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春の北信濃を旅する二日目。<br /><br />本来なら、奥裾花自然園に水芭蕉の大群落を観に行くはずだったのだが、まさかの土砂崩れによる通行止めのため、計画は脆くも崩壊。<br /><br />昨夜、ビールを飲みながら思い付いたのは、やはり戸隠。<br />長野近郊で、自然が豊かで行きやすいと言えば、ここしかない。<br /><br />と言うことで、急遽、戸隠を目指すことにした。<br /><br />

春の北信濃を旅する【2】~思いがけず戸隠~

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2016/05/08 - 2016/05/08

6位(同エリア586件中)

旅行記グループ 【信濃国】北信

10

50

旅猫

旅猫さん

春の北信濃を旅する二日目。

本来なら、奥裾花自然園に水芭蕉の大群落を観に行くはずだったのだが、まさかの土砂崩れによる通行止めのため、計画は脆くも崩壊。

昨夜、ビールを飲みながら思い付いたのは、やはり戸隠。
長野近郊で、自然が豊かで行きやすいと言えば、ここしかない。

と言うことで、急遽、戸隠を目指すことにした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線
旅行の手配内容
個別手配

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  • 朝一番で、アルピコ交通の案内所へ向かい、地図と時刻表を手に入れた。<br />駅前からの戸隠行きのバスは7時ちょうど。<br />まだ時間がかなりあったので、始発のバスターミナルまで歩いて行くことに。<br />かなり前、ここから奥裾花自然園に行ったことが懐かしい。<br />あの時は、残雪が多すぎて、ほとんど水芭蕉が観られなかったな。

    朝一番で、アルピコ交通の案内所へ向かい、地図と時刻表を手に入れた。
    駅前からの戸隠行きのバスは7時ちょうど。
    まだ時間がかなりあったので、始発のバスターミナルまで歩いて行くことに。
    かなり前、ここから奥裾花自然園に行ったことが懐かしい。
    あの時は、残雪が多すぎて、ほとんど水芭蕉が観られなかったな。

  • すでに来ていたバスに乗り込み出発を待つ。<br />その間、地図と時刻表を見て、大まかな計画を練る。<br />案内所で、『戸隠高原フリーきっぷ』を買ってきたので、とりあえず、終点の戸隠キャンプ場まで行ってみることにした。<br />今まで行ったことが無かったので。

    すでに来ていたバスに乗り込み出発を待つ。
    その間、地図と時刻表を見て、大まかな計画を練る。
    案内所で、『戸隠高原フリーきっぷ』を買ってきたので、とりあえず、終点の戸隠キャンプ場まで行ってみることにした。
    今まで行ったことが無かったので。

  • バスは6:57定刻に発車。<br />善光寺の前を通り、郊外へと進んでいく。<br />乗ったバスは、昔からあるバードライン経由ではなく、ループ橋経由の急行。<br />とは言え、バードライン経由より5分余計に掛かる。<br />まあ、大きく迂回しているのに5分の差と言うところが急行なのだろうな。<br />バスは、大座法師池のところでバードラインに合流した。

    バスは6:57定刻に発車。
    善光寺の前を通り、郊外へと進んでいく。
    乗ったバスは、昔からあるバードライン経由ではなく、ループ橋経由の急行。
    とは言え、バードライン経由より5分余計に掛かる。
    まあ、大きく迂回しているのに5分の差と言うところが急行なのだろうな。
    バスは、大座法師池のところでバードラインに合流した。

    大座法師池 自然・景勝地

  • 戸隠蕎麦の店が増えてきて、戸隠中社の前を通過。<br />さらに登っていくと、戸隠高原へと入っていく。<br />そして、バスターミナルから1時間半足らずで終点に到着した。<br />折り返しの時間を確認し、周辺を散策。<br />近くの森の中には木道が敷かれ、水芭蕉を観ることができた。

    戸隠蕎麦の店が増えてきて、戸隠中社の前を通過。
    さらに登っていくと、戸隠高原へと入っていく。
    そして、バスターミナルから1時間半足らずで終点に到着した。
    折り返しの時間を確認し、周辺を散策。
    近くの森の中には木道が敷かれ、水芭蕉を観ることができた。

