パリ～思い出を辿る旅 《６》　モンマルトル～やっと晴れたコンコルド広場

2016/06/06 - 2016/06/06

この日は楽しみにしていた事がありました。

モンマルトル
そこは昔も今も芸術家達が集まるところ。
街の所々に芸術が現れます。

そんなモンマルトルにあるテルトル広場は、無名の画家さん達が自分で描いた絵を売る広場です。
昔、ここで当時の私達には少し高価に感じた1枚の絵を女性から買いました。
プリビアさん。
もう31年も経ってしまったけど、まだいらっしゃるかな？
一緒に写った写真を手に探しましたが、見つける事はできませんでした。

それでもまたここで買って行こうと見て回りました。
この絵にしよう、何故か夫と意見が合った画家さんに、持って行った何枚かの写真を見せると、とても懐かしがっていました。
「プレビアさんは3年くらい前まですぐ隣で書いていたんだよ」
ちょっと遅かった・・・
「また来ますね、31年後に」「そうだね、31年後にね」
ありがとう、パブロスさん。

この日の午後、やっとコンコルドに青空が見えました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄12号線のコンコルド駅からアベス駅に向かいます。

コンコルド駅 駅

次のマドレーヌ駅で乗って来たこの方の演奏が始まりました。

キャリー式の音響機器の伴奏とサックスは隣の車両まで聞こえる大音量。
それが、かなり上手です。
車内は一気にコンサート会場に。
2曲演奏し終わるとお金を入れてもらう器を持って周り、電車を降りました。

実はパリに来てから少し心を痛めていた事があります。
華やかに見える市街地で、歩道脇に座って物乞いをする人を何組も見ました。
海外では時々目にする光景だけど、パリも例外ではないのだと、改めて感じました。
この方は演奏するという特技があって良かった、私には何があるんだろう？

ちょっと変わったデザインの駅ですが、実はアールヌーボーの巨匠エクトル＝ギマールという方のデザインとの事。

ホームから大きなエレベーターで昇ってから階段を上がって、やっと地上に出ます。

アベス駅 駅

モンマルトルは坂の街。

カフェも斜め。

坂の突き当たりは階段。

サクレクール寺院へは、この階段を登るか・・・

ケーブルカーに乗ります。

パリヴィジットが使えました。

モンマルトルのケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーを降りると、靄がかかったサクレクール寺院が見えました。

寺院は、昔と・・・

変わらない。

ちなみに左下の白い人は、作り物ではなく本当の人間です。

サクレクール寺院 寺院・教会

寺院の中は・・・

教会特有の澄んだ空気が流れています。

礼拝を待つ信者の姿がありました。

坂道だらけのモンマルトルの中を周遊するトランが来ました。

遊園地みたい(*^_^*)

着きました・・・テルトル広場

真ん中のレストランを囲むように画家さん達が絵を並べています。
プリビアさんを探してひと回りしました。
ダメです、いらっしゃいません。

テルトル広場 広場・公園

それでも今回も絵を買って行こうとまたひと回り。

優しい色使いの画家さんの絵に決めました。

プリビアさんには会えなかったけど、お話を伺う事ができて良かったです。

パブロスさん、ありがとう！

あなたの絵は今、私達のリビングにあります・・・

プリビアさんの絵と一緒に。

パブロスさんが教えてくれた・・・

昔の写真とまったく同じ景色が・・・

ここにありました。

ここモンマルトルには、カフェだけではなく・・・

芸術のお店が並んでいます。

ムーランルージュのポスターかな？

帰りは土産物店が並ぶ道を歩いて行きます。

アイリッシュパブのようなお店やスタバもありました。

カラフルなテントのお店は、モネなどの画家さんが利用していたというビストロ『ルコンシュラ』

ル コンシュラ カフェ

やっぱり窓にはお花があるね、と上に気を取られていると・・・

あらっ？

壁ぬけ男 モニュメント・記念碑

小説の主人公が透明術で壁を抜ける途中に、術が解けてしまったんだって。

壁ぬけ男 モニュメント・記念碑

『ムーランドラギャレット』はその名が付いた絵の舞台。

今はダンスホールがレストランになっている。

ムーラン ド ラ ギャレット フレンチ

通りかかったホテルのウインドーに・・・

ローランギャロスのテニスグッズが。

あの布製のバッグ、私も買ってきました。
案外安くて６ユーロだったかな。

モンマルトルは、パリの市街地とはちょっと違う・・・

芸術が溢れる街でした。

『ル グルニエ ア パン アベス』でパンを買ってホテルに戻ります。

2015年の最優秀バゲットに選ばれたこちらのバゲットは、今まで食べたボンマルシェ、フォシォンや日本国内のバゲット(フォション、ポール、メゾンカイザー)と比べても断トツでした。

