2016/07/23 - 2016/07/23
181位(同エリア340件中)
まりも母さん
尾瀬、那須、谷川岳と花探しの山行が続いていますが、今回もそんな山歩きへ。
ガツガツ山頂を攻める山登りではない我が家は、お花を探して写真に撮りながらのゆっくり山歩きがスタイルです。それに、湿原の景色と見晴らしの良い稜線歩きも好きなのです。
田代山は、お花が咲き、頂上に平らな湿原のある山で、かなりの高さまで車で行かれる楽そうな登山コースだと聞き、これは、良さそう!と 行ってみました!
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
“田代山”は田中澄江によって、「花の百名山」に選ばれた 会津高原にある
標高1971mの山です。
茨城から行くと、塩原の温泉街を抜けて、行った事のある、“会津たかつえスキー場”の少し先あたり、だと ダンナに聞き、朝5時前に家を出ました。
今日の天気予報は、朝のうちは曇り昼頃には晴天。
しかし、福島に近づくにつれ、益々山には雲がかかり、期待できないお天気に・・・。 -
が、トンネルを過ぎて、一山超えると、いきなり青空が!
山の天気は変わりやすい、とは言いますが、山は、なぜか、少し移動しただけでガラッと天気が変わる事も多いのです。
まぁ、晴れ間が見えてよかったけど。 -
そろそろ山の林道に入るあたり・・・で、道路の脇から茶色っぽい鳥が3 羽 トコトコと歩き出てきました。
キジのメスかなぁ??キジのメスは何度も見たことありますが、それよりちょっと小さい気もしたけど〜。
車を停めて、フロントガラス越しに撮影。
しかし こういう時に限って、後ろから車が来ちゃって、鳥はすぐに茂みに隠れてしまいました・・・。
写真も良く撮れなかったし、観察もできなかった・・・。
3羽もいて、ちょっと小さめのようだったから、今年生まれた キジの幼鳥だったのかも。
もっとゆっくり見たかったなぁ。 -
登山口までの最後の少しは、未舗装路だとは調べてきてありました。
しかし・・・来てみると、未舗装の道は約11キロ。途中 部分的に短く舗装された場所が、4,5箇所ありましたが、長くても数百メートルって感じで、殆どが土ぼこりの舞い上がる でこぼこした道でした。
だから、通過に30分弱かかってしまいましたね。
すれ違えない位狭い場所も多く、対向車が来たのは1回だけだったから良かったですが・・・。 -
8時半位に“猿倉登山口”の駐車場に到着。
登山口手前に2箇所の駐車場スペースがあり、上の駐車場は満車。下の駐車場はまだ空きがあったので、そこに停めます。(駐車料金無料)
トイレがあって、(1回100円の料金箱あり)中には きれいな水洗の洋式トイレがありました。 -
靴を履き替え、準備をして歩き始めます。
朝5時前に出てきたけど、歩き始めまで4時間かかり、もう9時少し前・・・。
思ったより遠かった。
田代山、帝釈山、会津駒ケ岳が編入され平成19年(2007)に「尾瀬国立公園」と新設されました。
(尾瀬は、それまで、日光国立公園の一部だった) -
小さな川を渡ると登山道のスタートです。
山頂の湿原“田代湿原”まで2キロ。ピークまでのコースタイムはおよそ2時間。
2キロなら距離も短いし、2時間なら楽かな?と思いました。 -
最初の登りは石の階段のような道。脇に沢が流れていて、道は湿っています。
つづら折れになった、やや急な登り道です。 -
湿った場所なので、苔が沢山生えています。
苔に覆われた切り株には、小さなきのこも生えていました。 -
白いセンジュガンピ。なでしこのような花です。
-
薄紫が美しいミヤマシャジン
先日谷川岳で見た、ヒメシャジンと区別が付き難い花です。 -
黄色のキバナノホトトギスのつぼみ。
-
サワヒヨドリだと思われるつぼみ。
はぁ〜植物の名前の見極めは、本当に難しい、
調べてもすぐ忘れちゃうしね・・・。 -
