2009/11/18 - 2009/11/19
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世界攻略者さん
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人はなぜ聖地を目指すのか。私は今、誰もいない山道を黙々と歩いている。日没という制約の中、ヒマラヤを攻めている、戦っている。私は一体、何に導かれているのだろう。ゴサインクンドへと続くトレイルは、これまで経験したことのない緊張感と神々しさで溢れていた。
*情報は2009年11月後半のもの。1ルピー=1.2円で計算
==近くて遠いランタン谷・トレッキング シリーズ一覧==
① 山のグルメ紀行
http://4travel.jp/travelogue/10931674
② キャンジンゴンパ滞在記
http://4travel.jp/travelogue/10975208
③ ランシサカルカという世界一美しい谷
http://4travel.jp/travelogue/10977467
④ ふれあい各駅停車の旅
http://4travel.jp/travelogue/10931988
⑤ 雲海カフェへようこそ
http://4travel.jp/travelogue/10931949
⑥ ゴサインクンドへの聖なる旅 <==
http://4travel.jp/travelogue/11170693
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[目次]
ブッダマンディールへの道 往路
ゴサインクンドへの道
湖を散策
ブッダマンディールへの道 復路
ラウルビナヤクへの道
シンゴンパへの道
ドゥンチェへの道
ドゥンチェ
ランタン vs 名古屋
まとめ -
[ブッダマンディールへの道]
時刻は午後4時。時間的にはここラウルビナヤクで一泊するのが定石ですが、私はさらに上を目指したい。目的のゴサインクンドまでは、まだ4キロ以上。1~2時間はかかるでしょう。果たして日没までに到着できるのか。とにかく、この日の私は何かに急かされていた。 -
登り始めてすぐ、韓国人登山者の慰霊碑(写真)が出てきます。あれ、この先そんなに危険な場所あったっけ? 予期せぬ新情報に少し混乱するものの、迷わず歩き続けます。私は基本的にリスクを取る人間。迷ったら、より難しい方を選択する。それがデフォルトです。
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今日はもう、14km歩いて、1700mも登っている。振り返れば、シンゴンパやチャラン・パティ(赤い点)は、遥か山の下。さらに、シンゴンパやトゥローシャブルはすでに雲の中です。思えば遠くへ来たもんだ。
この時間になると、気温が急速に下がり始め、明らかに肌寒い。それと並行して、風もどんどん強くなっていく。何なんだ、この押し寄せる緊迫感は! 私は、もしかして無理なゲームを始めてしまったのだろうか。 -
まあいい。いざとなれば引き返せばいいだけの話。まずは、丘の上にある白い廟のようなもの(矢印)を目標にします。でも、これが近いようで遠いんです。標高は4000mを越え、だんだん空気も薄くなってきた。足取りもかなり重くなってきた。
すでに森林限界を過ぎ、周辺は不毛な大地が続きます。とはいえ、草や低木類はあるので、夏場はヤクの放牧が行われているのでしょう。でないと、シンゴンパにチーズ工場がある説明がつかない。 -
ラウルビナヤクから登ること30分、やっと丘の上の白い廟が見えてきました。その少し手前には、タルチョで飾られたチョルテンもあります。少し足を止めて見学してみましょう。
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石積みのチョルテンに祀られているのは、ご存知グル・リンポチェ。チベット密教を切り開いたレジェンドです。今日もお勤めご苦労様。屋外に晒されれている割には、壁画は綺麗な状態です。