ル グレニール ア パン (アベス通り店) パン屋

ホテルで昼食を取ったらお土産を買いに出かけます。

カプシーヌ大通りはお洒落なショップが並ぶ大きな通り。

この通り沿いにあるボンボンウォッチで私の時計を買って・・・

またプランタンへ。

夫も何か買いたいと言って探したけど、気に入った物がないとか。
決めてこないからじゃないの？

プランタン オスマン本店 百貨店・デパート

７号線ピラミド駅の近くにあるモノプリでバラマキ土産を買うため、サンラザール駅に向かっている途中にモノプリを見つけました。

ガイドブックには載っていなかったのに、ラッキー！

せっかく近くまで行ったので、サンラザール駅の外観だけ見て・・・

サン ラザール駅 駅

12号線でまたボンマルシェの食品館に来ました。
クッキーやバターなどの食品を買って、ホテルに戻ります。

ラ グランド エピスリー ド パリ (ル･ボン マルシェ 食品館) スーパー・コンビニ

今日の夕食はちゃんと食べようと思っていたけど、夫がイタリアンがいいと言うので『ダ・ローザ』に向かいます。

昔憧れだったフォーブルサントノーレ通り。
今でもブランドショップが並んでいるこの通りは、記憶より小さな通りでした。

ロンシャン (サントノレ本店) ブランドショップ

『maji』というブランドを私は知らないけど、ここを通るほとんどの方が入って行きました。

ちょっと覗いて来れば良かったなぁ。

もう少しちゃんとしたレストランを予想していたけど(ごめんなさい)、パブの様なお店でした。

移動するのも面倒なので、こちらで食べることにします。

ダ ローザ (ヴァンドーム店) フレンチ

夕食前の1杯といった感じの方が多く、ほとんどはアウトサイド席を希望します。

私達は埃っぽいし、たばこの臭いが嫌なのでインサイド。

話は違いますが・・・
パリではタバコを吸う人が多くて驚きました。
日本で問題になっている〈歩きたばこ〉なんて比ではありません。
外に椅子が並んでお洒落に見えるカフェは、喫煙所ではないかと思ってしまいます。
嫌煙家には辛い街です。

ピザは無く、モツァレラチーズを切らしているとかでカプレーゼもありませんでした。
イベリコブタの生ハムとサラダとパスタでお腹がいっぱいです。
やっぱりフランス料理を食べに行けば良かった、ちょっと後悔(:_;)

ダ ローザ (ヴァンドーム店) フレンチ

日没は10時位なので、お天気がいいとまだまだ明るい。

ヴァンドーム広場の記念塔が見えました。

ヴァンドーム広場 広場・公園

ちょっとリヴォリ通りを歩いてみます。

近くにあったウェスティンホテルは前回宿泊を予定していたホテル。

パリ ヴァンドーム ホテル

やっとお天気になった青空に飛行機雲が見えました。

リヴォリ通りを渡って・・・

チュイルリー公園に入ります。

夕日に向かって歩くと・・・

チュイルリー公園 広場・公園

コンコルド広場。

コンコルド広場から見えるオランジュリー美術館・・・

コンコルド橋の突き当たりは外務省ブルボン宮・・・

遊歩道は水に浸かってしまっていたけど、この川岸の通りはしっかりと車が通っていました。

ここからはエッフェル塔が綺麗に見えます。

イルミネーションはここからも見られたと帰国後に気付きました。

コンコルド広場はとっても広かった。

コンコルド広場 広場・公園

シャンゼリゼ通りに日が沈む・・・

名残惜しいけど、パリ最後の夜がやってきました。

次の日、パリを立ちます。

この旅行記へのコメント （4）

• おちゃのじかんさん 2016/11/01 05:56:10

  モンマルトルの絵

  31年前の画家さんの消息がわかってよかったですね。
  私も4年前にフィレンツェにいったとき、それより10年前に息子の似顔絵を描いていただいた画家さんに再会することができ、とても感動しました。その時は息子の絵を描いてくださっている写真を持って行って渡し、夫婦の似顔絵を描いてもらい、10年後にまたね、と言って別れました。ある意味職場なのでいる可能性も低くはないのでしょうが、そうやって再会できるのは旅行者にとってはうれしいですよね。
  いいお話をありがとうございました。
  このクリスマスにパリに行く予定なので、旅行記写真も多くて、参考になりました。

  imuさん からの返信 2016/11/01 12:23:59

  RE: モンマルトルの絵

  おちゃのじかんさん、こんにちは！
  
  モンマルトルは、同じ場所でまた絵を買って来ようぐらいな気持ちで行ったのですが、偶然にも以前の画家さんとお知り合いの方の絵を買う事でお話を伺えて、本当に嬉しかったです。
  おちゃのじかんさんも同じような体験をされたとのこと。
  息子さんのお写真を持ってフィレンツェを再訪された時、画家さん喜ばれたでしょうね。
  画家さんの笑顔が目に浮かびます。
  10年後の再開、楽しみですね^_^
  
  今年のクリスマスにはパリに行かれるのですね。
  昨年私は断念しましたが、12月のパリ、きっと素敵でしょうね〜
  今年はバンクーバーに行く予定です。
  お互い、楽しんで来ましょうね(^^♪
  
  メッセージありがとうございました！
  
  imu
  
  

• AMさん 2016/07/24 00:02:50

  時の流れ

  月日が経ても変わらない街並みというのはやはり素晴らしいですよね。そして月日を経た同じ足跡を記す絵を手にするのも本当お洒落なことで素晴らしいです!!

  imuさん からの返信 2016/07/24 17:09:27

  RE: 時の流れ

  
  AMさん、こんにちは！
  いつもありがとうございます。
  
  古い物を守って、人がそれに合わせていくのがヨーロッパの魅力なのですね。
  ヨーロッパ好きの方の理由が少し分かったように思います。
  
  しばらくはあの絵を眺めて過ごせそうです^ ^
  
  imu