沢から離れると、湿った道から乾いた登山道に変わり、所々、木道もありました。
が、道は狭い場所が多く、ず〜〜っと同じような傾斜の登りが続くのです。
広くなだらかな場所は少ない印象。
木立の中で遠くの景色は見えません。
登山道脇に咲く高山植物を 見つけては、「これは まだ写真に撮ってないね」と、いちいち立ち止まって撮影しつつ、ゆっくり登ります。 -
登山道が丸太で整備され、脇の草も刈られていて歩きやすくはなっていますが、
ずーーーっと登りが続く道です。
石がゴロゴロした場所もあり、せまい登りが長く続くので、思ったより楽ではなかった・・・。 -
今日は、まりも母は ちょっと調子の悪いコンデジで撮影です。
先日の谷川岳で、壊れたカメラは修理に出しているのです。
あんまし良く撮れないから、お花のアップとかはダンナに撮ってもらいます。
写真撮りつつ、ゆっくり登るので、1時間半以上かかって、“小田代”の湿原に到着。
ここまでの道、思ったより坂が急だったし長かった。
それは、暑かったからかもしれないけど・・・。水分もいつもより必要でした。汗もたくさんかきました。 -
“小田代”は小さな湿原で、ほとんど、通過するような場所でした。お花もそんなに多くない。
ここから更に樹林帯を500m進むと山頂湿原です。 -
木道脇に 黄色のお花キンコウカが咲いていました。
-
ハクサンボウフウ。
良く見ると、小さな白い花の中に紫の点々があってかわいい。 -
蘭の中では色は目立つけど、形は地味なサワラン。
-
カニコウモリ。
変な名前だから、これは、すぐに覚えちゃった。
葉っぱの形が蟹の甲羅、コウモリの羽に似ているからの名前だとか。 -
地面の脇にツルで垂れ下がっていたツルリンドウ
-
山頂の"田代山湿原"に出る直前あたり。
青空が見えたと思うと、雲が流れてきたり、なかなか安定しない今日の天気。 -
やっと山頂湿原の端っこに到着しました。“小田代”から30分ほど。
登山口から2キロというのは、このあたりの事なのか〜。
山頂は台形状で、平らな部分は湿原になっています。
いきなり見通しが良くなるのです。 -
ヤマハハコのつぼみ。雪が多い寒い場所だから、まだ咲いていないのね。
-
湿原の入り口に ニッコウキスゲが少し咲いていました。それは、もう終わり間際のようでした。
木道を進み、足元を見ると・・・草の中にタテヤマリンドウ。
あちこちにパラパラと咲いていました。 -
小さな花が集まったイワショウブ。
先端が赤っぽいのは、実に生りかけているから。 -
ここは、山頂が台地状で、湿原になっている、世界的にも珍しい山なのだそう。
登山道からテーブル状の湿原にあがると、あとは なだらかなほぼ平らな木道が続き、湿原内を一方通行でぐるっと廻れるようになっています。
ここを歩きながら、湿原の中に咲くお花を探すのです。 -
地糖も数は少ないですが、いくつかあります。
場所的には尾瀬国立公園内ですが、ここにも尾瀬と同じような湿原の景色が。
しかし、ここの湿原は天空に浮かんでいるのです。 -
チングルマの花が終わり、ワタゲが出来ている所が見られました。
この形が、子供の遊ぶ風車のような形状だから、“チングルマ”という名前になったそうです。
白い梅のような「花」の時はふさわしいと思えない名前ですが、これを見れば納得です。 -
キンコウカ
星のような花が沢山咲きます。 -
田代山湿原では大きな地糖。“弘法池”という場所だと思います。
今日はうす曇りで、時々日が出て、そうかと思うと湿原の向こうから雲が湧いて流れてきます。
標高2000m弱の高い台地の湿原なので、周りを雲に囲まれると不思議な雰囲気になります。 -
縁にキンコウカの咲く小さな流れ。
ここは雪が多い場所なので、山開きは毎年6月第2日曜日。
山開きの日には、登頂記念品も贈呈され、沢山の登山者が来る大人気の日なのだとか。 -