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4時半を過ぎ、気がつけば、ぐーんと伸びた長い影。
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そりゃそうだ。太陽は、雲海を横から照らすほど、落ちてます。日没が5時半とすれば、あと1時間しかない。ちょっとヤバくないですか? 急げや急げ。
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すぐ上の白い廟まで行くと、今度はお釈迦様が祀られていました。この廟の外観といい、マリーゴールド風の首飾りといい、インド色強いですね。何事にも動じない涼しげな表情は、周辺のダイナミックな環境と対称的です。
どうも、この廟のある場所は、ブッダマンディールと呼ばれているようでうす。これで、チャランパテイから続く長い斜面を登りきりました。結構しんどかった..。そんな個人的な事情はさておき、ここからの眺めすごいんです。ゆっくり後ろを振り返ってみましょう。 -
なんじゃこりゃ! いきなりiMAX画面でも見せられたような、ド迫力の眺め。雲海は完全に下界を覆い尽くし、強い西日に照らされている。その背後には、微動だにしない7,8000メートル級の山々。そして、それらの光景を丘の上から見下ろすグル・リンポチェ像と、さらに上から見下ろすブッダと私。こんな迫力ある風景、現実はおろか、BSの番組でも見なことありません。
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しかも、私は薄い空気、肌寒い外気、強風を全身で受け止めながら、現場にいる。チョルテンの旗やタルチョが、うるさいくらい音を立てて風になびいている。
恐らく、自然と対峙するというのは、こういうことなのだろう。ギリギリのところ勝負した者だけが見る風景。大昔、この地を切り開いた人達も、きっと同じ景色を眺めていたに違いない。そう思うと、急に胸が熱くなってきました。 -
これこそが、時代を越えて受け継がれる、感覚であり感性。技術がいくら進化したところで、本物の迫力にはかないません。
ここでずっと見ていたいけど、この眺めは日没という賞味期限付き。それに、私には時間がない。とりあえず、先に進みましょう。 -
[ゴサインクンドへの道]
予想通り、廟のところで、急坂の道は終了。ここから先はやや緩やかなルートに変わります。ただ、ここまで来ても、まだゴサインクンドは見えていない。まあ、何とかなるでしょう。体力を使う登りの部分は終わったことだし。
ダイナミックなヒマラヤの風景とはここでお別れ。奥へと続く道を進みます。 -
岩山の右側を20分ほど歩いて、小さな湖サラスワティ・クンドを通過。これを見てしまうと、おや、この場所は他とは違うぞ、この奥には一体何があるんだろう、行ってみよう、って考えちゃいますよね。今の私は、当時の「第一発見者」の足取りを追体験しています。
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岩場を少し回り込むと、ゴサインクンドの山小屋が遠方に見えてきました。これなら、山腹沿いの山道を歩くだけ。ルートを整備した先人たちよ、ありがとう。
あとで調べると、これらの山腹トレイルの一部が、積雪がある時に歩くと大変危険なようです。秋のピークシーズンに来て正解でした。 -
さらに10分ほど歩き、ガネッシュ像を通過。来た方向を振り返ると、夕日が雲海の中に沈む寸前でした。おいおい、まだ5時半になってないぞ! 雲海の分だけ、少し早めに日が暮れます。
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ほぼ真っ暗なバイラブクンド湖を横目に歩き、ガネッシュ像から30分弱で、ゴールのゴサインクンド湖(4390m)に到着です。ロッジが見えてからが結構長かった!
