パリ～思い出を辿る旅《１》　　成田⇒ドバイ⇒パリ　ほとんど機内と空港の巻

2016/06/01 - 2016/06/02

私達夫婦の旅はパリから始まりました。

ヨーロッパ10日間
パリからTGVでジュネーブへ行き、飛行機でローマ、ロンドンに渡って、ロンドンからアンカレッジ経由で成田に帰国する添乗員さん付きの周遊ツアー
1US$が260円位の時代です。
当時、日本からヨーロッパ行きの直行便はなく、南回り(東南アジアの都市を2～3か所経由)または、北回り(アンカレッジ経由)で渡るのが通常の航路でした。

私達が参加したJALパックツアーの往路は、ソビエト連邦共和国(今のロシア)上空を飛んでモスクワで乗り継ぐルート。
北回りでも18時間はかかるところ、15時間余りでパリ‐シャルルドゴール空港に到着する、日本機で初めての航路です。
但し当時社会主義国だったソ連上空の飛行は特例で、機内からの撮影は一切禁止とされていました。
モスクワの空港では、まるで私達しかいないのではないかと思う程閑散とし、唯一利用出来る店舗までは銃を構えた軍人達に監視されながら移動。
そんな中で、父にファーのロシアンハットを買った事を思い出します。

総勢22名＋お子様1名。
パリの朝、定年退職の記念に仙台から参加されたというご夫婦とお散歩をご一緒しました。
「私達も定年になったら、またここに来ようね」
遠い未来の話でした。

昨年、夫の定年まではまだ時間があるけど体力のあるうちにと計画しましたが、1度目はニューヨークに変更してしまい、2度目は直前のテロで断念。
もはやパリ行きは義務みたいなものに。
今回やっと実現しました。

今回も色々なハプニングがありましたが、この日程が偶然にも私の長年の希望だった『テニスのグランドスラムに行く』を可能にしてくれましたし、何より無事に行って来られた事に感謝です。

尚『パリ～思い出を辿る・・』旅行記は、昔の旅を懐かしみながら記録していく自分のための旅行記になっています。
今回の旅行と関係のない写真もありますが、どうぞご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

懐かしい しおり

懐かしい私

再訪問したかったパリにもう一度・・・

バックに懐かしいJALが見える。

長い時が経ち・・・・・・・・

3時間前には空港に着くように品川駅を出発。
今回は帰りも成田エクスプレスに乗れそうなので往復切符を購入しました。
都区内：4,940円
片道づつ買うと、6,380円　※それぞれ往復料金

自販機で往路の座席指定だけをして、復路は成田の窓口で指定券に交換してもらいました。
指定なしで乗って、空席に座ることも可能と説明書きされていました。
往路の乗車日から2週間有効です。

成田エクスプレス 乗り物

18:24、第２ターミナルに到着
あっという間に出国。

セキュリティチェック、今回は後ろからビジネスマンにプレッシャーをかけられなくて良かった、前回「お先にどうぞ」と譲って夫に呆れられたの(･･;)

成田空港第2ターミナル 空港

先ずお買い物

夫のコロンを買いに行くと、ジョンマスターのシャンプーを見つけて一緒に。
乗り換え便用の不正開封防止袋(Security Tamper Evident Bag)に入れてもらって、途中開封は禁止。

