2013年9月　会津と裏磐梯の旅2

2013/09/16 - 2013/09/19

今年もダンナの夏休みがやって来ました。
毎年この時期は我が家の旅行シーズンです（出産直後だった2009年と2011年を除く）。
待ちに待った旅行だ〜！

今年は福島三泊四日の旅。
去年も東北を旅してみたのだけど、山形がメインになって福島はちょっとしか観光せず、もっとゆっくり見たかったとこも行くのをあきらめたとこもあったので、今年はのんびりじっくり会津を巡ることにしました。
会津若松とか喜多方とか裏磐梯辺りです。

旅行二日目の今日は、会津若松の町並み散策をした後に裏磐梯に向かいました。

エリア 福島

• 旅行の満足度: 5.0

旅行二日目。
のんびり温泉に入れるのはまだチビ達が寝ている朝くらいしかありません。
なので、旅行中だけはちゃんと早起きできる私。
今日も早起きして朝風呂に入りに行って来ました。
ゆっくり静かに入れたわ。

会津東山温泉 原瀧 宿・ホテル

ついでに温泉街散策に行って来ました。

この温泉街はかなり鄙びてる。
悲しくなる部分もあるくらい。
廃墟と化した建物がそこここに見受けられます。（この射的場は廃墟ではない。ちゃんと生きてます。）

木造の趣ある旅館も、時代の流れに逆らえずすでに朽ちかけていました。
というか、これ放っておいたらまずいんじゃ！？ってくらいの崩れよう。
悲しすぎる。
でも建物を維持するだけでも大変だろうし、古い造りの宿は現代のニーズに合わないだろうし、だからといって改装するのも莫大な資金がかかるし、仕方がないことなのでしょうか。

去年行った山形の銀山温泉を思い出します。
銀山温泉は、古い木造の宿が建ち並ぶ印象的な街でした。
異空間に迷い込んだような町並みで、いつまでも佇んでいたくなる場所です。
そんな中に、素敵な木造三階建てなのに廃業してしまったかひと気がない真っ暗な建物があり切なくなりました。
すでに温度を無くしてしまった感じで寒々としていて、あのまま朽ち果てていくのではないかととても心配になりました。
あの建物はどうしているだろうか。
改装工事をして再開の準備でもしているならいいなあ。
温かさを取り戻してくれてることを願うばかり。
銀山温泉、是非また行きたい場所の一つです。

それはさておき、この温泉街にもちゃんと生きている木造旅館はあります。

会津東山温泉　向瀧 宿・ホテル

写真では伝わらないけど、すごい存在感。めちゃくちゃカッコイイ。

こういうところは文化財に指定されていて、そしてお高い。
私には泊まれません。
ここは有名だからずっと残っていくだろうな。
いやそうとも限らないかな…。
いつまでも残ることを願います。

温泉街には足湯もありました。

朝ごはんもバイキング。

たくさん食べました。

もりもり食べてから、もうちょっと温泉を楽しむ。
足湯につかりました。

足湯好きなチビ達は、パンツまでびしょびしょにして楽しんでいた。

いい宿でした。

そしていざ観光に出発です。

七日町通り 名所・史跡

去年車からちょっと眺めただけしか出来なかった「七日町通り」を散策しました。
古い建物が連なる素敵な通りです。

ここにも酒蔵がありダンナは試飲し購入（が、ほんのちょっとしか注いでもらえなかったらしい）。

チビ達は店の前に置いてある首を振る人形に夢中になってました。

お菓子屋さんで試食もしたり、楽しめました。

町歩きのあとは、本日の宿がある裏磐梯に向けてドライブです。
まさしく台風一過の青空。
快晴。
磐梯山も美しい。

最近通行料が無料になったばかりの「ゴールドライン」という眺めの良いドライブルートを通ります。
しかし大チビの機嫌が悪い。車に長時間乗るのが嫌いなので。
なだめつつ、あまりにうるさいと突き放しつつ、展望台に立ち寄りながら向かいます。
ここは「山湖台」。
猪苗代湖がみえます。
青くてきれいだ。

