2015/09/15 - 2015/09/21
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bunkichiさん
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パリでアール・ヌーヴォーの虜になってしまった私はアール・ヌーヴォー宝庫であるベルギーに旅立ちました。
さあ可能な限り見て回ろうと意気込んだベルギーですが、ベルギーには、ビール、ムール貝、ワッフル、チョコレートと誘惑だらけ。
そしてアール・ヌーヴォ以外に魅力的な建造物が多すぎ!!
ひたすらベルギー・ブリュッセル市街を彷徨い、顛沛流浪するも楽しい滞在となりました。
ベルギーで本場アール・ヌーヴォーを見るぞと!意気込んだものの魅力的なものが多すぎまーす!....その2_ブリュッセル市街彷徨編
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11079550/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エス・ティー・ワールド
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先ずベルギー・ブリュッセルといえば、思い浮かぶのは小便小僧ですね。
小便小僧 建造物
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当局もそのあたりはよく心得ていて毎日衣装を変えて観光客を呼ぶ努力をしています。
なにしろ世界各地から様々な衣装が贈られ、その数は760点にも上るというのですからもっと頻繁に衣装替えしたって良いくらいです。
まあできたら私が滞在している間に桃太郎風やらエルビス・プレスリー風コスチュームにしてくれれば面白かったのですが....。 -
「世界三大ガッカリのひとつ」などと陰口を言われてますが、たぶんもっと大きい勝手にイメージしているからでしょう。
山手線浜松町駅にあるレプリカと全く同じ大きさだと知っていればガッカリすることはないでしょう。
ただ本物をひと目見ようと殺気だった観光客であふれていますので注意が必要かもしれません。ジャンネケ ピス(小便少女) モニュメント・記念碑
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そして街中には多くの小便小僧のパロディもたくさんあります。
しかしこりゃ逆にビールを飲む気をなくすな。
(^◇^ ;) ほぇ? -
代表的パロディのひとつジャンネケ ピス(小便少女)。
けっこうヤバいのだ!
(⌒◇⌒;) げっジャンネケ ピス(小便少女) モニュメント・記念碑
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そしてベルギーといえばビール!
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そしてベルギーといえばムール貝!
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そしてベルギーといえばワッフル!
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そしてベルギーといえばチョコレート!
私をデブにさせる誘惑だらけ....。 -
そしてベルギーはタンタンをはじめとする多くの漫画を生み出した国なので街のあちこちの壁に描かれています。
参考:ウォーキングMAPまんが編
http://www.belgium-travel.jp/art/map_cartoon.html -
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壁画のみならずこんなものもありました。
(^◇^ ;) ほぇ~ -
だがベルギー・ブリュッセルといえば、世界遺産「グランプラス」を見逃すわけにはいきません。
左が「市庁舎の塔」、奥が「ギルドハウス」。グランプラス 広場・公園
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左は「市立博物館」。(「王家の家」と呼ばれてますが王は住んだ事はないそうです。)
正面には「プランバン公爵の館」がデーンと鎮座しております。 -
ギルドハウスのファサード装飾には、目を奪われます。
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昼間も十分美しいのですが夜訪れると更にその幻想的な美しさに
\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース!!グランプラス 広場・公園
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夜の「市立博物館」(王家の家)
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夜の「市庁舎の塔」です。
ただグランプラスの美しさに見とれていますが、本来はアールヌーヴォー見学が第一の目的だったはず....。
実はここの一階の観光案内所にブリュッセルのアールヌーヴォー建築ガイド地図が売っているのです。 -
英語版「Brussels Art Nouveas」なる折りたたみ地図を購入します。(5ユーロ)
開いてみれば、そこにはなんと150以上のアール・ヌーヴォー建築の場所が記されてました。
日本出発前に多少調べたのですが、まさか有名なものだけでこんなにあるとは!
まあ時間も銭もそして体力ないので行くだけ行ってみようとブリュッセル市街中心部から訪ねてみました。 -
先ずは1847年に完成したガラスを使った屋根のアール・ヌーヴォー建築として知られているショッピングアーケード、「ギャルリー・サン・チュベール」を訪ねます。
おっ!確かにこの流れるような曲線美はアール・ヌーヴォじゃとはしゃぎます。
そもそもアール・ヌーヴォーとは何かというと....