通路の真ん中にあるエレベーターでラウンジに。

正面はキャセイのラウンジ、エミレーツは右側。

1日に1便しかないのに広くて立派なラウンジです。

成田空港国際線 エミレーツ ラウンジ 空港ラウンジ

飲み物たち

赤ワインはフランスのメドックとスペイン産の2種類。
やっぱりメドックが美味しかった。

お食事は

お肉や・・・

天ぷら・・・

カレーなど

色々あるけど・・・

チーズと・・・

サーモンとイクラのオードブルにしておきました。

シャワールームは誰も利用していませんでした、もちろん私も。

出発時刻は21:20だけどボーディングタイムが20:25
ずい分早い集合よね・・・

30分程で退出。

ここでかなり待ちました。

もっとラウンジでのんびりしてくれば良かったな。

お世話になる、B777−300ER

スタッガードではなく横並びですが、このシートは快適です。

シートの横にあるこのリモコンで、シートの位置を細かくセットできます。

離発着の時は、肘掛けにある飛行機マークのボタンを押すだけ。

リモコンは、このワイヤレスタイプの他に、いつものコード付きの物もあります。

メイン画面はタッチパネル方式ではありません。

航路、北京経由・・・

お酒の種類も豊富なんだけど・・・

機内でマティーニなんて飲んだら危険よ。

ワインリスト

私はいつものようにワイン、泡飲めないので。
メドック、美味しかったです、グランクリュクラスだものね！

朝食は着陸前ですが、1回目のお食事の時に用紙にチェックして渡します。

洋風、和風の他にコンチネンタル、エクスプレス、キャンセルがあります。
コンチネンタルは、フルーツ、ヨーグルト、パン、コーヒー
エクスプレスは、パンとコーヒー

1食目、ディナー

帆立のグリルも牛肉も美味しい♪
機内食がこんなに美味しいなんてビックリ！

夫は和食

食事後、マットレスを敷いてもらってリラックスタイム。

スターウォーズを観ていたらいつの間にか寝ていました。
久しぶりに、機内で睡眠がとれて良かった(^_^)v

着陸前の朝食
私はコンチネンタル、夫は和食。

ビジネスクラスに乗るといただける洗面セットも載せておこう。

成田ードバイ間のみ往復でいただきました。

上段が女性向け、右側はそれぞれの中身です。

あらっ？　北京じゃなくて上海上空を通って来たのね。

何の衝撃もない、ナイスランディングでドバイに到着。

ここで確認！

8:20発パリ行きEK73便は、A22ゲート

私の写真は曲がっている。

「ゲート番号忘れないように写真撮っておこう」
「へぇ〜よくアラビア文字分かったね」
「あらっ、本当だ！　EK73を探してたから・・・」

出発ゲートA22は直進して電車に乗る・・・

日本路線はコンコースBに到着。

パリ路線コンコースAには電車で移動。

沖止めでバスを10分位、コンコース間の移動の電車にも5〜6分、おまけにトイレを探したのでコンコースAに来るまで30分以上かかってしまった。

煌びやかなグッズが並ぶお店を横目に先ずはエミレーツラウンジに。

赤いラウンジの表示を頼りに・・・

エレベーターに乗るように案内され、5階へ。

４階にはファーストクラスラウンジがあります。

ラウンジの間口が広い・・・
レセプションカウンターもずらーっと。

エミレーツ航空 ターミナル3 コンコースA ビジネスクラスラウンジ 空港ラウンジ

先ずはシャワーを浴びようっと！

こんな廊下をしばらく歩いた所にシャワールームの受付がありました。

どうやら一番乗り。
さぁどうぞどうぞと言われても、夫のキャリーバッグから私の荷物を出さなきゃ。
モタモタ・・・

男性は右側、女性は左側のドアから入ります。
女性側には個室が３〜４室ありました。

エミレーツ航空 ターミナル3 コンコースA ビジネスクラスラウンジ 空港ラウンジ

一応写真撮ったけど、分かりづらくてすみません^_^;

写真の他に扉付きのシャワーブース
バスマット、バスタオル、スリッパ、ドライヤー、共用のシャンプー＆ボディソープ、コンディショナー、使い捨てのクシ、歯ブラシセット、があります。

シャンプーとコンディショナーは持参したけど、ヘアーブラシが夫の方に。
仕方ない、備えつけのクシでどうにか・・・

エミレーツ航空 ターミナル3 コンコースA ビジネスクラスラウンジ 空港ラウンジ

各フロアとも吹き抜けになっているので、４階のファーストクラスラウンジも３階の出発フロアも見えます。

さっぱりした所で、ショップをひと回り。

この車、くじの賞品です。
約１億円が当たるくじもあるとか。
購入金額は1,000ディルハム、3万円位かな。
当選者はドバイまでの航空券、宿泊付きで招待されて
車の場合は無料で送ってくれるんだって。

凄く魅力的☆
だけど、くじ運の悪い私はパス。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

帰りの乗り継ぎは２時間半、お土産を買う余裕がないかもしれないから先に買っておこう(実際はたくさん時間がありました、ハプニングで)

