2015/07/04 - 2015/07/04
7位(同エリア203件中)
旅猫さん
7月最初の週末、他のトラベラーさんの旅行記で教えていただいた戸狩のあじさい寺を訪れた。大好きな紫陽花だが、今年は色々あり、近場では観ることが出来なかったので、良い機会だと思い、日帰りで訪れてみたのだ。
(2023.07.16 投稿)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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熊谷駅から乗車したのは、7時31分発の『あさま601号』。北陸新幹線開業後、初めての乗車であったが、運良く新型車両に乗れた。とは言え、乗ってしまえば普通の新幹線であり、ただ速いだけである。
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そして、1時間10分で終着の長野駅に到着した。30分ほどの待ち合わせで、飯山線の観光列車『おいこっと』に乗り換える。その列車名は、飯山線沿線の長閑な田園風景が、東京(TOKYO)とは真逆だと言うことで、東京の英語表記をひっくり返して付けられたとのことである。
飯山線観光列車 おいこっと 乗り物
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車内に入ると、木の温もりが感じられる洒落た内装であった。席は、4人掛けと2人掛けの他、2人掛けの長椅子もあった。席はすべて指定で、今回は2人掛けの席を確保。運良く、相席にはならなかった。
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2人掛けの長椅子も、幅があるので一人でも利用できそうである。二人掛けの席よりも、ゆったりとして良いかもしれない。
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窓と窓の間には、影絵のような灯りもあり、それぞれ柄が違っていた。
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9時15分に長野駅を出発。しばらくすると、車内で、野沢菜漬が振る舞われた。さすがに本場だけあり、とても美味しかった。
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そshて、車窓には長閑な田園風景が広がっている。会津や魚沼地方と似た景色に、心が和む。
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千も曲がりくねっていると言うことが名の由来である千曲川が車窓に寄り添っている。日本一の大河で、新潟県に入ると何故か信濃川となる。信濃国から流れてくるからなのだろう。
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飯山駅には、9時54分に到着。もっと長く乗っていたいところだが、今回はここで下車する。ホームでは、地元木島平産の米で作ったおにぎりが配られていた。列車はここで16分も停車するので、多くの人がおにぎりに殺到していた。
飯山駅 駅
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私も一ついただく。握りたてらしく、温かくて美味しかった。美味しい米で作ったおにぎりは、何も入っていなくてもごちそうだ。
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まずは、到着前に車内で案内されていた、駅構内にあるからくり時計を観にくことにする。中二階にあったカフェ『パノラマテラス』の入口上にあり、長野県無形民俗文化財に指定されている『五束太々神楽(ごそくだいだいかぐら)』の舞を表現しているものだそうだ。毎時ちょうどに観ることが出来るのだが、思ったよりも小さかった。
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外は雨である。飯山駅からは、バスで高源院の最寄りバス停まで向かうのだが、列車とバスの接続が悪く、1時間近くの待ち時間がある。雨も降っているので、仕方が無く、駅の中で時間を潰す。そして、ようやく10時45分発の長電バス温井線のバスがやってきた。
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バスは飯山の市街地を抜け、田植えの終わった田園地帯を走っていく。雨模様だが、山に雲が掛かっているのも綺麗である。
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30分足らずで、高源院の最寄りのバス停である瀬木に着いた。立派な待合所があったが、利用する人はそれほど多いとは思えない。
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持参した地図を頼りに高原院を目指す。途中に立派な蔵を持つ民家があったが、どうも人が住んでいないようであった。終の棲家に欲しい。
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その近くで、紫陽花が咲いていた。雨に濡れて、瑞々しい。
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道沿いに、たくさんの紫陽花が咲いていて、つい足が止まってしまう。紫陽花は大好きな花なので、ついつい写真を撮りたくなってしまうのだ。