  • 道を挟んだ反対側には、念仏池と言う小さな池があった。<br />建暦2年(1212)の頃、親鸞聖人が戸隠権現を参拝した際に念仏を唱えた場所だそうだ。<br />その時、池の底から沸き上がるような状態が起きたので、この名が付いたそうだ。

    道を挟んだ反対側には、念仏池と言う小さな池があった。
    建暦2年(1212)の頃、親鸞聖人が戸隠権現を参拝した際に念仏を唱えた場所だそうだ。
    その時、池の底から沸き上がるような状態が起きたので、この名が付いたそうだ。

  • まだ時間があったので、キャンプ場の方へ行ってみた。<br />そこには、ニリンソウの小さな群落があった。

    まだ時間があったので、キャンプ場の方へ行ってみた。
    そこには、ニリンソウの小さな群落があった。

    戸隠キャンプ場 キャンプ場

  • 8:43発の折り返しのバスに乗り、ひとつ戻って戸隠奥社入口バス停で下車。<br />青空に、木造の鳥居が映えている。

    8:43発の折り返しのバスに乗り、ひとつ戻って戸隠奥社入口バス停で下車。
    青空に、木造の鳥居が映えている。

    戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

  • 一直線に続く参道を歩いて行くと、脇を流れる水路にはリュウキンカが。<br />昨日、斑尾高原で見たばかりだが、こんな場所でも咲いているとは驚いた。

    一直線に続く参道を歩いて行くと、脇を流れる水路にはリュウキンカが。
    昨日、斑尾高原で見たばかりだが、こんな場所でも咲いているとは驚いた。

  • しばらくすると、苔生した茅葺の門が見えてきた。<br />奥社の随神門だ。<br />現在、戸隠神社となっているこの辺りは、江戸時代までは戸隠山顕光寺と言う寺があったところで、この門も当時は仁王像が祀られていた仁王門だったそうだ。<br />明治の神仏分離令の影響により、ここも強制的に神社とされてしまった。

    しばらくすると、苔生した茅葺の門が見えてきた。
    奥社の随神門だ。
    現在、戸隠神社となっているこの辺りは、江戸時代までは戸隠山顕光寺と言う寺があったところで、この門も当時は仁王像が祀られていた仁王門だったそうだ。
    明治の神仏分離令の影響により、ここも強制的に神社とされてしまった。

  • 随神門の先には、樹齢約400年と言う杉並木が続いていた。<br />この杉並木は、慶長17年(1612)に幕府から千石を拝領した後に植えられたものだそうだ。<br />500mほど続き、約200本残っているらしい。

    随神門の先には、樹齢約400年と言う杉並木が続いていた。
    この杉並木は、慶長17年(1612)に幕府から千石を拝領した後に植えられたものだそうだ。
    500mほど続き、約200本残っているらしい。

  • この杉並木沿いには、多くの末寺が建ち並んでいたそうだが、今は石積みが微かに残るのみ。<br />往時は、『戸隠十三谷三千坊』と呼ばれ、比叡山、高野山と共に『三千坊三山』と言われるほどだったらしい。<br />残念なことに、廃仏毀釈により、徹底的に破壊されてしまったとのこと。<br />多くの寺宝が燃やされたり、埋められたりしてしまったらしい。<br />明治維新などと言うが、極端な政策により、歴史的な建造物、書物、宝物が失われたことも事実だ。

    この杉並木沿いには、多くの末寺が建ち並んでいたそうだが、今は石積みが微かに残るのみ。
    往時は、『戸隠十三谷三千坊』と呼ばれ、比叡山、高野山と共に『三千坊三山』と言われるほどだったらしい。
    残念なことに、廃仏毀釈により、徹底的に破壊されてしまったとのこと。
    多くの寺宝が燃やされたり、埋められたりしてしまったらしい。
    明治維新などと言うが、極端な政策により、歴史的な建造物、書物、宝物が失われたことも事実だ。