スタバタイプのカップは内側がステンレスの保温タイプです。
50ディルハム≒1,500円

さすがにお腹が空いてきました。

ラウンジに戻って・・・

エミレーツ航空 ターミナル3 コンコースA ビジネスクラスラウンジ 空港ラウンジ

何か食べることにします。

フードコーナーでフルーツやナッツなどを。

赤ワインはフランスかポルトガル。
セルフではないのでフランスワインを注いでもらいました。

ディーン＆デルーカにも売っているこのお水、エビアンよりずっと美味しいです。

ガス入りとノンガス。

5階フロア全部がラウンジなので、座る所がたくさんあるけど、ちょっとずつ形状が違う。

ここは、お食事用の椅子とテーブル。

ちょっとリラックスできるタイプの椅子・・・

もっとリラックスできるタイプの椅子・・・

ソックスとアイマスク付き。

そうそう、機内にはスリッパはなくソックスが備えつけられています。
確かに、777のシートはフットレストの先が立てられるのでスリッパだと不便かも、合理的。

フロアが広いので、所々にフードコーナーがあります。

乗り継ぎの5時間もあっという間に過ぎ、そろそろ搭乗開始。

このラウンジ内にあるゲートから直接乗り込めます。

のはずが・・・

ここでチケットを見せて下りエレベーターに乗ると、なぜか一番下まで下りてしまった。

結局、長蛇の列に並んで、再度チケットを見せて搭乗・・・ふぅ〜

「この機に乗ったことはありますか？」
何を聞いているのかなかなか理解できず
「はい、成田から乗ってきました」
お人形さんのようなお顔立ちのCAさん、ニヤーっと「OK」

シートの説明が必要かどうかという事でした(._.)

説明なんて不要よ、自分で試してみるから。

このA380機は、スタッガード式

リモコンは777と一緒だけど、窓側の物入れにはバッグを収納出来たり、広いテーブルには炭酸ジュースやVOSS(ラウンジと同じミネラルウォーター)やペリエの備えがあります。

でも、シートは777の方が快適だと思う。

カンタス・・・

いつか日系機もここに並べるといいな。

A380機専用のターミナル３コンコースAの建物。

斬新！

朝8:20

初めて見るドバイの街はまるで砂漠のオアシス。

パリまでは7時間、ちょっと怖い場所を通って行きます。

ワインリストと・・・

お食事のメニュー

朝食の次にランチ
毎回聞きにきて、タブレットに入力して行きます。

ワイヤー式の籠にワインボトルとグラスを下げて回ってくるのがお洒落☆

エクスプレスブレックファースト

クロワッサンは温かくてサクッと。
コーヒーもコクがあって美味しい。
さすがだな〜

朝食の後、後方にあるバーは満員状態だったと夫が言っていました。

私はスターウォーズの残りなどを観ていたらあっという間にランチの時間になってしまった。

『スモーク halibut カルパッチョ』
halibutって何かな？と思いつつ・・・

良かった、白身のお魚だった。
マンゴーとアボカドのサルサとコリアンダーとライムのドレッシングがとても美味しい。

メインの牛肉のルラード
玉ねぎとピスタチオを牛ヒレ肉で巻いたもの。

「ご主人も同じ、あなた達牛肉好きなのね」
そうCAさんがつぶやいて行きました。

いろんな機と交差しながら・・・

シャルルドゴール空港に到着。

航路が一部膨らんでいる・・・危ない所避けてきたのかな。

入国するとドライバーさんがネームプレートを持って立っていました。
「こんにちは！　○○です、よろしくお願いします！」
なぜか握手。

エミレーツのビジネスクラスには空港送迎がセットになっています。
東京の場合は羽田のみで成田は対象外ですが、パリではCDG空港から今回宿泊するコンコルド近くのホテルまでの送迎がついています。

タクシーと違って、いちいち場所を説明しなくてもいいので楽ちん。

10日後にサッカーのヨーロッパ大会、UEFAチャンピョンズリーグが始まります。

スタジアムの横を通過・・・ここ、テロがあった場所でした。

今回のホテル、Sofitel Paris Le Faubourg に到着。

お隣はアメリカ大使館なので通りの入口には銃を持った警備員が立っています。
ホテルに車をつける時、運転手が警備員に何かを言うと後部座席に座っていた私をチラッと見て、通行止めの柵を開けてくれました。

Sofitel Paris Le Faubourg Hotel ホテル

こぢんまりとしたロビー

地下階でイベントを開催中のようで、ドレスが展示されています。

チェックインして部屋に入りました。
４階、日本で言う１階はここでは０階に当たるため、実際は３階です。

「この部屋でいい？」と聞かれても、予約した部屋がここなのよ。
大きなテーブルもあるし、十分よ。

さてと、着替えたらさっそく観光！

ですが、つづきは次回にします。

この旅行記へのコメント （6）

• sanaboさん 2016/06/20 00:35:54

  パリ旅行、実現されましたね♪

  imuさん、こんばんは
  
  遂に思いが叶い、パリへ行ってらしたのですね。
  それも、ビジネスクラスでの優雅な空の旅で(*^^*)
  
