2016ベルギー・チェコ・イギリス三カ国の旅その1★出発～ブリュッセル

2016/08/19 - 2016/08/29

この夏どこかに行こうかと夫婦で話しはじめたのが7月の終わり。具体的に行動を起こしたのは、なんと8月に入ってから（遅！！）。

プラハとUKに行きたいと意見が一致したものの、ヨーロッパ方面で特典航空券が予約できるのはブリュッセル便のみ。しかも９月中旬を考えていたのに8月下旬で、行きはビジネスしかないというではありませんか！でも迷ってる暇なんてなーいC= C= C= ┌(;･_･)┘！

というわけで、急きょ、ベルギー、チェコ、イギリスの三カ国の旅が決定しました！


行程表
8/19　成田～ブリュッセル（ANA）
8/20　ブルージュ日帰り観光（電車）
8/21　ブリュッセル～プラハ（ライアンエアー）～チェスキークロムロフ（レンタカー）
8/22　チェスキークロムロフ～プラハ（レンタカー）
8/23　プラハ観光
8/24　プラハ～ロンドン～ヨーク（ブリティッシュ・エアウェイズ）～湖水地方（レンタカー）
8/25　湖水地方観光（レンタカー）
8/26　湖水地方（レンタカー）
8/27　湖水地方～ヨーク（レンタカー）～ロンドン（電車）
8/28　ロンドン観光、ロンドン～
8/29　成田（ANA）

※ヨーロッパ域内は特典航空券が取れなかったので別途個人手配です。

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★その1★出発～ブリュッセル

早朝自宅を出発し、NEXで成田へ。ビジネスに乗るのは初めてではありませんが○十年ぶり。
フラットシートは寝心地いいかな？ご飯は何が出るのかな？とワクワク♪

さて、最初の目的地ベルギーは、正直に言って特に興味があった国ではありません。テロが起きて間もないので多少不安もありました。

ベルギーについての知識といっても、①ブリュッセルは小便小僧とEU本部があるところ。②名物は、なんといってもチョコレートとワッフル、あとはビール……というくらい。

でもガイドブックを読むうちに、「成城石井で売っている、あのおいしいロータスのクッキーはベルギーのお菓子だったんだ！」、「へぇ、ムール貝が名物なんだ！海が近いわけでもないのに？」とだんだん興味が湧いてきたぞ！

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＡＮＡのラウンジで軽く朝ごはん。

あんまりがっつくと、せっかくのビジネスのご飯が食べられなくなっちゃうよ！と夫にいさめられるも、小腹がすいていたので我慢ができず……▼*ﾟvﾟ*▼ﾃﾍｯ

成田空港 国際線 ANAラウンジ (第4サテライト) 空港ラウンジ

ブリュッセルまでは12時間ほどのフライトです。
せっかくのビジネスなので、もっと長くてもいいのに〜！

こちらが噂のフルフラットシートでございます♪

これならぐっすり眠れそう！

アメニティはニールズヤードのリップとハンドクリーム、フェイシャルミストなど。

モニターはこんな感じ。遠っ！タッチパネル届かないし！って思ったけど、離陸後はシートを前に出すことができました。

下に積んであるのはベッドパット。ブランケットはなく、薄掛けのお布団のようなものがありました。
シートをフルフラットにして、ベッドパットを敷けば完全にベッドですね。快適〜♪

こちらがお食事のメニュー。和食にしました。

アミューズ

冷菜のローストビーフと湯葉。
あっさりしていてどれも美味でございます。

メインは鰻。

いつものエコノミーの食事では、食べられるものをつつくといった感じですが、
ビジネスはほぼ残さずすべていただきました（笑）

デザートはカートでまわってきた！

欲張ってフルーツとチーズまでいただいちゃいました。
いいんです、次はいつ乗れるかわかりませんから。

それにしてもＣＡさんの対応までエコノミーとは雲泥の差なんですね〜。
離陸前に乗客ひとりひとりにご挨拶に来てくださるし、フライト中もいろいろと話しかけてくださるし。
私がビジネスに乗り慣れていないことはモロバレでしたが（「お座りのところを、お写真に撮りましょうか？」とまで言われてしまった(^_^;)）、最後までとても気持ちよくサービスしていただけました。