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数分歩くと、宿が建ち並ぶ界隈に出た。戸狩温泉スキー場が近いらしい。その一角に、良さそうな佇まいの蕎麦屋を見つけた。道が少々不安になっていたので、訊ねがてらに入ることにした。時間も11時半頃であり、朝も早かったので、蕎麦ならちょうど良いと思ったのだ。
石田屋一徹 グルメ・レストラン
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この蕎麦屋は、宿が経営している店であった。そして、品書きを見ると『幻の富倉そば』の文字があった。初めて聞く名前だったので、書いてあったものを読むと、飯山の富倉地区に伝わる伝統的な蕎麦と言うことで、つなぎに『オヤマボクチ』という植物の葉の繊維を使っているとのこと。繊維を取り出すのにも手間が掛かるうえ、蕎麦を打つのも時間が掛かるそうだ。それではとざるそば並盛を注文すると、小鉢が付いた美味しそうな蕎麦が出てきた。食べてみると、こしが強く蕎麦の香りもする。喉越しは滑らかで、つるっと入るからまたいい。これは美味しい。それにしても、広い店内がずっと貸し切り状態だったのは意外であった。
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店の方に高源院への道を教えていただき、あじさい寺へと向かう。近付くにつれ、さらに紫陽花が増えて来た。どの花も咲き初めで、微妙な色合いが綺麗であった。
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中には、渦紫陽花も咲いていた。
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夏の訪れを知らせてくれる立葵も、雨に濡れ、しっとりとした表情だ。大きな花で主張しているが、紫陽花の美しさには敵わない。
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そして、ようやくあじさい寺高源院が見えてきた。その境内へと続く斜面には、多くの紫陽花が咲いている。この景色は、駐車場から歩いて来る人からは見えない場所にある。裏道から来たので、運よく出会えた景色だ。
高源院 寺・神社・教会
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参道の入口に、可愛らしい紫陽花が咲いていた。ここまで来ると、さすがに観光客の姿が増えて来た。バス停からここまで、蕎麦屋の方以外に人に出会わなかったので、急に観光地に飛び出した感じである。
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とは言え、それほど人が多いというわけでもなく、紫陽花の咲く参道も、人の姿が無くなる時もしばしば。あじさい寺と呼ばれているが、鎌倉などのそれと違い、参道も整備されてなく、紫陽花も放置状態である。おかげで、とても風情がある。
高源院 寺・神社・教会
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参道の傍らには、お地蔵さまが数体並んでいた。伸び放題の紫陽花は、所謂、本紫陽花のようだ。
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紫陽花に埋もれるように佇むお地蔵様も趣がある。
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紫陽花に覆われた石段を登ると山門が見えてくる。その山門は、天保元年(1830)に建立されたものだそうだ。長い年月、風雪に耐えて来た凄みが感じられる門である。
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石段を登り切り山門の前に立つと、そこにも紫陽花が咲いている。門の向こうにも、さらに紫陽花があるようだ。
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山門を潜ると、両側にたくさんの紫陽花が現れた。
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よく見ると、少々変わった装飾花の付き方である。姫紫陽花のようにも見えるが、花は大きめである。
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境内には、山紫陽花も多いようだ。繊細な品種がそこかしこにある。
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本堂の前には、白い紫陽花も咲いていた。流行りのアナベルでは無く、日本の栽培品種のようだ。この寺には、以前から紫陽花が自生していたそうだが、現在の住職の母親が、20数年前から植えて増やしているそうだ。ほとんどが日本の紫陽花らしいが、西洋紫陽花もあるようだ。
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手水にも紫陽花が添えられている。
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本堂まで来たので、まずは参拝。現在の本堂は、享保4年(1719)に建てられたものだそうだが、佇まいは、信州の寺院でよく見かける形のものだ。この高源院は、永仁3年(1295)、信濃源氏泉氏の朝衡により創建されたようだ。泉氏宗家の尾崎氏らが、上杉氏に従い会津に移った際、何故かそのまま残され、今に至る。