  • ふと目に付いた、いかにも神様が居そうな洞。<br />この国のご先祖様は、こんな場所に神が宿ると信じていた。<br />もちろん、自然界のすべてのものに神が宿るという考えなのだが。<br />その思いは、末裔である私にも受け継がれているらしい。<br />ちなみに、この場合の神は、記紀神話に登場する神々とは違う。

    ふと目に付いた、いかにも神様が居そうな洞。
    この国のご先祖様は、こんな場所に神が宿ると信じていた。
    もちろん、自然界のすべてのものに神が宿るという考えなのだが。
    その思いは、末裔である私にも受け継がれているらしい。
    ちなみに、この場合の神は、記紀神話に登場する神々とは違う。

  • 平坦だった参道が、急な登りに変わった。<br />ここからが結構きつく、ちょっとヘロヘロに。

    平坦だった参道が、急な登りに変わった。
    ここからが結構きつく、ちょっとヘロヘロに。

  • そして辿り着いた奥社拝殿。<br />バスを降りてから、40分以上が経っていた。<br />とりあえず、戸隠山の神様にご挨拶を。<br />そして、いつもの大切なお願いも。

    そして辿り着いた奥社拝殿。
    バスを降りてから、40分以上が経っていた。
    とりあえず、戸隠山の神様にご挨拶を。
    そして、いつもの大切なお願いも。

    戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

  • 奥社より一段下がった場所にあった九頭龍社。<br />祭神は、戸隠を古来から治めていた地主神である、九頭龍大神。<br />奥社の祭神が天手力雄命だから、本来は九頭龍大神が主祭神だったのだろう。<br />祭神が龍と言うことで、注連縄も龍の形をしているのが面白い。

    奥社より一段下がった場所にあった九頭龍社。
    祭神は、戸隠を古来から治めていた地主神である、九頭龍大神。
    奥社の祭神が天手力雄命だから、本来は九頭龍大神が主祭神だったのだろう。
    祭神が龍と言うことで、注連縄も龍の形をしているのが面白い。

    戸隠神社 九頭龍社 寺・神社・教会

  • 参拝を済ませた後、御朱印をいただいた。<br />振り返れば、戸隠の岩峰が迫り、なかなかの迫力。<br />ふと、ここはカール地形ではないかと思うほど。

    参拝を済ませた後、御朱印をいただいた。
    振り返れば、戸隠の岩峰が迫り、なかなかの迫力。
    ふと、ここはカール地形ではないかと思うほど。

  • 帰り道の参道で見かけた立派な杉の木。<br />根元の広がりは、見事だった。<br />思わず撫でてしまうよな。

    帰り道の参道で見かけた立派な杉の木。
    根元の広がりは、見事だった。
    思わず撫でてしまうよな。

  • 随神門のところで参道を外れて戸隠森林植物園へ。<br />奥社や参道には多くの観光客の姿があったが、急に静かになった。<br />聴こえるのは、鳥のさえずりばかり。

    随神門のところで参道を外れて戸隠森林植物園へ。
    奥社や参道には多くの観光客の姿があったが、急に静かになった。
    聴こえるのは、鳥のさえずりばかり。

    戸隠森林植物園 公園・植物園

  • 道が木道になると、ちらほらと水芭蕉が咲いていた。<br />斑尾より、こちらのほうが涼しいのだろうか。

    道が木道になると、ちらほらと水芭蕉が咲いていた。
    斑尾より、こちらのほうが涼しいのだろうか。

  • まだ芽吹き前の林と水芭蕉。<br />そして、木々の間からは、戸隠山が見えていた。

    まだ芽吹き前の林と水芭蕉。
    そして、木々の間からは、戸隠山が見えていた。

  • 随神門から鏡池へと向かう道が一部通行止めになっていたので、植物園の中を大きく迂回。<br />そのおかげで、ここでもリュウキンカの群落に出会えた。

    随神門から鏡池へと向かう道が一部通行止めになっていたので、植物園の中を大きく迂回。
    そのおかげで、ここでもリュウキンカの群落に出会えた。

  • そして、ニリンソウも。<br />よく見れば、三輪咲いているのもある。

    そして、ニリンソウも。
    よく見れば、三輪咲いているのもある。

  • 遊歩道の途中で見かけた石像。<br />説明板なども無く、謂れはわからなかった。<br />向かい合わせでもうひとつ石像があり、こちらは男のようだった。<br />もしかすると、鬼女紅葉と平維茂かも。