時計を見ると5時35分。トゥロシャブルから7時間。18.2キロ、2140メートルの高度差を一日で登りきったことになりますね。よく頑張った! -
ここには宿が4軒。暗くてよく見えないので、一番最初の宿に入り主人に挨拶します。「今日はどこから」「トゥローシャブルから」とお決まりの会話をした後、ダイニングのストーブに直行です。あー寒い、寒い。
写真: 長いアンテナは電話用。 -
この時、ストーブの周りは、先客の西洋人たちに占領されていて、少々居心地が悪かった。でも、すぐに体を温めたい私は、強引にプラスチック椅子を近づけ、暖をとります。そんな私に違和感を感じたのか、すぐ隣の大男は、なぜか私を凝視している。目をかっ開いたまま、何十秒も見つめている。
そんなにアジア人が珍しいのか? 気になりながらもシカトしていた私に、彼は呟いた。「信じられない.. トゥローシャブルからだなんて。自分なんて、シンゴンパからでもクタクタだったのに..」。どうやら、私はいつの間にか一線を越えていたようです。 -
食事を終えて部屋のある建物に戻ると、これがまた、凍えるように寒い。標高4390mということは、キャンジンゴンパより500メートルほど高い。そう、ゴサインクンド・トレックは、ルートは短いが、標高差が大きいのです。
この夜は、一晩中、強風が小屋に吹きつけ、入口のドアはガタガタ揺れっぱなし。与えられた毛布に加え、念のため持参した寝袋を初めて使うことになりました。それでも寒かったけどね! -
[湖を散策]
翌日、嵐のような強風は消え去り、穏やかな朝を迎えていた。宿から出てお目当てのゴサインクンド湖をチェック。初めて見る聖なる湖は波一つなく、とても静かで落ち着いていた。この山奥にひっそりと佇む湖と山小屋は、「リトリート」という言葉がよく似合います。 -
とりあえず、湖周辺を散策。宿から少し歩くとシバ神を祀った祠が出てきます。チベット仏教のタルチョで覆われていますが、これはヒンドゥー教の建物です。
ヒンドゥー教の解釈では、ゴサインクンドはシバ神が作った聖なる湖。仏教徒にとっては、菩薩の象徴。双方が聖地としていますが、特に争いや矛盾はないようです。毎年夏に行われるJanai Purnimaという祭りでは、双方の信者が大挙してやってきます。湖の辺りには、山小屋に加え、巡礼者用シェルターもありますしね。 -
湖を半周して、南東側の端へ。角度的にヒマラヤは見えませんが、空の青と湖の青が合わさり、実に清々しい眺めです。こんな人里離れた場所に、こんな美しい湖があるとは...。ゴサインクンドの、聖地としての「説得力」は抜群です。
私が岩の上に腰掛け湖を眺めていると、昨日宿にいた3人のトレッカーが前を通過して行きました。こごゴサインクンドは、実は行き止まりの終点ではなく、ヘランブーという別のトレッキングルートと繋がっているのです。「終点」感が半端ないですけどね。 -
それにしても静かだ。空気も限界まで澄んでいる。今、湖にいるトレッカーは私ひとりだろうか。ただボーっとしているだけで、瞑想しているような気分です。
振返ってみると、ここに来るまでが大変でした。昨日は、ある意味苦行のようなもの。それを成し遂げた達成感があり、今の開放感がある。昨日の激しさがあり、今朝の静けさがある。 -
宿に戻り、朝食の時間。湖畔カフェへようこそ! ..と行きたいところですが、ここは別の宿。朝食は宿のダイニングでとります。
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結局、1時間半ほど散策した後、湖を後にしました。短時間ではありますが、十分心が洗われました。これ以上の滞在となると、退屈とも戦わなくてはなりません。やはり、私はまだまだ時間に支配されています。
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[ブッダ・マンディールへの道]
9:30AM、宿を出発。今日は、来た道を戻るだけですが、ドゥンチェまで下りるとなると、結構な強行軍です。 -
ゴサインクンド湖のすぐ下には、バイラヴクンドという深緑色をした湖があり、実はこちらの方が面積が広い。昨日は暗くてよく見えなかったけど、こちらも綺麗な湖ですね。
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次に出てくるのが、昨日も見たサラスワティ・クンド。明るい時間帯は、エメラルドグリーンに輝いてます。
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サラスワティ・クンドの少し前には、道沿いにガネッシュ像が設置されています。ヒンドゥー教徒頑張ってますね。
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ゴサインクンドから40分ほどで、ブッダマンディールに到着。ここから、景色の主役がヒマラヤに変わります。昨日より雲が少なく、午前中のため山の形がはっきりとわかります。
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廟の中を覗くと、お釈迦さまは相変わらずの賢者モード。外の天候や景色など、我関せずです。改めて見てみると、顔にホーリーで使われそうなピンクや黄色の色粉が塗られてますね。