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参拝も済ませたので、ゆっくりと紫陽花を観賞する。それにしても、咲き始めの紫陽花とは、なんと美しいのだろう。柔らかそうで、可愛い。その淡くて微妙な色合いは、紫陽花の魅力の一つである。
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西洋紫陽花のような濃い色の紫陽花を見つけた。紫陽花は濡れているのが良く似合う。これで蝸牛でもいれば、梅雨時の日本の原風景である。考えてみれば、最近、蝸牛を見かけないような気がする。
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紫陽花の原種は、顎紫陽花や山紫陽花だが、栽培品種は多種多様である。おかげで、いろいろな姿の花があり見飽きない。ここには、20種類くらいの紫陽花があるらしいが、どれも和の風情があり気に入った。
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よく見ると、オカトラノオもたくさん咲いている。だが、あまりにも紫陽花が多いため、たくさん咲いていても目立たないのである。
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参道隣の車道脇にも、紫陽花が植えられていた。鎌倉の長谷寺のような華やかさは無いが、個人的にはこちらのほうが好きである。その落ち着いた風情が、北信濃のあじさい寺と呼ぶに相応しい。
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最近は、装飾花が均等でないものも多く、面白い。
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さて、紫陽花も堪能したので、そろそろお暇することにする。最後に、もう一度参道から山門を眺めてみる。まだ満開では無かったが、十分綺麗であった。こんなにも素敵な場所を教えてくれたことに感謝する。
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帰り際、参道の入口に立っていた大きな杉の木に触ってみる。樹齢約300年だそうだが、堂々たる根元はまだまだ若々しい感じであった。
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高源院から少し坂を下りた場所に、戸狩温泉の日帰り温泉施設があった。入口を横切る道から見ると閉鎖されている感じであったが、近くまで行ってみると営業していた。中に入っても、どこか忘れ去られたような雰囲気がある。それでも、浴室は太い梁がある重厚な造りで、なかなかの風情であった。湯が縁から溢れているので源泉掛け流しなのかと思ったが、循環ろ過、塩素殺菌であった。広さと喚起のせいなのか、塩素臭はほとんどしなかった。
戸狩温泉暁の湯 温泉
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この『暁の湯』には、露天風呂もあった。その湯は、薄いコーラ色をしていた。こちらも豪快に湯が溢れていたのだが、本当に循環しているのか不思議である。まさか、溢れて排水溝に流れ込んだのをろ過している訳ではないだろう。貸切状態だったので、しばらくまったりと湯に浸かった。
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汗を流した後、まだバスの時間まであったので、昼に蕎麦を食べた店で、もうひとっ風呂浴びることにする。その途中で、生垣のように咲く顎紫陽花に出会った。壁のように咲く紫陽花を初めて観た。それにしても、戸狩にはそこらじゅうに紫陽花が咲いていて嬉しくなる。
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石田屋に顔を出すと、「あぁ、温泉ですね。」と覚えていてくれた。実は、品書きの下に温泉もどうぞと書いてあったので、「後で寄るかもしれません。」と言っておいたのだ。食堂にまた通されたのだが、なんと、浴室は食堂奥のドアの向こうにあった。近道だそうである。地元の方が先に入っていたが、すぐに貸切になった。こちらの湯も、薄いコーラ色。戸狩の湯の特徴のようだ。
手打ちそばの宿 石田屋 宿・ホテル
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まだ時間がかなりあるので、もう一つの日帰り温泉施設へ行ってみることにする。地図を頼りに歩き始めたが、結構距離があるみたいだ。足元をふと見ると、ご当地マンホールがあった。中央に描かれていたのは、戸隠温泉スキー場のマスコット『とが坊』だそうだ。梟を図案化したもので、何と登場は1977年だそうだ。最近のゆるキャラたちとは、歴史が違う。なお、周りに描かれているのはユキツバキである。
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のんびり歩いていると、景色のよいところに出た。田んぼの向こうには、雲が棚引く山が見えていた。
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しばらく歩くと、綺麗な紫陽花に出会った。淡い紅と淡い蒼が絶妙な階調を見せている。何とも言えない美しさであった。