湿原の真ん中に「田代山頂」の標識が。
とても山頂とは思えない、頂上感のない山頂です。
ここが標高1926mで三角点がある場所らしい。 -
湿原の一部、水がたまった穴が見えました。
尾瀬では地糖に浮かぶような草の生えた島状のものを見ましたが、
高層湿原は長い年月をかけて堆積されたものなので、中には、こんな風に下の部分がえぐられて、水が流れている所もあったりするのですね。
登山者は、木道しか歩きませんけど、木道外ではズボズボの底なし沼みたいな場所もあるのかも。 -
キンコウカはあちこちに咲いていましたが、実は、この田代湿原、もうちょっと早く来れば、星型のキンコウカが一面に咲く、すばらしい景色が見られた場所だそうです。
湿原中が黄色の星屑でいっぱいなんて、素敵だったでしょうね。 -
木道を進むと、拠水林(きょすいりん ・湿原の中を流れる川のよって運ばれた土と栄養で、川沿いにだけ樹木が生えた場所)とは違った、低木の場所がありました。
-
その場所には、クロベやシラビソらしき木々の低木が密集していました。
中には、白骨樹となった樹木があり、不思議な雰囲気。
こういう景色って、かなり好きです。
しかし、これは、湿原の遷移が進みつつある、と言う事なのでしょう。 -
低木の群落を抜けると、また湿原が。
木道の先は樹林帯で、頂上湿原の端となります。
湿原の中には、ベンチは無く、頂上についたらお昼にしよう。と 思ったのに、全然お昼を食べられるような場所はありませんでした。
木道の先にベンチがあって、休んでいる人が見えたので、私たちもそこで休みたい〜。もうお腹ぺこぺこです。 -
先客の登山グループの隣で、私たちもお弁当に。
考えてみると・・・小田代湿原を抜け、頂上の田代湿原をぐるっと半分廻って来たここまで、休憩所のような場所はほとんどありませんでした。
登山道入り口すぐのあたりに、間伐材で作ったベンチがありましたが、そこは、歩き始めてすぐの場所だから、休むような所じゃなかったし・・・。
ここのベンチは、詰めても8人が限度って広さです。
が、湿原を見ながらのお弁当が楽しめる良い場所でした。 -
ベンチのあった、湿原周回コースの突き当たりの更に少し先、“大師堂 避難小屋”があります。(ベンチから徒歩2.3分)避難小屋の建物とトイレ小屋があるのです。
-
避難小屋の中は、こんなでした!
なんと〜大師堂兼避難小屋なのでしたー!
田代山は 1912年開山と伝えられ、高野山の2人の高僧が、まだ登山道のない田代山に登り、弘法大師の像を山頂に祀ったのが始まりだとか・・・。 -
この新しいりっぱな建物がトイレ!
ダンナに「田代山は山頂にきれいなトイレがあるってよ」と言われたのは、この山に来る気になった大きなポイントでもありました。
トイレは中に1回100円の料金箱のあるもので、ドアの中に個室が2つ(男性小用のものらしいのと、洋式の物が1つづつ)
面白いのが〜 スリッパがあるのです。え〜登山靴脱ぐの面倒だな・・・と思いつつ、靴を脱いで、便所サンダル(ゴールデンボンバーの鬼龍院君がいつも履いてるアレ)に履き替えましたが、
隣にデカイスリッパがあって「???」と思ったのです。
後からトイレに入ったダンナに聞いたら、あのデカイスリッパは登山靴のまま履くスリッパだから異様に大きいのだと説明され、靴を脱いだ後デカイスリッパ履かなくてよかった・・・と安堵。(靴下汚れちゃうもんね)
個室内を泥靴で汚されるのが嫌だと言うことなのか・・・。
トイレは簡易水洗ですが、匂いも無くとてもきれいでした。
ただ、私の前に入っていたおじさんに「流れない場合は隅に置いてある棒で押し込む」とおそわりました・・・私の場合「小」だったので、問題なく流れましたが・・・おじさん「大」だったのかも・・・(汗) -
トイレの建物後ろには休憩所のベンチ。
こちらのベンチの方が 数も多いし広いので、ここでお昼にしている人が多いですね。