1890年代から1910年頃に隆盛を極めた芸術様式で絵画・彫刻といった美術作品から建築、家具、工芸品、室内装飾、ファッションに至るまで日常生活のあらゆる領域に取り入られてます。
そのアール・ヌーヴォーが生まれるきっかけとしてジャポニスム(日本趣味)が大きく影響し、植物、昆虫など自然のモチーフが積極的に取り入れたことでアール・ヌーヴォーの作品は曲線的、しかもその曲線も息づいているようなうねりのあるフォルムになっていることが特徴と言われてます。
アール・ヌーヴォー(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BCギャルリ サンチュベール 散歩・街歩き
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次にアール・ヌーヴォー建築の巨匠、ヴィクトール・オルタ(1861-1947)が手がけた「ベルギー漫画センター」 (Comic Strip Center)を訪れます。
ここは1906年にオルタの設計で建てられたウォーケーズ織物市場を、1987年から1989年にかけて修復転用した博物館です。
Waucquez former textile shops
20 Rue des Sables/ARCHITECT Victor Horta - 1903/1906.マンガ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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漫画博物館ですからさまざなキャラが展示されているのですが、あくまで目的はアール・ヌーヴォー建築ですので階段、天井の方に目を向けてしまい何が展示されていたのかは覚えてません。
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確かにこの曲線美はアール・ヌーヴォーです。
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ベルギー漫画センター (Centre Belge de la Bande Dessin?・e)
http://www.comicscenter.net -
こちらもまたオルタが設計した「ブリュッセル中央駅」の外観です。
中央駅は、1952年北駅と南駅をつなぐ駅として作られ、更に2000年より大改造がなされました。
この駅ができあがった時には既にこの世を去っています。
ブリュッセルをアール・ヌーヴォーの言わしめたオルタですが自宅の設計以降は次第にアール・ヌーヴォー様式から遠ざかり最後は古典主義に回帰したと言われてます。この駅の設計がいつ頃だったのかわかりませんが、確かにアール・ヌーヴォの有機的曲線は感じられますが、どちらかというとアール・デコの香りを感じます。 -
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そしてもう一人のアールー・ヌーヴォー建築も巨匠、ポール・アンカールの作品、「ニゲー商店」の入口です。
Niguet former gent's outfitters
Florist Daniel Ost13 Rue Royale/ARCHITECT Paul Hankar 1896
幾何学的な平面にこだわった構成で独自のアール・ヌーヴォーを表現しているといわれているポール・アンカールですが、やはり入口だけではやはりもの足りません。
ちなみにここはベルギーの皇族が結婚式を行った「サン・ミッシェル大聖堂」にほど近い場所にありますが注意深く探さないと間違いなく通り過ぎると思います。 -
だから「サン・ミッシェル大聖堂」にも立ち寄って見ました。
ベルギーの首都、ブリュッセルの中心部にあるの聖堂。13世紀から15世紀にかけて建造された。1516年のカール5世の戴冠式のほか、ベルギー国王ボードワン1世(在位1951~1993)、およびアルベール2世(在位1993~)の長男フィリップ皇太子の結婚式が行われた。 -
ゴシック様式もやはりいいんですね!
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確かに美しいステンドグラスで有名なことは納得できます。
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再びアール・ヌーヴォー探索に戻ります。
とりあえず両巨匠のブリュッセル中心部の作品は拝んだのでベル・エポックの雰囲気に浸れる豪華なお店といわれているホテルメトロポールの1階にある「カフェ・メトロポール」(CAFE METROPOLE)に寄ってみました。
http://www.metropolehotel.com/en/dining/cafe-metropoleカフェ メトロポール 地元の料理
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1886年創業の「ル・シリオ」にも寄ってみました。
Le Cirio
18-20rue de la Bourse
https://fr.wikipedia.org/wiki/Le_Cirioル シリオ 地元の料理
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古き良き時代の雰囲気漂うカフェでした。
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「楽器博物館」(MIM) (Musees des Instruments de Musique)
ブリュッセル中央駅から王宮への坂道の左側にあります。
旧百貨店オールドイングランドの建物を転用し、西洋の楽器の他、古代の楽器やインド、インドネシアなどの楽器も収集した博物館です。
"Old England" former shops 0
2 Rue Montagne de la Cour/ ARCHITECT Paul Saintenoy 1898/1899)楽器博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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最上階のテラス付カフェレストランの装飾が素晴らしいのですが、せっかちなので寄りませんでした。
寄れば良かったと後悔してます。(T◇T) -
建築以外のアール・ヌーヴォー作品(絵画、家具・インテリア、工芸品等)も見たくて世紀末美術館(Museee Fin-de-Siecle Museum)に行きました。
ここは王立美術館と同じ入口なのですが「世紀末」とはなんと良いのかわからず苦労しました....。
世紀末美術館
http://www.fine-arts-museum.be/en/museums/musee-fin-de-siecle-museum世紀末美術館 (王立美術館) 博物館・美術館・ギャラリー
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なんとミュシャの彫像にご対面です。
しかも写真撮影が可能なのです。隣のマグリット美術館は駄目だったので一眼カメラを持って行かなかったのが悔やまれます。
しかも傾いて、他の場所が反射している.....。世紀末美術館 (王立美術館) 博物館・美術館・ギャラリー
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ミュシャ、ミュシャ、ミュシャ、ミュシャじゃ!
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他にもすてきな家具・インテリアが並んでました。
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王立美術館隣、マグリット美術館の横にあるレストラン「ミュージアムブラッスリ」の入口です。
ミュージアムブラッスリ(王立美術館内レストラン) その他の料理
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らせん階段を下から見上げてみました。
これぞまさにアール・ヌーヴォー!! -
どうやらここの建築家はLEON GOVAERTSさんらしいのですが、ここは例の地図には載ってません。
つまり、このクラスのアール・ヌーヴォー建築は沢山、沢山あると言うことです。
ということでベルギー アール・ヌーヴォー建築はまだまだ続きます。
この旅行記のGoogle マップ
https://drive.google.com/open?id=1OJbfDwoCEuLgD1xrKRgd_DhwTQE&usp=sharing
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