    遊歩道の途中で見かけた石像。
    説明板なども無く、謂れはわからなかった。
    向かい合わせでもうひとつ石像があり、こちらは男のようだった。
    もしかすると、鬼女紅葉と平維茂かも。

  • 石像のすぐ先に、若穂天命稲荷が鎮座していた。<br />戦後の創建らしいが、その縁起はなかなか興味深いものがあった。<br />その中に、人塚というものがあり、この地がその人塚のようだ。<br />ここも、ヤマト朝廷に滅ぼされた人たちの魂の鎮まるところかもしれないな。<br />なので、こちらにもご挨拶を。

    石像のすぐ先に、若穂天命稲荷が鎮座していた。
    戦後の創建らしいが、その縁起はなかなか興味深いものがあった。
    その中に、人塚というものがあり、この地がその人塚のようだ。
    ここも、ヤマト朝廷に滅ぼされた人たちの魂の鎮まるところかもしれないな。
    なので、こちらにもご挨拶を。

  • 天命稲荷から少し歩くと、木道の脇にニリンソウの大群落が。<br />白い小さな花がびっしり。

    天命稲荷から少し歩くと、木道の脇にニリンソウの大群落が。
    白い小さな花がびっしり。

  • その先には、小川に架かる小さな橋があった。<br />芽吹き始めた林は明るくて気持ちがいいな。<br />空気も綺麗だし。

    その先には、小川に架かる小さな橋があった。
    芽吹き始めた林は明るくて気持ちがいいな。
    空気も綺麗だし。

  • そして、ついに鏡池の畔に出た。<br />戸隠連峰(戸隠表山)も綺麗に見えているようだ。

    そして、ついに鏡池の畔に出た。
    戸隠連峰(戸隠表山)も綺麗に見えているようだ。

    鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地

  • 池の畔に出るとこの絶景!<br />青空に、戸隠連峰の岩峰群がずらりとスカイラインを描いていた。<br />これほど綺麗に見えたのは初めてかも。<br />素晴らしいの一言だな。

    池の畔に出るとこの絶景!
    青空に、戸隠連峰の岩峰群がずらりとスカイラインを描いていた。
    これほど綺麗に見えたのは初めてかも。
    素晴らしいの一言だな。

    戸隠山 自然・景勝地

  • 左手には、戸隠西岳。<br />尖ったピークは本院岳(2030m)、その左が盟主西岳(2083m)。<br />さらに左に連なるのは第一峰などの峰々だ。

    左手には、戸隠西岳。
    尖ったピークは本院岳(2030m)、その左が盟主西岳(2083m)。
    さらに左に連なるのは第一峰などの峰々だ。

  • 目を右に転じれば、戸隠山の威容が。<br />ナイフブリッジと呼ばれる蟻の戸渡りと八方睨(1900m)から続く主峰戸隠山(1904m)が中央に、そしてその右側にギザギザとした九頭龍山(1883m)が連なる。

    目を右に転じれば、戸隠山の威容が。
    ナイフブリッジと呼ばれる蟻の戸渡りと八方睨(1900m)から続く主峰戸隠山(1904m)が中央に、そしてその右側にギザギザとした九頭龍山(1883m)が連なる。

  • その山の麓、池の畔の森は芽吹きの季節。<br />ほんのり春色。

    その山の麓、池の畔の森は芽吹きの季節。
    ほんのり春色。

  • 一面の緑になる前の、華やかで柔らかな色の競演だ。

    一面の緑になる前の、華やかで柔らかな色の競演だ。

  • しばらく絶景を楽しんだ後、池の畔に建つ『どんぐりハウス』へ。<br />ここは、カフェレストランにギャラリーなどが併設されたお店。<br />ちょっとした休憩に仕える場所だ。

