テーラワーダ仏教が色濃く残るミャンマーで過ごす8日間 in Mandalay★2016　06　5日目【MDL⇔アマラプラ】

2016/08/13 - 2016/08/21

旅行5日目。
U Bein Brideでの夕陽鑑賞をするため昨日行ったばかりのマンダレー郊外：アマラプラへ。
毎朝10時過ぎから行われるマハーガンダーヨン僧院（Mahar Gandar Yone Monestery）の僧侶の食事風景を見学するため、部屋を出発しようとした直前に夫が突然「体調悪い、動けないかも…」と。
昨日購入した風邪薬が効いていないらしく「調子が悪かったけど行けると思って様子を見てた」と言うけど、準備をしている間は元気そうに見えたから私はもう治ったと思ったし…こんなギリギリじゃなくてもっと早く言ってよ！と脱力。
アマラプラまでは原付で片道1時間なので余裕を持って支度していたから、少し寝てから決めようと言うことになり、結局回復はしていないけど天気や次の原付レンタルも未定なので、予定より30分遅れで出発することになった。
飛ばし気味で10時半前にアマラプラに到着したものの、勝手な思い込みでU Bein Bride向かいの寺院がマハーガンダーヨン僧院だと信じて中に入ると…観光客の姿はおろか、僧侶の姿も皆無。
周りにいた人に写真を見せたら「あっちだよ」と教えてもらって走ったけど間に合う？

エリア マンダレー(ミャンマー)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

強靭な体力の持ち主なので「いつも通りなら“動いているうちに楽になる”はず」と本人も言うから、予定より30分遅れで出発。　

M3 ホテル ホテル

今日は見事な青空で、原付に乗っているとジリジリと太陽の日差しが肌を刺す。

活気ある市場エリアを通りぬけて…

市場で購入したものを乗り合いトラックで運搬する人たち。
昨日と同じ道でアマラプラ方面へ。

托鉢中の尼僧とすれ違って焦るけど、まだまだ先は長い。

信号待ちをしていたらジィ…っと強い視線を感じて振り返ると、小さな女の子がこちらを見つめていた。

この乗り合いトラックは屋根まで荷物がギッシリ積み上げられているけど、もっと乗客を乗せたくて客待ちしている。

INETで調べたところ10：00から始まると書いてあるところと、10：30から…と情報がマチマチだったので後者を信じながら、昨日の夕方に前を通った寺院に原付を停める。
でも観光客の姿はおろか僧侶の姿も見当たらなかったので、とりあえず中まで入って探したけどそんな気配も無く不安になり、参拝者にスマホを見せながら尋ねてみたら「ここじゃない」と。
えーっ！間に合ったと思ったのに。
慌てて靴を履いてあっちだ、と指さされた方を小走りがてら探すけど見当たらず。

橋周辺の屋台で聞き込みをしながら進んでいくと、ゴミ捨て場のような通路の奥が入口だと教えてくれた。

…こんなのわかる訳ない。
私たちが入ったのは裏口で案内板も無ければ、こちらも観光客の姿は皆無。
ダメ元で教えてもらった通り進んでいくと…

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

路地があってさらに何軒もの家が立ち並んでおり恐らくこの建物が僧院になっている。
その先に僧侶の姿を発見したけど、ここに彼らがいるってことは食事は終了？

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

けれど、鉢を抱えて身なりを整えた僧侶が同じ方向へ歩いていくから、期待を込めて後をついて行ってみる。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

すると急に開けた場所に出たと思ったら、石板にビルマ文字が彫られた壁が続いて、そこには観光客の姿もあった。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

その先にはエンジ色の袈裟を纏った大勢の僧侶の姿が…でも食べ終わってるぽい。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

石板壁より先は観光客は立ち入れないので、建物の奥をファインダーで覗いてみたらこれから食事をする僧侶らの姿が確認できた。
1000人以上いると言われているこの僧院、スペースは限られてるから一斉に食べるのはやっぱり無理があるから時間差で食事をするみたい。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

想像していたのとは違うけど遅い食事組の僧侶らがポツリ、ポツリと歩いてきた。
ギリギリ間に合ったみたいで良かった♪

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

ルアンパバーンで見た托鉢は延々と列が連なっていて圧巻だったけど、こちらはバラバラ。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

時間的には終わりがけのはずだけど結構な人数がやって来る。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