あちこちに旗を張りまくるチベット教信者も節操ないですが、我流を貫くヒンドゥー教徒も大概です。でも、ブッダもヒンドゥー神の1人だから、これもありなのかな。 -
[ラウルビナヤクへの道]
ここから先は、雪山を正面に見ながらの下りのルート。気温も暖かく、とても快適です。前日ゼーゼー言いながら登った丘をスイスイ下っていきます。しかし、何か変だ。昨日と全く同じルートを歩いているのに、全くデジャブ感がない! -
そりゃそうだ。場所は同じでも、景色は別物。今日は、雲海はもちろん、風も西日もありません。天候が良すぎるってもの、逆に考えものです。
もし、私が昨日あの時間帯に歩いていなければ、ゴサインクンド・トレックにそれほど強い印象を持たなかったかもしれません。わざわざ、旅行記を書かなかったかもしれない。めぐり合わせって大事です。それほど、昨日の景色は神がかっていた。 -
まだ午前中のため、雲海は発生していません。見晴らしもよく、左下にはドゥンチェが、右下にはトゥローシャブルの集落(写真)が小さく見えています。さらによく見ると、トゥローシャブルからチャラン・パテイまで、シンゴンパを経由しない近道ありますね。
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ブッダマンディールから30分ほど下り、ラウルビナヤクに到着です。相変わらず景色はいいけど、雲海カフェはまだ「準備中」。
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[シンゴンパへの道]
さらに下り、チャランパティとの中間にあるチョルテンを再訪。ここには実に俗物的な壁画が飾られています。この場所は、すでに聖なる場所ではなく、俗界ということでしょうか。丘の上の2人は真面目にやってるのに、何よろしくやってんだお前は!
** ニンマ派特有のサマンサバドラの絵で、実は深い意味があります。 -
改めて、この見どころの多い丘をおさらいをしておくと、こんな感じです。下から、
サマンサバドラのチョルテン、ラウルビナヤク(景色が神)、グル・リンポチェのチョルテン とブッダの廟。これが、あなたをゴサインクンドへと導く聖なる道であり、最もしんどい区間。この丘を乗り越えた人は、「ゴサインクン道」の立派な有段者です。
ところで、なぜ人々はランタン谷より、ずっと短くて景色のいいゴサインクンドを目指さないのだろう。たった3日プラスするだけなのに、もったいない話です。でも、これはトレッカーにとっていいこと。祈りの道は、静けさと孤独がよく似合う。私は、たった2日ではあるけれど、修行僧のような高揚感を味わえました。 -
ラウルビナヤクから50分ほどで、チャランパティに到着。価格調査も兼ねてスープをいただきます。宿のオバサンが言うには、ここからドゥンチェまで、約4時間。シンゴンパまで1時間、そこからさらに3時間という話です(実際には、もっとかかった)。
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この日は、前々日同様、現地民とのふれあいを求めて「各駅停車の旅」を意識していました。残念ながら、目論見通りには行きませんでしたが..。そもそもゴサインクンド・ルートは、ロッジが少なく、トレッカーや現地民があまり多くない。私が同じ子供の写真を使い回していることが、全てを物語っているでしょう。その代わりとしての、各駅神様です。
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1:40PM、森を越えてシンゴンパに到着。チーズを買うのに少し立ち寄ります。写真のように、すでに雲海が増殖中。雲に飲み込まれるのは、時間の問題です。
これまで、相対的に「低い場所」扱いしてきたシンゴンパですが、ここは標高3350m。つまり日本で言えば、富士山の次に高いのです。 -
[ドゥンチェへの道]
このシンゴンパは、道路沿いの町ドゥンチェと山の大集落トゥローシャブルをつなぐ交通の要所。私が向かうのは、もちろんドゥンチェへの道。あとは、ただひたすら森の中を下るだけなのですが、このルートは、想像以上に長く、そして退屈です。 -
シンゴンパから30分ほど下り、軍のチェックポイントを通過。ここで、TIMSとパスポートのチェックを受けます。そこから1時間半下って、川沿いの道へ。ちなみに、この川の水源はゴサインクンドやバイラヴクンドの湖。つまり、聖なる水(だった水)。
そこから30分歩いて最後のロッジへ。この時点で完全に歩き飽きてますが、ドゥンチェまでは、さらに1時間かかります。このルートが登りじゃなくて、本当によかった。 -
[ドゥンチェ]
5:30PM、結局シンゴンパから3時間半も歩いて、ドゥンチェ(1950m)に到着。下りは下りで、やはり疲れますね。今日も7時間歩いて、クタクタです。
ドゥンチェは、このエリアの行政の中心。小規模ながら、完全に町です。病院や写真屋もあれば、ネットカフェだってある。コーラだって、定価+5ルピーで飲める! 宿は、もちろん山小屋ではなく、普通のホテル(写真)。バスルームもついて、一泊250ルピー(300円)は、安いのか高いのか..。 -
レストランのメニューには、当たり前のようにチキンや水牛の肉料理が並んでいます。そして、値段も全般的にリーズナブル。バッファローステーキ(写真、275rs=330円)は、硬くて食えたもんじゃなかったけど..。何はともあれ、今日から値段を気にせず、色んなものが食べられます...