    しばらく絶景を楽しんだ後、池の畔に建つ『どんぐりハウス』へ。
    ここは、カフェレストランにギャラリーなどが併設されたお店。
    ちょっとした休憩に仕える場所だ。

    鏡池どんぐりハウス グルメ・レストラン

    鏡池での休憩に by 旅猫さん
  • お昼のメニューは終わっていたので、チーズケーキと生ビールを注文。<br />結構歩いて喉が渇いていたのと、結構暑くなっていたので、ついビールを頼んでしまった(^^;<br />窓からは、鏡池と戸隠連峰が眺められていい感じ。

    お昼のメニューは終わっていたので、チーズケーキと生ビールを注文。
    結構歩いて喉が渇いていたのと、結構暑くなっていたので、ついビールを頼んでしまった(^^;
    窓からは、鏡池と戸隠連峰が眺められていい感じ。

  • しばらく休憩した後、再び池の畔へ。<br />それにしても、いい季節に来たな。

    しばらく休憩した後、再び池の畔へ。
    それにしても、いい季節に来たな。

  • そして、この素晴らしい景色。<br />鏡池に映り込む、戸隠西岳の雄姿。<br />知床五湖にも勝るとも劣らぬ絶景だ。<br />こんな場所に別荘でもあったら最高だろうな。

    そして、この素晴らしい景色。
    鏡池に映り込む、戸隠西岳の雄姿。
    知床五湖にも勝るとも劣らぬ絶景だ。
    こんな場所に別荘でもあったら最高だろうな。

  • ちょこっと戸隠山も見えている。<br />鏡池には何度か訪れているが、これほど感動したのは初めて。<br />戸隠の神々に感謝しないとね。

    ちょこっと戸隠山も見えている。
    鏡池には何度か訪れているが、これほど感動したのは初めて。
    戸隠の神々に感謝しないとね。

  • 鏡池で絶景を堪能した後、戸隠森林植物園へと戻ることにした。<br />園内に入ると、そこかしこに水芭蕉の花が。<br />今年も出会えてよかった。

    鏡池で絶景を堪能した後、戸隠森林植物園へと戻ることにした。
    園内に入ると、そこかしこに水芭蕉の花が。
    今年も出会えてよかった。

  • 出口近くに来ると、カラマツの林が。<br />こちらも新緑の季節。<br />カラマツは、黄葉も綺麗だけど、新緑も美しい。

    出口近くに来ると、カラマツの林が。
    こちらも新緑の季節。
    カラマツは、黄葉も綺麗だけど、新緑も美しい。

  • 中央広場の手前に佇むみどりが池。<br />ヤマザクラが池に彩を。<br />駐車場が近いので、この辺りには観光客の姿がけっこうあった。<br />もっと奥まで行けば、素晴らしい景色が待っているのに。

    中央広場の手前に佇むみどりが池。
    ヤマザクラが池に彩を。
    駐車場が近いので、この辺りには観光客の姿がけっこうあった。
    もっと奥まで行けば、素晴らしい景色が待っているのに。

  • 中央入口まで来たが、カタクリの姿をまだ観ていなかった。<br />どこに咲いているのだろうと探したら、バス停近くにちらほら。<br />群落とは言えず、ほんとにちらほらだった。

    中央入口まで来たが、カタクリの姿をまだ観ていなかった。
    どこに咲いているのだろうと探したら、バス停近くにちらほら。
    群落とは言えず、ほんとにちらほらだった。

  • 12:28発のループ橋経由長野バスターミナル行きに乗車。<br />バスは、里山らしい風景の中を長野市街地へと下っていく。

    12:28発のループ橋経由長野バスターミナル行きに乗車。
    バスは、里山らしい風景の中を長野市街地へと下っていく。

  • そのまま長野駅まで行く予定だったが、まだ時間があったので、途中の善光寺大門バス停で降りてしまった。<br />降りてから、もの凄い観光客の数に後悔。<br />でも、降りてしまったので、意を決して善光寺へ。<br />参道では、可愛い鈴蘭の花が咲いていた。