山湖台 自然・景勝地

滑滝展望台 自然・景勝地

これは「幻の滝」。
最近まで近づく道も無く、ほとんど知られていなかったのだとか。
駐車場から5分ほど歩くと行けるというので、不機嫌極まりない大チビを無理矢理連れて行ったのだけど、木に隠れててほとんど見えなかった…。
ガイドブックの写真と全然違うぞ。
やっぱり幻やんけ。

ここは黄金平。
ゴールドラインのハイライトで、磐梯山の噴火跡が間近に見える場所です。
その割に、案内看板のある場所からはやはり木に隠れてあんまりよく見えない。
国立公園だからやたらに木も切れないのね。
道を渡って駐車場の反対側に行ったらよく見えました。
明治に大噴火を起こし、500人近い死者が出たのだそう。
そんなに大昔の話でもないし、考えるとこわいです。
会津若松側から見る優しい姿の磐梯山からは想像もつかないような荒々しい姿。
全然違うので、差にびっくりです。
去年も裏磐梯は通ったのだけど、こんな迫力ある山容を臨む場所とは知らず通り過ぎてしまってました。

磐梯山ゴールドライン 自然・景勝地

宿に行く前に、どうしても寄りたい温泉があり日帰り入浴に行きました。
泊まるには高すぎて無理な高級リゾートホテルのお風呂です。
このホテルの庭から見る景色が素晴らしいのだ。
日帰り入浴の値段も普段なら絶対行かない高級な金額だったけど、ここは惜しまず払います。

裏磐梯高原ホテル 宿・ホテル

ロビーに着くと、この景色。
絶景。
展望台で見てきたどれよりも、この景色が今日一番の感動でした。

お風呂からは山はよく見えなかったけど沼がすぐそばで、他のお客さんもなく貸し切り状態でした。
しかもお掃除後の一番乗りだったんじゃないかな。なんか申し訳ない…。
備え付けのバスタオルは大きくて高級ホテル仕様だし、ダイソンの羽根無し扇風機もあるし、やはり違うわ。（でもダイソン、音が大きくてそんなにいいものでも無かった…。）

お風呂の後は庭で寛がせてもらいました。

チビ達芝生を走り回って大はしゃぎ。

ずーっといつまでも眺めていたい景色だ。
ああ来れて良かった。晴れて良かった。
また来たい。
次回もビジターでいいや…。

そして本日の宿に入りました。

小さなホテル　四季の森山荘 宿・ホテル

湖を望む小さなホテル（ペンション？）です。

我々一家しかいなかった。なんか申し訳ない…。
ここはペット連れもOKの宿だそう。
そのせいか部屋のアロマが効き過ぎてる感があり、ちょっと気持ち悪くなってきました。
匂いの発生源を特定し、それを一時的にビニール袋に入れて洗面台の下に隔離することにしたら落ち着きました。
ああ良かった。

疲れてるだろうチビ達には晩御飯まで寝といてもらって、私は前庭からのんびり湖でも眺めておこう…と思っていたのですが、部屋がロフト付きの楽しい構造だったため、チビ達さらに大興奮。
勝手に遊んでおいてくれればいいのに、大人を巻き込んではしゃぐから私の時間がまるで無い。
やれやれ…。

晩御飯は会津名物が沢山出ました。

ここの宿、旦那さんは感じのいい人なのだが、奥さんが恐ろしく無愛想でびっくりした。
ダンナと「あれはヒドイ！」と文句ぶーぶー。
きっとあの奥さんは横浜で銀行に勤めていた都会生まれの都会育ち。
しかしある日突然旦那さんが自然の中で暮らしたいと言い始める。
仕方なくついて来たけどほんとに何も無い山の中で、毎日不満で仕方ない。
きっとそんな事情があるのだろう、ということになりました。
あるいはものすごい朝型で、明日の朝は全然別人になってるとか…？

充実した二日目も終了です。