って、おいおい、わずか10時間前に聖地で浄化した心はどこへ行った! 毎年巡礼でもしないと、凡人の私には効果がないようです。 -
ここからカトマンズへ行くバスは一日4本。ただし、ドゥンチェが始発なのは7:30AMの一本だけなので、要注意です。片道190ルピー(228円)。到着は3:30PMでした。
7:30 ドゥンチェ始発。アンナプルナホテル前。
8:00 シャブルベシ始発
8:30 シャブルベシ始発
10:30 チリメ始発。 -
[ランタン vs 名古屋]
私が宿泊したホテルの名は、Hotel Langtang View。リムチェで泊まったあの宿と違い、本当にホテルからランタンリルンが見えています(写真)。
カトマンズからランタンリルンまで、直線距離で65キロ。バスで往復2日。ランタン・トレッキングに7日、ゴサインクンド・トレッキングに2日。計11日の行程は、長いようで短かった。
ランタンやゴサインクンドは、首都から最も近いヒマラヤながら、その魅力が十分に伝えられてきませんでした。この旅行記を通して、その奥深さを少しは紹介できたかな。少なくとも、私が最初の旅行記で言及した、東京(エベレスト)、京都(アンナプルナ)に対する名古屋(ランタン)という構図が間違いなのは、はっきりしたでしょう。ランタン・エリアは、小さいながらも、十分すぎるくらい輝いていた。 -
ところで、その「名古屋」ですが、私は名古屋市から10キロという近距離に住んでいながら、これまで通勤通学で通ったことがない。それこそ、近くて遠い存在です。なんだか、ランタンリルンが、駅前のセントラルタワーに見えてきたぞ!
でも、名古屋をランタンのように攻めようとは思いません。魅力が埋もれている場所と、ガチで魅力がない街とは、そもそもジャンルが違うのです。それに、自然が支配する世界と、(保守的な)人々が支配する世界とでは、攻め方も違う。私は、とにかく後者が苦手です。 -
[まとめ]
だから、私ははるばるネパールまでやってきた。世界一美しい谷を探し、聖地を目指した。無茶をしても歩き続け、現地人の輪の中に入っていった。そして、ここで得たノウハウを、その後に行われるエベレストやアンナプルナ、その他のトレッキングにも活かしていった。 -
長期旅行ができなくなった今でも、本物を求める情熱は変わらない。今も心の中で戦っている。ゴサインクンドの静けさ、ラウルビナヤクの激しさ、ランシシャカルカへの冒険心、リムチェやトゥローシャブルの暖かさ、これらが記憶にある限り、私はこれからも歩き続けることでしょう。簡単には真似できない旅を求めて、人生を彷徨いつづけることでしょう。
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以上で、「近くて遠いランタン谷トレッキング」シリーズは終了です。ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
[リンク集]
==ネパール・トレッキング==
最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)
http://4travel.jp/travelogue/10444950
エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)
http://4travel.jp/travelogue/10581163
ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)
http://4travel.jp/travelogue/10759203
トレッキング装備購入ガイド 全2作
http://4travel.jp/travelogue/10571988
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