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ようやく、目指す『望の湯』に辿り着いた。ところが、閉鎖されているようである。冬場だけの営業なのかもしれない。ここまで歩いて来たのに、残念であった。
戸狩温泉望の湯 温泉
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そのすぐ先に、木立に囲まれた神社があった。そういえば、今日はまだ土地神様にご挨拶してなかったので、この社に立ち寄ることにする。
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参道の石段を歩いて行くと、新しそうな狛犬があった。近くには、大きな杉の木が二本。御神木らしいが、樹齢についてはわからなかった。
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質素な造りの社殿は、石垣の上に鎮座していた。遅ればせながら、ここでご挨拶をする。そして、いつもの大切なお願いもさせていただいた。
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『望の湯』に入れなかったので、まだ時間が余っている。神社のすぐ近くにあった二ツ宮バス停で待つのも寂しいので、バス通りを歩いて、適当なところでバスに乗ることにする。
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四つ目の今井バス停のすぐ先に、通り過ぎることができない施設があった。酒蔵である。もちろん、まったく迷わずに店内へと入った。すると、すぐに店の方が出てきたので試飲をお願いした。
角口酒造店 専門店
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すると、ずらりと酒の瓶が並べられた。これは太っ腹である。それぞれの説明を聴きながら、すべて試飲。訊けば、この蔵元の酒は、地元産の酒米だけを使っているそうである。有名な山田錦や五百万石などは使っていないようだ。しかし、丁寧に醸された酒はなかなか美味しく、気に入ったのを一本購入した。
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試飲をしているうちに、バスの時間となった。立ち寄る前に確認しておいた今井バス停から、14時48分発のバスに乗車。歩いたおかげで、面白い蔵元を見つけられた。これだから、旅は楽しい。
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バスの車内はガラガラであった。今日は、貸切ばかりである。
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30分足らずで飯山駅前に着いた。帰りの列車は、16時28分発の『はくたか570号』だが、まだ1時間以上ある。そこで、朝、駅構内で見つけたカフェ『パノラマテラス』で時間を潰す。とりあえず、麦酒(400円)とソーセージ5点盛り(600円)を注文した。ソーセージは、値段の割に本格的で美味しかった。
パノラマテラス グルメ・レストラン
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追加で、小瓶の赤ワイン(580円)と、飯山産ぶなしめじのミックスピザ(600円)を注文。ピザは、冷凍もので小ぶりであったが、悪くは無かった。ワインの方は、物足りない量であった。
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本棚にあった面白そうな本を読んでいるうちに、列車の時間が来た。帰りは、たった一駅であるが、初めて乗る区間である。1時間足らずで高崎駅に着き、あとは高崎線の快速列車で地元の駅へと向かう。ちょうど紫陽花も見頃で、戸狩の湯にも入り、美味しい蕎麦も堪能。週末の小さな旅であったが、充実した良い旅となった。
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この旅行記へのコメント (12)
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- hot chocolateさん 2015/08/09 23:12:25
- 日帰りで北信濃!
- 旅猫さま
こんばんは〜
毎日暑いですね。
こんな暑い日には、目にも涼しい「紫陽花」の旅行記がいいですね。
表紙の紫陽花の紫と葉の緑が瑞々しいです。
日帰りで戸狩ですか〜って思いましたが、今は新幹線で1時間ほどで行けるのですね。
考えてみたら、1時間なんて、市川駅から鎌倉までの時間ですね。
戸狩というとスキーなので、日帰りは想定外でした。
でも、私も一昨年、上高地に日帰りで行きましたね。
例え日帰りでも、どうしても行きたいときは、新幹線も便利ですね。
観光列車の「おいこっと」の名前の由来が面白いですが、木のぬくもりもあって、なかなか心地よさそうです。
高源院の紫陽花が雨に濡れて、瑞々しく美しいですね。
最近は、お花が有名なお寺でも、混雑は嫌いなので、身近な所の紫陽花を楽しんでいます。
鎌倉の紫陽花も見事なのですが、あの混雑は遠慮したいですね。
薄紫の渦紫陽花、いいな。可愛くて、大好きです。
hot chocolate
- 旅猫さん からの返信 2015/08/11 19:00:22
- RE: 日帰りで北信濃!