    そのまま長野駅まで行く予定だったが、まだ時間があったので、途中の善光寺大門バス停で降りてしまった。
    降りてから、もの凄い観光客の数に後悔。
    でも、降りてしまったので、意を決して善光寺へ。
    参道では、可愛い鈴蘭の花が咲いていた。

  • 参道を抜けると、巨大な三門が。<br />そう言えば、今も続いている仲間たちとの旅行会。<br />第1回目の初日に立ち寄ったのが善光寺だった。<br />この三門にも登ったな。<br />懐かしい。

    参道を抜けると、巨大な三門が。
    そう言えば、今も続いている仲間たちとの旅行会。
    第1回目の初日に立ち寄ったのが善光寺だった。
    この三門にも登ったな。
    懐かしい。

    善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

  • そして本堂。<br />この何とも言えない姿は、相変わらずだな。<br />せっかく来たので、お参りを。

    そして本堂。
    この何とも言えない姿は、相変わらずだな。
    せっかく来たので、お参りを。

  • 参道を戻りバス停へ。<br />ふと見れば、鮮やかなもみじが。<br />秋でもないのに紅葉みたいだな。

    参道を戻りバス停へ。
    ふと見れば、鮮やかなもみじが。
    秋でもないのに紅葉みたいだな。

  • こちらは純白のつつじ。<br />穢れが無いようで羨ましい。

    こちらは純白のつつじ。
    穢れが無いようで羨ましい。

  • 善光寺大門バス停でバスを待つ。<br />近くに、モダンな建物が。<br />藤屋という名前が付いていたので、後で調べてみると、江戸時代、加賀前田家の定宿だったもので、現在の建物は大正14年に建てられたものらしい。<br />現在は、レストランや結婚式場として営業しているようだ。<br />2006年まで宿泊もできたそうなので残念。

    善光寺大門バス停でバスを待つ。
    近くに、モダンな建物が。
    藤屋という名前が付いていたので、後で調べてみると、江戸時代、加賀前田家の定宿だったもので、現在の建物は大正14年に建てられたものらしい。
    現在は、レストランや結婚式場として営業しているようだ。
    2006年まで宿泊もできたそうなので残念。

    ティールーム藤屋 グルメ・レストラン

  • やってきた14時発のバスは、茶太郎びんずる号だった。<br />今回利用した『戸隠高原フリーきっぷ』には、特典として、善光寺大門から長野駅までの片道チケットがついていて、この『びんずる号』にも乗ることができる。<br />駅までは、歩くと結構かかるのでありがたい。

    やってきた14時発のバスは、茶太郎びんずる号だった。
    今回利用した『戸隠高原フリーきっぷ』には、特典として、善光寺大門から長野駅までの片道チケットがついていて、この『びんずる号』にも乗ることができる。
    駅までは、歩くと結構かかるのでありがたい。

    びんずる号 乗り物

    善光寺詣りに便利なバス by 旅猫さん
  • 10分余りで長野駅に到着。<br />予定では、16:23発の『あさま624号』で帰る予定だったが、予定が大きく変わったので、このまま帰ることにした。<br />窓口で一番早く出る熊谷駅に停まる列車を尋ねたところ、すぐに出る、14:27発の『あさま620号』があったので指定席を変更した。<br />ホームには、先に出る『はくたか』が停まっていたが、あちらは満員。<br />しかし、こちらはガラガラだった。<br /><br />思い付きで訪れた北信濃。<br />期待していた水芭蕉の大群落には会えなかったし、奥裾花自然園にも行けなかったが、素晴らしい信州の春を満喫できた旅だった。

    10分余りで長野駅に到着。
    予定では、16:23発の『あさま624号』で帰る予定だったが、予定が大きく変わったので、このまま帰ることにした。
    窓口で一番早く出る熊谷駅に停まる列車を尋ねたところ、すぐに出る、14:27発の『あさま620号』があったので指定席を変更した。
    ホームには、先に出る『はくたか』が停まっていたが、あちらは満員。
    しかし、こちらはガラガラだった。

