2016/09/24 - 2016/09/24
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kojikojiさん
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名護パイナップルパークを出た後は国道58号線を下っていきます。ツアー2日目はバスの右側の席だったのでラッキーでした。右側に座っていないと海岸線の美しい景色は良く見えないですからね。名護を抜けた後は万座毛の見学です。33年前に仕事で那覇にいた際に路線バスで万座ビーチまでは来ていたので記憶がありましたが、万座毛には来ていなかったことも思い出されました。記憶に残っていたのはビーチで手漕ぎボートを借りて沖の岩礁を周ったことだけでした。バスガイドさんに教えてもらった万座毛の名前の由来も印象に残りました。ほんの20分くらいの停車でしたが、見学していた人の半分以上が中国系と韓国の観光客だったのには驚きました。人気あるのですね。万座毛から先の観光地は距離が近いので移動は楽でしたがどこも歩くので大変でした。母は翌日のこともあるのでいくつかはバスの中で休んでいたほどです。年齢と暑さや昇り降りを考えたら懸命な選択ではありました。次の琉球村でお昼時間がありました。オプションで食べたアグーブタのシャブシャブはお肉も柔らかく味も良く、東京に帰ったらふるさと納税で注文してみようと話し合ったほどです。残念なのはゆっくり食べている時間が無く、急いでエイサーの見学に走らなければなりませんでした。エイサーの後も琉球舞踊を古民家で見たりかなり忙しい観光でした。2時間弱のフリータイムでしたが、もう少し時間が欲しいところでした。そしてまたバスで移動してやちむんの里に到着です。ここも来たいと思っていた所でした。高祖母の代から京都で窯業を営んでいる親戚も多く、陶磁器を集めるのは趣味でもありますので。この地は金城次郎さんと言う人間国宝の方が窯を開いた場所でもあり、そこへ続く民藝へ関る流れも興味深いものがあります。今までいろいろな窯元を訪ね歩いていますが、ここほど贅沢な空間に大きな登り窯と工房を持っている所はないだろうと感心しました。ただ、個人的には琴線に触れる作品には出合えませんでした。もっとも滞在時間は1時間ほどですので、個々の窯元や販売店を訪ねることは出来ません。またいつか再訪したいところではありました。そして最後に座喜味城跡の見学です。ここはかなり歩くことになるので母がバスで待つと選択したのは賢明だったと思いました。城跡からは残波岬とこの日停まる残波ロイヤルホテルが望めました。この日のツアーの見学はこれが最後でした。個人的にはこれで終わらず残波岬の見学に続いていくのですが。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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国道58号線の中でも名護から南側は海岸線を走るので景色を楽しめます。バスツアーの場合は運よく席が右側になればよいのですが。
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この日も運良く右側の前後2列だったので景色を楽しめました。
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混雑した駐車場にバスが停まると「万座毛」に到着です。停車している車を見ると当たり前ですが全部沖縄ナンバーでした。観光地なので7割くらいがレンタカーでした。
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土産物の並ぶ先に遊歩道があり、海岸線に向かいます。周辺はアダンの木がたくさん生えていて大きな実が沢山生っていました。田村一村の絵を思い出すような景色が続きます。
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視界が開けて万座毛が広がります。
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イチオシ
万座毛というとこの象の鼻の景色が有名ですが、享保11年(1726)ここに立ち寄った琉球王尚敬(しょうけい)が「万人が座するに足る毛(野原)」と賞賛したことが由来ですので、野原を見なければいけないということです。
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でも美しい海岸線に目が行ってしまいますよね。この日も天気が良く美しい東シナ海が望めました。
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岸壁に沿った遊歩道をしばらく散歩します。
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地中海のシチリアの南に浮かぶマルタ島の海岸線を思い出します。
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海から見上げたらどんな景色なのでしょうか。ダイビングのボートの人は海の中ばかり見ているのだろうか。
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ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート。33年前仕事の合間に万座ビーチに遊びに来たのを思い出しました。
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ビーチで手漕ぎボートを借りてこの岩辺りまで漕ぎ出たことを思い出しました。
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イチオシ
これが本当の万座毛ですね。
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またしばらく海岸線を走って次の観光地へ向かいます。
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お昼を回ったところで「琉球村」に到着です。
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最初にチケットを受取り昼食の説明とエイサー踊りの時間と場所などの説明があります。食事をオプションで頼んだ人はまた戻り、ここで約時間のフリータイムになります。
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我々はアグーブタのシャブシャブをお願いしてありました。
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これで2,200円ですから安いとは言えませんね。
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でも初めて食べたアグーブタはシャブシャブしてもねっとり柔らかく、脂身の部分も甘いので気に入りました。東京に帰ったらふるさと納税のサイトで検索して注文してみようと話がはずみます。
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海ブドウの乗ったサラダもついています。
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オリオンビールで乾杯は忘れずに。
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沖縄そばも付いています。
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コンロの火が弱いのが難点ですが美味しくいただけました。
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思ったより食事に時間がかかり、エイサーショーの時間近くになってしまいました。でもこの入り口には戻ってこないので記念写真を撮っておきます。
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那覇大綱曵きの綱は毎年作られてキネスブック認定の世界一の大綱だそうです。ここには1990年ごろに那覇大綱挽きで使用された大綱が飾ってあります。