- hot chocoさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
それにしても、毎日暑くて蕩けそうですね(笑)
飯山界隈も、新幹線ができて多少便利になりましたが、
今回は、往きに長野から在来線を使いました。
「おいこっと」に乗ってみたかったのと、
実は、飯山での在来線と新幹線の接続が悪いということもあって。
戸狩は初めて訪れましたが、長閑で良いところでした。
あじさい寺も、思ったよりも静かで趣がありました。
でも、スキーシーズンはまったく違う様相になるのでしょうね。
今回は戸狩だけだったので日帰りでしたが、
飯山や野沢などにも立ち寄ると、やはり泊りがけじゃないと無理ですね。
鎌倉の紫陽花も混んでなければ素晴らしいですけどね。
やっぱり、静かに楽しみたいですよね。
旅猫
-
- rupannさん 2015/07/26 01:16:44
- 紫陽花寺
- そちらの紫陽花寺はしっとり濡れて
いい感じですねぇ
コーラ色の温泉はお肌つるつるになったのかしらん♪
旅猫さん、お花が好きですよねぇ
それにしても暑いですよねぇ
エアコンの効いた社内が居心地いいこの頃です〜(笑)
仕事でストレスはたまるけど〜〜〜
by rupann♪
- 旅猫さん からの返信 2015/07/26 19:27:24
- RE: 紫陽花寺
- rupannさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
今年唯一の紫陽花旅でした。
梅雨らしい天気で、紫陽花も瑞々しくて。
花は好きですよ。
とは言え、日本の繊細な花ですけどね。
スキー場や公園などの植えられたお花畑は苦手です。
今回の温泉は、あまり効能は無いようです。
循環ろ過ですしね。
この二日間、恐ろしく暑いですね。
エアコンが無いので。扇風機のみで耐えています(^^;
旅猫
-
- rokoさん 2015/07/25 06:49:20
- 北信濃のあじさい寺
- 旅猫さん おはようございます。
紫陽花を求めて北信濃へ〜
飯山線の観光列車『おいこっと』 これ乗ってみたいな
野沢菜漬がいただけるなんて、嬉しいですね。
飯山駅では炊き立てのおにぎりも。
終の棲家に、こんな家 私も住みたいです^^
信州のスキー場の近くには美味しいお蕎麦屋さんが多いけど
ここのお店つなぎはあのオヤマボクチの葉を使ってるなんて
へ〜知らなかった! 珍しいですね。
雨に濡れた紫陽花、絶好の紫陽花日和じゃないですか、
しっとりと静かなお寺で眺める紫陽花は染み込んできたでしょうね。
芙蓉も好きで庭に植えて今見ごろです。
紫陽花は雨、芙蓉は太陽が似合う花 どちらも大好きです(*'▽')
蔵元にも立ち寄られ、今回も週末プチ旅 いい旅でしたね♪
- 旅猫さん からの返信 2015/07/25 07:59:46
- RE: 北信濃のあじさい寺
- rokoさん、こんにちは。
またまた、ありがとうございます!
『おいこっと』、なかなか快適な列車でしたよ。
雰囲気も良かったです。
野沢菜も美味しくて。
あの蔵のある民家、いい感じですよね。
あんな家に住めたらいいでしょうね。
蕎麦と言えば信州ですね。
今回食べたお蕎麦は、つなぎが珍しくて。
でも、打つのが大変みたいですよ。
美味しかったです。
少し雨模様だったので、紫陽花が活き活きしていました。
色も鮮やかで、とても綺麗でした。
梅雨には、やっぱり紫陽花ですね。
あの大きな花は、立葵ですね。
夏が似合う花ですよね。
偶然見つけた蔵元も良かったです。
こだわりのお酒を醸していて。
都会では売っていない地元の小さな酒蔵、いいですよね。
こんな出会いも、旅ならでは。
旅猫
-
- kodeyanさん 2015/07/19 12:30:38
- 静寂 清澄 あじさい寺
- 旅猫さん こんにちは
おいこっと の名前の由来がユニークですね。
野沢菜漬とカップ酒で車窓を眺めながら一杯やったら楽しそうです。
ただ、一人席も設けて欲しいものです。
端っこのほうでウェルカムなので。
あじさい寺高源院、ここはいいところですね。
なにがいいって、市原悦子と常田富士男のナレーションが
聞こえてきそうな長閑さがいいです。
鎌倉は遠くはないのですが平日でも人が多く行く気が萎えてしまって・・
ほかにも私用で忙しく今年はじっくりと紫陽花を見られなかったので
旅猫さんの旅行記で楽しませてもらいました。
ではでは☆彡
- 旅猫さん からの返信 2015/07/20 09:40:06
- RE: 静寂 清澄 あじさい寺
- kodeyanさん、こんにちは。
書き込みありがとうございます!