    思い付きで訪れた北信濃。
    期待していた水芭蕉の大群落には会えなかったし、奥裾花自然園にも行けなかったが、素晴らしい信州の春を満喫できた旅だった。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • hot chocolateさん 2016/07/21 01:49:38
    戸隠も素晴らしい♪
    旅猫さま

    土砂崩れで奥裾花には行けなくなり、それではと決めたところは戸隠でしたか。
    戸隠へは、バードラインの他にループ橋もあるのですね。
    伊豆の河津にもループ橋がありますが、人工的な景観でいまいち好きではないのですよ。

    鏡池と戸隠の山々に澄み渡った青空・・・
    本当に美しいですね。
    戸隠連峰の荒々しい山容に引きかえ、麓の景色は優しい芽吹きの色。
    やっぱり信州の春は素晴らしいです。

    生ビールとチーズケーキ・・・
    う〜ん、焼き鳥ではなく、チーズケーキなのですね。(笑)
    疲れた体は甘いものを欲していたのでしょう。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2016/07/21 22:39:56
    RE: 戸隠も素晴らしい♪
    hot chocoさん、こんばんは〜

    いつもありがとうございます!

    まさかの土砂崩れで予定変更。
    でも、戸隠は、春爛漫でした。

    戸隠にできたループ橋も、わざわざなんでと言った感じの巨大構造物でした。
    奥出雲にも、オロチに見立てた、まったく景観に合っていない巨大なループ橋があり、がっかりでしたよ。
    河津のループ橋も伊豆の自然に溶け込んでいませんよね。

    鏡池は、戸隠随一の景勝地です。
    何と言っても、春が一番綺麗です。
    信州の春は素敵ですよね。

    ビールには、餃子か焼き鳥かですが、この時はケーキしかなく。。。
    まあ、歩き疲れた体には、甘いものも良かったです。

    そうそう、角館の旅行記も、ぜひ読んでやってください!
    旅猫
  • rupannさん 2016/07/10 17:11:26
    鏡池
    信州〜諏訪湖〜御射ヶ池〜思い出しつつ拝見しました。

    水鏡好きの私としては、戸隠の鏡池にも行ってみたいところです。
    鈍行で大阪から行くんですものそりゃぁ大変(笑)

    鏡池の水鏡〜雄大ですねぇ
    かわぃぃ花たちにも会えてよかったですねぇ
    大木に囲まれた道を歩くって好きだわぁ

    暑さがましましですね
    どうぞ ご自愛を!

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2016/07/13 20:13:10
    RE: 鏡池
    rupannさん、こんばんは〜

    いつもありがとうございます。
    それにしても暑いですね。

    鏡池は、その名のとおり、風が止めば、とても素晴らしい水鏡になります。
    岩峰が連なる戸隠山と周りの緑が映り込み、それは綺麗です。

    隣接する森林植物園も散策するには素敵な場所です。
    特に、春は花がたくさん咲いて、楽しめますよ。

    ぜひ、訪れてみてください。

    旅猫
  • やっちまさん 2016/07/05 15:06:14
    鏡池
    旅猫さま こんにちは。
    お久しぶりです。

    鏡池の絶景とはこういう景色なのですね。
    空の青とワイルドな戸隠の峰々 そして芽吹きの木々、素晴らしい〜。

    私もどんぐりハウスで休憩したことを思い出しました。
    チーズケーキ&生ビールですか!
    きっと水分と甘味、両方必要だったのですね(^^♪

    善光寺近くの藤屋はTHE FUJIYA GOHONJIN かな?
    ずっと昔ランチしたことがあるのですが、そんなに高くないし雰囲気あってステキですよね。
    また長野に行く機会があったらまた寄りたいレストランです。

    やっちま

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2016/07/05 22:35:52
    RE: 鏡池
    やっちまさん、こんばんは。