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イチオシ
海洋博公演の古民家も素晴らしいですが、琉球村の方が生活感が残っているようです。ここからが古民家の村の入り口です。
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この瓦を積んだ塀も素晴らしいですね。ゆっくり見る時間が無いのが残念です。
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村の一番奥の「キジムナー劇場」を目指して先を急ぎます。
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そう言いながら「石敢當」を見つけてしまい立ち止まります。これは直進しかできない魔物が丁字路や三叉路などで突き当りの家屋に侵入するのを防ぐため、その突き当りに置いて魔物をぶつけて消し去るためのものです。中国の橋にジグザグになっているものが多いのは同じ意味です。霊元導師のキュンシーが真っすぐ前にしか進めないのも同じ理由です。
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「キジムナー劇場」に着きましたが、開演時間ギリギリだったので座るところはありませんでした。
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地謡(ジカタ)の方の三線と唄から始まります。
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最初は花笠を使った踊りです。
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初めて見る琉球舞踊でした。
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続いて琉球武術の棒術の演舞が始まります。
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沖縄の棒術では主に六尺棒を用いるそうです。形状は流派によって中央が若干太くなったり端も中央も均一のタイプがあるそうです。六尺ですから約1.8メートルの長さです。
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エイサーが始まりました。
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エイサーとは本土の盆踊りのような沖縄の伝統芸能だそうです。
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沖縄では旧盆(旧暦7月15日)にかけて沖縄各地域の青年会(若い男女の集まったエイサー団体)が各家々を周り先祖が無事に天に帰れるよう、また家内安全と健康を祈願し踊るそうです。
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太鼓と踊り手と地謡(ジカタ)という三線弾きに合わせて囃子(ハヤシ)をたてて踊るそうです。
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狭い洞窟の舞台なので太鼓の音が洞内を反響してすごい迫力です。
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15分くらいのショーでしたが面白かったです。
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最後にお客さんも一緒に踊り方を教わって大団円でした。
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旧島袋家
1982年沖縄本島北部名護市羽地より移築された明治期に建てられた民家で、所有者は農業で成功したそうです。 -
イチオシ
屋根にポツンとシーサーが乗っていますが、青い空をバックに絵になります。
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沖縄の獅子舞は三線や太鼓の演奏に合わせて舞い、最近ではエイサーの演舞の中に取り入れているそうです。悪霊を祓い弥勒世(ミルクユー)を招き、五穀豊穣や子孫繁栄や地域の繁栄をもたらすといわれ、沖縄県内には約180近くの獅子舞いがあるそうです。
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沖縄の獅子舞が本土の獅子舞と異なる点は、胴体が幕ではなくて胴も足も芭蕉の繊維で作られた気ぐるみ風の装いの中に2人1組で入り、獅子頭は材質の軽い梯梧(でいご)の木で作られているところだそうです。バリ舞踊のバロンに近いような気がします。
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旧比嘉家
1982年玉城村百名より移築され、沖縄の稲作発祥地「受水走水」の地主の旧家だそうです。 -
機織り機を見ていると中国から東南アジアの国々とも繋がっているのだなと感じます。
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作田(つぃくてん)女団扇踊りの実演が始まりました。右手に軍配に似た唐団扇を持ち、伝統的には紅型衣装をうちかけにして踊るそうですがこちらでは絣の着物です。
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ゆっくりとして静かな舞です。
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全体は二曲構成で前段の「作田節」でしっとりと踊り、後段の「早作田節」では思いを晴れやかに描いて行くそうです。
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古い民家の中での踊りなので雰囲気も良いです。
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普通の舞台ではこの雰囲気は感じられなかったと思います。
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貸衣装の家でもあるので花笠やら紅型の衣装が並び、余計に沖縄らしさを感じます。
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時間があったら貸衣装も着てみたかったのですが。ベトナムのフエの王宮や皇帝廟では皇帝になりきって写真撮りましたから。
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イチオシ
琉球瓦と青い空とブーゲンビリアの赤い花は絵にかいたような沖縄の風景です。
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このタイプの編み笠欲しかったです。7月にベトナムを旅した際に2週間使い続けていた傘をミーソン遺跡のカート乗場に忘れてきた記憶が蘇ります。ノン・ラーについては造り方まで勉強したので沖縄の傘との違いもよく分かりました。
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面白かったのはシーサーの造り方で、内部を空洞にする造り方もよく分かります。
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ピカチューが獅子になっていく感じです。
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イチオシ
7月以来の水牛です。昨日見た備瀬のフクギ並木のところにいた水牛は絶対水牛と牛との交配種だと思うのですが。
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製糖所とあったので水牛に臼を引かせてサトウキビの汁を搾らせるようです。非常にきれいな水牛でした。