おいこっと、独り席も欲しいですよね。
あの向かい合わせの二人席だと、とても気まずいような(^^;
ソファー席の方は、ちょっと間隔があるので少しはいいかも。
高源院は長閑で良かったですよ。
すぐ隣がスキー場とは思えないほど静かな環境です。
冬は、賑やかでしょうけど。
鎌倉は、いつ行っても混んでいますからね。
大好きな街なのですが、あの人混みはちょっと。
とは言え、3年前に毎月訪れた時は、人の少ない場所を歩いたので良かったですよ。
季節によって、いろんな顔を見せてくれる街ですね。
旅猫
-
- ガブリエラさん 2015/07/15 20:35:14
- あさま、かっこいいです〜ヽ(^o^)丿
- 旅猫さん☆
こんばんは♪
「あさま」カッコイイですね!!!
いつも、旅猫さんの旅行記を拝見すると、プチ鉄子の血が騒ぎます(笑)。
でも、それよりも、木のぬくもりあふれる車両、これは嬉しいですね♪
九州の方(大分に帰る時に)でも、にちりんだったかな?木のぬくもりあふれる車両に、感動したのを思いだしました(*^_^*)
お寺と紫陽花、大好きです♪
このお寺は、静かでよさそうですねヽ(^o^)丿
私も、人がいっぱいの紫陽花がすごい所もいいけど、やっぱり静かで、ゆっくり眺められる所が、いいです!
紫陽花に囲まれたお地蔵さま、幸せそうなお顔をされてますね♪♪♪
ガブ(^_^)v
- 旅猫さん からの返信 2015/07/15 22:07:11
- RE: あさま、かっこいいです〜ヽ(^o^)丿
- ガブさん、こんばんは!
いつもありがとうございます。
今回乗った「おいこっと」は、なかなか良かったですよ。
新幹線とは違う、鉄道の魅力があって。
長閑なローカル線をのんびり走っていくのが最高ですね。
高源院さんは、思ったよりも良かったです。
他のトラベラーさんが紹介されていたのを観て、急遽訪れてみたのです。
静かで、そして日本の紫陽花がたくさん咲いていて魅力的でした。
おすすめです。
旅猫
-
- たらよろさん 2015/07/14 21:54:04
- しっとりした紫陽花
- こんばんは、旅猫さん
雨に濡れた紫陽花★
定番だけれど、やっぱり絵になりますね。
美しいわ〜
雨に濡れて勢いがある気がします。
やっぱり元気になれるのかな?
先日、鎌倉の紫陽花をみに行ったのですが、
本当にすごい人でビックリでした。
紫陽花はしっとりが似合います。
有名なお寺さんじゃなくて良いから、こうしてのんびりみた方が良いなぁ〜
って再認識させて頂きました。。。
といっても、鎌倉の紫陽花はとても素敵で良かったですよ〜(笑)
たらよろ
- 旅猫さん からの返信 2015/07/15 21:49:49
- RE: しっとりした紫陽花
- たらよろさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
梅雨の時期は、やっぱり紫陽花ですよね。
雨に良く似合います。
それに、姿がやっぱり美しい。
紫陽花の季節の鎌倉は、平日でも大混雑ですからね。
あまり近寄りたくないのですが、たまに行ってしまいます。
紫陽花の咲く鎌倉は、やっぱり風情がありますからね。
静かに紫陽花が楽しめる場所は、各地にありますので、
来年は、ぜひ人の少ない場所でゆっくり楽しんでみては。
旅猫
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