フライト中の軽食もいろいろあるけど、お腹いっぱいで無理。

豚しゃぶ丼なんて、がっつり食事じゃん！頼む人いるんだろうか？

……と思ってたら、夫がラーメン頼んでたので一口もらう。うん、普通！

それにしてもエコノミーと違って、ひと口ちょうだいと言うにも、気軽にもらえない座席の配置です。囲われたシートのまわりをぐるりと回らないといけないの。
だからずっと一人で過ごしているようなものでした。プライバシーは保たれるけど、同行者とまったくおしゃべりできないのもさみしいですね。

夫が頼んだ二品目「うかい名物豆水とうふ」なるもの。うん、味ない！

お醤油か何かをちょっと垂らせばおいしいかも。

食後は映画を観たり、フルフラットにして寝てみたり。
ぐっすりとまではいかなかったけど、結構まとまった時間眠れた気がします。

そうこうするうちに目的地に近づいてきましたよ！
もっと乗っていたいのに〜！

朝食です。
これも和食を選択。このあとずーっと洋食つづきですからね〜♪

こうして無事にブリュッセルに到着しました。
入国審査は思っていた以上にあっさり。テロがあったばかりだし、厳しいと思ってたのに、何も聞かれなかった！

空港から市内までは20分くらいだったでしょうか。
すんなり切符もカードで購入できました。

ホテル到着。
ブリュッセルのお宿は「ウォーウィックブリュッセル」です。

ブリュッセル中央駅から徒歩三分、グランプラスまでも五分ほどという好立地にある五つ星ホテル。
4トラ経由のHotel's.comで予約しました。

……が、とても五つ星とは思えない設備。部屋はめちゃめちゃ狭いし、シャワーは熱すぎかぬる過ぎかで温度調節が難しく、適温だと湯量がショボショボ（涙）
滞在中に停電になるし、立地以外に良いところなしでした。
あ、でもお値段はお手頃でした。

ワーウィック ブリュッセル グラン プラス ホテル

電気ケトルがあるのは嬉しい♪
コーヒー、紅茶、ロータスのクッキー（スペキュロス）のサービス。

ワーウィック ブリュッセル グラン プラス ホテル

ホテルにチェックインしたあとは、早速観光にでかけます。明日はブルージュに日帰りで出かける予定なので、ブリュッセルで買いたいものを先に買ってしまうことにしました。

まずはこちらのタンタンのショップへ。友人の小学生の息子さんがタンタンの大ファンだそうで、Tシャツを頼まれていたのです。

ブティック タンタン 専門店

店内にはTシャツや絵本以外にもカレンダーやフィギュアなど、タンタングッズがいろいろありました。

ブティック タンタン 専門店

次の目的地はちょっと遠く、ルイーズ広場の近くです。
グーグルマップによると、徒歩でも電車でも20分ほどで行けるようなので、徒歩で行くことに。

今回の旅では4トラのグローバルwifiをレンタルしていきましたが、電波状況が悪い場合に備えて、グーグルマップで目的地の街のマップを念のために出発前にエリアごとダウンロードしておきました。（エリア名を検索（例:ブリュッセル）→画面下部の地名が表示されている白いところをタップ→ダウンロード）

さらにマップに行きたいスポットを保存しておけばオフラインでも地図は見ることができます。経路検索はできませんが。

これくらいのことは旅慣れた方は皆さんやってるのかな(^^;;

さて、グーグルマップにうながされるまま、オート通りをてくてく歩きます。

オート通りはインテリアショップや家具屋、雑貨店などが並んでいて、なかなかおもしろそうな通りでした。

こちらはガイドブックにも載っていたキッチン雑貨のお店「ラ・ヴェセル・オ・キロ」
www.lavaisselleaukilo.be

とても気になったのですが、目的の店の閉店時間が迫っていたので、やむなく素通り。

ブリュッセルには壁画アートがあちこちにあるとガイドブックにありましたが、早速見つけました。

エペ通りでまがったところにエレベーターがあります。これに乗れば丘の上の通りまであっという間です。

目的地のアイスウォッチに到着！
ベルギーのカジュアルウォッチのブランドです。

グーグルマップがあったとはいえ簡単にたどり着けたわけではありません。マップの示す場所は駐車場で店なんてなかったのです。あっちへウロウロ、こっちにウロウロしたあげく、アイスウォッチのwebサイトを確認してようやく見つけました。