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姿が見えないと思っていたら隠れてマンゴかき氷とマンゴジュースです。妻は一見母の面倒を見ていてくれるようですが実はおねだり上手です。美味しいものもいただいたところで次の観光地へ移動です。
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「やちむんの里」すなわち焼き物の里はバスですぐのところにありました。母は暑いし歩くのは大変だし、まだ2日あるのでバスで休んでいると言い出しました。妻は便乗しようと一瞬思ったような表情でしたが、窯元には興味があるので一緒に来ました。
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でも暑さは激しく、後悔したと思います。
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しかし広大な敷地に贅沢に工房が建っています。15件ほどの店があるようです。個人で100%出資して窯を設けているのでしょうか。
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作業場には入れないところが多いようです。
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大きな登り窯です。共同で火を入れるのでしょうが暑い沖縄で大変な作業でしょうね。
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母の従弟も滋賀に登り窯と穴窯を持っていますが作業は大変だと言っていました。
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沖縄の屋根瓦は本島南部の島尻郡与那原町で多くが焼かれているそうです。一緒に歩いていたバスガイドさんに尋ねたら即答で教えてくれました。
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夏にベトナムのホイアンを旅した時には陰陽瓦について勉強しました。形状は違うけれど瓦の固定方法など似ているところが多いと感じます。
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販売所のいくつかを覗いてみました。ここの焼き物は読谷山焼き(よみたんざんやき)というそうです。
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折角なので北窯の方にも行ってみます。
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センスの良い共同の販売所に入ってみます。
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印象としてはどれも重たいと感じました。
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この笊の中に5種類の小皿がありましたが、そのうちの2枚を妻が買いました。「せっかく来た記念だから。」写真を撮ってから持っていってほしかった…。(写真はお店の方に断って撮ってます。)與那覇正守さんという方の作品だそうです。
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祖父や大叔父たちは「陶器は目で感じた重さより軽く造らなければならない。料理を盛って持った時に重さが合わないといけない。」と言っていましたが、沖縄の陶器はどれも重たいです。
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いくつかはいいなと思えるものもありましたが買うには至りませんでした。
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ちょっと悶々としてきます。
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北窯には4つの窯元があり、共同で13連房の窯で焼いているそうです。
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釉薬を掛けて乾燥している作品が多く見られました。
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イチオシ
こういった風景は良いですね。
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お祭りが始まる前みたいなドキドキ感があります。
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どんな作品が出来上がるのでしょう。
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日本国内でもこれだけ贅沢な空間で陶器が焼けるのはここだけだと思います。
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イチオシ
朽ち果てたバスは何のためにここに置かれているのでしょう…。
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伝統的な魚やエビの文様のお皿が並んでいます。
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色付けされて焼成を待つ可愛らしいシーサー。じっくり腰を落ち着けて工房を回りたいところでしたが50分の見学時間では何ともなりません。また機会があったら再訪したいところです。
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この日の最後の観光は「座喜味城跡」でした。ここも母はパスしてバスで待っています。
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妻は迷ったようですがバスから降りてきました。公園のかなり上までバスで上がりましたがその後もかなり歩きました。
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このアーチ門は沖縄に残る城跡では最古のものだそうです。
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読谷山の按司だった護佐丸(ごさまる)が築城したとされます。
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アーチに楔石を用いています。
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沖縄戦前には日本軍の砲台が設けられ、戦後はアメリカ軍のレーダー基地が設けられたために一部が壊されてしまったそうです。
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沖縄の城の石垣の積み方には3種類あるそうです。野面積み、切石積み、相方積みに分かれるそうです。
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この城では切石積みと相方積みが多く見られます。琉球石灰岩しか材料はないのでしょうか。
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景色についてはあまり考えていませんでしたが、城の上からの景色は素晴らしいものでした。
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またこのようなカーブの美しさには驚かされました。
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バスガイドさんが残波岬の方角と今晩泊まるホテルを教えてくれました。
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妻はさっさとバスへ向かったようで、バスガイドさんにシャッターを押してもらいました。さあ残波岬へ向かいましょう。
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