネギのようなもの、というか万能ネギだと思う）とケチャップをトッピングしたものを注文しました。
パンはカリカリ、チーズはトロトロでのびーる！！
これ1つでお腹いっぱい、という量で6ズウォティ。
200円かかりません。
ローマ、モスクワのときもそうでしたが、地元民に愛されるファーストフード系が、旅先うまいものランキングで上位に必ず食い込んできます。
日本でザピエカンカの屋台をだそうかと考えてしまうくらい、美味しかったです。
頼むと半分に切ってもらえるようです。
ハーフサイズ注文が可能かどうかは未確認…
大食らいなので1人で全部平らげてしまいました。

ただ、座って食べるところがすぐ近くにはなかったです。
少し歩けばベンチなどがあるのかも知れませんが、常連と思しきポーランド人はみんな立って食べていたので真似してみました。
ハトポッポがこぼれたパンくずを狙ってうろうろしています。

エンジョル 地元の料理

そういえばクラクフ1日目の宿はこんな場所でした。
看板にはステンドグラスがあしらわれていて、美しいのです。

プラチナ アパートメンツ ホテル

入り口の格子をくぐって中へ。

パティオと言うんでしたっけ。
中庭のある場所に1度泊まってみたかったんです。

受付のユステナさん。
言いたいことをうまく伝えられずごめんなさい、と言ったら

「そんなこと言わないで！あなたの話をちゃんと聞いているわ♪」

と、笑顔で優しく返してくれました。

私がこのホテルで会ったスタッフはみんな女性でした。
彼女達の素敵な感性がこのプチホテルをつくっているかな。
オシャレな内装、シャワージェルなどのオリジナルアメニティ（しっかり記念に持って帰った）、朝食もおいしい。
絶対また泊まりたいです。
ヂェンクイェン、バルゾォ！

Day3-2へつづく。