アイス ウォッチ 専門店

閉店前になんとか間にあった！と安心したのもつかの間、店のなかを窺うと店員さんが誰もいません。でもホームページの営業時間を確認すると、やはりまだ閉店前のはず。

ドアのところにブザーがあったので鳴らしてみましたが、誰もでてきません。
ショーウィンドウには目的の時計が目の前に飾ってあるのに〜！20分以上もかけてたどりついたのに〜！と地団駄を踏んでいると、しばらくして男の人が背後に現れ、店の鍵を開けてくれました。

どうやら留守にしていたようです。もしくは近くに事務所のようなものがあり、ブザーが鳴ったときだけ出てくるとか？

こうして無事に目当ての時計をゲットできました。買ったのは写真手前の基盤が花柄の時計。
アイスウォッチは空港でも売っていましたが、この花柄シリーズはなかったので、わざわざ足を運んだ甲斐がありました。

アイス ウォッチ 専門店

またまたエレベーターに乗って、旧市街に戻ります。
エレベーター乗り場の手前は旧市街の街並みが見下ろせる展望台のようになっていて、ビーチにあるようなデッキチェアがいくつもならんでいました。
あんなところで日光浴でもするんだろうか？

ガラスのエレベーターから見たエピ通り

またまたオート通りをてくてく。

行きに見たキッチン雑貨の店は閉店していました(T . T)

カラフルな動物の置物。かわいい…の…かな？(-｡-;

ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会（だと思う）

ベルギーは自転車に乗っている人がすごく多い印象がありました。エコですね！

これはレンタルサイクルのようです。このような自転車ステーションがあちこちにあって必要に応じて気軽に利用できるらしい。www.villo.be
我が家の近くにも同じようなシステムがあります。
観光に利用したら便利でしょうね。

ものすごく古そうな建物跡がありました。
特に案内板などもなく、グーグルマップにも登録されていないようでしたので、何の跡かはわからず。

二階の窓に宇宙服を着た人形が！
本屋さんのようですが…

小便小僧へと続く道にはさまざまな衣装に身を包んだジュリアン君のお姿が写真で紹介されていました。
かなりの衣装持ちらしいですね。

ヒップホップジュリアン君の壁画

またまた壁画

レコードショップの壁画

あの一画だけやたら人がいるな〜と思ったら小便小僧に到着していました。
小さ過ぎて気づかなかった(^^;;

さすが「世界三大がっかりスポット」と言われるだけある？

小便小僧 建造物

小便小僧のまわりにはチョコレートショップとワッフル屋さんがいっぱい。

夕飯前だけどオヤツ食べちゃう？

ゴディバのイチゴチョコレート！
うーん、おいしそう(=´∀｀)

ここもチョコレートショップです。日本にはないお店ですね。

エリザベス ショコラティエ ブリュッセル 専門店

大きなチョコレート！量り売りのようです。

他にもレオニダスやノイハウスなど有名ショコラティエがずらり。さすがチョコレート王国です。

エリザベス ショコラティエ ブリュッセル 専門店

1ユーロワッフルというワッフル屋さんのショーウィンドウにはチョコレート製の小便小僧。

付近にはワッフル屋さんも何軒か並んでましたが、結局1ユーロワッフルで買ってみました。ベルギーで初ワッフルです。ワクワクo(^▽^)o

さて、お味は？
う、う〜ん。一言で言うと「重っ！」
どっしりねっとり食べ応えのある生地。ワッフルってもっとサクサクしてるものかと思ってたんだけどなあ、、、
あ、でも夫はおいしいおいしいと食べていました。彼はサクサク系よりしっとり系が好みなんだって。よかったね。

しかしベルギーワッフルに大きな期待を抱いていた私は不満タラタラ。
まあ、ここは観光スポットにあるお店だし、こんなものかもしれません。きっと専門店ならもっとおいしいはず！と気を取り直し、観光を続けます。

グランプラスを目指して歩いていると、タンタンの壁画発見！
ちょこんと顔を出すスノーウィがかわいい（≧∇≦）

エヴラード・セルクラースの像

セルクラースの像 モニュメント・記念碑

撫でると幸運が訪れるとのことで、みんなに撫でられすぎて色が変わっています。

なにげに足元にワンコもいます。なぜに？

セルクラースの像 モニュメント・記念碑

ワンコといえば、ベルギーはとても犬連れがの人が多くて、我が家に残してきたワンコが恋しくなっちゃいました(T . T)