デッキもしっかり作ってありますから、荷物を置いたり、コンロを広げるのにも良い場所です。 -
トイレも休憩も出来たので、ここで、下山へと折り返します。
大師堂への木道脇には、ギンリョウソウが咲いていました。
行きに通った時は気がつかなかったけど、帰りにふと見つけたら、あちこち、木道の脇や間にありました。 -
残り少なくなったこの夏のニッコウキスゲ。
湿原の所々にありました。 -
咲き始めのミヤマアキノキリンソウ。
-
湿原内のヌタ場。鹿の足跡が沢山ついていました。
いずれの湿原も鹿や熊など動物に踏み荒らされているのを見ますね。
ここもその内、湿原保護の為にネットが設置されるかもしれませんね。 -
下山はピストンの同じ道なので、花の写真は、ほとんど撮らず、かわりに鳥の声が聞こえると 立ち止まって探してみましたが・・・やはり、夏は木の葉が茂っていてなかなか見つかりません。
と、樹林帯のあちこちで聞こえた鳴き声の主が 目に前に飛んで来ました。
ラッキー!メボソムシクイを撮影できました!
藪の中にいる事が多く、似た模様のが多くて見分けも付き難いムシクイの仲間ですが、
見える場所でさえずっていたので、間違い無し。
尾瀬で 散々鳴き声を聞いたのに 見る事が出来なかったメボソムシクイをバッチリ観察できてうれしかったー! -
下山し、車に戻った頃、林道を救急車がサイレンを鳴らして上がって来ました。
どうやら、登山道に怪我人か病人があったようです。私たちの下山中、動けなくなったような人は見ていないので、まだ上の方に居たのかな?その後、レスキュー車も2台入って来ましたので、心配です。
今回のような、「大したことのない山」でも石のゴロゴロする狭い登山道で転倒すれば骨折、歩行困難なんてありえますよね。
ダンナとあの狭い登山道、どうやって下ろすのだろう??と・・・。
無事救助されたなら良いのですが。
長い未舗装の林道を通り、茅葺屋根の並ぶ“水引集落”を通過して“道の駅番屋”に寄りました。
近くの茅葺きの曲屋群が残る“前沢集落”もちょっと気になりましたが、今日は、そこへは寄らず、最後に塩原温泉“華の湯”で汗を流してさっぱりして、無事帰る事ができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2021/10/10 23:01:53
- 古い旅行記にお邪魔しています
- まりも母さん、こんにちは
先日、田代山に行ってきたのですが、人気の山の割に旅行記が少ないなと思いながら、こちらにたどり着きました。
やはりここは夏ですね 湿原の花がいっぱい
私は・・・撃沈というやつです(笑)
帝釈山まで行くつもりでしたが、天候を考えると意欲が失せたことに加え、あの避難小屋のウッドデッキが居心地よくて、のんびりおにぎり食べてコーヒー飲んで帰ってきました。
山野草に詳しいだけでなく、野鳥にも造詣が深いことに感心しています。
---------琉球熱--------
- まりも母さん からの返信 2021/10/14 15:12:12
- Re: 古い旅行記にお邪魔しています
- 琉球熱さん
こんにちわ。
旅行記 ご覧いただきありがとうございます。
体力も無く 膝と腰もすぐ痛くなるしで
ゆる~い感じの山歩きしかできない私には
お花や鳥を探しながらの 超スローペースの
登山と言え無さそう~なのばっかりですよ。
鳥は友人に誘われて 観察するようになって 5年越え。
慣れてくると 見つけ方も 判別もちょっとはマシになりました。
が、コロナで外出の機会が減り
すると 鳥の鳴き声や微妙な特徴 忘れちゃうんですよ~。
花も名前も同じく。
そろそろ再開しないと 本当にどんどん忘れちゃいそうです。
好きな所に自由に行かれる日が戻って欲しいです。
まりも母
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