    こちらこそ、お久しぶりです。

    春の鏡池はとても綺麗で素晴らしいですよ。
    晴れていれば、最高の景色が拝めます。

    どんぐりハウスに立ち寄ったことがあるのですね。
    鏡池には、今回で三度目なのですが、ここは初めて寄りました。
    喉が渇いていたのと、糖分補給も兼ねて(笑)

    そうです、THE FUJIYA GOHONJINです。
    素敵な建物だったので、思わず写真を撮ってしまいました。
    一度入ってみたいものですが、私にはちょっと高いなと(^^;
    でも、料理はとても美味しそうですよね。

    旅猫
  • みかりさん 2016/06/29 17:10:45
    戸隠神社には一度訪れたいな〜
    旅猫さん、こんばんは!

    いつの季節も信州って素敵ですね。若い頃から東北と信州は
    訪れる事が多かったので、どちらも大好きな場所です。

    今回は戸隠にも行かれたんですね。戸隠って言うと神社とお蕎麦の印象が
    強いんですが奥まで行くと高原地帯で水芭蕉も見れたりするんですね!

    戸隠神社は前から訪れたいと思っていた場所です。
    どうせ行くなら杉並木を歩いて奥社まで行きたいと思っているんですが・・・
    途中から急坂? 旅猫さんでもヘロヘロ??

    坂があるのは知っていたけど、思っていたよりキツイのかな〜と思うと
    なんだかスゴイ不安になってしまいました。(笑)
    でも戸隠の大自然を見ているとやっぱりいつか訪れたいと思います!!

    &善光寺の参道にある「藤屋」・・・私も今年の春に親の信州旅行の
    スケジュールを作った時に知ったのですが、歴史を感じる素敵な建物で
    レストランやカフェの内部もとても雰囲気あるみたいですね。
    バターケーキが有名との事でお土産に買って来て貰いましたが・・・
    小さいのに高かったですが、味は美味しかったですよ♪

                                 みかり

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2016/07/02 18:42:14
    RE: 戸隠神社には一度訪れたいな〜
    みかりさん、こんにちは!

    いつもありがとうございます。

    信州は、やっぱり景色が素敵ですよね。
    私も、信州と東北は大好きです。

    戸隠は、中社と蕎麦のイメージがありますが、
    もう少し登ると、水芭蕉の大群落が広がっていますよ。
    春は特に綺麗ですので、おすすめです。

    奥社の参道はほとんどが平坦ですが、最後にちょっと急坂があります。
    でも、運動不足の私が登れたので大丈夫ですよ(笑)
    修験道の聖地ですが、今は修行を行っていた場所には入れないようです。
    それでも、社殿の近くからの戸隠山の眺めは荘厳な感じがしました。

    『藤屋』のレストランはなかなか良さそうですね。
    無茶苦茶高くは無く、何とか手が出るお値段なので、奮発して入ってみたい気もします。

    旅猫
  • 天星さん 2016/06/27 19:39:02
    戸隠はいいなぁ
    甲斐殿
    お久しぶりでございます
    戸隠はいいですね
    神秘的であり、景観もいいし
    行ってみたいですよ

    鏡池、山桜が散り、赤い葉と緑の新芽の木々
    一番いろんな色が楽しめる時期、日本独特のの風景って思えますね
    戸隠へいつか修行に行って、術の一つでも習得しなければ.....(笑)

    チーズケーキにビールって......
    お口に合いましたでしょうか?
    どんな味になるのだろう......

    えちご

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2016/06/28 00:08:34
    RE: 戸隠はいいなぁ
    えちご殿

    こちらこそ、ご無沙汰しています。

    戸隠は、とてもよいところですね。
    何とも言えない感じです。
    日本でも三つに数えられるだけの修験道の聖地だけのことはあります。

    鏡池は、観光地化されて趣がありませんが。
    そこから見る戸隠の姿は霊山ですね。
    この季節は、特に麓の木々が美しくて。

    > チーズケーキにビールって......
    > お口に合いましたでしょうか?
    > どんな味になるのだろう......
    疲れた体に浸みるビール。
    そして、酸味のあるチーズケーキ。
    味より、体が欲しがりますよ(笑)

    旅猫

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