個々の鉢に配膳してもらうため、建物入口前は小さな渋滞が起きていた。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

親族らしき男性がやたらとスマホで少年僧を撮影していた。
もしかしたら一時出家の子かも。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

手前で白米をよそってもらって順番に進む。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

ここでの食材はどれも寄進されたもので、信仰心が厚い信者らによって1000人以上の僧侶らの食事準備などがサポートされている。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

列の最後の僧が白米を受け取るとすぐに始まる掃除。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

当番制なのか、大きな寸胴を協力して運ぶ少年僧たちの姿もあった。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

それ以外の僧侶らは自分の鉢を抱えて、それぞれが生活している建物へ戻っていく。
鉢の上を見るとスナック菓子が乗っている。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

年配僧侶の食卓はたくさんのおかずが並んでいるように見えた。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

食事が終わった彼らを待ち構えているのは貧しい子供たち。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

ルアンパバーンでも同じ光景を目撃したけど、その時は托鉢を受けた鉢の中から籠を差し出す子供たちに分け与えていた。
一斉に差し出される器を大抵の僧侶は無視するのに…

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

この少年僧は自分の兄弟を思い出したのか、自分のスナック菓子を差し出す。
これも修行の一環だろうけど、基本的に昼食以降は翌日まで食事が出来ない環境で、成長盛りの食欲旺盛な時期に分け与えるのは大変な決心だと思う。
お菓子をもらった子供の笑顔が輝いていた。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

僧院でのルール。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

マハーガンダーヨン僧院の敷地はとても広くて、小さな集落のようになっている。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

観光客の姿もまばらになり、食事をしている僧侶らの姿もかなり落ち着いてきた。
片付けが終了すればこの辺りまでは入ってOK。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

あの大きな寸胴が置いてあったので覗いてみたら見事に空っぽ！
この僧院は白米だけで1日400kg消費すると言われているらしく、準備を想像するだけで気が遠くなる。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

ふと目を向けると、年配の僧侶らが貧しい子供たちを呼び寄せて、残った食事を分け与えていた。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

一応母親の姿も確認できるけど座っているだけで、調達を頑張るのは子供たち。
この子のタナカの模様は個性的でユニークだった。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

食事を摂っていた建物付近を歩いてみると、この僧院内には犬も…

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

猫もたくさん住んでるみたい。
昨日橋の上で目撃した飢えた犬とは違って、ここなら残ったものが分けてもらえるから幸せなのかも。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

とても小さな子猫がいて、警戒しつつもこちらに興味津々♪

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

綺麗なグリーンの目で見つめ返される。
人懐っこい訳じゃないけど逃げたりすることはなく、街中に比べると人馴れしている様子。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

袈裟が干してある僧院の間を抜けて来た道を戻る。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

道を間違えてうっかり僧院敷地内に入ってしまった。
犬も猫も人間も一緒に適度な距離感を保ちながら共存しているのが窺い知れる。

マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会

ランチタイムだけど、屋台ばかりでランチが食べられそうな店が見当たらないのでとりあえず水分補給♪
夫の体調は随分落ち着いたようで良かった。

小さな子猫と小柄な母猫を発見♪
やんちゃ盛りでピョンピョン跳ね回って可愛い。

母猫は眠そうな表情で尻尾だけ動かして子猫を遊ばせていた。

最初に間違えて行ったTaung Mingi Pagodaに原付が停めてあるので、せっかくだから中に入ってみることに。
パゴダから伸びる長い屋根は…

タイル張りの緩やかな階段状になっていて可愛らしい印象。
下駄箱が見当たらないのでどこから入ろうかと迷っていたら、参拝客の1人がジェスチャーで、1人が通れるほどの隙間があるココに靴を置いて行きなさいと。

鏡面モザイクの扉を抜けると…

中は窓からの光がほとんど入らないので薄暗く、ぼんやりと真っ白な仏陀像が浮かぶように鎮座していた。

両耳が左右に広がっていてる犬。

座席はぎゅうぎゅう、ステップと屋根にも人と荷物が満載のマンダレーの主要交通機関。
横からの写真で見るとわかるけど後部座席の重量を計算してなのか、後部タイヤが大きく、誰も乗っていないと異様な前下がりになっていて面白い。
この後は、マンダレー市内に戻る途中に早朝洗顔式で有名なMahamuni Pagodaがあるから立ち寄ってみることに。
続きは07へ。