グランプラス到着！

美しく重厚な建物にぐるりと囲まれた広場は壮観です。

グランプラス 広場・公園

ブラバン公爵の館

ブラバン公爵の館 建造物

細かい装飾が美しい王の家。
現在は博物館になっているそう。

王の家（ブリュッセル市立博物館） 現代・近代建築

小便小僧の衣装も展示されているそうです。
時間があれば見てみたかったな。

王の家（ブリュッセル市立博物館） 現代・近代建築

こちらは市庁舎。塔の上にはブリュッセルの守護天使がいます。

それぞれの建物の装飾を見ていくのも楽しい。

綺麗な女性の像や…

馬にまたがる戦士など、さまざまな像が飾られています。

グランプラスはまさしく観光の中心地のようで、たくさんの人でにぎわってました。

グランプラスの一角にあったレースのお店。

レースを編むお婆さんの人形。手が動きます。でも目つきが怖い(^^;;

さてと、そろそろ晩ご飯にしましょうか。

レストランが立ち並ぶ路地。熱心な呼び込みを無視して目指す先は……

ガイドブックでおなじみの「レオン」です。

シェレオン 地元の料理

路地に面したテラス席は満席。

シェレオン 地元の料理

ビールとムール貝、フリッツのセットで16ユーロくらい。
これを2セットとお水を頼みました。

ムール貝が鍋いっぱいに運ばれてきます。これで一人前！！
絶対無理だし…と思いつつ食べ始めると、これがおいしい！

ムール貝は小粒ながら、身が柔らかく、ぷりっとしていて、
塩かげんもちょうどいい。セロリがまたいい仕事してる！
ワインの風味とセロリの爽やかさで、飽きずにパクパク、手がとまりません。

シェレオン 地元の料理

こんなにたくさん貝ばっかり食べれない〜と思ったけど、意外にペロリでした。
残念ながらフリットはイマイチで、大量に残してしまいましたが。

ガイドブックに載っているお店だし、どうかな〜と思ったけど、ここは当たりです。ムール貝ってそんなに好きじゃなかったけど、ここのは本当においしかった！

シェレオン 地元の料理

お腹いっぱいになったので、ぶらぶら街を散策します。
ギャルリー・サチュベールをちょっとのぞいていこう！

時間が遅いのでお店は閉まっていましたが、ショーウィンドウを見ているだけでも楽しい。

ギャルリ サンチュベール 散歩・街歩き

有名どころのチョコレートショップがずらりと並んでいました。
明日、お土産はここで買うことにしよう！

ギャルリ サンチュベール 散歩・街歩き

ノイハウスやゴディバ、ピエール・マルコリーニなど日本でも有名なお店から、メール、メリーなど日本では買えないお店までありました。

これだけのチョコレートショップが集まっている場所はほかにはなさそう。

ギャルリ サンチュベール 散歩・街歩き

まだ空は明るいけど、長い一日だったのでホテルに戻ることにしました。
その前に、どこかで朝食を調達することにしました。
ブリュッセルの宿は朝食無しにしたのよね。

ホテルへの道で見つけたチュロス＆ワッフル屋さん。
おいしいワッフルはまだ食べていないことだし、ここでリベンジしてみることに。

ロス チュロス カフェ

朝ごはん用に買ったけど、焼きたてのおいしいうちに一口。

うん、さきのお店よりはずっとおいしい！
でもやっぱり生地は重めかな。

あとでガイドブックを読んでわかったことは、ベルギーワッフルは2タイプあり、生地がしっかり目のリエージュタイプと、さっくり軽めのブリュッセルタイプがあるそうで。昔日本ではやったマネケンのワッフルはリエージュタイプ、わたしが好きなのはブリュッセルタイプだったようです。

ブリュッセルと言えば、もう一つの名物はフリッツ（フライドポテト）ですよね。
お腹いっぱいだけど、食べとかなくちゃ。

ベルギアン フリッツ ファーストフード

ディップが選べました。普段はケチャップだけど、ベルギー風にマヨネーズで。

うん、マヨネーズも合うね！
でもお味は普通のフライドポテトでした。

こうして一日目が無事に終了。長い一日でした。
明日は水の都ブルージュで日帰り観光です。