  私も15日にポルトガルから帰国しました。
  もちろん、往復エコノミーで＞＜
  
  大切に温めてらした様々なプランを満喫されたことと思います。
  続編で拝見できますのを楽しみにしております♪
  
  sanabo
  
  

  imuさん からの返信 2016/06/21 11:22:33

  パリ旅行、やっと行って来ました！

  sanaboさん、こんにちは！
  
  パリの旅行記をご覧いただき、ありがとうございます。
  でもこの旅行記、まだパリを訪問していないですよね^_^;
  すみません、早くアップしないと。
  
  今回計画した時は何があっても行こうと決めていたので、半ば強行突破です。
  保険をたくさん掛けて行きました(^。^)y-.。o○
  
  sanaboさんはポルトガルに行かれたとの事、お天気は大丈夫でしたか？
  パリは異常気象でセーヌ川上流が氾濫し、中心地にも洪水注意報が出るなど、観光にも影響が出ました。
  
  旅はハプニングが付き物ですね。
  
  sanaboさんが期待される「大切に温めてらした様々なプラン」などは特にありませんが、遠い昔の記憶の中のパリの今を見てくることが出来て、これでやっと次に進めます。
  
  sanaboさんは、今年はフランスではなくてポルトガルにされたのですね。
  以前マカオを訪問した時、ポルトガルにも行ってみたいと思ったのですが、どうも長距離フライトが苦手で(^_^;)
  sanaboさんの旅行記を拝見してから決めようかな、などと思っています。
  
  旅行記、楽しみにしています♪
  
  imu
  
  
  

• notchさん 2016/06/16 21:18:30

  やっと実現しましたね！

  imuさん，こんにちは！
  
  パリを旅されていたのですね。思い入れがおありのパリ，やっと再訪が実現したのですね！　パリまでの空路，この先のパリの素敵な風景を予感しながら読ませていただきました。
  
  私もパリに行ったのは15年前で，いつか再訪してみたいと思いながら今に至っています。この先，imuさんのパリ旅行記を読ませていただくと，きっとその思いがさらに強くなることと思います（笑）
  
  この先，どんな旅が待っているのでしょうか。続編，たのしみにしています♪
  
  notch

  imuさん からの返信 2016/06/16 23:55:23

  3度目の正直ですね。

  
  notchさん、コメントありがとうございます。
  
  本当に、やっと行って来られました^^;
  
  ただ、この時期のパリは気候が良いはずが今年は異常気象で、セーヌ川は上流で氾濫、パリ市街地も洪水警報が発令されるという事態に遭遇しました。
  旅にはハプニングが付き物ですね。
  
  残念なハプニングもあれば嬉しいハプニングもあって、それはそれで貴重な旅になりました。
  
  まだまだ若いnotchさんですから、また訪問される事もあると思います。
  今回の私の旅行記はあまり参考にはならないと思いますが、お付き合いくださると嬉しいです。
  
  遅くなりましたが
  notchさん、本州制覇おめでとうございます！
  一番綺麗な北海道が最終ですね、楽しみにしています。
  
  imu
  

• AMさん 2016/06/16 21:02:39

  おかえりなさい!!

  往路のupだけでも、大変意義と価値ある旅行なのが良く伝わってきました‼それにしてもエミレーツのラグジュアリー感素晴らしいてすよね。そしてフランスでソフィテルというのも正統感あります‼機内やラウンジ大変興味深く見させていたしました。AM

  imuさん からの返信 2016/06/16 23:22:12

  行って来ました〜

  
  AMさん、コメントありがとうございます。
  
  AMさんを見習って道中の飛行機旅も楽しむように心がけたら、肩の力が抜けて長旅もあっという間でした。
  ありがとうございます。
  考えたら飛行機好きなので、乗り継ぎも有りなんですよね。
  
  エミレーツのビジネスクラスはお勧めですよ。
  復路であったハプニングも逆にラッキーになってしまった程です。
  
  今回のホテルは夫の希望で、私はアパートメントホテルにしたかったんです。
  冷蔵庫に入れたい物が沢山あるので。
  確かにソフィテルはフランス系の上級ホテルですね。
  
  AMさんはまた香港に行かれるんですよね。
  もう別荘があるようですね。
  私は今年は行かれそうもないので、AMさんの旅行記で楽しませていただきますね^_−☆
  
  imu